
メルカリは、不用品を処分したり、中古品を安価に購入したりできる身近なフリマアプリです。
そのため、身近に使っているメルカリを使って転売ビジネスができないか考えている人も少なくありません。
特にメルカリはスマホで操作することが前提なので、パソコンに苦手意識のある人も取り組めるところがあります。
しかし、メルカリ転売は、主に次の点でおすすめできません。
- メルカリでは転売ヤーは嫌われていて敬遠される
- 業者認定されると圏外飛ばしされて売れなくなる可能性がある
- ライバルが多くて商品が売れにくい
- 商品ページ作成、お客様とのやり取りなど1商品あたりの手間が大きい
そもそもメルカリは不用品を売買するフリマアプリなので、転売ビジネスに向いている仕組みになっていません。
物販でメルカリを利用した方がいい場合もありますが、本格的にビジネスとして加速するのは難しいでしょう。
そこで、今回はメルカリ転売をおすすめしない理由と、メルカリ転売が向いている人の特徴について解説します。

目次
メルカリ転売は規約違反ではないがおすすめしない


と思った方もいるかもしれません。たしかに、以前はメルカリ仕入れ、メルカリ販売いずれの場合も、営利目的の行為は禁止されていました。
しかし、現在は転売禁止を思わせる記載は、規約やガイドラインから削除されているのが現状です。
改定箇所②メルカリ利用規約第10条第2項
改定前:
第10条 商品の購入
2.購入意思等
ユーザーは、購入する意思のない注文、転売等の営利を目的とした商品の購入等、及び弊社の判断でいたずら目的と見受けられる注文を行うことはできません。
改定後:
第10条 商品の購入
2.購入意思等
ユーザーは、購入する意思のない注文等、弊社の判断でいたずら目的と見受けられる注文を行うことはできません。
改定趣旨:
「転売等の営利を目的とした商品の購入」は、「マーケットプレイスのあり方に関する有識者会議」での検討も踏まえ、削除することにいたしました。
利用規約では、上記のように転売目的のメルカリ仕入れが禁止されていましたが、現在は削除されています(メルカリ仕入れの話なので、本記事の趣旨であるメルカリ転売とはあまり関係ないですが)。
また、メルカリガイドでは、以前は禁止行為の1つに「通常の経済的価値と著しくかい離した販売価格により商品を出品すること」という記載があったのですが、現在は削除されています。
悪質な高額転売が問題になっているメルカリですが、むしろ規約上は容認していることになります。

と思ったかもしれませんが、規約上は容認されていても、メルカリ転売はおすすめできません。
せどりや転売で最も問題視されていることは、人気商品を買い占めて、定価以上の高額で転売する行為です。
そんな悪質な高額転売の販路として、最もよく利用されているのがメルカリです。
そのため、以前からメルカリユーザーは転売ヤーを激しく嫌っています。
X(旧Twitter)を見ても、この傾向はかなり強いです。
何でもうこの時間にみそきん売り切れてんだよ死ねよ
何のための再販だよガチで
もうメルカリ出てんじゃねえかカス
転売ヤー全員死ねカス pic.twitter.com/4IftSP1A7l
— 神楽坂枢 (@Hrrrbsbll) August 10, 2023
なかには、高額転売に対して「買わないように」と忠告している人も見られます。
TGSでチンチロリンで貰える幻想水滸伝のバッジ
メルカリで転売されてますが
転売ヤーからはどんなに安くても買うな
いいな? pic.twitter.com/dVRokw2nAw— SUN(すん) (@sunnkiti) September 18, 2022
こんな状態で、あなたがメルカリ転売を始めたとして、家族に堂々と話せますか?
おそらく恥ずかしくて言えないでしょうし、おそらくメルカリ転売に反対する家族もいるでしょう。
また、メルカリは転売を禁止していませんが、大量出品しているなど明らかに転売ヤーっぽい動きをすると圏外飛ばしされることがあります。
圏外飛ばしとは商品名などで検索されても上位表示されなくなる措置で、要は商品がまったく売れなくなります。
このことから、メルカリ転売はおすすめできません。
メルカリ転売を絶対おすすめしない10個の理由

では、具体的にメルカリ転売を絶対におすすめできない理由を解説します。
特に以下の方はメルカリ転売はあまり向いていないでしょう。
- 物販で月利50万円以上稼ぎたいと思っている
- 会社を辞めて独立したい
- 長続きする物販ビジネスをしたい
大量に出品しすぎると圏外飛ばしされて売れなくなる
メルカリは、転売行為そのものは禁止していないですが、あまり度が過ぎた転売行為は圏外飛ばしの対象としています。
圏外飛ばしにされれば、検索してもお客様が見つけることはできないので、ほとんど商品が売れなくなります。
圏外飛ばしになる主な要因としては、次の通りです。
- 短期間に大量の商品を出品する行為
- 売れない商品を大量に削除して再出品する行為
- 同じ商品を何品も出品する行為
- 複数出品して、タイトルや画像、説明文が同じ
- その他禁止行為を行った場合
メルカリは、圏外飛ばしの規準は公開していませんが、経験値として、だいたい1日に7~8品出品すると圏外飛ばしされる傾向があります。

と思った方もいるかもしれません。たしかに、大量に出品したいならメルカリShopsを利用する手もあります。
メルカリのように1商品につき1商品ページではなく、複数商品を1商品ページにまとめられる点も、手間がなくていいと思えるかもしれません。
しかし逆に言えば、出品している商品がすべて丸わかりなので、ユーザーはすぐに転売ヤーと見抜いてしまいます。
しかも、メルカリShopsは店舗の出店になり、特定商取引法の関係で出品者情報が公開されているので、個人情報を晒されてしまうリスクもあります。
出品者情報が公開されていれば、

と、あっという間にSNSなどで拡散される可能性があるということです。
https://twitter.com/takigare3/status/1453864832013266945
そもそもメルカリShopsは、次のような方に向いている機能です。
- ハンドメイド商品や食品を販売したい
- 自分のネットショップを持ってブランディングしたい
つまり、BASEやShopify、minneのような自社ECサイトや個人のネットショップに近い役割で、転売には向いていません。
メルカリShopsを使った転売行為も、かなりリスクが高いと考えて良いでしょう。
転売ヤーを嫌う消費者が多いので敬遠される
先ほどもお伝えしたように、メルカリは転売ヤーが非常に嫌われています。
X(旧Twitter)でもそうですが、「Yahoo!知恵袋」で「メルカリ 転売」などと検索すると、いかに転売ヤーが嫌われているかがわかります。

このYahoo!知恵袋の質問からわかるように、転売ヤーを敬遠するメルカリユーザーが一定数います。
そのため、個人の持ち物とは到底思えないほど大量に似たような商品を出品しているなど、あまり転売ヤー色が強いアカウントはメルカリでは不利です。
メルカリで最も嫌われるのが、人気商品を大量に買い占めてメルカリで高額転売する行為です。

と丁寧にSNSなどで呼びかけているユーザーもいるくらいです。
そして、高額転売は最近かなり対策されています。
例えば、人気商品が在庫切れになってメルカリで高額転売しても、すぐにメーカーが再販するといったものです。
再販されれば、わざわざメルカリで定価以上の価格で購入する人はいませんから、一気に売れなくなります。
結局不良在庫の山となってしまい、泣く泣く赤字で売り切るしかありません。
モラルを無視すれば、高額転売で稼ぐことは可能ですが、最近は不良在庫の山になる爆死リスクが高くなっています。
なお、amazonの不良在庫など、どうしてもメルカリで販売しないといけないこともあります。
その際は、転売ヤー色を出さずに、誠実に対応して販売するようにしましょう。
似たような商品を出品するライバルが多いので売れにくい
amazon転売やヤフオク転売と同様に、メルカリ転売もライバルが多い分野です。
転売ヤーが嫌われる市場にも関わらず、転売をしたいと考えている人は今も多いのです。
そのため、人気商品などは、同じ検索結果に同じ商品が多く並ぶ結果となります。
例えば、高額転売が問題となったHIKAKINさんプロデュースのみそきんも、大量に出品されています。
みそきんは、もともと1個300円が定価ですし、ライバルがこれだけいれば極力安価な出品者から買おうとするはずです。
そのため、結局価格競争に巻き込まれることになり、高額転売が叶わないといったことが出てきてしまうのです。
しかも、商品がなかなか売れない間に、再販が発表されてしまえば不良在庫の山となって爆死する可能性があります。
転売ヤーが嫌われている市場で、ライバル過多の状態なので、かなり厳しいと考えるのが妥当でしょう。
1商品ごとに商品ページを作らないといけないので非効率
メルカリは、次のように1商品ごとに商品ページを作成しないといけないので、非常に手間です。
- 写真を撮影する
- 検索キーワードを意識してタイトルを付ける
- 商品の状態など、商品の説明文を丁寧に記載する
不用品をたまに販売するくらいであれば、スマホですべて操作できるので、そこまで負担に感じないかもしれません。
しかし、転売を目的として大きく稼ぐには頻繁に利用することになるので、いちいち丁寧に商品ページを作ることは大きな負担です。
しかも、メルカリ転売は、商品ページを適当に作っても売れません。
後述するように、写真の撮り方、タイトルの付け方、説明文の記載にはすべてコツがあります。
メルカリユーザーが欲しくなるように商品ページを作らなくては、まったく商品が売れないのです。
商品ページをただ作るだけでも手間なのに、丁寧に売れるように作らないと商品が売りづらいのです。

丁寧に商品ページを作ったとしても、売れるのはたった1個なので、極めて非効率と言えるでしょう。
価格交渉など注文までの消費者とのやり取りが面倒くさい
メルカリ転売が面倒に感じるのは、商品ページの作成だけではありません。
メルカリは値下げ交渉が前提となっているので、お客様とのやり取りが何回か発生します。
なかには、価格の条件の折り合いが付かずに、注文が見送られることも少なくありません。
商品ページで時間と労力がかかるだけでなく、お客様とのやり取りまで大変なのです。
しかも、メルカリは、中高生など若いユーザーが多いためか、正直マナーが悪いお客様が一定数います。
利益が出なくなるほど理不尽な値下げ要求をしてきたり、難癖を付けてきたりするお客様も少なくありません。
値下げを断ったり、丁寧に説明したりしても逆ギレされることもあります。
メルカリでいきなりただ「専用できますか?」ってだけきて、してやったら「20日にお金払います」とって一言だけよこすってさすがにマナー悪くね?専用ってそもそも公式のシステムじゃねぇから付き合う義理はないし頭きたからブッチしたわ
— みなみん (@SoraPn) September 16, 2023
メルカリのマナーガイド、なんでルールに入れないんだろ。
本当に治安悪いよ…— 紫蘭⚪︎きな (@Si_5_Si) September 10, 2023
https://twitter.com/rukageruge0613/status/1702330469742969040
このようなお客様と、何回もやり取りをしないといけないので、時間と労力がかかるうえに、精神衛生上もあまり良くないと言えます。
amazon FBA倉庫のようにまとめて配送できないので梱包・発送作業が面倒
メルカリは、amazonのようにFBA倉庫にまとめて発送ができないので、1つひとつ商品を丁寧に梱包して発送しないといけません。
以前は、売れる前の商品の保管と、売れた後の梱包・発送を代行してくれる、あとよろメルカリ便というサービスがありましたが、現在は終了しています。
そのため、メルカリで出品する際は、自分で梱包して発送するしか手段がありません。
メルカリでの売れ行きを予測することが困難
メルカリは、amazonのように、商品の売れ行きを予測できるKeepaやキーゾンのようなツールが存在しません。
そのため、商品を大量に出品したところで、本当に売れるかどうか未知数なところが多いのです。
商品が売れないからと言って、大量に商品ページを削除して再出品すると圏外飛ばしされる可能性もあるので注意してください。
相場がamazonより安い傾向にある
メルカリは、相場がamazonより安い傾向にあります。
これは、メルカリ転売をやったことのある方がおっしゃっていたことで、あくまで肌感覚にはなります。
しかし、一般的なECモールであるamazonと違い、メルカリはもともと不用品を販売するフリマアプリであるため、相場が安いのも頷けます。
労力と手間の割に月利が安定しない
メルカリは商品1点のために商品ページを作成して、マナーの悪いお客様と何回もやり取りして、注文があれば丁寧に梱包・発送しないといけません。
正直、高額転売でないと割に合わないので、モラルに反した高額転売ヤーが集中するのも理解できる気もします。
このことから、メルカリ転売で挫折してしまう人はかなり多いです。
メルカリのサポートはメールのみ
メールやチャット、電話ができるamazonのテクニカルサポートと違い、メルカリはメールでしかサポートをしていません。
Q. 電話でお問い合わせしたい
A.お電話によるサポート窓口は設けておりません。お問い合わせフォームよりご連絡ください。
そのため、迅速に解決したいトラブルや、メールより電話で説明しやすい不明点や疑問点については不便と感じるところがあります。
メルカリ転売が向いている人の3つの特徴
以上のことから、メルカリ転売はおすすめできませんが、なかにはメルカリを利用した方がいい方もいます。
次の特徴に当てはまる場合は、メルカリを利用してみてもいいでしょう。
スマホだけで月3~5万円程度の収入を目指している人
メルカリ転売は、圏外飛ばしのリスクや、メルカリユーザーの転売への嫌悪感などから、転売ヤーにとっては居心地の悪い市場です。
そのため、月利50万円、100万円と稼ぎたい方や、将来会社を辞めて独立したい方には向いていません。
しかし、逆にスマホを使って月3~5万円程度のお小遣い稼ぎで良いという方であれば、メルカリ転売はちょうどいいでしょう。
特に、日常的に不用品を販売している方であれば、商品ページの作成や、お客様とのやり取りは苦でないかもしれません。
本人が目指す収入によって、向き不向きは大きく変わってきます。
松ぼっくりや石コロなど仕入れ0円で小遣い稼ぎしたい人
メルカリで販売できるのは、市場で売られている商品だけではありません。
松ぼっくりや石コロなどを拾って販売することもできます。

ハンドメイド作家などに需要があるのか、丁寧に洗う必要はあるでしょうが、このような拾ってきた物でも売れます。
トイレットペーパーの芯など、即ゴミ箱行きの物でも売れることがあります。
仕入れ値がゼロになるので、負担するのは送料・手数料だけです。
利益率でいえば、最低でも50%は超えるでしょう。
大量に販売して稼ぐことは難しいですが、売れなくても損はしないので、リスクのない地味に儲かる副業としてメルカリを活用する手はあります。
amazonなどで売れない場合の代替手段としてメルカリを活用したい人
amazon物販をしている人でも、一応メルカリのアカウントを持っておくことをおすすめします。
amazonで商品が売れなければ、在庫処分をしなければいけません。
基本的にamazonで販売した商品は、amazonで売り切るようにしますが、価格崩壊が起きてしまうこともあります。
その場合は、FBA倉庫から商品を返送してもらい、メルカリやヤフオクなどの販路で処分する必要があります。
このように、代替手段の販路としてメルカリを活用するならありでしょう。
メルカリで滞りなく転売するまでの8ステップ
メルカリ転売は基本的におすすめしませんが、人によっては活用した方がいいこともあります。
そんな方が、メルカリを活用して滞りなく商品を販売するための方法をお伝えします。
【STEP1】仕入れ先と価格差のある商品をリサーチする
まずは、他の転売ビジネスと同様に、仕入れ先と価格差のある商品を探します。
とは言っても、仕入れる商品は多種多様です。
国内商品をネット仕入れしても良いですし、直接店舗に行って掘り出し物を探すのもいいでしょう。
ただ、いずれにしてもライバルが多く、仕入れ先も転売対策でメルカリやamazonの価格をチェックしているので、最近は価格差のある商品を見つけることが難しくなっています。
一時期流行したのがアリババなどから中国輸入商品を仕入れてメルカリで転売する方法です。
中国商品は安く仕入れができることが多いためです。
しかし、中国輸入ビジネス自体がすでに飽和状態にあり儲けることが難しいことと、品質不良など問題のある商品が多い点は注意してください。
【STEP2】値下げ交渉を前提として値付けをする
メルカリの市場では、お客様から値下げ交渉が来るのが前提となっています。

とするのも場合によってはありですが、購入率がかなり下がるので、あまりおすすめしません。
そのため、値下げ交渉を前提として、少し余裕を持った利益率で販売価格を決めるといいでしょう。
なので、利益計算を確実に行い、余裕を持った値付けをすることに加えて、どこまで値下げに対応するか下限値を決めておきましょう。
【STEP3】検索キーワードを意識してタイトルを工夫する
メルカリユーザーは、一般的に商品検索で商品を探します。
そのため、メルカリユーザーが検索しそうなキーワードを意識してタイトルを工夫しましょう。
しかし、メルカリでは、amazonでいうセラースプライトのようなキーワードリサーチツールが存在しません。
そういう意味では、タイトルを工夫する難易度が高いと言えます。
例えば、女性用のTシャツは、「Tシャツ」ではなくて「カットソー」と名付けないと検索されないことがあります。
お客様の頭にある検索キーワードをイメージして、仕入れ時に商品名を覚えたり、ライバル商品をリサーチすることも必要になります。
【STEP4】傷や汚れ、不具合などがあれば正直に説明文に記載する
メルカリでは、商品説明文を記載する欄があります。
商品説明では、商品についてわかりやすく伝える必要があると同時に、傷や汚れ、不具合などがあれば正直に説明文に記載しましょう。
記載漏れがあった場合は、お客様の強いクレームに繋がります。
具体的には、商品説明文は、以下のことを記載するといいでしょう。
- 商品名やブランド名(正式名称や略称含む)
- 商品の状態
- サイズ
- 適合機種
- 商品写真の補足
- メーカー名、型番や製造番号
- 出品理由
- 賞味期限や使用期限
- 自分が使用した期間
- 梱包・発送方法
- ハッシュタグ etc・・・・・・
メルカリは、出品が初めての方でも手軽に出品できるように、商品説明記入時にテンプレートが用意されているので参考にするといいでしょう。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
【STEP5】背景、光、角度などを意識して商品写真を撮影する
メルカリで商品を売るには、商品写真が重要です。
ただ単に床に置いてスマホで写真を撮影しても、商品が売れない可能性があります。
とは言え、逆にカメラを使ってプロっぽく撮影しても転売ヤーっぽく見られてしまうので、逆効果です。
具体的には、以下のことを意識して写真撮影しましょう。
- 転売ヤーっぽさを出さないように敢えてスマホで撮影する
- 全体がわかるような写真を大きく撮影する
- 様々な角度で撮影してみる
- 商品の状態や採寸を証明する写真も撮っておく
- なるべく背景は白などシンプルにする
- 日中に撮影するなど明るさを意識する
- セット商品など複数商品がある場合は、なるべくきれいに並べて撮影する
写真撮影は手間なところはありますが、お客様が欲しくなるかどうかに大きく関わるので、上記のことを守って撮影しましょう。
なお、他の商品ページで使用されている写真を勝手に引用することは禁止行為に当たるので絶対に避けてください。
【STEP6】購入される時間帯を意識して出品する
メルカリでは、出品する時間を意識してください。
メルカリで不用品を販売したことのある方ならわかると思いますが、メルカリは新着表示順に商品が上から掲載されます。
出品した商品は、時間が経てばどんどん後ろに流れていってしまうので、どんどん売れなくなってしまいます。
商品によっては出品直後が勝負で、うまくいけば10分以内で注文が決まることも少なくありません。
つまり、お客様がメルカリを見る時間を意識して出品することが重要になります。
お客様のターゲット層によって適切な時間が変わりますが、平日の21~24時は比較的商品が売れる時間帯と言われています。
ちょうどテレビを見ながら部屋でくつろいでいるくらいの時間です。
その他、主婦ターゲットであれば平日9:00~14:00、会社員ターゲットであれば昼休みの平日12~13時などもおすすめです。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
【STEP7】消費者からの値下げ交渉に適切に対応する
メルカリでは、消費者からの値下げ交渉はあると思って、注文に対応しなければいけません。
そのため、どの価格まで値下げ交渉に応じるか下限値を決めると同時に、値下げの交渉や断り方も知っておくといいでしょう。
例えば、9900円の商品を9000円まで値切られた場合、「9500円ならどうですか?」とするなどです。
また、他の商品も出品している場合は、まとめ買いしてもらうことで値下げに応じるようにするのもおすすめです。
値下げ交渉があった場合の対応方法については、以下の記事をご覧ください。
【STEP8】適切に梱包して発送する
商品の注文があったら、適切に梱包して発送することが必要です。
そのため、ある程度梱包資材を用意しておいた方がいいのですが、メルカリはダンボールなどの梱包資材を用意しています。
※メルカリびより「メルカリの梱包資材」より抜粋
他にも、ダンボールワンなど安価に梱包資材を揃える方法はありますが、探すことが大変であれば、まずはメルカリ専用の梱包資材を使ってもいいでしょう。
メルカリストアの他、コンビニではセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、スーパーではイトーヨーカドーで販売されています。
また、発送方法についても、ヤマト運輸などを利用するらくらくメルカリ便、郵便局などを利用するゆうゆうメルカリ便があります。
【らくらくメルカリ便の送料】
※メルカリ公式サイト「らくらくメルカリ便」より抜粋
【ゆうゆうメルカリ便の送料】
※メルカリ公式サイト「ゆうゆうメルカリ便」より抜粋
【らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便の違い】
※抜粋箇所は上記同様
送料については、らくらくメルカリ便の方が若干安い印象がありますが、そこまで大きな違いはありません。
荷物のサイズ、重量、販売価格、近所の受け取り場所などを考慮して選ぶことが大切になります。
【補足】メルカリの禁止行為
補足になりますが、次のようなメルカリの禁止行為には注意してください。
- 無在庫転売、予約転売
- メルカリ仕入れメルカリ転売
- メルカリで用意された以外の決済をすること
- メルカリを介さない直接取引へ誘導すること
- 他の商品ページから勝手に写真や商品説明文を無断使用すること
- 複数のメルカリアカウントを持つこと
- 商品説明に、返品に応じない旨の記載をすること
詳細は、以下の記事をご覧ください。
メルカリ転売をするくらいならamazonメーカー仕入れがおすすめ
ここまで、メルカリ転売についてお伝えしてきました。
転売ヤーが嫌われている市場で、圏外飛ばしのリスクを抱えながら大勢のライバルに埋もれて、面倒な方法で出品・発送するメルカリ転売はおすすめしません。
どう考えても非効率なので、私は仕入れ先をメーカーから直接仕入れにして、販路をamazonとすることが一択と考えています。
先ほどもお伝えしたように、万が一amazonで商品が売れない際の在庫処分の手段として、一応メルカリのアカウントも持っておくのはいいでしょう。
まず、amazonとメルカリの違いについてお伝えすると、以下のようになります。
amazon | メルカリ | |
商品ページ作成 | 不要(自社商品を除く) | 必要 |
お客様とのやり取り | 不要 | 必要 |
注文・発送作業 | FBAなら不要 | 必要 |
クレームや返品対応 | FBAなら不要 | 必要 |
過去の販売個数の計測 | 可能 | 不可 |
相場 | やや高め | 安い |
サポート | メール、電話、チャット | メールのみ |
amazon、特に発送やカスタマー対応を代行してくれるFBAを利用した方が時間と労力を大幅に削減できます。
amazon FBAについては、以下の記事をご覧ください。
しかし、amazonもメルカリほどではないにしても転売ヤーは敬遠される傾向があり、品質の悪い商品を販売するとamazonアカウント閉鎖のリスクがあります。
また、amazonもライバルが非常に多く、しかも1つの商品ページに相乗りして出品することになるので価格競争が発生しやすいです。
もちろん、仕入れ先から安定的に商品を仕入れることができないので、常にリサーチし続けなければ月利は安定しません。
こういった問題を解決するために、小売店から仕入れて転売する手法ではなく、メーカーと直接取引することをおすすめします。
これは、amazonメーカー仕入れと呼ばれる手法で、転売ビジネスとは以下のような違いがあります。
メーカー仕入れ | 転売ビジネス | |
価格競争 | 販売者の限定化で防げる | 防ぐことができない |
リピート仕入れ | 可能 | 不可 |
商品の品質 | 良い | 悪いこともある |
メーカー保証 | 効いている | 効かない |
アカウント閉鎖リスク | ほぼゼロ | 高い |
収益の安定性 | 高い | 低い |
リサーチ時間 | 1日2時間 | 1日10時間 |
販売メーカーの印象 | 好意的 | 敵意が強い |
お客様の印象 | 好意的 | 敵意が強い |
※リサーチ時間は、月利40~50万円以上稼いでいる人からヒアリングして算出
以上のことから、amazonメーカー仕入れの方が、転売ビジネスより遙かに効率的・安定的に稼ぐことができます。
しかも、メーカーとの信頼関係のもと、メーカー保証の効いた新品を仕入れるので、クレームもほとんどありません。
興味のある方は、以下の動画をご覧ください。
最後に
以上、メルカリ転売全般について解説しました。
メルカリ転売は、1商品あたりの手間が大きいですし、転売ヤーが嫌われている市場の割にライバルが多いので、効率的に大きく稼ぎたい方はおすすめしません。
本格的に物販で月利50万円以上稼いで会社を辞めて独立したいということであれば、amazonメーカー仕入れをおすすめします。
ただ、松ぼっくりや石コロなど拾い物を販売したい、amazon物販の在庫処分用として考えるならアカウントは持っておくことがおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
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