物販は、商品の仕入れがなければ始まりません。
しかし、仕入れ先の選択肢が様々で情報が入り乱れているので、どこから仕入れたらいいかわからないという方が多いです。
実際に物販の仕入れ先というと、実店舗やネットショップ、欧米や中国などがあり、さらに細分化すると多岐に渡ります。
また、メーカーから直接商品を仕入れるメーカー仕入れという手法もあります。
そこで、今回は物販の主な仕入れ手法5選と、98個の仕入れ先について解説して、各々の手順と注意点を詳細解説します。
目次
【メーカー仕入れ】物販で一番おすすめはメーカーから直接商品を仕入れること
まず、最初に紹介する仕入れ手法は、メーカーから直接商品を仕入れるメーカー仕入れです。
おそらく、多くの方は物販というと、ネットショップや実店舗から仕入れるせどり・転売を思い浮かべるかと思います。
しかし、物販はせどり・転売のような手法だけではなく、メーカーから直接仕入れることも可能です。
最初に結論から言うと、ネットショップや実店舗から仕入れるより、メーカーから直接仕入れることがおすすめです。
メーカー仕入れの仕入れ手順と重要ポイント
メーカー仕入れは、後述するせどりと大きく違って、メーカーと交渉して取引が成立したら商品を仕入れます。
メーカー仕入れの仕入れ手順は次の通りとなります。
- 売れ筋のメーカー商品をリサーチする
- 儲かる商品を見つけたら、メーカーの連絡先を探す
- メーカーにメールを送って取引交渉して、見積もりをもらう。
- もらった見積もりで利益が出るか精査する
- 卸値や最低仕入れ個数など詰めの交渉を行う
- 取引が成立したらメーカーから商品を仕入れてamazonに出品する
- 商品が無事売れて在庫がなくなればリピート仕入れする
- リピート仕入れしながら、①~⑦を繰り返して利益を積み上げる
具体的には、売れ筋の商品を見つけたら、メーカーの連絡先に、簡単な会社概要を添付してファーストメールを送ります。
ここで、取引を断られれば、他のメーカー商品を送り、もし返信があれば本格的に交渉を行っていきます。
メーカーも、同じような卸取引のメールが毎日何通も来ているので、テンプレメールを送るだけでは振り向いてもらえません。
いかに取引したい気持ちを伝えるかが重要になります。
また、返信がなければメーカーによっては、電話やFAXでアプローチすることもあります。
とはいえ、固定電話やFAX機を持つ必要はなく、スマホアプリで固定電話番号を持ったり、eFAXを使ったりすれば大丈夫なのでご安心ください。
メーカーから取引OKなど何らかの反応があれば、カタログをもらうなどして見積もりを確認して利益計算します。
そして、卸値や最低仕入れ個数などを確認して、商品の仕入れを開始します。
在庫が少なくなってきたら、せどりのように都度仕入れ先を探す必要はなく、メーカーに連絡すれば簡単に追加で仕入れができます。
よりメーカー仕入れの具体的に手順を知りたい方は、次の記事をご覧ください。
主な仕入れ先は国内メーカーと海外メーカーの2種類
メーカー仕入れの仕入れ先は、主に国内メーカーと海外メーカーの2種類あります。
国内せどりをやっていた方は国内メーカー仕入れ、輸入ビジネスをしていた方は海外メーカー仕入れに取り組んでみるのもいいでしょう。
物販初心者の方は、以下に国内メーカー仕入れと海外メーカー仕入れの違いを示すので参考にしてください。
国内メーカー | 海外メーカー | |
交渉手段 | メール、電話、対面、Zoom | メール |
コミュニケーション | 密に取りやすいので信頼関係を構築しやすい | メールだけなのでコミュニケーションが楽 |
海外送料、関税・輸入消費税 | かからない | かかる |
利益率 | 海外メーカーより低い | 国内メーカーより高い |
在庫回転率 | 海外メーカーより早い | 国内メーカーより遅い |
支払い方法 | 現金前払い(取引継続なら掛け払いにしてくれることもある) | クレジットカードのPayPay払い、Wiseなど海外送金 |
納期 | 早い(1~2日) | 遅い(1週間~1ヶ月) |
興味のある方は、中村さんの著書をご覧ください。
メーカー仕入れを一番おすすめする理由
上図の商流から考えてもわかるように、メーカー仕入れはメーカーから直接商品を仕入れるため、最安値で仕入れができます。
また、せどり・転売と違ってメーカーから正規の仕入れになるので、扱う商品はメーカー保証の効いた新品です。
せどり・転売では、偽物や不良品に悩まされることは少なくありません。
しかし、メーカー仕入れの場合は、偽物や不良品に悩まされることはほとんどなく、何か不具合があったとしても保証が効くので、メーカーがすぐに対応してくれます。
このことから、せどりのようにアカウント停止・閉鎖リスクに脅えることがなく、堂々とできる物販ビジネスです。
しかも、メーカー仕入れの場合、自分の在庫がなくなってきたら、メーカーに一言連絡すれば、継続的にリピート仕入れが可能です。
ライバル増加によるamazonの価格競争を避けるために、販売者を限定化することもできます。
小売店からの仕入れでは、継続的なリピート仕入れは無理で、ライバルの増加を抑える手段もないので常に儲かる商品を探し続けないといけません。
そのため、せどり・転売は収入が不安定になりがちですが、メーカー仕入れの場合は月利を安定的に積み上げることができます。
せどりとメーカー仕入れの違いを、もう少し詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
【メーカー仕入れの注意点と対策①】メーカーとの交渉が必要である
メーカー仕入れのデメリットの1つは、せどりと違って、メーカーと交渉して、取引が成立しなければ商品を仕入れることができない点です。
メールベースとはいえ、メーカーとのコミュニケーションが発生するので、人付き合いに苦手意識がある方は難しそうに感じるかもしれません。
ただ、実際にメーカーと交渉してみると、人付き合いやコミュニケーションに苦手意識がある方でもコツをつかめばスムーズに取引できることが多いです。
「人付き合いが苦手だからちょっと・・・・・・」と感じている方でも、メーカーと交渉してみたら拍子抜けしたという方は少なくありません。
心の底から人間不信ということでない限り、ただの思い込みの可能性が高いです。
よほどの大手企業でない限り、副業中でも個人事業主でも取引できるメーカーが大多数なので、興味ある方はぜひ挑戦してみましょう。
【メーカー仕入れの注意点と対策②】副業中はメーカーに電話や商談がしづらい
副業中の方は、メーカーと電話したり、対面で商談したりすることが難しいところがあります。
ただ、電話や商談がなければ取引できないことはなく、メールベースで自分の取引したい気持ちや、メーカーへの提案を伝えることはできるのでご安心ください。
また、副業中など事情を話せば、メーカーが打ち合わせ時間の融通を利かせてくれることもあります。
【メーカー仕入れの注意点と対策③】初回取引時の仕入れ代金は現金前払いのことが多い
メーカー仕入れでは、最初はせどりのようにクレジットカード払いが認められず、現金前払いとなります。
そのため、最低でも50万円程度の手持ち資金を用意しておいた方がいいでしょう。
なお取引が継続すると、メーカーとの交渉次第で掛け払い(月末締め翌月払い)ができることがあります。
取引を継続して信頼関係を構築できたら、掛け払いを交渉してみてもいいでしょう。
【電脳せどり】amazonやメルカリ、ネットショップから仕入れる手法
物販の仕入れ手法のなかでも、もっともオーソドックスな方法が、インターネットで仕入れから転売まで完結する電脳せどりです。
amazonやメルカリ、各店舗のネットショップなどオンラインで仕入れるので、電脳せどりと言われています。
電脳せどりの仕入れ手順と重要ポイント
電脳せどりで稼ぐ手順については、簡単に説明すると次の通りです。
- ツールを活用しながら各ネットショップの商品リサーチをする
- 儲かりそうな商品を見つけたら利益計算する
- 十分利益が出ることを確認したら商品を仕入れる
- 中古品の場合は丁寧に検品する
- 仕入れた商品をamazonやメルカリに出品する
- ①~⑤を繰り返す
メーカー仕入れより比較的シンプルな仕組みですが、メーカーの正規仕入れではないので、検品は丁寧に行いましょう。
また、メーカー仕入れと違ってリピート仕入れができる確証がなく、例え商品が売れたとしても仕入れ先の在庫がなければ追加仕入れができません。
その場合は、別の仕入れ先を探すか、その商品を諦めて別の儲かる商品を探す必要がある点は注意してください。
という方は、amazon物販の場合はショッピングリサーチャーやクイックショップなど、簡単に仕入れ先の仕入れ価格を一括でチェックできるツールを使うといいでしょう。
例えば、クイックショップを使っている場合、amazonの商品ページ上で、以下のようなボタンが表示されます。
すべての仕入れ先のボタンはないですが、効率的にリサーチすることはできます。
電脳せどりで稼ぐ具体的な手順については、以下の記事を参考にしてください。
電脳せどりの仕入れ先39選
電脳せどりにの仕入れ先については、主に次のような仕入れ先があります。
大手ECモール | amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Qoo10、au PAYマーケット、ZOZOTOWN |
フリマサイト | メルカリ、ラクマ、ジモティー |
オークションサイト | ヤフオク |
実店舗のネットショップ | ブックオフオンライン、オフモール、TSUTAYAオンライン、ゲオオンラインストア、セカンドストリートオンラインストア、丸善商店、駿河屋、ポンパレモール |
卸仕入れサイト | NETSEA、スーパーデリバリー、コスモスベリーズ、トップセラー、通販素材.com、問屋国分ネット、卸マルモトネット、orosy、商材王、卸の達人、TOPWHOLE、カワダオンライン、香水倶楽部、ザッカネット、グッズステーション、天然生活、ETONET、江綿オンライン、BUYON、卸まっせ!、キレイコスメ |
仕入れ先の詳細は、以下の記事をご覧ください。
電脳せどりのメリット
電脳せどりは、インターネットで仕入れが可能なので、直接店舗に行く必要がなく、すべて在宅で完結する点が最大のメリットです。
メーカー仕入れのように取引交渉などは必要ないので、人と関わる必要もなく、時間の制約もありません。
そのため、副業中の会社員や育児中の主婦の方に人気の手法で、年々参入者が増えています。
電脳せどりは実践者が多いので、不明点はGoogleなどで調べればすぐにわかるところもメリットです。
ただ、インターネットの情報は古いものも多く、今では通用しないノウハウも多いです。
また、体系的に学べるものではないので、初心者の方は、まずは「何を調べたらいいのか?」すらわからないこともあります。
上記のように書籍もたくさん出版されているので、まずは書籍で体系的に学んでみるのもいいでしょう。
【電脳せどりの注意点と対策①】ライバル増加による値崩れが多い
人によっては、メーカーと取引するメーカー仕入れより、ただ安く販売されている商品を見つけるだけの電脳せどりの方が簡単に思えたかもしれません。
しかし、電脳せどりで最も注意したい点は、いかにも簡単そうなので、ライバルが非常に増えてしまった点です。
どのビジネスにも言えることですが、ライバルが増えたら儲けることは難しくなります。
そのため、売れ筋商品と思って商品を仕入れて販売したとしても、ライバルが増えて結局売れなくなってしまうのです。
そして、商品が売れないことに焦ったライバルは、必ず商品を値下げしてきます。
続けて、他のセラーも負けじと値下げしてくるので、あっという間に値崩れしてしまいます。
特に、同じ商品ページでセラーが相乗りするamazonは価格競争が起きやすい設計となっています。
上図のように、出品者が増えると販売価格が大きく下がる傾向にあります。
せどりの場合、メーカー仕入れのように販売者を限定化することができないので、値崩れが起きたら、在庫は処分して別の商品をリサーチするしか方法がありません。
そのため、販売価格が下がることを想定して、仕入れる際は余裕を見込んだ利益率で仕入れ判断しましょう。
電脳せどりの場合は、最低でも利益率20%くらいを想定してください。
【電脳せどりの注意点と対策②】転売禁止のネットショップが多い
店舗せどりほど知られていませんが、電脳せどりでも転売目的の仕入れを禁止しているネットショップが多いので注意してください。
上記を見てもわかるように、高額転売で問題になりやすい家電量販店やキャラクター関連グッズを扱うネットショップはほぼ全滅です。
実店舗のネットショップについては、転売禁止ではないか、「1人1個まで」など規制が入っていないかよく確認して仕入れましょう。
また、今後転売禁止のネットショップはどんどん増えていくと考えられるので、最新情報にも注意してください。
【電脳せどりの注意点と対策③】仕入れ前の状態確認ができない
電脳せどりは、店舗せどりと違って仕入れ前の状態確認ができません。
新品を仕入れるならともかく、1度でも消費者の手に渡った中古品の場合は、どうしても不具合のリスクが高くなります。
具体的には、メルカリ、ラクマ、ヤフオク、ジモティー、ブックオフオンラインなどリサイクルショップのネットショップから仕入れる際は十分注意が必要です。
仕入れた商品の検品を徹底することはもちろん、できるだけ不良品を仕入れないように気を付けましょう。
100%確証できませんが、仕入れ先の出品者の評価などを確認するようにすると、ある程度不良品を仕入れてしまうリスクを減らすことができます。
【店舗せどり】ブックオフやセカンドストリートなど直接店舗に行って仕入れる手法
店舗せどりは、実店舗に直接行って仕入れをする、昔ながらのせどりと言える手法です。
電脳せどりに比べると古い手法なのでオワコンと思われがちですが、今でも根強い人気があります。
店舗せどりの仕入れ手順と重要ポイント
店舗せどりの具体的な仕入れ手順は、以下の通りです。
- 実店舗に行ってリサーチして、儲かる商品を見つける
- 利益計算して、利益がどれくらい出るか確認する
- 中古品の場合は仕入れ前に状態を確認する
- 店舗から商品を仕入れる
- 仕入れたあとに丁寧に検品する
- 仕入れた商品をamazonやメルカリに出品する
- ①~⑥を繰り返す
店舗せどりの場合は、まずは自分の足を使って実店舗にリサーチに行きます。
電脳せどりと違って、店舗せどりはその場で状態確認ができるので、利益計算すると同時に、商品に問題がないかよく確認しましょう。
帰宅後、特に中古品であれば細かい傷や汚れなどがないか、詳細に検品をします。
店舗せどりの場合は、基本的に一点モノの仕入れのため、常にリサーチを繰り返す必要があります。
店舗せどりの仕入れ先50選
店舗せどりの仕入れ先については、主に次の通りで、代表的な仕入れ先だけでも50店舗あります。
家電量販店 | ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオン、ジョーシン、コジマ、ケーズデンキ、ベスト電器 |
ディスカウントストア | ドン・キホーテ、コストコ、ミスターマックス、ジェーソン、ジャパン、ダイレックス、トライアル |
ショッピングモール | イオンモール、西友、アピタ、ピアゴ、平和堂、イトーヨーカドー |
リサイクルショップ | ブックオフ、ハードオフ、オフハウス、セカンドストリート、トレジャーファクトリー、古本市場、駿河屋 |
ホームセンター | カインズ、コメリ、島忠ホームズ、ジョイフル本田、ビバホーム、コーナン、ロイヤルホームセンター、ケーヨーデイツー、ジュンテンドー |
ゲーム、おもちゃ屋 | ゲオ、TSUTAYA、WonderGOO、タワーレコード、個人のオモチャ屋さん |
ドラッグストア | マツモトキヨシ、スギ薬局、ツルハドラッグ、ウエルシア、サンドラッグ、コクミンドラッグ |
雑貨系 | ロフト、個人の雑貨店 |
詳細は、以下の記事をご覧ください。
なお、国内の実店舗に限らず、韓国や東南アジアの実店舗に行く手法もありますが、ややイレギュラーで上級者向けなので、ここでは割愛します。
店舗せどりのメリット
まず、安全面から店舗せどりのメリットをお伝えすると、電脳せどりと違って、仕入れ前から商品の状態を直接確認できます。
そのため、利益率の高い中古せどりに力を入れる場合は、店舗せどりの方が向いています。
特にジャンク品などを仕入れて補修・メンテナンスして転売する場合は店舗せどりが中心となるでしょう。
また、店舗せどりの場合はインターネットでは見つからない掘り出し物が見つかることがあります。
ブックオフやセカンドストリート、ドン・キホーテなどで仕入れてもいいのですが、地元の人しか知らない個人商店もリサーチしてみるといいでしょう。
お住まいの地域によっては、掘り出し物が見つかりやすい店舗がいくつかあるかもしれません。
このことから、電脳せどりよりも店舗せどりの方が利益率が高めで、中古品の掘り出し物の場合は利益率が40~50%程度になることもあります。
【店舗せどりの注意点と対策①】一点モノの仕入れで効率が悪い
店舗せどりは、電脳せどりよりは利益率は高くなる一方で、基本的に一点モノの仕入れとなってしまいます。
特に中古品の場合は何点も仕入れることができず、大量購入ができません。
そのため、常にリサーチを続けて掘り出し物を探さないといけないので収入が不安定になります。
【店舗せどりの注意点と対策②】転売禁止の実店舗が多い
店舗せどりは今でも人気の手法ですが、以前よりは市場が縮小しています。
これはライバルの増加もあるのですが、転売禁止としている実店舗がかなり多いためです。
電脳せどりと違い、店舗せどりは店員にすぐバレます。
他のお客様の迷惑になるほど、スマホやバーコードリーダーを片手に長時間スペースを占領することになるためです。
転売禁止の店舗であれば出禁にされてしまうこともあります。
また、多くの実店舗は人気商品に対して転売対策をしており、「1人1つまで」と購入を制限していることがほとんどです。
大量に買い占めると不正な高額転売を疑われることになるので注意してください。
【店舗せどりの注意点と対策③】結局ライバルが多くなる
店舗せどりも、電脳せどり同様にライバルが多い手法です。
特に、大手の家電量販店やリサイクルショップ、ディスカウントストアは、全国一律でセールやキャンペーンを行います。
そのため、仕入れ場所は違っても、結局同じ時期にライバルが集中してしまいます。
セールやキャンペーンは、ライバルが増加して値崩れを起こしやすい点は注意しましょう。
【店舗せどりの注意点と対策④】車を持っていないと厳しい
複数の仕入れ先を回って、いくつも商品を購入するのであれば、車を持っていないと厳しいでしょう。
周りに実店舗がほとんどない僻地も不便ですが、都心に住んでいて車を持っていない方も店舗せどりは不利になります。
【中国輸入ビジネス】アリババなど中国のECサイトから商品を仕入れる手法
国内の商品だけでなく、海外から商品を輸入する物販も主流です。
中国の輸入品は、関税・消費税や海外送料を考慮しても仕入れ値が安いので、取り組んでいる人が多いです。
中国輸入ビジネスの仕入れ手順と重要ポイント
中国輸入ビジネスの仕入れ手順は、主に以下の通りです。
- Google画像検索などを使って、儲かる商品を見つける
- 仕入れ先(アリババなど)の出品者評価を確認する
- 中国輸入代行業者経由で仕入れる
- 仕入れたあとに本物かどうか、不良はないか確認する
- 仕入れた商品をamazonやメルカリに出品する
- ①~⑤を繰り返す
なお、中国輸入ビジネスというと、簡易OEMを思い浮かべる方もいると思います。
OEM販売とは、要は自社オリジナルブランドで商品を販売することなので、敷居が高そうに感じます。
しかし、中国OEMは工場が用意したOEM用のカタログの中から商品を選んで、自社ロゴを付けるだけで済むので、国内OEMに比べるとかなり敷居が低く、参入障壁が低いです。
ただし、ロゴ違いの同じ商品が大量に流通されてしまい、ライバルに埋もれやすい致命的なデメリットがあります。
中国OEMの手順については、以下の記事をご覧ください。
中国輸入ビジネスの主な仕入れ先
中国輸入ビジネスの主な仕入れ先は次の通りです。
- アリババ(1688.com)
- Aliexpress
- タオバオ
- Tmall
最も主流なのが、市場規模の大きいアリババです。
まずはアリババでいろいろ商品リサーチをしてみるといいでしょう。
中国輸入ビジネスのメリット
中国輸入ビジネスは、アリババやタオバオなどから儲かりそうな商品を見つけて、amazonやメルカリで転売するビジネスです。
メリットは、とにかく国産品に比べて仕入れ値が安いことにあります。
実際にアリババ(1688.com)で商品をリサーチしてみると、すぐにわかります。
例えば、上記のバッグは17.6元で販売されています。1元=20円で計算すると、なんとわずか352円です。
実際にGoogleで画像検索してみると、amazonで同じ商品を見つけました。その額はなんと4,000円。価格差は10倍以上です。
実際には中国輸入代行業者の利用手数料や関税・消費税が差し引かれますが、ここまで価格差が出たら十分利益が出るでしょう。
【中国輸入ビジネスの注意点と対策】ライバルとの差別化が困難で、しかも偽物や不良品のリスクが高い
と、中国輸入ビジネスに興味を持った方もいるかもしれません。実際に仕入れ値が非常に安いので、興味を持つ方も多いでしょう。
しかし、私の周りでは中国輸入ビジネスをしていた方は、全員やめてしまったのが現実です。
主に次のような理由があるためです。
- ライバルが多すぎてすぐに値崩れしてしまう
- すぐに値崩れが起きるから在庫処分とリサーチを繰り返さないといけない
- 偽物や不良品が多くてアカウント停止・閉鎖リスクが高い
- 中国OEMも似たような商品ばかりでライバルに埋もれてしまう
- 円安や世界情勢の影響で先行き不透明
実際に中国製品は中国セラーも多く進出しており、今は参入しても稼ぐことが難しくなっています。
せっかく儲かる商品を見つけたとしても、上記のように価格破壊を起こしてしまうことも珍しくありません。
また、偽物や不良品のリスクが非常に高く、検品に神経を使うのも大きなデメリットです。
中国輸入ビジネスも一種の電脳せどりなので、商品の状態を確認できないのが大きな不安要素となります。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
【欧米輸入ビジネス】アメリカamazonやeBayから商品を仕入れる手法
欧米から並行輸入品を仕入れる輸入ビジネスも、転売では主流となっている手法です。
並行輸入品とは上図の通り、国内の直営店や正規代理店を通さずに、海外から輸入してきた商品のことを指します。
並行輸入品については、詳しくは以下の記事をご覧ください。
欧米輸入ビジネスの仕入れ手順と重要ポイント
欧米輸入ビジネスの仕入れ手順については、大まかに次の通りです。
ここでは、海外のamazonから商品を仕入れて、日本のamazonで販売する場合を例とします。
- 海外のamazonで並行輸入品を探してみる
- ASINや型番をコピペして、日本のamazonで同じ商品を探す
- 商品の売れ行きを確認して売れそうなら仕入れる
- 仕入れたあとに本物かどうか、不良はないか確認する
- 仕入れた商品を日本のamazonで出品する
- ①~⑤を繰り返す
欧米輸入ビジネスの詳細の手順については、以下の記事を参考にしてください。
欧米輸入ビジネスの仕入れ先3選
欧米輸入ビジネスの仕入れ先は、主に次の3つです。
- アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアのamazon
- eBay
- Wish
初心者の方は、まずはamazon.comなど海外のamazonをリサーチしてみるといいでしょう。
欧米輸入ビジネスのメリット
欧米輸入ビジネスは、先ほどお伝えしたように並行輸入品を扱うビジネスです。
海外送料や関税・消費税には十分注意しないといけませんが、正規の輸入品に比べると、非常に仕入れ値が安いのが特徴です。
実際にamazon.com(アメリカamazon)で、商品をリサーチしてみましょう。
この商品は97.99ドルで販売されています。1ドル150円で計算すると、14,700円程度になります。
同じ商品がamazon.co.jp(日本のamazon)でも販売されており、その価格は21,800円です。
ここ最近は円安で仕入れ値が高い傾向にありますが、それでも差額は7,100円です。
電化製品なので、日本の規格に合うかどうか確認する必要はありますが、十分利益が出ることはわかったでしょう。
【欧米輸入ビジネスの注意点と対策】並行輸入品はリスクが高く、しかも飽和状態にある
並行輸入品は、仕入れ値が安いですが、次のような欠点があり、正規品と比べると、次のようにかなりリスクが大きくなります。
- 偽物や不良品を仕入れてしまいアカウント閉鎖されやすい
- 品質不良でクレームが来やすい
- 日本の規格に合っていない違法商品の可能性がある
- アフターサービスを受けられないのでクレームが来やすい
- 取扱説明書が英語なのでクレームが来やすい
- amazonでは正規品と並行輸入品は分けて販売しないといけない
- 出品禁止、もしくは制限のある商品が多い
また、欧米輸入ビジネスもすでに飽和状態で、ライバルとの価格競争が厳く、利益率が高くない商品も多いのでリサーチが大変です。
詳しい対策方法については、以下の記事をご覧ください。
最後に
以上、物販の主な仕入れ手法と、主な仕入れ先について解説しました。
まずは、このなかから一番興味のある手法で実践してみるといいでしょう。
おすすめは、アカウント閉鎖リスクもなく、コツコツと月利を積み上げることができるメーカー仕入れです。
メーカーとの取引交渉が必要になりますが、一度取引が成立すると収入が安定するので長期的に稼ぎ続けたい方におすすめです。
もし、他の手法で限界を感じている方がいれば、メーカー仕入れへの移行を検討してもいいでしょう。
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