個人でも十分取引ができるメーカー仕入れの初回メール交渉例文を公開!

個人でも取引ができるメーカー仕入れの初回メール交渉例文

こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。

メーカー仕入れ(メーカー直取引)は、個人事業主でも法人でも関係なく十分行うことができますが、重要なのはメーカーとのメール交渉です。

実際にメーカー仕入れの成果の違いは、個人事業主や法人といった事業規模の差ではなく、交渉力の差です。

国内メーカーの場合は電話で詳細を話したり、Zoomや直接会って商談したりもすることがありますが、最初はメールで交渉します。

メーカーと交渉が必要なところは、せどりや転売、卸サイトからの仕入れ(スーパーデリバリーなど)にはない点なので、戸惑う方もいるかもしれません。

しかし、今後一生物販で稼ぎ続けたいのであれば、メーカーとの交渉力は欠かせません。

そこで今回はメーカー仕入れの最初のメール交渉例文と、メーカーへのアプローチの重要ポイントをお伝えします。

脱せどり・脱転売を実現して一歩抜け出すためには、メーカーとの交渉力は必須スキルとなりますので、必ず身に付けておきましょう。

メーカーと交渉する前に用意するもの

メーカー仕入れに必要なもの

メーカー仕入れでメーカーと交渉する際に必要なものは、主に次の通りです。

〇:必要

△:できればあった方がいい

×:不要

国内メーカー 海外メーカー
メールアドレス
名刺 ×
固定電話 ×
FAX ×
HP
会社概要
翻訳外注 ×

以下、簡単に補足します。

メールアドレスは独自ドメイン

メール交渉が中心になるので、メールアドレスは必須です。

Gmailなどのフリーメールではなく、独自ドメインの信用度の高いメールを、ムームードメインやエックスサーバーなどで作成しましょう。

固定電話はボイスワープや03プラスで可

固定電話を持たない人も多いので、「固定電話を持とう」というと戸惑う方もいるかもしれません。

しかし、03プラスなどスマホアプリで固定番号を持つか、スマホに着信を転送するボイスワープを利用すれば固定回線を引く必要はありません。

つまり、スマホで固定電話番号を使えるのでご安心ください。

海外メーカーとの交渉では、特に電話交渉が発生することはなく、英語を身に付けたり、通訳を外注したりする必要はありません。

なお、国内メーカーに後述する交渉メールを出して返信がない場合は、敢えて電話して交渉するという手もあります。

実際に電話した方が成約率は高くなったという方もいるので、少し勇気がいるかもしれませんがやってみる価値は十分あります。

FAXはeFAXを利用

国内メーカーの場合、今でもメーカーに商品を発送する際にFAXでしか受け付けていないメーカーがあります。

ただ、固定電話を別途持つ場合はFAX機も持っておくといいですが、そうでない場合はeFAXを使えばFAX機は不要です。

なお、当然ながら海外メーカーとの交渉でFAXは必要ありません。

HPを作るのが手間であれば会社概要

近い将来OEMや独占販売、BtoBの卸取引にビジネス展開するなら話は別ですが、まだメーカー仕入れが初めての段階では、無理にHPは必要ありません。

その代わり会社概要を作っておけば大丈夫です。

以下の動画で詳しく解説しています。

 

翻訳はGoogle翻訳やDeepL翻訳を使う

海外メーカーと交渉して取引する場合は、最初はGoogle翻訳やDeepL翻訳を使い、細かい修正をWeblioなどでやれば問題ありません。

翻訳の外注は、取引するメーカーが増えてきて、込み入った内容まで相談したり交渉したりする段階で十分です。

初回交渉メール例文と重要ポイント~国内メーカー編~

国内メーカー仕入れのメール交渉例文

メーカー仕入れには、国内メーカーにアプローチする方法と、海外メーカーにアプローチする方法があります。

まずは、国内メーカーの初回交渉メールについてお伝えします。

国内メーカーについては、誰もが知っている大企業よりは、地方などで実はいい商品を開発している中小企業がおすすめです。

中小企業の方がライバルは少ないですし、大企業にも負けないくらいの技術力があります。

ただ、販売力に関しては自信のないメーカーが多いので、amazon販売で価格競争が起きないようにサポートする旨を伝えるようにしましょう。

国内メーカー初回メール交渉文①

〇〇会社 ご担当者様

初めまして、株式会社〇〇の〇〇と申します。

御社の扱っている商品に大変興味があります。

当社でもぜひ扱わせていただきたいのですが、取引にあたっての条件等はございますでしょうか?

当社はオンライン販売に特化した会社で、主にamazonさんを販路にしております。

御社の条件、指定の価格は必ず守り、ブランドイメージを保つ努力をしますので、もしよければ取引条件等をお教えください。

御社の商品は〇〇が素晴らしいと感じていて、当社でも御社の商品価値を下げるような真似はいたしません。

多くの国内メーカーさんとも安定したお付き合いをしております。

またご連絡くださいませ、どうかよろしくお願いいたします。

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会社名

担当者名

住所

電話番号

メールアドレス

HP(なければ会社概要を添付)

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主なポイントは次の点です。

交渉メールの重要ポイント
  • amazon販売であることを正直に伝える
  • amazonが嫌がられることを恐れて隠したり偽ったりしない
  • 商品価値を下げないことを約束する
  • 交渉例文をそのまま使うのではなくカスタマイズする
  • 自分が取引したい気持ちや想いを正直に伝える
  • メーカーの悩みや取引するメリットを考える
  • メーカーの商品を深く理解する
  • 自分の過去の実績、現在の職業、資格、趣味などPRポイントがあれば書く
つまり、メーカー商品を深く理解することを前提に、誠実にamazon販売を提案し、自分が取引したい気持ちや理由を正直に話すことが必要です。

あまり長文になりすぎてもNGですが、他のライバルセラーと差別化するためにも、上記のポイントは意識してカスタマイズしてください。

国内メーカー初回メール交渉文②

〇〇会社 ご担当者様

初めまして、株式会社〇〇の〇〇と申します。

御社の扱っている商品に大変興味があります。

当社でもぜひ扱わせていただきたいのですが、取引にあたっての条件等はございますでしょうか?

当社はオンライン販売に特化した会社で、主にamazonさんを販路にしております。

amazonさんを嫌うメーカーも多いですが、当社はamazonのプラットフォームに詳しく、御社の商品価値を崩すことなく販売することが可能です。(事例によって異なりますが商品価値を戻すこともできます)

もしお困りごとがあれば気兼ねなくご相談ください。力になれます。

また御社の商品を日本中に広められるように大手量販店への卸も検討していますし、オンラインの販促もアドバイス可能です。

御社の商品を見たとき、とてもいい商品だと私自身感じました。

ぜひご連絡いただければと思います。直接うかがうこともお電話も対応できますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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会社名

担当者名

住所

電話番号

メールアドレス

HP(なければ会社概要を添付)

=========

ご覧になってわかるように、メーカーがamazon販売するメリットや、商品価値を下げない点をより強調しています。

また、自分の実績や得意分野についても紹介しています。

そのうえで自分がいかにメーカーに貢献できるか、困っていることを解決できるかを簡潔にメールしましょう。

国内メーカー初回メール交渉文③

〇〇会社 ご担当者様

初めまして、株式会社〇〇の〇〇と申します。

御社の扱っている商品に大変興味があります。

当社と取引は可能でしょうか?

また条件を教えてください。

よろしくお願いいたします。

=========

会社名

担当者名

住所

電話番号

メールアドレス

HP(なければ会社概要を添付)

=========

初回は、このように非常にあっさりした交渉文にする方法もあります。

なぜかというと、前者2つの交渉文の場合は、amazon販売であることを最初に明かしているので、amazon販売を嫌うメーカーから返信が来ない可能性があります。

実際に前者2つのメールは、返信率が低く、この短文メールが返信率は高くなります。

とりあえずメーカーに反応してもらうことを重視したメールと言えます。

その代わり、2通目以降にamazon販売であることを明かして詳細を連絡する必要はあるので、やり取りの手間は増えます。

また、メールのやり取りの過程で断られる可能性も高く、無駄が発生しやすいですが、まずは反応してもらって徐々に興味を持ってもらいたい場合は有効です。

初回交渉メール例文と重要ポイント~海外メーカー編~

【日本語訳の交渉文】

卸取引について

こんにちは。

私は日本の貿易会社のオーナーの中村です。

私たちは主にキャンプ用品を取り扱い、年商10億円の会社です。

会社のHPと内容はこちらです。

(※ホームページなどがあればURL)

私は御社の商品に大変興味があります。

私たちと取引可能でしょうか?

またご連絡ください。

よろしく。

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会社名

担当者名

住所

メールアドレス

HP(なければ会社概要を添付)

=========

 

【英文の交渉文】

About wholesale transactions

Hello.

My name is Nakamura and I am the owner of a Japanese trading company.

We mainly deal in camping equipment and have annual sales of 1 billion yen.

The company’s website and contents are here.

(※ホームページなどがあればURL)

I am very interested in your products.

Is it possible to do business with us?

Please contact me again.

Thank you very much.

=========

Company

Name

Address

Email address

HP

=========

海外メーカーへの交渉文は、国内メーカーに比べるとあっさりした交渉文となり、パターンも多くありません。

海外メーカーの場合、最初からあまり長々と自分の気持ちや実績を説明しても鬱陶しく思われる傾向があるためです。

むしろ、長文よりも短文の方が返信率は上がる傾向にあるので、詳細な内容は2通目以降にして、簡潔な文章に努めましょう。

最後に

以上、メーカー仕入れを行う際のメーカーとの初回メール交渉例文や重要ポイントをお伝えしました。

メーカーとの交渉は最初が肝心です。1回でも興味を持ってもらえれば、取引の確率はグッと高くなります。

同じようなメールを何社にも送っても「また似たようなメール来たよ」とメーカーに興味を持ってもらえません。

必ず交渉例文を自分や交渉するメーカーに合う形でカスタマイズしてください。

実践しながら自分なりのパターンを見つけてテンプレート化していけると理想です。

なお、メーカー仕入れの交渉メールはとても重要なので、良かったら次の記事もご覧になり、実践に活かしてください。

短めの記事もあるので、すぐに読めますよ。

【amazon物販ビジネス】同じメーカーにメールを送っても決まる人と決まらない人がいる

 

Amazon物販で大事なこと!メーカーへのメール送信スピードを上げよう

 

amazon輸入の海外・国内メーカーへのメール交渉方法はコレ

 

amazonのメーカー仕入れはメールの数量をとにかく増やすだけではダメですよ

 

Amazon物販でのメーカーとのメールのやり取りでは熱い気持ちと丁寧で迅速な返信を意識して取り組もう

 

 

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  • せどり・転売を続けることに不安を持っている人
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ABOUT US

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中村裕紀国内&海外メーカー直取引完全ガイド著者+EC STARs Lab 代表
1984年生まれ、2022年現在38歳、二児の父。
介護・福祉関連の施設に勤める傍ら、2011年頃からamazon物販ビジネスを副業にて開始。
2013年に独立し、2014年に転売で月利100万円を達成するも直後にアカウントが閉鎖。
その後は転売のアカウント閉鎖の教訓を得て、メーカー取引一本で売上を立てる決意をする、その結果2015年に月利200万円を達成。

現在は法人9期目、国内外のメーカーとより良い信頼関係を構築し、オンラインの販売を通じて多くの方々にメーカーが真剣に気持ちをもって作った商品をお届けしている。
同時にamazon物販&メーカー直取引のコンサルタント業務を行い、月利30~500万円以上を継続して稼ぐプレイヤーを多く輩出している。

amazon物販ビジネスに特化したコミュニティー「 EC STARs Lab / EC STARs Lab Academy (総会員数223名)」を運営、著書は3冊出版、累計発行部数2万部突破。

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