

せどりには2種類の方法があり、一つは「店舗せどり」です。
そしてもう一つが本日お伝えする「電脳せどり」になります。
せどりを調べると「電脳せどり」という方法があることを知ることができると思いますが、実際にどんなやり方なのか?などイメージがしづらい部分もあるかと思います。
そこで今回の記事では、電脳せどりの利益が出る仕組みから、どれくらい稼げるのか。
またメリット・デメリットはもちろんのこと、利益を出していくためのポイントや、気をつけておくべき注意点などもお伝えしてきます。
この記事は、電脳せどりの全てが分かるよう構成していますので、現在せどりに取り組むかどうか迷っている方にとって参考にしていただけると思います。
ぜひ最後までお読みください^^

目次
電脳せどりとは?
まず初めに電脳せどりの概要を理解していきましょう。
ここでは電脳せどりの利益が出る仕組み、店舗せどりとの違いなどについてお伝えしていきます。
電脳せどりの利益が出る仕組み
せどりの利益を出し方は基本的にシンプルで「安く仕入れて高く売る」。たったこれだけです。
これが電脳せどりになると「ネットで安く仕入れてネットで高く売る」ということになります。
例えば下記の商品ですが、メルカリで3,300円で販売されています。
そしてamazonでは7,235円で販売されています。
このように販売先によって価格が変わる商品があります。
上記の商品だけを見ても、メルカリとamazonで価格が約4,000円ほど違うので、メルカリで仕入れてamazonで売れば利益が出るということになります。
実際には、amazonの手数料がだいたい販売価格の3~4割ほどかかるので、高く見積もっても利益が出るでしょう。
(販売価格)-(販売先の手数料)-(仕入れ先の価格)=利益
7,235-2,894-3,300=1,041
上記のような形で、ネット上で安く売っている商品を探して、仕入れ先をより高い値段で販売しているところで売る。
これが電脳せどりです。
電脳せどりの主な仕入れ先
ではどこから仕入れて、どこで販売すればいいの?となると思いますので、電脳せどりで使われる主な仕入れ先や販路を簡単にご紹介いたします。電脳せどりに取り組む際の参考にしてみてください。
- 楽天市場などのECモール
- メルカリなどのフリマサイト
- 実店舗のオンラインショップ(ヤマダ電機など)
- スーパーデリバリーなどの卸サイト
- amazon
- メルカリ
- ヤフオク
- 楽天市場
また仕入れ先の詳細については下記の記事でもお伝えしていますので、よろしければ一度ご確認いただけますと幸いです。
平日3時間、休日10時間の作業時間で月利40万円を達成できる
実際に電脳せどりでどれくらい稼げるのかは、皆さんが気にされる部分だと思います。
EC STARs Lab.のメンバーの中にはせどりに取り組まれて方が、多く在籍していますが運営メンバーの一人でもある松井さんもその一人です。
松井さんは当時副業で電脳せどりに取り組まれていましたが、平日は3時間、休日は10時間作業を行い、月利40万円を達成されました。
またEC STARs Lab.代表の中村さんも過去にせどりに取り組んでいたことがあり、寝る間も惜しみ、家族との時間を犠牲にして毎日10時間の作業で月利100万円を達成されたそうです。
せどりで稼ぐことは現在でも可能だと思いますが、大きく稼きたいとお考えであれば、その分時間も必要ということは頭に入れておいてください。
店舗せどりとの違い
せどりを調べると記事の冒頭でもお伝えしましたが「電脳せどり」と「店舗せどり」という2つの方法があることが分かると思います。
では実際にその2つはどのような違いがあるのでしょうか?
下記の表をご覧ください。
電脳せどり | 店舗せどり | |
検品 | 必要 | 不要 |
仕入れやすさ | 〇 (スマホ・PCがあればいつでも) |
△ (移動時間がかかる、車が必要) |
ライバル | 多い | 少ない |
店舗せどりとの最も大きな違いは、電脳せどりだと仕入れから商品の発送まで全て自宅で完結できることです。
そのためスマホやパソコンがあれば、場所や時間を選ばず作業することができますし、他の人の目を気にする必要もないので黙々と作業ができるでしょう。
またリサーチ対象の商品は全国の店舗になるので、仕入れができる商品の幅も広いです。
ただし上記のように手軽にできる分、ライバルは店舗せどりに比べて多くなります。
販路によっては価格競争が起きやすいデメリットもあります。
電脳せどりに取り組む4つのメリット

スマホ・パソコンがあれば場所や時間を選ばず作業ができる
前章でもお伝えしましたが、電脳せどりは場所や時間を選ばず作業ができるので、これから副業で取り組むことを考えている方にとっては非常に大きなメリットです。
店舗せどりの場合だと必ず実店舗に足を運ぶ必要があり、移動時間も必要になってきます。
そのため帰宅時間が遅く、店舗の営業時間内に間に合わない方は休日しか取り組むことができないデメリットが発生します。
しかし電脳せどりであれば通勤・帰宅時、本業の休憩時間など、スキマ時間を使って作業ができるので、時間も有効活用できます。
またどのような仕事に就いていても関係なく誰でも取り組むことが可能です。
簡単に言えば、「自分の都合の良い時間」に作業ができるので、これを理由に電脳せどりに取り組む方が圧倒的に多いです。
人の目を気にする必要がない
電脳せどりは基本的に自宅での作業が多いです。
店舗せどりの場合は一般のお客様と明らかに動きが違うので、店員やお客様からの視線を感じることもあり、非常にストレスがかかります。
せどりで利益を上げていくためには時間が必要とお伝えしましたが、ストレスができるだけかからない環境で作業することも長期的に続けていくためにも必要になってきます。
電脳せどりであれば他の人の目を気にする必要は全くありません。
自分のペースで作業をすることが可能ですし、商品の仕入から発送まで自宅で完結できるので極端な話誰にも会う必要がありません。
ネットなので全国のネットショップが仕入れ対象になる
店舗せどりの場合は、文字通り実店舗に行き商品を仕入れることになります。
そのため仕入れ先は車などで行ける範囲が対象になり、仕入れ先が限られてきます。
しかし電脳せどりであればネットなので、全国のネットショップの商品を仕入れることが可能です。
そんなの当たり前じゃん!!と思われるかもしれませんが、店舗せどりは行ったはいいけど仕入れる商品が無い、いうことはよくある話です。せっかく時間を使ったのに仕入れが0ということも起こるのです。
ただ電脳せどりは次から次へと仕入れ対象の店舗を見ていくことができるので、根気は必要にはなってきます。
それでもコツさえ掴めば店舗せどりより対象が広い分、どんどん仕入れていくことが可能になってきます。
自分では運ぶのが難しい大きい商品や重い商品も仕入れができる
店舗せどりは基本的に車などで仕入れた商品を自分で自宅まで運ぶ必要があります。
そのため車に入りきらない大きな商品や、重たい商品は自然と仕入れ対象から外れます。
その一方で電脳せどりで大きく重い商品を仕入れても運んでくれるのは配送業者の方々です。
店舗せどりで仕入れ対象にならない商品も仕入れ対象に入ってくるので、このような観点からも仕入れができる範囲が広がり、リサーチ対象の商品が増えるメリットがあります。
電脳せどりで頭に入れておきたい5つのデメリット

利益商品のリピートが難しいのでリサーチし続ける必要がある
電脳せどり・店舗せどりに共通して言えますが、リピート仕入れはほとんどできません。
なぜならセールなどタイミングも毎回違いますし、値引きの幅や価格なども一定ではないからです。
そのため仕入れをしていくためには、リサーチし続ける必要があるのです。

売上や利益を拡大していこうと思えば思うほど時間が必要になってくるので、
利益は出ているのに自由な時間が無い!
といったジレンマに陥ることもあるでしょう。
商品の状態が届くまで分からないので検品が必須
店舗せどりであればその場で商品の状態を確認できるので問題はありませんが、電脳せどりは商品が届いてからでないと商品の状態はわかりません。
例えば服を購入しようと実店舗にいった場合は、状態は一目見ればわかりますしその場で試着もできるのでサイズ感も把握できます。
しかしZOZOなどで購入した場合は届いてからでないと確認はできませんよね?
上記のようにネットで商品を購入した場合、自宅に商品が届くまでどのような状態かが分からないので必ず検品を行う必要があります。
そのため店舗せどりと比べると、少し出品まで時間がかかってきます。
しかしこれを怠るとお客様からのクレームに繋がり、最悪の場合販路先のアカウント停止といったことが起こる可能性もあるので、必ず検品を行うようにしましょう。
掘り出し物を見つけることができない
店舗せどりも電脳せどりと同様にリサーチをし、お目当ての商品を探しに実店舗に向かいます。
店舗に着いたらまずはリサーチした商品をチェックするわけですが、その際に店舗独自のセールを行っているなどして、意外な商品が値引きされているケースが稀にあります。
またこういった商品が思わむ利益を生むこともあるので、店舗せどりの特権とも言えるでしょう。
これはどれだけしっかりリサーチしても、実際に店舗に行かないと見つけることはできないので、電脳せどりでは掘り出し物を見つけることは不可能と言ってもいいでしょう。
ライバルが多いので価格競争になる
こちらも1章でお伝えしましたが、電脳せどりはいつでもできる分参入しやすく、ライバルがどうしても多くなります。
ライバルが増えると売れない不安や早く現金化したい人が、価格を下げて売り切ろうとしてきます。
そうすると他の人も価格を合わせるようになります。そしてまた値下げをする。
このようなループで価格がどんどん落ちていく商品も出てきます。
電脳せどりは仕入れやすいことがメリットではありますが、その分需要よりも供給量が多くなり、価格競争が起きる可能性が高くなります。
世間からのイメージが悪いので周りに言えない
最近ではプロ野球日本シリーズのチケットが転売ヤーの影響で、3,000円台のチケットが50万円で販売されているなど、世間では転売=悪のイメージが強くなっています。
またX(旧Twitter)でも転売はクズ・気持ち悪いといったポストが散見されます。
https://twitter.com/taku_yoiyasa/status/1714783151871128048
転売ヤーの嫌いなところってさ、ファンが欲しかった商品を転売のことしか考えずに買っていくクズみたいなところなんだけど、陳列とかもファンは楽しみにしてたりするのね。パネルとか。商品と装飾を楽しみにお店に来たらクズみたいな転売ヤーで買われて売り切れってことがあるのよね。
— まっしー (@08stella_) October 22, 2023
電脳せどりを始めるための6STEP
ここからは電脳せどりを始めるために、準備することや決めておくことなどについてお伝えしていきます。
- 電脳せどりに必要な3つのものを準備する
- 販路を決める
- 古物商許可証を取得する
- 「新品」か「中古」のどちらを仕入れるか決める
- 商品をリサーチして仕入れをする
- 仕入れた商品を登録・出品・発送する
1~4までが電脳せどりを始めるための準備の段階で、4まで終わればあとはひたすら5と6を繰り返し、売上・利益を上げていく流れになります。
それでは一つずつ解説していきます。
【STEP1】電脳せどりに必要な3つのものを準備する
まず初めに下記の3つのものは最低でも準備しておきましょう。
最後の現金については、後述しますがあった方が安心です。
- スマホ・パソコン
- せどり専用のクレジットカード
- せどり専用の銀行口座
- 現金(あった方が安心)
【スマホ・パソコン】
ネットで仕入れ、ネットで販売する電脳せどりですので、まずはこれが無いと始まりません。
ただ現在では多くの方が両方お持ちだと思いますので、そのまま使用していただいて問題はありません。
スペックについては良いに越したことはないですが、そこまでこだわる必要はありません。
また回線についてもできればWi-Fiより光回線の方が良いですが、ネット環境についてはゆっくり整えていけば良いと思います。
【せどり専用のクレジットカード】
まずクレジットカードについてですが、クレジットカードで仕入れることによって支払いまで時間に猶予があるので、支払いまでに売上が入金されれば極端な話資金0でも電脳せどりに取り組むことが可能です。

そしてなぜ「せどり専用」と付けているかというと2つ、理由があります。
- 仕入れにいくら使ったかなど、せどりの資金管理がしやすい
- 普段のカードだと限度額いっぱいになり、生活に支障をきたすことがある
せどりを含む物販に取り組むあたって気をつけていただきたいのが「しっかり数字を把握する」ということです。
そのためにもクレジットカードはできればせどり専用のものを準備していただき、いくら仕入れに使ったかなど明確に分かるようにしておきましょう。
【せどり専用の銀行口座】
銀行口座もせどり専用の口座を作っておくことをおすすめします。
こちらもクレジットカード同様専用のものを作っておくことで資金管理がしやすくなります。
また利益が年間で20万円出ると確定申告を行う必要がありますが、その際も生活用と分けておくと資料の提出も楽になります。
【現金(あった方が安心)】
基本的に電脳せどりはほとんどクレジットカード払いができますが、やはり現金があった方が安心です。
なぜなら仕入れた商品が想定より売れないケースも考えられるためです。
クレジットカードの支払いまでに売上が回収できないこともあるので、その際は現金が必要になってきます。
そのようなときに慌てないよう、少しでもいいので現金を準備できると良いでしょう。
【STEP2】販路を決める
販路については下記の4つが候補に挙がります。
- amazon(一番おすすめ)
- メルカリ
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
【amazon(一番おすすめ)】
まずamazonですが、なんといってもFBAの存在が非常に大きいです。
FBAとは、Fulfillment by amazonの略で物販における様々な業務を代行してくれるサービスです。
FBAについては以下の記事で詳細に解説していますので、よろしければ確認してみてください。
このサービスがあるおかげで、仕入れた商品をamazon倉庫に納品するだけであとは売れるのを待つだけという状況を作れます。
amazon倉庫への納品の仕方についても下記の記事がありますので、一度ご覧いただけますと幸いです。
【メルカリ】
メルカリは出品が手軽にできるので、せどりをこれから始める方にとっては使いやすいかもしれません。
出品のテンプレートも用意されており、スマホ1台で売買が完結できる点も魅力的です。
副業で取り組んでいて、なかなか時間が取れない方にとってはメルカリを使うことで効率良く稼ぐことができるでしょう。
【楽天市場】
楽天市場はamazonと並ぶ巨大なプラットフォームで、集客力はamazonに引けを取りません。
ただ出店料が非常に高いので、これからせどりに取り組む方にとってはハードルが高いでしょう。
せどりを始めたての方にとって楽天市場を販路にすることは現実的ではないので、amazonやメルカリで利益を上げてからチャレンジするのが良いと思います。
【ヤフーショッピング】
ヤフーショッピングは上記3つの販路と比べ集客力が弱く、売上もamazonの10分の1あれば良い方と言われています。
ただ出店する際に費用はかかりませんので、資金が無い方でも始められるのがメリットです。
しかしいくら出店費用がかからないといっても、売れなければ意味がありません。
ヤフーショッピングの位置づけとしては、amazonや楽天市場の補助的なイメージで良いかと思います。
【STEP3】古物商許可証を取得する
古物商許可証は電脳せどりを行う上で取得しておいた方がいいものになります。
古物商許可証は、中古品を販売するときに必要な免許となり、古物商許可証を持たず営業目的で中古品を販売することは古物営業法で禁じられています。
また気を付けていただきたいのは、新品せどりであっても古物商許可証が必要な点です。
古物営業法では仮に新品の商品でも、第三者を経由した場合は「古物」扱いになります。
例えばメルカリで新品未使用の商品を仕入れても、その商品は古物となります。
そのためamazonで新品で販売したとしても法律上は古物なので、古物商許可証が必要になります。
古物営業法第三十一条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
一 第三条の規定に違反して許可を受けないで第二条第二項第一号又は第二号に掲げる営業を営んだ者
二 偽りその他不正の手段により第三条の規定による許可を受けた者
三 第九条の規定に違反した者
四 第二十四条の規定による公安委員会の命令に違反した者
違反すると懲役刑が科せられるなど重い罰則になります。
安心してせどりを行うためにも、古物商許可証を取得しておきましょう。
古物商許可証の取得方法については下記の記事で解説しています。
【STEP4】「新品」か「中古」のどちらを仕入れるか決める
次に仕入れる商品を新品にするか中古にするかを決めていきます。
それぞれメリット・デメリットはありますが、まずは新品から始めるのが無難です。
新品の商品は検品をする必要は無く、基本的に仕入れたらそのまま出品できるので非常に楽ですし、同じ商品を集めやすいのもメリットの一つと言えます。
例えば利益商品が見つかれば、仕入れ価格は注意する必要がありますが、同じ商品を他店舗で探して仕入れることが可能となり、利益商品を複数出品できます。
一方中古だと状態がバラバラなので上記のような仕入れ方は難しいですし、最大の懸念点はクレームが多いという点です。
どれだけしっかり掃除をして、状態をしっかり商品ページで伝えていたとしても、購入者が「思っていたのと違う」とクレームを入ってしまうの中古なのです。
この認識の違いは個々の価値観でもあるので、埋めるのは簡単ではないです。
そのため始めたての方には中古はおすすめできません。
ただデメリットばかりではなく、中古はプレミア商品のケースもあり利益率が高いのがメリットです。
せどりに慣れてきたら取り組んでみても良いでしょう。
【STEP5】商品をリサーチして仕入れをする
仕入れる商品を決めたら、次は商品をリサーチしていきましょう。
基本的にはツールを使って作業していくので、まずはリサーチ用のツールを導入します。
- Keepa(有料・無料)・・・無料でも使えるが有料でないとKeepaの良さを活かせない。月額約2,600円
- キーゾン(無料)・・・月間販売個数を確認できるので、仕入れ過ぎを防ぐことができる
- ショッピングリサーチャー(無料)・・・電脳せどりの効率が上がる
上記3つのツールは、電脳せどりに取り組む上で必須のものになるのでぜひ導入してみてください。
とくにKeepaはとても便利なツールで3つの中でも最も重要なツールです。
無料でも使えますが、Keepaの機能を最大限活かすためにも有料での導入をおすすめします。
またキーゾンとセットで導入することでよりKeepaを活かすことが可能です。
Keepaやキーゾンの登録方法については、以下の記事で詳細に解説していますので参考にしてみてください。
その他に電脳せどりで使えるツールがありますが、以下の記事でまとめておりますので、興味がある方は一度ご覧になってください。
【仕入れる商品をリサーチする】
そしてツールを導入したら仕入れができる商品をリサーチしていきましょう。
先ほど最も重要とお伝えしたKeepaを使ってリサーチしていきます。
リサーチ手順については下記の記事と動画で解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
【利益が出ることを確認して仕入れる】
Keepaを使用し、仕入れ対象の商品を見つけたところで、あとはその対象商品をチェックしていきます。
下記の記事の「電脳せどりの仕入れ先」を参考にしていただき、オンラインショップやECモールから仕入れ対象の商品を探していきます。
商品が見つかったらショッピングリサーチャーなどを使い利益計算をし、利益が出ることを確認して仕入れていきます。
せどりのリサーチについては、下記の記事でも解説していますので参考にしてみてください。
【STEP6】仕入れた商品を登録・出品・発送する
商品を仕入れたら次はSTEP2で決めた販路に出品していきましょう。
STEP2でお伝えした販路の出品方法については、下記に公式サイトのページを載せておきますのでご確認いただければと思います。
そして出品が完了し商品が売れたら、購入者に向けて商品を発送します。
amazonが販路であればFBAがあるので、梱包や発送作業をする必要はありません。
メルカリについては物量が少なければ最寄りのコンビニから発送する、物量が多ければ配送業者と契約することで配送コストを下げていけるでしょう。
楽天市場やヤフーショッピングについても同様です。
電脳せどりで利益を出していくための3つのポイント
ここからは電脳せどりで利益を出していくポイントをお伝えしていきます。
ぜひ電脳せどりに取り組む際の参考にしてみてください^^
Keepa・キーゾンは絶対に導入する
商品の仕入れ判断をするとき利益率に目が行く方が多いですが、まずは回転率が良い商品、即ちよく売れている商品を優先して仕入れていくことが大切です。
なぜなら、いくら利益率が良くても全く売れなければ1円の利益にもならないからです。
反対に利益率が低い商品でも、数をたくさん売ることで利益は上がっていきます。
またもう一つ回転率が良い商品を仕入れるべき理由があります。
それがキャッシュフローが良くなる点です。
回転率が悪い商品を仕入れてしまうと在庫を持ち続けることになり、資金を回収できないので次の仕入れに回すことができず仕入れができなくなる・・・ということも起こる可能性があります。
この2点の理由からまずは回転率が良い商品を優先して仕入れるようにしていきましょう。
ではどのように回転率が良い商品を見つけるのか?についてですが、前章のSTEP5でもお伝えしたKeepa・キーゾンを使うことで、
- 月間販売個数
- 出品者の在庫数
- 出品者の増減
などを把握することができるので、適切な仕入れ個数の判断をすることができます。
適切な仕入れ個数は1~1.5ヵ月分の個数が一つの目安なので意識してみてください。
季節やイベント商品を狙う
季節やイベントによって商品の売れ行きが変わるものを狙うのも一つの手です。
夏なら家庭用かき氷機、冬なら暖房器具の売れ行きが良くなります。
またハロウィンやクリスマス、正月用品など決まったイベントの時期の少し前から関連の商品は売れ始めます。
季節やイベント関連の商品を約2~3ヵ月前から仕入れて準備しておけば、在庫が残ることも少ないですし普段より高い値段で販売できるので、利益も確保することが可能となります。
仕入れる商品のカテゴリーを絞る
仕入れる商品のカテゴリーを絞っていくのも良いでしょう。
リサーチの際に条件を絞って作業ができるので効率が良くなりますし、専門性が高まるので他のライバルとの差別化が可能です。
自分はスポーツが好きだから、アウトドアが好きだからなど、自分の趣味や好きな物のカテゴリーから絞っていっても良いでしょう。
電脳せどりで絶対に気をつけておきたい4つの注意点

ここからは電脳せどりに取り組む際の注意点についてお伝えしていきます。
知らず知らずのうちに違法行為をしていた、ということもあるので、これからお伝えすることに注意していただければと思います。
古物商許可証は必ず取得しておく
4章のSTEP3でもお伝えしましたが、大切なことなのでもう一度お伝えいたします。
基本的にせどりに取り組む以上は古物営業法を守らなければなりません。
ということは、せどりで利益を上げていく以上は古物商許可証は必須と言えます。
意外とここは知らない、もしくは甘く見ている方がいますが、法律できちんと定められているので注意してください。
知らないでは通用しませんし、捕まってから後悔しても遅いので、必ずせどりに取り組む前に古物商許可証を取得するようにしてください。
また取得の際は申請から交付まで約40日かかるので、早めに取得に動くようにしてください。
出品すると違法になる商品があるので事前に確認しておく
出品した時点で違法となる商品があるので、こちらも注意してください。
せどり自体は古物営業法を守ればもちろん問題ないですが、以下の商品については全て違法になるので、商品を仕入れる際には違法になる商品でないか、しっかり確認しましょう。
- チケット転売
- 偽ブランド商品
- 薬機法上の許可のない医薬品
- 輸入した化粧品
- 小分けした化粧品
- 無免許での酒類
- 商品の製造番号を削った化粧品
- 盗品
詳細については以下の記事でお伝えしているので、お読みいただくことでより理解が深まるかと思います。
各販路の規約を把握してアカウント停止にならないよう注意する
商品を出品する前に各販路の規約を確認し、出品が禁止されている商品にどのようなものがあるか把握しておきましょう。間違って出品してしまうと最悪アカウント停止など重い処分が下る可能性もあります。
また先に仕入れてしまい、あとで出品できないと分かってからでは遅いのでしっかり確認しておいてください。
例えばamazonでFBAを利用する場合、以下のような商品が出品を禁止されています。
- 日本の規格および法律を満たしていない商品
- 室温で保管できない商品
- 動植物
- 危険物および化学薬品
- 出品に必要な届け出や許可取得などが行われていない商品
- 医療機器
- 平成18年厚生労働省告示第68号が指定する専ら家庭において使用される管理医療機器
- 医薬品
- 金券類
- ゴールド、プラチナ、銀などの貴金属バー・インゴッド・地金
- 金貨・銀貨・銅貨・記念コイン
- 古銭・古札
- プログラムポリシーによって出品が禁止されている商品
- リコール対象の商品、または日本で販売が禁止されている商品
- ネオジウム磁石および、その他の商品に影響を及ぼす恐れのある磁性商品
- 法令により所持等が禁止されている大麻由来製品。
- テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジオール(CBD)が含まれている商品
詳しくはamazonコンディションガイドラインをご確認ください。
またアカウント停止については、以下の記事でもお伝えしていますので参考にしてみてください。
転売禁止の店舗、メーカーに注意する
最近ではせどりや転売を禁止するネットショップも増えており、仕入れができる範囲が狭くなってきています。
これは少し前に話題になった、Nintendo Switchの転売問題などからせどらーや転売ヤーのイメージが悪くなっていることもありますし、実際に転売で購入した商品の不具合などのクレームがメーカーに行くこともあり、企業価値を転売ヤーたちが落としているという現状もあります。
当然そういったことを防ぐためにメーカー側も対策を立てる必要があるので、最近では禁止しているところが増えているのです。
主な転売禁止のネットショップ
【家電量販店】
- ヤマダウェブコム
- ヨドバシドットコム
- ビックカメラ.com
【おもちゃ関連】
- タカラトミーモール
- ポケモンカードゲーム
- プレミアムバンダイ
- トイザらス
【その他】
- ハンズ(旧東急ハンズ)ネットストア
- スギ薬局
- カメラのキタムラ

※ノジマ公式サイトより抜粋

※トイザらス公式サイト「ご注文について」より抜粋

※カメラのキタムラHPより抜粋
上記に挙げた以外にも転売禁止の店舗は多数あり、規約にしっかり明記してあります。
とくに家電量販店のほとんどが転売禁止になっており、仕入れをするのが難しい状況となっています。
その他にも有名なショップはほぼ禁止していると考えいいですし、仕入れができたとしても個数制限を設けるなどして対策しているところも多いです。
「少しずつでも仕入れができればいいじゃん!」
と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、それでは効率が悪いので稼いでいくことは難しいでしょう。
またそれならと規約を守らず商品を購入する人もいますが、大量に購入するなど転売を疑われるような行為が発覚すれば、注文が自動キャンセルされ二度とそのショップが利用できなくなることもあります。
規約を破ってまで商品を購入するのはリスクしかありません。
絶対にそのような行為はしないようにしましょう。
電脳せどりに関するよくある質問
最後に電脳せどりに関しての、よくある質問について回答していきます。
Q1 初心者ですが、電脳せどりで稼げますか?
資金など個人差はありますが、継続できれば稼げるようになる可能性はあると思います。
電脳せどりのやり方については以下の記事を参考にしてみてください。
Q2 一日にどれくらいの作業時間が必要ですか?
どれくらいの利益を得たいかにもよりますが、EC STARs Lab.の松井さんは平日3時間、休日10時間の作業で月利40万円を達成されました。
始めたての方であればまずは作業に慣れることを意識していただき、徐々に作業時間を増やしていけると良いかと思います。
Q3 パソコンが苦手ですが問題はないでしょうか?
パソコンが使えるに越したことはありません。
ただ作業していくうちに操作に慣れていけば問題ないですし、タイピングなど習得する必要はありません。
作業を継続していけば自然と慣れていきますし、パソコンスキルがあるから稼げるわけでもありません。
まずはやってみる、これが大切です。
Q4 電脳せどりは今後飽和していくのでしょうか?
世の中に商品がある以上、飽和していくことはないと考えます。
しかし前章でもお伝えしたように、転売禁止の店舗やメーカーも多くなってきているので、仕入れの幅は狭まっていく可能性はあるかと思います。
Q5 開業届は必要でしょうか?
開業届は提出しておけば、青色申告の税制優遇を受けられるのでメリットもありますが、始めたてであれば慌てて提出する必要はないかと思います。
開業届に記入する事業開始日も遡って申請できます。
ただし開業届を出していなくても、年間20万円以上の利益が出た場合は確定申告が必要なので注意してください。
Q6 電脳せどりでコンサルは必要でしょうか?
独学で取り組むよりも、コンサルを受けた方が稼げるスピードは早いと思います。
やはり経験者の方から教えてもらえるのは大きいですね。
ただコンサルなら誰でもいいというわけではないので注意してください。
コンサルの選び方については以下の記事でも解説しているので、よろしければ確認してみてください。
Q7 電脳せどりの情報はどこから入手するのが確実でしょうか?
やはり書籍が一番だと思います。
とくに商業出版された書籍は、出版社を通して出版されるので信頼性は高いです。
出版社も書籍を出す以上、間違ったことや怪しいことは、その出版社の信用に関わるので出版することはできません。
そのため信頼性が高いのです。
せどりに関する情報収集については、以下の記事でもお伝えしていますので参考にしてみてください。
最後に
ここまで電脳せどりの基本情報をお伝えしてきました。
今回の記事で電脳せどりの概要を掴んでいただけたかと思います。
メリット・デメリットなど総合的に判断していただき、実際に取り組むかどうか判断していただければ幸いです。
私はamazon物販メーカー仕入れで人生を変えた一人ですが、この記事を参考にしていただき、新しい未来を掴んでいただければ嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
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