上記のようにお考えの方はいらっしゃいませんでしょうか?
せどりは副業や物販に取り組んだことのない方でも非常に取り組みやすいビジネスです。
また方法によっては時間や場所を選ばず仕入れができるので、本業のスキマ時間に取り組めるのも魅力的です。
実際にせどりで月5万稼げるのか?についてですが、せどり経験者でEC STARs Lab.のメンバーの松井さんに聞いたところこのように教えてくれました。
せどりで月5万稼ぐことはできると思います。
実際私が取り組んだときは開始4ヵ月で月5万稼ぐことができました。
副業時代に平日2時間、土日は4時間くらいの作業で達成したので、月5万の利益は現実的な数字だと思います^^
今回は、せどりで月5万稼ぐために必要なことや、読んでいただければすぐにせどりに取り組んでいただけるようステップ型式で始め方をお伝えしています。
今の収入を少しでもアップしたい方にとっては必見の内容となっていますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
せどりで月5万稼ぐために必要なこと
まず初めにせどりで月5万稼ぐために必要なことを抑えておきましょう。
この記事の冒頭でもお伝えした松井さんが、せどりで月5万稼いだ時の作業量などを以下の表にまとめてみました。
期間 | 4ヵ月 |
作業時間 | 350時間(平日2時間、土日4時間) |
仕入原価 | 30万円 |
商品数 | 170 |
上記の表にあるように、せどりで月5万稼ぐためには以下のことが必要になってきます。
- 作業量の確保
- 月5万を得るために売上50万円を目指す
それぞれ解説していきます。
作業量を確保する
月5万稼ぐために作業量の確保は絶対に必要です。
松井さんは期間が4ヵ月、作業時間は平日2時間、土日は4時間の作業で月5万の利益を達成されました。
作業時間にはこの後お伝えする商品のリサーチや発送作業も含まれており、本業もあるので大変かと思いますが、副業の方でも現実的な作業時間で月5万の利益を達成することは可能です。
月5万稼ぐために売上は50万円を目指そう
利益率にもよりますが、月5万稼ぐためにはまずは売上50万円を目指すことが大切です。
用意する資金としては30万円以上を用意できると良いかと思います。
ただ後ほどお伝えしますが、せどりの仕入れはクレジットカードで支払うことが多いです。
ただクレジットカード払いに対応していない店舗で仕入れるケースもあるため、保険として資金を用意しておくと安心です。
そしてなぜ月5万稼ぐために売上50万円を目指すかというと、amazonを販路にした場合を例に計算してみると理解しやすいです。
ここでは利益率10%、amazon手数料を40%と仮定して計算してみます。
実際はもう少し利益率は高くなる可能性もありますし、手数料も30%台になることがほとんどですが、厳しい数値で計算したほうが失敗する確率も下がります。
計算式は以下の通りです。
月商(売上)-amazon手数料-利益=仕入れ資金(必要資金)
先ほどの例を上記の式に当てはめると、
50万円-20万円-5万円=25万円
このようになります。
なお、仕入れたものが全て1ヵ月で売り切れるかどうかは不透明なため、より確実に達成したいのであれば仕入れ資金の1.2~1.5倍の30万円以上用意しておくことをおすすめいたします。
そして商品数についてですが、表の商品数はあくまで目安の数値です。
松井さんは主に販売価格3,000円くらいの商品を扱っていたとのことで、利益率が10%くらいであれば約170個販売すれば月5万は達成可能です。
(販売価格-手数料-仕入原価=利益)
3,000円-1,200円-1,500円=300円
販売価格3,000円×170個=売上510,000円
利益300円×170個=月利51,000円
販売単価が上がれば、1個あたりの利益も上がるので売る商品数は上記より少なくても大丈夫ですし、単価が下がればその逆です。
大切なのは感覚で取り組むのではなく、しっかり数字を自分の中に落とし込んで作業することです。
ただ漠然と作業するより、明確な目標を持って作業することで今自分が目標に対しどの位置にいるのか把握ができ、モチベーション維持にも繋がります。
次章からはせどりで月5万稼ぐための方法をステップ型式でお伝えしていきます。
【STEP1】せどりで月5万稼ぎ続けるために最低でも3つのものを準備する
まずはせどりで月5万稼ぐために、事前に準備しておくものについてご紹介します。
下記の動画も参考になりますので、合わせてご覧ください。
せどり専用のクレジットカード
現在お持ちのクレジットカードでせどりに取り組んでも良いのですが、せどり専用のカードを準備しておくことをおすすめします。
普段使っているクレジットカードで仕入れをすると、限度額いっぱいになる可能性があり、普段の買い物に支障をきたすことも考えられます。
また仕入れにいくら使ったかなど、資金管理の部分においても面倒になってきます。
そしてクレジットカードで仕入れるメリットについてですが、クレジットカードは月末締翌月末払いがほとんどのため、支払いまでに時間に猶予があります。
そのため極端な話資金0でも取り組むことができますし、キャッシュフローも良くなります。
ただし、仕入表や在庫表はしっかり記録しておきましょう。
仕入れにいくらに使ったかが分からないのは非常に危険です。
仕入原価を把握することで仕入れ過ぎを防ぐこともできるので、この辺りは常に意識しておくことをおすすめいたします。
せどり専用の銀行口座
せどり専用の銀行口座を作っておくことで資金が管理しやすくなります。
専用の銀行口座に仕入れ用の資金を移しておき、せどり専用のクレジットカードの引き落としもその銀行口座に設定しておきます。
また販路先の入金先もこの口座にしておくことで、資金管理が楽になります。
先ほどお伝えしたクレジットカードと合わせてせどり専用で準備しておくと、確定申告の時の資料の提出なども非常に楽なので、生活用と分けて用意しておきましょう。
スマホ・パソコン
こちらについては現在お持ちのものを使用していただければ問題ないので、せどり専用に用意する必要はありません。
スマホは主に店舗せどりで使用しますが、販路先との価格差をチェックできるアプリをダウンロードし、商品のバーコードを読み取って仕入れるかどうかを判断してきます。
パソコンは電脳せどりを行う際に必要になってきますし、商品を出品する作業をするときは圧倒的にパソコンの方がやりやすいです。
スペックについてはそこまでこだわる必要はありませんが、回線についてはWi-Fiより光回線の方がストレスなく作業ができるでしょう。
【番外編】クレカに対応していない店舗もあるので現金も用意しておく
仕入れる店舗によってはクレジットカード払いに対応していないところもあります。
そのような場合でも仕入れができるように、現金も用意しておくと安心です。
またその他にも商品が想定より売れないこともあるので、クレジットカードの支払いまでに売上が回収できないケースも考えられます。
その際慌てないためにも現金があるとこちらも安心です。
【STEP2】販路はamazonかメルカリを選択する
せどりで月5万を稼ぐのであれば、販路はamazonかメルカリで十分です。
他にヤフショや楽天市場もありますが、ヤフショの売上はamazonの10分の1にも満たないですし、楽天市場は出店費用が高額なのでおすすめはできません。
amazonとメルカリを比較した表は以下になります。
amazon | メルカリ | |
出店費用 | 月額5,390円(税込) (大口出品) | 無料 |
月間利用者数 | 5,120万人 | 2,200万人 |
出品のしやすさ | 簡単 | 大変 |
在庫管理 | amazon | 自分 |
発送業務 | amazon | 自分 |
またamazonとメルカリを比較した記事もありますので、一度ご覧いただければ幸いです。
amazon
せどりの販路として、やはりamazonは外せません。
その最大の理由としてはFBAの存在ですが、その他にも大きなメリットがあります。
- FBAがあることでリサーチや仕入れに時間を使える
- 日本最大級の集客力を活かせる
- ツールが充実している
【FBAがあることでリサーチや仕入れに時間を使える】
まずFBAとは何か?についてですが、Fulfillment by Amazonの略です。
そしてこのサービスを利用することで通常の物販で発生する、
- 商品の保管
- 注文処理
- 梱包
- 出荷
- 返品対応
- 入金確認
といった作業をamazonが代行してくれます。
上記の作業は非常に手間と時間がかかるので、もし自分一人でやろうとするとものすごい労力がかかります。
しかしこのサービスを利用すれば、仕入れた商品をamazonの倉庫に納品するだけで、注文が入れば自動的にお客様まで発送してくれるので、私たちはリサーチや仕入れに力を入れることができます。
とくに副業の方は時間をどう捻出するかも課題になってきますので、副業の方こそFBAを利用しない手はないと思います。
FBAについては以下の記事でも解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
【日本最大級の集客力を活かせる】
amazonを販路にする大きなメリットの一つに、楽天市場と並ぶ日本でトップクラスの集客力が挙げられます。
先述したFBAを利用することでこちらのメリットも活かすことができるでしょう。
2022年度のamazonの日本での売上高が3兆1,958億7,600万円となっており、右肩上がりで伸び続けています。
またamazonは日本人の3人に1人が利用しているデータもあるので、月に5,000円ほど費用がかかるとはいえ、5,000円以上のメリットがあるでしょう。
【ツールが充実している】
amazonではKeepaやキーゾンといったツールで、ランキングの推移であったり過去に売れた個数を表示してくれます。
ぜひ下記の記事からKeepa・キーゾンの使い方や登録方法を確認していただきたいのですが、この2つのツールを利用することで、売れ行きの予測を立てることが可能になります。
そのため多く仕入れ過ぎて、余剰在庫になるリスクを抑えることができます。
物販において売れない在庫を持つことはキャッシュフローの悪化を招き、帳簿上は黒字なのに余剰在庫のせいで事業が継続できなくなる「赤字倒産」が発生します。
そのようなことを防ぐためにもKeepaやキーゾンといったツールをぜひ積極的に活用していってください。
その他にも自動価格改定機能などがあるプライスター、利益計算が簡単にできるFBA料金シミュレーターなど利用できるツールが多くあります。
下記の記事ではせどりで使えるツールを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 手数料が高い
amazonでFBAを利用した場合には以下のような手数料がかかってきます。
手数料の種類 | 手数料の概要 |
販売手数料 | カテゴリーによって販売手数料率が変わる(販売価格×販売手数料率) |
FBA配送代行手数料 | 1商品ごとにかかる出荷手数料 |
在庫保管手数料 | amazon倉庫が保管・管理するための手数料 |
長期保管手数料 | amazon倉庫に保管してある商品が365日以上売れていないとかかる手数料 |
販売手数料とFBA配送代行手数料は商品が売れた時にかかってきます。
価格が1,000円台の商品は価格のおよそ40%ほどかかりますが、単価が上がればその割合は減ってきます。
在庫保管手数料、長期保管手数料については、amazon倉庫に商品を納品してからの期間で金額が変わってきます。
詳細は下記の記事を参考にしていただければと思います。
メルカリ
メルカリは2023年でサービス開始から10周年を迎え、今でも利用者が増えているプラットフォームになります。
読者の方の中にも利用したことがある方が多いのではないでしょうか?
- 簡単に出品ができる
- 初期費用や月額費用がかからない
【簡単に出品ができる】
メルカリで出品する際は、バーコードをスキャンするだけ商品が表示され、出品ページのテンプレートも用意されています。
そのため時間があまり取れない副業の方や、せどり初心者の方にとって優しい販路と言えるでしょう。
また基本スマホ1台あれば出品から発送まで完結するので、お客様とのやり取りに場所や時間を選ばないのも嬉しい点です。
【初期費用や月額費用がかからない】
こちらについてもせどり初心者のとって優しい設計となっています。
手数料は商品が売れた時に発生するので、とりあえず出品して様子を見る、ということも可能です。
商品が売れる感覚を掴むためには、持って来いのプラットフォームと言えるでしょう。
- 全て自分でやることになるので手間がかかる
メルカリは1つずつ商品ページを作る必要がありますし、売れた場合はまた掲載し直す必要もあります。
これに加え、商品の梱包・発送まで自分でやることになります。
さらにお客様からの価格交渉にも対応しないといけないので、一つの商品が売れるまでにどうしても時間がかかってきます。
【STEP3】古物商許可証を取得しておく
古物商許可証はせどりを行う上で取得しておくべきものになります。
古物商許可証は中古品(古物)を販売するときに必要な免許で、古物営業法という法律で定められており、仮に新品の商品であっても第三者を経由した場合「古物」扱いになります。
そのため、メルカリで新品未使用の商品を仕入れてamazonで新品として販売しても、法律上は違法となってしまうのです。
古物営業法第三十一条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
一 第三条の規定に違反して許可を受けないで第二条第二項第一号又は第二号に掲げる営業を営んだ者
二 偽りその他不正の手段により第三条の規定による許可を受けた者
三 第九条の規定に違反した者
四 第二十四条の規定による公安委員会の命令に違反した者
知らなかった・・・では済まされませんので、自分の身を守るためにも古物商許可証を取得しておきましょう。
古物商許可証の取得方法については、以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
【STEP4】仕入れの方法を決める
いよいよここからは仕入れの方法を決めていきます。
- 店舗から仕入れるか、ネットから仕入れるかを決める
- 新品を扱うか、中古を扱うかを決める
上記の流れで仕入れ方法を決めていきましょう。
店舗から仕入れるか、ネットから仕入れるかを決める
まずは店舗から仕入れるのか、ネットから仕入れるのかを決めていきます。
ちなみにネットから仕入れることを「電脳せどり」と呼びます。
もちろん両方取り組んでいただいて問題ありません。
例えば副業の方で、
平日は帰りが遅く店舗が閉まっているからネットで仕入れよう^^
ただ休日は時間があるし時間も使えるから店舗で仕入れるのアリだな!
といった使い分けも可能です。
どちらにしても店舗とネット(電脳)の違いは理解しておくといいので、以下の表を確認してみてください。
店舗せどり | 電脳せどり | |
検品 | 不要 | 必要 |
時間 | かかる (店舗間移動、商品の積み下ろしなど) | かからない (スマホ・PCがあればいつでも) |
ライバル | 少ない | 多い |
【店舗せどり】
- その場にしかない商品を取り扱えるのでライバルが少ない
- 他の地域にはない店舗の特徴を活用できる
店舗せどりは実店舗に足を運んで商品をリサーチすることになります。
その際店舗ごとにワゴンセールを行っていたり、在庫処分のために値引きがされている商品があるケースがあります。
こういった商品がある場合、その店舗でしか利益が出る価格で販売していないこともあり、ライバルが同じ商品を仕入れることができず差別化が図れます。
店舗せどりで稼いでいくためには、いかに効率良く多くの店舗を周れるかが勝負になるでしょう。
- 店員やお客様の目が気になる
- せどり禁止の店舗が増えており、仕入れが難しくなっている
店舗せどり最大のデメリットは、周りの視線です。
私は実際に商品のバーコードにスマホをかざしている方を見たことがあり、かなり違和感を感じました。
もちろんそういった方を探しに行ったわけではなく、普通に買い物をしていても目についたのです。
私がそう感じたくらいなので、店員からすれば絶対に怪しまれます。
気にならない方もいらっしゃるかもしれませんが、EC STARs Lab.のメンバーの中には、そういった周りの目に耐えることができず、せどりを止めた方がいらっしゃいます。
また最近ではせどりに対する世間の目も厳しくなっていることから、そういった行為を禁止している店舗も実際にあり、仕入れが難しくなっています。
【電脳せどり】
- スマホ・パソコンがあれば時間・場所を選ばず仕入れができる
- ネットなので仕入れ対象の商品が無数にある
- 人の目を気にする必要がない
電脳せどりのメリットしては、スマホ・パソコンさえあればいつでも仕入れができる点です。
またリサーチ対象の商品は全国にあり、人の目を気にする必要は全くありません。
こういったメリットが電脳せどりにはあるので、店舗せどりを一切やらず、電脳せどりのみで稼いでいる方もいらっしゃるくらいです。
- 商品の状態が届くまで分からない
- 仕入れてすぐには出品ができない
電脳せどりで仕入れた場合は、届くまで商品の状態を確認することができません。
店舗せどりであれば仕入れる際に直接商品を確認できるので問題ありませんが、電脳せどりは検品が必須になり、一手間かかってしまいます。
また検品に加え、商品が届くまで数日かかるので出品に時間がかかり、その間に価格が下がってしまうケースも少なくありません。
電脳せどりに取り組む際はこういったことも考慮して、利益率の基準を上げるなどして、価格が下がっても利益が出るよう対策していく必要があるでしょう。
以下の記事では電脳せどりのその他の注意点を解説しています。
ぜひ一度ご覧いただければと思います。
新品を扱うか、中古を扱うかを決める
次は新品商品を扱うのか、中古商品を扱うのかを決めていきます。
こちらもそれぞれメリット・デメリットがありますが、個人的には新品を扱うのが無難だと感じます。
まずは下記の表で新品と中古の違いを確認してみてください。
新品せどり | 中古せどり | |
検品 | 不要 | 必要 |
仕入れ先 | ネット・店舗 | 店舗 |
ライバル | 多い | 少ない |
利益率 | 10%~15% | 30%以上になることもある |
【新品せどり】
- 検品がいらない
- 同じ商品(縦積み)が可能
新品せどりは文字通り新品の商品なので検品の必要はありません。
基本的に仕入れたそのままの状態で出品できるので非常に楽です。
また利益商品が見つかれば、在庫さえあれば複数仕入れることができる点も大きなメリットです。
同じ商品で利益が積むことを「縦積み」と言いますが、これは一点物が多い中古では難しいので、新品ならではメリットです。
- 中古と比べると仕入単価が高い
- 価格競争に巻き込まれやすい
基本的にどんな商品でもそうですが、中古よりは単価は高くなってしまいます。
また新品せどりはライバルとの差別化が難しいのでライバルも多くなる傾向にあります。
ライバルが多くなれば当然価格競争が起きやすく、ひとたび価格競争が起きればどんどん価格が下がり販売時には赤字になるリスクもあるのです。
そのため、できるだけ早く納品して販売する必要があるなど、新品せどりはスピード勝負の一面も持っています。
【中古せどり】
- プレミア商品などを狙うことによって差別化ができる
- 利益率が高い傾向にある
中古せどりは廃盤になった商品や、限定商品、いわゆるプレミア商品を狙って仕入れていくことで高利益率を実現できます。
プレミア商品は当然のことながら、数も多くないので仕入れることができるだけでライバルと差別化が可能です。
また値付けも類似商品を参考にする必要はあるものの、自分で決めていくことができる点も高利益率を実現できる要因となっています。
- クレームがどうしても多くなる
- 検品や清掃などを行う必要があり効率が悪い
中古商品はコンディションを事細かに伝えたとしても、購入者との感覚や認識のズレでクレームの発生率が高くなってしまいます。
これを完全に防ぐことは難しく、中古せどりを行うのであれば覚悟しなければならない部分です。
また検品はもちろんのこと、汚れている場合は清掃が必要ですし、家電などは動作確認も必須の作業です。
中古せどりは新品せどりに比べ作業が多いので、せどり初心者の方は新品せどりから始めた方が感覚は掴みやすいかな?と思います。
中古せどりについては実際に取り組んでいる方の実例をお伝えしている記事があります。
下記の記事をお読みいただき、中古せどりのイメージを掴んでいただければと思います。
【STEP5】商品をリサーチして仕入れる
仕入れの方法が決まったら次は商品をリサーチして仕入れていきます。
基本的にはツールを使った作業になるので、まずはリサーチ用のツールを選んでいきましょう。
ツールを導入しリサーチの準備をする
せどりで利益を上げていくためにはリサーチを絶えず行う必要があります。
そのためツールを活用し、できるだけ効率良くリサーチができる体制を整えていきましょう。
ツール名 | ツールの概要 |
Keepa(有料) |
|
キーゾン(無料) |
|
アマサーチ(無料) |
|
ショッピングリサーチャー (無料) |
|
上記が主なおすすめのツールになりますが、Keepaとキーゾンについてはamazonを販路にするなら必須のツールと言えます。
Keepaやキーゾンの登録方法については、以下の記事で詳細に解説していますので再度お伝えさせていただきます。
ツールを使って仕入れ対象の商品をリストアップする
ツールを導入したら次は仕入れ対象の商品をリストアップしていきます。
リサーチ用ツールで最もおすすめなのはやはりKeepaになります。
以下の記事でKeepaを使ったリサーチ手順を解説していますので参考にしてみてください。
また下記の動画を合わせてご覧いただくことでイメージが湧きやすいので、こちらも参考にしてみてください。
リストアップした商品の利益計算をして利益が出るなら仕入れる
商品のリストアップが完了したら、次は利益計算をしていきます。
利益計算をして利益が出るのであれば、その商品が販売されている先をさがしていきましょう。
せどりの仕入れ先については下記の記事で完全網羅していますので、あなたが見つけた利益商品を販売している先が見つかるはずです。
また効率良く仕入れる商品が見つかるリサーチ方法もございます。
下記はこの記事の冒頭でご紹介した松井さんが執筆した記事で、ご自身の体験をふんだんに盛り込んだ内容となっています。参考になることが多いと思いますので、ぜひ一度目を通していただけたらと思います。
【STEP6】仕入れた商品を出品し販売を開始する
商品を登録・出品する
無事商品を仕入れることができたら、amazonかメルカリに出品していきます。
各販路の出品方法については、公式サイトのページがありますのでこちらをご確認いただけたらと思います。
またamazonでFBAを利用している場合は、商品を全国各地にあるamazon倉庫に納品する必要があります。
納品する方法については以下の記事を参考にしてみてください。
売れた商品を梱包・発送する
こちらについてはamazonでFBAを利用していれば、売れた時もamazonが注文処理と発送を行ってくれるので作業は何もありません。
メルカリが販路であれば商品を丁寧に梱包し、物量が少ない場合は最寄りのコンビニへ、多いのであれば配送業者と契約することで対応してくことが可能です。
せどりで月5万稼ぐのは難しくないが正直おすすめできない3つの理由
せどりで月5万稼いでいくためには、ここまでお伝えしたSTEP4~6の作業を繰り返していくことになります。
これまでの繰り返しにはなりますが、せどりで月5万稼ぐことは現実的ですし、作業時間さえ確保できれば問題ないでしょう。
しかしそれでも私はせどりをおすすめすることはあまりできません。
それは以下の3つの理由があるからです。
- 利益を維持するためにリサーチをずっとしなくてはならない
- せどりや転売を禁止・対策するメーカーや店舗が増えてきている
- アカウント停止や閉鎖の恐怖に常にさらされる
利益を維持するためにリサーチをずっとしなくてはならない
この記事の1章でお伝えしましたが、月5万稼ぐために平日は2時間、休日は4時間の作業が必要です。
せどりで利益を維持していくためには利益が出る商品を常に探し続ける必要があるので、延々と上記の時間作業していく必要があります。
当然リサーチを止めてしまえば利益は減ります。
短期的には作業を維持できても、終わりが見えないとなるとどうでしょうか?
副業の方の場合は、本業との関係で安定して作業量を確保できないかもしれません。
このようなことから、せどりは安定して収益を出せるビジネスとは言えないのです。
せどりや転売を禁止・対策するメーカーや店舗が増えてきている
最近ではせどりや転売を規約で禁止したり、対策しているメーカーや店舗が増えてきています。
【トイザらス】
※トイザらス公式サイト「ご注文について」より抜粋
【タカラトミー】
※タカラトミーモール「利用規約」より抜粋
【ハンズ(旧東急ハンズ)】
※ハンズネットストアご利用ガイドより抜粋
上記はほんの一例ですが、ご紹介した企業や店舗以外にもせどりや転売を禁止する動きが加速しています。
これは昨今の違法転売などがニュースなどで報道されており、世間的なイメージの悪さも原因の一つですし、消費者からのクレームも多いので、企業側も対策をせざるを得ない背景があるものと思われます。
こういったことから仕入れができる店舗や商品が減っていくのは目に見えていますし、多くの企業などで禁止されている以上、私たちはせどりおすすめします!とはとても言えないのです。
アカウント停止や閉鎖の恐怖に常にさらされる
せどりで主な販売先になるamazonでは以下のような規約が定められています。
上記はamazon・コンディションガイドラインを抜粋したものになりますが、上から2番目の「メーカー保証がある場合・・・」という部分が、とくにせどりを行っている方に関係するところになります。
これは簡単に言うと、メーカー保証を受けられない商品は新品としては出品できないということになります。法律上でも実店舗やネットショップから購入した商品は中古品とみなされており、これまでは小売店から仕入れた商品も新品で出品している方がいらっしゃいましたが、これからは厳守してください、ということをこのコンディションガイドラインでは明記しています。
このコンディションガイドラインは厳密に言えば、せどりを行っている方のほとんどが抵触する内容です。
ということは、せどりを行っている以上いつアカウントが停止・閉鎖されてもおかしくないのです。
停止・閉鎖されれば販売を続けることはもちろんできませんし、売上金の回収ですら困難です。
順調に利益を積み重ねていたとしても、ある日突然奈落の底に突き落とされる危険性があり、このことを想像するだけでも恐怖を感じずにはいられません。
利益を積み上げ作業時間を減らしていきたいのであればメーカー仕入れがおすすめ
前章でせどりをおすすめできない理由をお伝えしましたが、物販自体は素晴らしいビジネスですし、ぜひ取り組んでいただきたいです。
ただせっかく取り組むのであれば、堂々と胸を張れる方法で取り組んでいただきたいのが私の願いです。
そこでせどりに変わる方法として、メーカー仕入れを私はおすすめいたします。
メーカー仕入れは上記の図のように商流の最上流である、メーカーから仕入れて販売する方法です。
メーカーと直接取引ができると、メール一つで何度でもまとまった数量仕入れができます。
そのため月1万円利益が出るメーカーを5社見つければ、リサーチする必要はなくなリピートするだけで安定して月5万稼ぐことができるようになります。
またメーカーから直接仕入れるのでもちろん新品です。
メーカーから仕入れることによってアカウント停止や閉鎖のリスクはありませんし、堂々と商品を販売することが可能です。
メーカー仕入れについては下記の記事でもお伝えしているので、ぜひ一度ご覧いただければと思います。
最後に
ここまでせどりで月5万稼ぐための方法についてお伝えしてきました。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、せどりに取り組んでいただければと思います。
またメーカー仕入れという方法もあるということを、頭の片隅にでもいいので置いていただき、一つの選択肢として考えていただけますと幸いです。
一人でも多くの人が物販で豊かな人生を送っていただきたいと心から願っています!
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
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