物販ビジネスは、「商品を安く仕入れて高く販売する」というシンプルなビジネスモデルのため、以前から人気の副業です。
という声もよく聞かれます。
たしかに、商品を大量に買い占めて高額で転売するような、モラルに反した物販ビジネスはすでにオワコンでしょう。
しかし、私がEC STARs LAb.のコンテンツ制作に5年以上関わってきて感じることは、物販ビジネスで成功することは可能ということです。
副業から始めて実績を積んで、安定的に月利100万円以上を稼げるようになった人とたくさん接してきました。
ただ、物販ビジネスは、思った以上に多種多様なので、何を選んだらいいか迷ってしまうところがあります。
そこで、物販ビジネスが具体的にどんな種類があるのかを解説し、成功するための重要ポイントをお伝えします。
物販ビジネスに興味を持っている方は最後までご覧ください。
物販ビジネスは初心者でも稼げるのでおすすめです
冒頭でもお伝えしましたが、物販ビジネスは初心者からでも十分稼げるようになるのでおすすめです。
と思われるかもしれませんが、「論より証拠」で、物販ビジネスは今でも十分稼げるという確固たる証拠があります。
これは、EC STARs Lab.のメンバーに限った統計ですが、約85%が月利10万円以上を稼ぎ、半数が月利50万円、約30%が月利100万円超えを達成しています。
そして、私はEC STARs Lab.の様々なメンバーに話を聞きましたが、皆さん副業から始めて、コツコツと利益を積み上げてきた方ばかりです。
だから、物販ビジネスは初心者でも稼げるというのは事実です。
最低限知っておきたい物販ビジネス10個の種類
冒頭でもお伝えしているように、物販ビジネスは様々な種類があります。
そのため、自分に合ったビジネスモデルを選ぶ必要がありますし、なかには今では通用しないオワコンも存在するのも事実です。
漠然と物販ビジネスに興味があって、何をしたらいいかわからないという方は、まずは物販ビジネスにどんな種類があるか把握しておきましょう。
物販ビジネスは、主に以下の種類があります。
難易度 | 利益の安定性 | アカウント健全性 | 将来性 | |
国内電脳せどり | ◎ | × | × | × |
国内店舗せどり | ◎ | × | × | × |
欧米輸入ビジネス | ◎ | × | × | × |
中国輸入ビジネス | ◎ | × | × | × |
輸出ビジネス | ◎ | × | × | × |
無在庫転売 | ◎ | × | × | × |
国内メーカー仕入れ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
海外メーカー仕入れ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
OEM販売 | △ | ○ | ○ | ○ |
物販クラウドファンディング | △ | ○ | ○ | ○ |
以下、各々について詳しく解説します。
なお、各々の物販ビジネスの仕入れ先については、以下の記事も参考にしてください。
国内電脳せどり
国内電脳せどりは、主に以下の国内のECサイトから商品を仕入れて、amazonやメルカリなどで転売する物販ビジネスです。
主な仕入れ先は以下の通りです。
- メルカリ、ラクマなどのフリマサイト
- ヤフオクなどのオークションサイト
- 楽天、amazon、Yahoo!ショッピングなどのECモール
- ヤマダ電機、ブックオフなどの各店舗のオンラインショップ
- NETSEA、卸の達人などの卸仕入れサイト
【メリット】
日本でお馴染みのECサイトから安く仕入れて販売するだけなので、初心者でも在宅副業から取り組みやすい物販ビジネスです。
【デメリット】
誰でも取り組める分、参入者が非常に多く、amazonなどの販売先で価格競争が起きてすぐに商品が売れなくなります。
そのため、商品リサーチを続けないと収益が安定しないので、常にパソコンに張り付くことになり、近年は疲弊して挫折する人が多いのが現状です。
また、実店舗のオンラインショップをはじめ、転売目的の購入を禁止するECサイトが多くなってきているので注意してください。
- ディズニーストア
- トイザらス
- タカラトミー
- ハンズ(旧東急ハンズ) etc・・・・・・
【こんな方におすすめ】
まずは、仕入れた商品を安く仕入れて、高く販売するという物販ビジネスの基本を経験してみたい人には、一番とっきやすい方法です。
ただし、長期的に大きく稼ぐことは難しく、副業で月利3~5万円程度稼ぎたいという方におすすめです。
本格的な物販ビジネスで大きく稼ぎたいと考える方は、amazonを販路としてやってみて、いずれ後述する国内メーカー仕入れに移行するといいでしょう。
国内店舗せどり
国内店舗せどりは、ネットではなく、以下のような実店舗に直接行って商品を仕入れて、amazonやメルカリなどで転売する物販ビジネスです。
など、こちらも仕入れ先候補としては多種多様です。
【メリット】
実際に店舗に足を運んで商品を仕入れるビジネスモデルなので、場所の制約があります。
そのため、完全在宅副業でできる電脳せどりよりは若干敷居が高くなる分、ライバルは少なめです。
また、ネットでは仕入れることができない、利益率50%を超える掘り出し物が見つかることもあるので、宝探しが好きな人には向いているかもしれません。
【デメリット】
しかし、店舗せどりに関しては、転売目的の購入を禁止する店舗が増えており、市場が非常に小さくなってきています。
- ディズニーランド
- ディズニーストア
- ノジマ
- トイザらス
- カメラのキタムラ
- ハンズ(東急ハンズ)
- サンドラッグ
- スギ薬局 etc・・・・・・
また、全国一律で禁止されていなくても、店舗によっては禁止としているところもあります。
さらに、せどり・転売を容認している実店舗でも、「人気商品の購入は1人1点まで」など転売規制を強化しているところが多いです。
規制が非常に厳しいビジネスモデルで、年々稼ぐことが難しくなっています。
また、店舗せどりは、基本的に1点モノの仕入れのため、常に商品をリサーチし続けないといけません。
【こんな人におすすめ】
店舗せどりは、ネット仕入れでは見つからない掘り出し物が見つかることがあるので、宝探しが好きな人に向いています。
そのため、たまに一攫千金を狙いたいような人は楽しく取り組めると思いますが、長期的に長く稼ぎ続けることは厳しいです。
欧米輸入ビジネス
欧米輸入ビジネスは、amazon.com(アメリカのamazon)やeBayなどから並行輸入品を仕入れて日本のamazonなどで転売する物販ビジネスです。
アメリカのamazonで仕入れて、日本のamazonで販売する単純明快なビジネスモデルのため、10年くらい前に一大ブームを巻き起こしました。
並行輸入品とは、日本の正規代理店以外から仕入れた輸入品のことで、正規ルートより安く手に入るのが特徴です。
【メリット】
欧米輸入ビジネスの場合は、並行輸入品の仕入れになるので、とても安く商品を仕入れることが可能です。
ただし、海外送料や関税、消費税なども考慮して正しく利益計算する必要があります。
【デメリット】
並行輸入品は、日本の正規代理店を通していないので、次のような商品を仕入れてしまい、クレームやamazonアカウント閉鎖リスクがかなり高いです。
- 日本の規格に合っていない違法商品
- そもそも偽物
- 取扱説明書が英語で使いづらい
- アフターサービスを受けられない
- 品質が悪い商品が多い
並行輸入品の詳細については、以下の記事をご覧ください。
EC STARS Lab.代表の中村さんも、一時期は欧米輸入ビジネスで月収100万円を達成しました。
しかし、amazonアカウントが閉鎖されてしまい、なんと800万円もの売上金が没収されてしまったのです。
そんな中村さんの失敗談については、以下の記事をご覧ください。
また、思った以上に取り組みやすい物販ビジネスなので、ライバルが激増して稼げなくなり、かつての一大ブームのような勢いはなくなりつつあります。
【こんな人におすすめ】
並行輸入品のリスクを理解して、注意して検品して販売できるなら、欧米輸入ビジネスをやってみてもいいかもしれません。
欧米輸入ビジネスの販路は主にamazonになりますが、最近はライバルが激増して価格競争に晒されることも多いです。
そのため、メルカリなどamazon以外の販路も用意しておくといいでしょう。
欧米輸入ビジネスの概要は、以下の記事をご覧ください。
中国輸入ビジネス
中国輸入ビジネスは、アリババなどからノーブランド商品を輸入代行業者経由で仕入れて、日本のamazonなどで転売するビジネスです。
中国輸入ビジネスも安い仕入れが可能なので、10年くらい前に一大ブームとなりました。
【メリット】
欧米輸入ビジネス同様に、非常に取り組みやすい手法です。
利益計算は注意しないといけませんが、中国製の商品はかなり安く仕入れができます。
【デメリット】
しかし、欧米輸入ビジネス同様に、ライバルが非常に多く、しかも品質や真贋上問題のある商品を仕入れてしまい、amazonアカウント閉鎖リスクが高いです。
また、中国輸入ビジネスの発展形である、中国輸入の簡易OEMも有名な物販ビジネスです。
しかし、中国の簡易OEM商品は、日本のOEM商品に比べるとどれも似たような商品ばかりです。
なかには、他社ブランドと同じ金型で製作され、機能やデザインが驚くほど似ていることがあります。
そのため、他のライバル商品と差別化することが難しく、現在はレッドオーシャンになっている印象です。
【こんな人におすすめ】
欧米輸入ビジネスと同じようになりますが、中国商品のリスクを考慮して、気を付けて検品することが必要です。
とてもライバルが多い分野なので、早めに中国輸入の簡易OEMに移行する人も多いです。
しかし、他商品と差別化できる商品を選ばないと、結局ライバルに埋もれることになるので注意してください。
輸出ビジネス
輸出ビジネスは、欧米輸入ビジネスの逆で、日本国内で仕入れた商品をamazon.comやeBayなどに輸出する物販ビジネスです。
【メリット】
輸出ビジネスの最大のメリットは、近年の為替市場が円安であることです。
欧米輸入や中国輸入に比べるとマイナーなイメージがありますが、近年の円安傾向で、輸出ビジネスに目を向ける人も少なくありません。
欧米輸入や中国輸入ビジネスが流行りだした2011~12年は、リーマンショック、欧州債務危機、東日本大震災の影響が重なり、1ドル80円くらいでした。
しかし、現在は1ドル140~150円くらいを推移しており、為替だけでも2倍近く販売価格が上がっているので、輸出ビジネスに関心が向くのも不思議ではありません。
しかも、輸入ビジネスと違って輸出の場合は関税がかかりません。
【デメリット】
ただし、今後も円安が続く保障はありませんし、輸出ビジネスの最大のデメリットは、海外に販路があることです。
また、関税はかからないものの、やはり海外送料が高くつきますし、入金が遅いので資金繰りが悪いところがあります。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
【こんな人におすすめ】
欧米輸入や中国輸入ビジネスのように、仕入れ先が英語や中国語であれば、Google翻訳などで対応できます。
しかし、輸出ビジネスのように販路が英語となると、重要な規約やルールを理解することが難しいです。
そのため、輸出ビジネスは英語に抵抗がない人の方が向いています。
無在庫転売
たしかに、仕入れ資金を手元に用意する必要のない無在庫転売に関心を持つ人も多いです。
通常の有在庫転売は、言うまでもなく「仕入れ⇒注文⇒発送」という流れですが、無在庫転売は注文が入った後に仕入れをします。
【メリット】
つまり、無在庫転売は売上金が入金されてから仕入れ代金を支払えばいいので、原資を用意する必要がなく、不良在庫を抱えるリスクもありません。
資金繰りに悩まされることがないのが最大のメリットです。
【デメリット】
無在庫転売は注文があってから仕入れるので、商品の発送遅延が起きやすく、検品する時間もないので品質不良によるトラブルが起きやすいです。
そのため、メルカリやヤフオクなどは無在庫転売を明確に禁止しています。
amazonでは無在庫転売は禁止されていませんが、品質や発送遅延のトラブルが多いので、アカウント閉鎖リスクは高いです。
また、amazonの無在庫転売は、FBA発送ができない点も大きなデメリットになります。
【こんな人におすすめ】
無在庫転売は、とてもリスクの高い方法です。
販路によっては禁止されていますし、無在庫転売をするなら、発送遅延や商品不良に十分注意して行うようにしてください。
国内メーカー仕入れ
ここまで、「せどり」「転売」と呼ばれる物販ビジネスを紹介してきましたが、物販ビジネスはせどりや転売だけではありません。
せどりや転売は、上図のように小売店から商品を安く仕入れて、高く販売するビジネスモデルです。
一方で、国内メーカー仕入れは、メーカーと交渉して、直接商品を仕入れてamazonで販売する物販ビジネスです。
【メリット】
商流が変わるだけですが、この違いが、せどりや転売との大きな違いとなります。
せどりと違って、1度メーカーとの取引が決まれば、常に商品をリピート仕入れできます。
最初は仕入れ値が高いことが多いですが、リピート仕入れをしながら信頼関係を構築して、安く仕入れることが可能です。
しかも、メーカーと交渉して販売者を限定化できるので、ライバル増加による価格競争を抑えることが可能です。
メーカーとしても販売価格を崩されるのは、ブランド力の低下に繋がり大きな痛手になるので、win-winの対策です。
また、メーカー保証の効いた正規の新品を仕入れることになるので、amazonアカウント閉鎖を恐れる必要がありません。
と思うかもしれませんが、皆さん会社を辞めずに副業から開始して、メーカーと取引を重ねています。
先ほどお伝えしたEC STARs Labの実績は、すべてメーカー仕入れ実践者のものになります。
せどりとメーカー仕入れの違いについて、もっと詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
【デメリット】
国内メーカー仕入れは、メーカーとの交渉が必要となるので、コミュニケーションが嫌いな人はあまり向いていないかもしれません。
ただし、電話や商談も、最初は緊張するかもしれませんが、実際にやってみるとメーカーも丁寧に対応してくれるので、よほど人と関わるのが嫌いな人でなければ大丈夫です。
また、副業中の方は、電話や商談が難しいことがありますが、メールだけでも取引成立できることは多いのでご安心ください。
もう1つのデメリットは、手持ち資金がある程度ないと開始することが厳しいことです。
メーカーと取引する際、最初の頃は現金前払いのみで、カード払いや掛け払いが認められないことが多いです。
もちろん、取引が長く続けば掛け払いにしてもらえることがありますが、目標月利の5倍くらい(月利10万円であれば50万円)の資金を用意しておくことがおすすめです。
【こんな人におすすめ】
副業ではなく、将来会社を辞めて独立したい方は、物販未経験でも国内メーカー仕入れから開始することをおすすめします。
取引メーカーが増えてくると、せどりの1/10くらいの作業時間で月利30万、50万、100万円と利益を積み上げていくことができます。
海外メーカー仕入れ
海外メーカー仕入れは、その字のごとく、海外メーカーと直接取引して商品を仕入れてamazonで販売する物販ビジネスです。
国内メーカー仕入れと同様に、EC STARs Lab.でも実績を上げている方がたくさんいます。
国内メーカー仕入れと海外メーカー仕入れの大きな違いは、以下の通りです。
国内メーカー直取引 | 海外メーカー直取引 |
メーカーと電話したり直接会ったりする機会がある | メーカーと電話したり直接会ったりする機会がほとんどない |
コミュニケーションが必要になるが、信頼関係を構築しやすい | メールだけで完結するので、ある意味コミュニケーションが楽 |
海外送料、関税、消費税などがかからず利益計算がシンプル | 海外送料、関税、消費税などがかかり、気を付けないと利益が出ない |
利益率が海外メーカー品より低い | 利益率が国内メーカー品より高い |
最初の取引は現金前払いが多いが、取引を重ねると掛け払いによって資金繰りを良くできる | クレジットカードのPayPal払いにすることによって資金繰りを良くできる |
海外メーカーより納期が早い | 国内メーカーよりは納期が遅い |
言語の壁がない | 言語の壁がない(Google翻訳やDeepLで対応可) |
商習慣の違いがない | 商習慣の違いがあり、納期などに注意が必要 |
このように、各々比較するとメリット・デメリットがあり、好みが分かれるところです。
【メリット】
海外メーカー仕入れの場合は、国内メーカー仕入れに比べると、電話や商談をする機会があまりありません。
メールで完結することが多いため、電話や商談に苦手意識がある方は、ある意味コミュニケーションが楽と言えます。
また、国内メーカー仕入れと違って、カード払いが可能なことが多く、翌月末払いにすることで資金繰りが楽になります。
【デメリット】
輸入ビジネスならではデメリットには注意してください。
大きなところは商習慣の違いです。
海外の場合、国内に比べると納期などに対してルーズなことが多いので、取引内容をよく確認して、守ってほしいことは念入りするようにしてください。
また、海外送料や関税・消費税についても注意が必要で、利益計算を正しく行うようにしましょう。
電話や商談で密な信頼関係を築いていきたいと考えている人にとっても、メール中心の海外メーカ-仕入れはデメリットになります。
【こんな人におすすめ】
上記の表から、国内メーカー仕入れ、海外メーカー仕入れどちらがいいか選ぶといいでしょう。
ただ、欧米輸入や中国輸入ビジネスを経験してきた方であれば、海外メーカー仕入れの方が取り組みやすいところがあります。
国内OEM販売
国内メーカー仕入れを実践して、メーカーと信頼関係を深めていくと、amazon限定の独占販売や、OEM販売ができるようになります。
OEM販売とは、先ほども少し出てきましたが、他社が製造した商品を自社ブランドで販売することです。
【メリット】
自分だけ商品ページを独占できるので、商品力でライバル不在の状況を作ることができます。
中国輸入の簡易OEMのように、似た商品ばかり乱立するようなこともなく、日本の技術力を活かした魅力的な商品を自社ブランドで販売できます。
【デメリット】
OEM販売は、販促スキルが必要で、経験がないと生産委託先メーカーと取引が難しいところがあります。
また、メーカー仕入れに比べると1商品で大きな利益を得られますが、利益が出るまで時間がかかります。
【こんな人におすすめ】
魅力的なビジネスではありますが、物販ビジネス初心者にはあまり向いていない方法で、メーカー仕入れを経験してからステップアップするといいでしょう。
国内OEM販売について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
また、より詳しいノウハウを知りたい方は、中村さんの著書である「amazon国内OEM完全ガイド」をご覧ください。
物販クラウドファンディング
物販クラウドファンディングは、新しい国内商品やまだ国内未上陸の輸入商品をリターンとして、クラウドファンディングのプロジェクトを起案する物販ビジネスです。
クラウドファンディングは、テストマーケティングと一般市場へのPR手段として優れているため、新規性の高い画期的な新商品で利用されることが多いです。
【メリット】
物販クラウドファンディングというと、プロジェクトのときだけ爆発的に売り上げて終わりをイメージする方が多いかもしれません。
しかし、クラウドファンディングの本来の目的は一般市場へのPRとテストマーケティングです。
そのため、成功すれば爆発的な「一発どかん」だけでなく、クラファン終了後の一般販売で継続的な利益を得ることもできます。
【デメリット】
一般市場にない新商品を扱うのでワクワクするビジネスですが、販促スキルが必要なので、やはり物販初心者向きとは言えません。
特に国内メーカーとは、メーカー仕入れの経験がないと、取引が少し難しいでしょう。
【こんな人におすすめ】
OEM販売同様に、メーカー仕入れで実績を積んでから挑戦した方がスムーズです。
ただ、ライバル不在のビジネスオーナーになるためにも、OEM販売やクラファンはぜひ目指してほしい領域です。
興味のある方は、中村さんの著書「国内メーカークラファン個人物販ガイド」をご覧ください。
物販ビジネスで成功するための9つの重要ポイント
物販ビジネスで成功するためのポイントを解説します。
物販ビジネスで成功するには、次の点を意識して実践するといいでしょう。
販路を決めよう|おすすめはamazon
物販ビジネスでは様々な販路の選択肢がありますが、おすすめはamazon、しかもFBA利用一択です。
物販ビジネスは、商品を仕入れる以外にも、仕入れた商品を保管して、お客様からの注文に応じて商品を1つひとつ梱包して発送しなければいけません。
そして、お客様からのクレームや返金・返品対応も必要です。
しかし、amazon FBAを利用して、まとめて商品をFBA倉庫に送ることで在庫保管の手間がなくなりますし、注文があれば自動的に発送してくれます。
発送作業を完全に代行できるのはもちろん、24時間迅速に対応してくれます。
しかも、クレーム処理や返品返金対応までamazon側で行ってくれます。
以上のことから、物販ビジネスの時間と労力を大幅に削減できるので、扱う商品にもよりますが基本はamazon FBAを利用するようにしましょう。
amazon FBAの詳細については、以下の記事をご覧ください。
仕入れ先を決めよう|おすすめはメーカー仕入れ
販路を決めたら、次は仕入れ先を決めます。
物販ビジネスでは星の数ほど仕入れ先がありますが、やはり一番のおすすめは、メーカーから直接仕入れることでしょう。
利益の安定性やamazonアカウントの健全性、そして将来的な可能性などを考えても、メーカーと直接取引した方が長く稼ぎ続けることができます。
仕入れのノウハウがせどりとは全然違い、メーカーとの交渉が必要なので、難しく感じる人もいるかもしれません。
しかし、先ほどもお伝えしたように、副業からでも、個人事業主でも問題なくメーカーと取引できます。
メーカー仕入れのメリットは先ほどお伝えしましたが、個人的に一番大きいと感じるのはリサーチをし続けなくてもいい点です。
せどりでは、リサーチを止めた途端収入が途絶えますが、リピート仕入れや価格競争対策が可能なメーカー仕入れは、リサーチを止めても収入が継続します。
と語るのはS・Tさん(30代 男性)。S・Tさんは月利100万円を超えています。
S・Tさんがおっしゃるように、時間的な余裕が出てくるので、睡眠時間を削る必要はなく、自分の趣味や家族との時間を大切にしながらビジネスを進めることができます。
メーカー仕入れの具体的な方法や成功事例については、以下の記事や中村さんの著書をご覧ください。
物販で必要な資金と必要なものを揃えよう
物販ビジネスを始めるために、必要資金やモノを揃えましょう。
と言っても、何か特別なものが必要というわけではありません。以下のものがあれば基本物販ビジネスは始められます。
- 作業にストレスを感じない程度のスペックのパソコン
- 光回線
- Google Chrome
- 物販ビジネス専用の銀行口座とクレジットカード
- 販路の出品アカウント
- プリンター
- 梱包資材一式
下記の動画も参考になりますので、合わせてご覧ください^^
メーカー仕入れを行う方であれば、以下のものを用意しましょう。
- 独自ドメインのメールアドレス
- 会社概要もしくはホームページ
- 簡単な名刺
- 固定電話(03プラスなどスマホアプリで可)
- eFAX
物販ビジネスを開始する際は、最低でも手元に50万円以上の資金を用意しておくことがおすすめです。
せどりや転売の場合は、クレジットカードで決済して、翌月末までに商品を売り切って、売上金で仕入れ代金を支払うといったこともできます。
しかし、これはリスクの高い方法で、不良在庫が多いと支払いが滞り、ブラックリスト入りしてしまうことになります。
ブラックリスト入りは避けたいので、商品が売れなければ泣く泣く値下げして赤字で売り切らないといけないということも出てきます。
そのため、クレジットカード払いだけに頼るのはおすすめしません。
また、国内メーカー仕入れでは、初回取引からカード払いや掛け払いに応じてくれることは少なく、基本は現金前払いです。
少なくとも、まずは経験を積んで月利10万円を目指していきたいという方は、50万円は手元に用意しておくと安心です。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
独学で厳しいなら書籍出版の実績があるスクールで学ぼう
どのビジネスでも言えることですが、独学で進めても、いずれ限界がやってきます。
とりあえず最初は独学でやっていた人も、大半はいずれコンサルタントに教わったり、スクールやコミュニティに入ったりします。
昔から守破離という言葉があるように、最初は誰かに教わることで、ビジネスが加速します。
守:師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階
破:他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階
離:一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階
※デジタル大辞泉(小学館)を元に作成
独学から始めようという方は、守破離の守と破を通り越して、いきなり独自の新しいビジネスを生み出そうとするものです。
これでは、どうしても限界が出てきてしまい、上記のどの物販ビジネスを選んでも月利5~10万円が限界でしょう。
インターネットの情報は信頼性が低いですし、書籍で書いてある内容を理解せずに間違った方法を実践してもアドバイスしてくれる人がいません。
※詳細は以下の記事をご覧ください。
しかし、だからといって、安易にコンサルやスクールに飛び込むのも考え物です。
現在でも詐欺的な怪しいスクールや、詐欺までいかなくても実績のない無能なコンサルタントは存在します。
このようなコンサルやスクールに何回も引っかかって大金を失ってしまえば、仕入れ代金や生活費すら用意することができなくなります。
また、コンサルやスクール自体は良くても、あなたに合っているものでなければ、やはり成果を出すことはできません。
そのため、いきなりコンサルやスクールに飛びつくことはせず、まずは何冊か書籍を読んでみることがおすすめです。
例えば、「amazon 物販 本」で検索すると、以下のようにたくさん書籍が出てきます。
そして、具体的に何をすればいいか自分で理解できたら、著者の運営するスクールやコミュニティを調べてみるといいでしょう。
逆に、書籍を読んでも「内容が薄い」「何をすればいいかわからない」「自分には合わない」と思った場合は、その著者のスクールは避けた方がいいです。
手前味噌になりますが、EC STARs Lab.代表の中村さんも、4冊ほど著書があるので、興味のある方は手に取ってみてください。
- Amazon国内メーカー直取引完全ガイド (増補改訂版)
- Amazon海外メーカー直取引完全ガイド
- Amazon国内OEM完全ガイド (Amazon物販の最高ステータス「自分ブランド」で稼ぐ!)
- 国内メーカークラウドファンディング→個人物販ガイド
コンサルタントやスクールの選び方については、以下の記事も参考にしてください。
物販ビジネスに関する法律やプラットフォームの規約を確認しよう
物販ビジネスを始める際は、ビジネスに関わる法律や、プラットフォームの規約はよく確認しましょう。
場合によっては刑事罰対象になることがありますし、amazonなどのアカウントが閉鎖されることになります。
近年は、モラルに反したせどらー、転売ヤーが増えているため、法律や店舗・プラットフォームの規制が厳しくなっています。
特に物販ビジネスをするなら、以下の法律は把握しておいた方がいいでしょう。
- 古物営業法
- 薬機法
- 商標法
- 著作権法
- 酒税法
これに加えて、amazon物販を実践するなら、amazonの様々な規約は理解するようにしてください。
プラットフォームの規制については、新しく整備されることもあるので、最新の情報はチェックするようにしましょう。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
目標を数値化して実践しよう
物販ビジネスは数字が命です。
売上や利益には、仕入れ個数に販売個数、不良在庫の数、仕入れ値や販売価格、amazon関係の手数料や送料など様々な数値が絡みます。
そのため、必ず具体的に数値に落とし込んで目標を立てて実践しましょう。
つまり、「物販で稼ぎたい」という漠然としたものではなく、
といったものです。
月利10万円を稼ぎたいと思ったら、利益率10%、送料・手数料が計40%かかると仮定して、月商100万円が必要です。
※利益率は通常15~20%、送料・手数料は20~25%ですが、保守的にシミュレーションしてください。
手持ち資金は、100万円-10万円-100万円×40%=50万円になります。
つまり、手持ち資金50万円を使って、売れそうな商品を仕入れないといけないことがわかります。
このように、目標管理や、後述する資金繰りの管理については、できるだけ数値で可視化できるようにしておきましょう。
そして、達成できたら何が良かったか、何が悪かったかを考えて、翌月に活かしましょう。
また、無理な目標は立てないことです。
せどりにしてもメーカー仕入れにしても、物販経験ゼロで、いきなり初月に月利100万円を超えるのは現実的ではありません(稀に強者はいますが)。
成功しない人ほど、一攫千金狙いで大儲けしようとします。そして、無理な仕入れをして失敗します。
例えばメーカー仕入れであれば、「初月で月利10万円、達成できたら次は20万円を達成する」と言った具合に、段階的に目標を引き上げていきましょう。
EC STARs Lab.の中西さんは、次のように実績を積み上げて言っています。
1ヵ月後月利:1万円
2ヵ月後月利:10万円
3ヵ月後月利:21万円
4ヵ月後月利:32万円
5ヵ月後月利:48万円
6ヵ月後月利:56万円
7ヵ月後月利:65万円
8ヵ月後月利:100万円
9ヵ月後月利:125万円
焦らなくてもコツコツと実績を積み上げていけば、月利50万円、100万円と積み重なっていきます。
売れ行きを確認して無理な仕入れを避けよう
物販ビジネスでは、根拠を持って無理のない仕入れをすることが大切です。
単純な話ですが、たくさん仕入れてたくさん販売した方が儲かりますが、たくさん仕入れて売れなければ不良在庫の山で潰れてしまいます。
例えば、amazon物販ビジネスであれば、必ずKeepaやキーゾンなど商品の売れ行きをチェックできるツールは導入しましょう。
Keepaとキーゾンは、上記のようにamazonのランキングの波を計測して、直近の販売個数や、販売価格の変動を確認できます。
このデータを元にして適切な仕入れ判断をするようにしてください。
ただ、ランキングの波を計測しているだけで正確な数値ではないので、あくまで目安と考えてください。
実際の販売個数より少ない数値になっていることが多いです。
より正確な数値を確認したい場合は、Keepaでは上記のようにライバルセラーの在庫数が確認できるので、定期的に在庫数を確認するようにしてください。
例えば、上記の在庫数が現在46ですが、1週間で26になっていれば、週に20個販売できていると判断できます。
また、少量仕入れから始めてみて、ご自身の販売個数を計測していくのもいいでしょう。
どちらにしても、計測した販売個数を大幅に上回る無理な仕入れは不良在庫の原因となるので避けてください。
物販ビジネスを効率化するツールを活用しよう
物販ビジネスをする際は、リサーチや販売価格の調整などを効率的に進めるられるツールを導入しましょう。
なかには有料のツールもありますが、導入することで格段と効率的に作業が進みます。
特にamazon物販の場合、以下のツールは必ず導入するようにしてください。
Keepa・キーゾン | 過去の販売個数や販売価格、出品者の推移を確認できる | 月額約2.800円 |
プライスター | 販売価格をライバルセラーに自動的に合わせるので販売機会を常に保つことができる | 月額5,280円 |
クイックショップ | 商品ページ内で簡単に利益計算ができる | 無料 |
詳細は、以下の記事をご覧ください。
資金繰りをしっかり確認しよう
先ほどもお伝えしたように、物販は数字が命です。
利益率や仕入れ個数や販売個数、在庫の数、仕入れ値や販売価格、amazon関係の手数料や送料など様々な数値が資金繰りや月利に直結します。
そのため、日々各数値を確認して、売上、在庫、資金繰りをしっかり管理しましょう。
曖昧な数字管理では、資金繰りが苦しくても原因を突き止めて改善ができませんし、今後どれくらい商品を仕入れていいのかもよくわからなくなります。
そこで、EC STARs Labのメンバーは、以下の「神の管理帳簿」使って、売上、在庫、資金繰りを適正に管理するようにしています。
⇒⇒神の管理帳簿
具体的な活用方法は、下記動画を参考にして、管理帳簿を活用して資金繰りを管理しましょう。
最後に
以上、物販ビジネスの主な種類と、成功するためのポイントについてお伝えしました。
物販ビジネスというと、以前はせどりや転売が主流でしたが、現在はメーカー仕入れやOEM販売、クラウドファンディングなど様々な手法があります。
せどりや転売は、初心者でも取り組みやすい反面、ライバル増加と規制強化で稼ぎにくくなっているので、広い視野でどんな物販に取り組むか検討するといいでしょう。
また、どの物販ビジネスに取り組むにしても、成功する9つのポイントは必ず意識するようにしてください。
本記事で自分に合った物販ビジネスに取り組んで、成功するきっかけになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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