転売やってみたいけど、やり方がよくわからない・・・
知識もないし、なにから始めていいのやら。
今回の記事は上記のようにお考えの方にとっては、ピッタリの記事になると思います。
昨今の副業ブームで、物販に興味を持たれる方が増えてきました。
その中でも転売に取り組む方が非常に多く、利益を上げている方がいらっしゃるのも事実です。
しかし最近では、テレビのニュースなどでも「転売ヤー」揶揄され、転売自体に違法性はないものの、あまり世間的に良いイメージを持たれていません。
今回の記事では、転売に取り組む際に転売ヤーと揶揄されないようにする注意点や、転売をこれから始めようとお考えの方に準備しておくものや、具体的なやり方をSTEP形式でお伝えしていきます。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
転売を始める前に準備しておくもの
まず始めに転売を行う際、準備しておいたほうがいいものをご紹介していたします。
早速ご紹介していきますが、まずは転売を始めるときに最低限必要な以下の物を準備しておきましょう。
- お金(10万円ほど)
- パソコン・スマートフォン
- インターネット回線
- 出品用アカウント
- 古物商許可証
- 梱包資材と作業備品
- ツール(商品リサーチ用)
- プリンター(AmazonFBAに納品する場合)
上記8つのものを準備しておくことで、スムーズに転売の作業を行うことができます。
各項目の詳細につきましては、以下の記事でお伝えしていますので、よろしければ確認してみてください。
転売の具体的なやり方5STEP
ここからは転売のやり方についてお伝えしていきます。
STEP形式でお伝えしていますので、この手順で作業していただければ商品の仕入れから販売までの一連の流れは問題ないでしょう。
【STEP1】「売れる」商品をリサーチする
前章で準備しておくものが用意できたら早速実践していきましょう。
まずは売れる商品をリサーチしていきます。
転売で利益を出すためには「安く商品を仕入れ、高く販売する」という非常にシンプルな原理原則があります。
ただどんなに利益が出る商品であったとしても、全く売れなければ意味がありません。
そのため、ツールなどを使って過去の売れ行きを判断していくことが大切です。
Amazonが販路であれば、
といったツールを利用することで過去の売れ行きを確認することができ、「売れる」商品をリサーチしていくことが可能となります。
またメルカリの場合はそういったツールが用意されていないので、同じ商品をメルカリ内で検索し、
- どれくらい販売者がいるのか?
- 売れているページはどれくらいあるのか?
- 価格はいくらで出品しているのか?
などを総合的に見て判断していきます。
Amazonとメルカリを比べると、ツールがあるAmazonの方が明確に仕入れ個数を判断しやすいでしょう。
上記がkeepaやキーゾンを導入するとAmazon商品ページに表示される図になります。
keepa・キーゾンを導入することで、
- Amazonランキングの推移
- 販売価格の推移
- 出品者数の増減
- 過去の販売実績
が分かるので、より確実に売れ行きを判断できるでしょう。
keepa・キーゾンの登録方法などについては以下の記事を参考にしてみてください。
さらに具体的なリサーチ方法については以下の記事が参考になります。
ぜひご覧ください。
また転売でおすすめの商品については、以下の記事でお伝えしています。
こちらも参考にしてみてください。
そして実店舗で仕入れる際は、ツールを使ってリサーチするのが効率的です。
そのリサーチのツールもいくつかあるのですが、おすすめのツールについては以下の記事でご紹介していますので一度ご覧いただけますと幸いです。
【STEP2】利益が出るかどうかを確認する
「売れる」商品をリサーチしたら次は利益計算をしていきます。
転売での利益と利益率は以下の計算式で求めることができます。
利益=販売価格ー仕入れ価格ー送料ー販路の手数料
利益率=利益÷販売価格×100
販路の手数料については、メルカリであれば販売価格の10%なので計算がしやすいです。
ただAmazonは手数料の種類が複数あり、正直覚えるのが大変です。
しかしAmazonもそれを理解してか、「FBA料金シミュレーター」という公式のツールを用意してくれており、簡単に利益計算ができるようになっています。
上記がFBA料金シミュレーターの画像ですが、Amazonの独自の商品番号である「ASIN」を入力するだけでその商品にかかる手数料を自動で出してくれるので、あとは仕入れ価格を入力するだけで簡単に利益を把握することが可能です。
FBA料金シミュレーターの詳しい使い方については、以下の記事で解説していますので、よろしければ確認してみてください。
また実店舗で仕入れる際は、先ほどツールを使ってリサーチすると効率的とお伝えしましたが、ほとんどのツールで利益計算機能がついています。
そのためその場で利益計算をして、仕入れ判断をすることが可能です。
【STEP3】仕入れた商品の状態を確認する(検品)
商品を仕入れたら商品の状態を確認していきましょう。
ここをおろそかにすると万が一偽物を仕入れた場合、そのままお客様に届いてしまいクレームに繋がり、
最悪アカウントの停止・閉鎖になりかねません。
また不良品であっても検品しないと気づくことができないので、不良品がお客様に届いてしまいます。
面倒ではありますが、お客様からのクレームを防ぐため、そして自分を守るためにも、必ず検品を行うようにしてください。
そして最も検品を慎重に行う必要があるのが、実店舗で仕入れた商品やネットショップから仕入れた商品に共通して中古品を仕入れた場合です。
中古品を仕入れたときは、下記の項目に十分注意して、必要であれば掃除をするなど対応していきましょう。
- 商品の動作は問題ないか?
- 付属品に漏れはないか?
- 取扱説明書はついているか?
- 商品に傷や汚れ、破損などはないか?
- パッケージに傷や汚れ、破損などはないか?
【STEP4】出品する販路の規約従って出品し販売を開始する
商品の検品が終わったら、いよいよ出品していきます。
販路によって出品の方法が違うので、販路の規約をしっかり確認してから出品をするようにしてください。
転売の販路として代表的なのが、Amazonとメルカリです。
Amazonとメルカリ、どっちがいいかわかんないな・・・
という方は両方で販売経験のある弊社・林原の下記記事を合わせてご覧いただくといいでしょう。
おすすめはAmazonなので、どちらがいいか迷う方はまずはAmazonで販売してみると良いかと思います。
Amazonの出品方法については以下の公式サイトで解説されていますので、こちらを確認しながら進めてみてください。
またメルカリの出品方法も、以下の公式サイトから確認できますので参考にしてみてください。
【STEP5】注文が入ったら丁寧に梱包し発送する
Amazonが販路の場合は先ほどもお伝えしたようにFBAを利用すれば、注文が入っても自動で発送してくれるため、こちらが何かする必要はありません。
ただFBAを利用する際はFBAの倉庫に納品する必要があります。
そのため梱包や発送の作業自体は必要になってきます。
FBAの倉庫に納品する際の規約は細かく決められているため、商品によって規約を確認するようにしてください。
FBAの納品プランの作成方法や、梱包の規約などは以下の記事を確認してみてください。
またメルカリが販路の場合は、注文が入ったら一つ一つ自分で梱包し、近くのコンビニやヤマトの営業所などに持っていく必要があります。
一つの商品を販売するのにAmazonより明らかにやるべきことは多いので、その点は覚悟しておく必要があります。
下記のメルカリの公式サイトを確認して梱包・発送作業を進めていきましょう。
転売に取り組む際の4つの注意点
ここからは転売に取り組む際の注意点を4つ、お伝えしていきます。
記事の冒頭でもお伝えしましたが、転売は違法ではありません。
しかし社会的なイメージが非常に悪く、モラルが無い方は「転売ヤー」としてさらされてしまう危険性もあります。
ぜひこれからお伝えする注意点をよく確認していただき、転売に取り組むようにしてください。
転売禁止の店舗が増えているので仕入れが難しくなってきている
先ほどもお伝えしたように転売をする方のイメージが非常に悪いため、実店舗や実店舗が運営するネットショップなどが転売を規約で禁止にするなどの対応をしているところが最近増えてきています。
代表的なのが家電量販店の「ノジマ」で、ノジマのホームページでは転売を明確に禁止にしています。
またその他にもイオン・ヤマダ電機など全国展開している店舗も軒並み規約で転売を禁止しています。
特に実店舗で仕入れを行う場合はツールを使うことになるため、スマホを商品のバーコードにかざしてリサーチをすることになり、明らかに他のお客様とは違う行動なので店員にはすぐにバレてしまいます。
いつ肩をトントンとされるかはわかりません。
最悪の場合その店舗を出禁になる可能性もゼロではないのです。
転売禁止、とまではいかなくても、「お一人様〇点限り」など購入制限を設けて転売対策をしている店舗もあります。
そういった転売対策も含めると、かなりの数の店舗が転売を防ごうとしていることが分かります。
これだけ転売が社会的に悪と思われている以上、今後もこの流れは加速すると予想されますので、仕入れはどんどん難しくなってくるでしょう。
転売ヤーとしてさらされる危険性がある
自分はルールを守っているし、他のお客様に迷惑をかけずに仕入れしています^^
転売を行っている方の全てが悪いわけではなく、こういった方も事実いらっしゃいます。
しかしこれだけ社会的にマイナスのイメージがあると、どんなに自分がマナーやルールを守っていても、
転売をしているだけで「悪い奴だ!!」と決めつけて考えている人も少なくありません。
このようなイメージを覆すことは難しく、Xなどでは転売ヤーに対する怒りの投稿が後を絶ちません。
XだけでなくYouTubeなどでも転売ヤーに関する動画はたくさん流れており、あなたがSNSでさらされる危険性もゼロではありません。
こういったことも覚悟の上で転売に取り組んでいく必要があるのです。
【副業の場合】年間所得が20万円を超えたら確定申告を行う
1ヵ所から給与の支払いを受けている人で、給与所得および退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
※国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」より抜粋
上記のように国税庁のホームページには記載されており、副業で年間所得が20万円を超えたら確定申告を行わなければいけません。
そして「所得」についてですが、「利益」ではないので間違えないように注意してください。
所得とは粗利益から経費を差し引いた額のことになります。
転売を含む物販の場合は下記のように所得を求めます。
所得=売上金額ー仕入金額ー送料ー交通費ー外注費
上記のように計算し、年間で所得が20万円を超えたら確定申告を行いましょう。
確定申告については以下の記事で徹底解説していますので、ぜひ確認してみてください。
【副業の場合】本業の就業規則を確認する
副業で転売に取り組む際は、必ず本業の就業規則を確認してからするようにしましょう。
もし仮に副業を禁止している会社で、それを確認せず副業で転売に取り組みバレたとしても、知らなかったでは済まされない可能性もあります。
最悪解雇される可能性も否定できないのですし、最近では副業を認めている会社も多いですが、万が一の可能性を消すためにも始める前に確認することをおすすめします。
転売に対する世間の厳しい目が嫌なら社会貢献できる物販がおすすめ
脅すわけではありませんが、再三お伝えしているように社会的には転売は「悪」と捉えられています。
そのためいくら自分がマナーを守り、健全に取り組もうと思っても、最初から厳しい目で見られることは間違いありません。
それでも稼げればいい!!ということであれば違法性もないですし、取り組んでみてもいいと思います。
しかし、
さすがにメンタルがしんどそうだな・・・
と少しでも感じるのであれば、他の物販で社会貢献になる物販に取り組むのがおすすめです。
それが何かというと「メーカー仕入れ」という手法です。
上記の図のように、転売は小売店から仕入れるのに対し、メーカー仕入れは商品の製造元・販売元であるメーカーから直接商品を仕入れます。
ではメーカー仕入れのどこが社会貢献につながるのか?
それは以下のような理由からです。
- メーカーの困りごとを一緒に解決できるよう取り組むことで信頼を得られる
- 消費者に品質が確かな商品を届けることができる
メーカーの中には、
どこの誰かもわからない直接取引していない人が、うちの商品勝手に売ってるんだよね・・・
と悩んでいるケースもあります。
それがまさに転売をしている人なのですが、メーカーからすればどこの誰かも知らない人が自分の商品を売っているというのは気持ちが悪い状況です。
しかし直接メーカーと取引することで、そういった状況を改善できる方法を提案し、解決に導くことが現実的に可能です。
また消費者にも品質の担保された商品を届けることができるので、自分とメーカーと消費者の全てが喜ぶ物販がメーカー仕入れなのです。
メーカー仕入れについては、以下の記事や動画で詳しくお伝えしていますので、ぜひ一度ご覧いただけますと幸いです。
最後に
ここまで転売のやり方や取り組む際の注意点についてお伝えしてきました。
現在でも転売で稼いでいる方がいらっしゃるのも事実ではありますが、社会の厳しい目や各店舗の対応を考えるとこれから先も稼いでいけるかどうかは不透明と言わざるを得ません。
転売をしていた方がメーカー仕入れに取り組むケースも多いですが、そういった不安が理由で長く続けることができないのです。
「物を売る」という経験をするのであれば転売は手っ取り早いです。
しかし長期的に稼いでいきたいと考えるのであればやはりメーカー仕入れがおすすめです。
この記事があなたの人生の一助になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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