せどりで倉庫や事務所は必要? 3つの保管方法と重要ポイントを詳細解説

せどりの倉庫
せどりに興味はあるけど倉庫や事務所を借りる必要ないのかな?

これからせどりを始める方で、自宅兼事務所だけでなく、別途倉庫や事務所を用意した方がいいのか気になっている方もいるでしょう。

たしかに、大型商品や高級品を多く扱うような場合は、倉庫や事務所を用意した方がいいこともあります。

しかし結論からお伝えすると、これからせどりを始める方は倉庫や事務所を別途用意する必要がありません。

特に回転率のいい適度な価格の商品を多く扱うのであれば、倉庫や事務所を用意する必要はないでしょう。

これからせどりを始めようと考えている方は、最後までご覧ください。

amazonメーカー仕入れ

せどりで仕入れた商品の3つの保管方法

せどりで仕入れた商品の保管方法

まずは、せどりで仕入れた商品の3つの保管方法についてお伝えします。

 

せどりで仕入れた商品の保管方法
  • 自宅兼事務所に保管する
  • 倉庫や事務所を新たに借りる
  • amazon FBA倉庫に保管する

しかし、冒頭でお伝えしたように、これからせどりを開始する方は倉庫や事務所を用意する必要がありません。

特にamazon物販でFBA利用する方は、月利100万円を超えるレベルでも倉庫を持っていない方が大半です。

自宅兼事務所に保管する

せどりをする際の商品の保管場所で最初に思いつくのが自宅です。

自宅兼事務所に保管するなら、言うまでもなく倉庫用の賃料や水道光熱費といった固定費がかかりません。

そのため、メルカリやヤフオクなどで転売している方の大半は、自宅兼事務所で保管している方が大半です。

ただし、自宅兼事務所に保管する場合は、持てる在庫に限界があり、あまり在庫が多いと家族に迷惑がられる可能性もあります。

また、倉庫や事務所を用意する場合と同様に、商品によっては日当たりがいい場所を選んで湿気を防ぐなど、品質の劣化に十分注意する必要があります。

倉庫や事務所を新たに借りる

倉庫や事務所を借りる場合は、自宅以上に大量の商品保管ができますが、問題は賃料や水道光熱費といった固定費がかかる点です。

特に賃料については気を付けないといけません。以下に倉庫や事務所を新たに借りる場合の賃料の目安をお伝えします。

あくまで目安であり、エリアや物件条件、スペースによって大きく変わるので、あくまで参考程度としてください。

トランクルーム 月3,000~15,000円
ガレージ倉庫 月10,000~20,000円
事務所の賃貸物件 月5~15万円

以上のことから、特に倉庫兼事務所を別途借りる場合は、固定費負担が大きくなるのでおすすめはしません。

倉庫兼事務所は、スタッフを雇用する際や、税金対策をしたい場合などに有効ですが、少なくとも個人事業主は無駄なお金です。

そのため、倉庫を借りるのであればトランクルームやガレージ倉庫など、純粋な倉庫が現実的です。

基本的には、倉庫、特に倉庫兼事務所を借りることは避けるようにしましょう。

amazon FBA倉庫に保管する

一番のおすすめの方法はamazon物販でFBA利用することです。

FBA倉庫に商品を納品すれば、注文があると自動的にamazon側で発送してくれるので、以下の作業がすべて不要になります。

 

amazon FBA発送で不要になるタスク
  • 保管スペース
  • 在庫管理
  • 発送作業

しかも、お客様からの問い合わせやクレームも、基本はamazon側で対応してくれるので、費用負担だけでなく労力負担もかなり軽減されます。

FBAで納品できないタイプの商品はamazonでも自己発送しないといけませんが、通常の商品はFBA利用が一番おすすめです。

もし、現在メルカリ転売やヤフオク転売をしている方は、amazonに移行することも検討してください。

amazon物販に興味があって、FBAに関して詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

副業で物販なら発送作業ゼロのamazon FBA! 具体的内容や活用方法を詳細解説

ただし、FBA倉庫に預けている場合は、保管料が発生する点に注意しましょう。

とは言っても、倉庫を借りることに比べれば全然安いです。

例えば、小型/標準サイズの商品の在庫を1㎥保管するなら月5,676円(10~12月は10,087円)の保管料ですが、倉庫を借りることに比べれば安いです。

詳細は、以下の記事をご覧ください。

amazon FBA保管料の種類や確認方法を把握して無駄な在庫を削減しよう

せどりで倉庫が必要な人の特徴

せどりで倉庫が必要な人

以上のことから、せどりで基本的には倉庫や事務所は不要であることがわかりました。

しかし、例外的に次の特徴を持つ方は倉庫を保有することを検討してもいいでしょう。

 

倉庫を持った方がいい人の特徴
  1. amazon FBAで扱えない商品を大量に仕入れている
  2. 高額商品を大量に仕入れている
  3. 最低でも月利50万円以上

①②に関しては、たまに仕入れる程度なら倉庫は不要なので、倉庫を持った方がいいような方はほとんどいないと考えられます。

amazon FBAで扱えない商品を大量に仕入れている

amazon物販をするなら、基本的にはamazon FBAを利用することが鉄則です。

しかし、なかにはFBAで取り扱えない商品もあります。

  • FBA梱包要件に反した梱包が必要な商品
  • アルコール飲料(ノンアルコールビールを含む)
  • 車両のタイヤ
  • ギフト券、商品券、保管できる有価証券
  • 許可されていないマーケティング資料(パンフレット、価格タグ、amazon以外のステッカーなど)が添付された商品
  • 個別包装された電池
  • 破損した商品または不良品
  • 納品前にamazonで適切に登録されていないことを示すラベルが貼付された商品、または登録内容と一致しない商品
  • amazonと出品者の間で交わされた契約書に準拠していない商品
  • 不法に再現、複製、製造された商品
  • Amazonが別途不適切と判断する商品

※amazon「FBA禁止商品」を元に作成

ほとんどの場合は、FBAで禁止どころか、法律でも禁止されているものなので、多くは当てはまりません。

一番注意しないといけないのは、「FBA梱包要件に反した梱包が必要な商品」です。

FBA梱包要件に反した梱包が必要な商品とは、例えば規定サイズ・重量を超えた商品や、要冷蔵商品(チョコレートは例外)などです。

このような商品を中心に扱っている場合は自己発送するしかないので、自宅で保管するか、倉庫を持った方が良くなります。

FBA規定のサイズ、重量については以下の記事をご覧ください。

受領不備なくFBA納品できるダンボール規定サイズと重量、納品ルール

高額商品を大量に仕入れている

もう1つ、FBA利用で注意した方がいいのが、数万~数十万円単位の高額商品です。

amazon FBA利用した場合、お客様都合の返品・返金も受け付けないといけません。

未使用・未開封なら全額返金、開封済の場合でも50%の返金に応じないといけないため、返品リスクが伴います。

amazonの正しい返金・返品対応を解説します|FBAセラーならとても簡単!

自己発送であれば返品条件や返金額を自分自身で決めることができるので、返品リスクを抑えることができます。

ただ、このような高額商品は月に数個しか売れない場合が多いので、倉庫が必要となるほど大量に仕入れることはほとんどないでしょう。

最低でも月利50万円以上の利益がある

倉庫、特に倉庫兼事務所を賃貸する場合は、月額10万円前後は見た方がいいでしょう。

その他、水道光熱費も当然かかりますし、通常の賃貸物件と同様に契約時は初期費用、更新時は更新料を支払わないといけません。

そのように考えると、せどり初心者が倉庫を持つことは非現実的で、最低でも月利50万円以上は必要です。

すでにある程度儲かっていて、大型商品に特化しているということでもない限りは、倉庫を持つ必要はないでしょう。

倉庫が必要となるせどりはおすすめしない

せどりで倉庫は不要

倉庫が必要になるケースとは、大型商品やチョコレート以外の室温で保管できない要冷蔵商品など、FBAで扱えない商品を大量に仕入れる場合です。

せどり初心者の方が、大型商品や要冷蔵商品に特化して扱う機会はほとんどないので、基本は次のことを理由に倉庫を持たないことをおすすめします。

 

倉庫をおすすめしない理由
  • 余計な固定費が余分にかかる
  • 倉庫を持つことで在庫管理が煩雑になる
  • 自分で発送作業をするのがとても大変である

先ほどもお伝えしたように、これらの問題はすべてamazon FBAが解決するので、通常の商品を仕入れる方は極力amazon FBAを利用することをおすすめします。

余計な固定費が余分にかかる

言うまでもなく、倉庫を保有すると賃料などの固定費が余分にかかります。

特に倉庫兼事務所を別途借りるとなると、月10~15万円程度の賃料がかかるので、相当な負担になります。

先ほどもお伝えしたように、amazonのFBA倉庫を利用した方が断然コストを抑えることができます。

倉庫を持つことで在庫管理が大変になる

倉庫を持って大量に商品を保管すると、在庫管理がとても大変になります。

例えば、

注文があったNo.63の商品の保管場所はどこだっけ? 在庫はいくつあるかな?

といったことをご自身で管理しなければいけません。

だからといって在庫管理システムを導入しようとすれば、余計に多額の費用がかかります。

amazonのFBA倉庫に商品を保管しておけば、在庫の管理はamazonですべてやってくれるので安心です。

FBA倉庫に納品すると保管料はかかりますが、自分で在庫管理する手間を考えれば圧倒的なコストパフォーマンスです。

発送作業がとても大変である

倉庫を持つほど大量に商品を保管して大きく売り上げようとすると、発送作業が膨大になってしまいます。

メルカリで自分の不用品だけを販売することとは規模が全然違い、大量の注文に対応しないといけません。

とても1人では対応仕切れるものではないですが、だからといって社員を雇用したり業務委託したりすると人件費の負担が大きくなります。

amazonのFBA倉庫に商品を一度に納品しておけば、発送作業をすべてamazonに代行できますし、カスタマー対応も一任できます。

もちろん、FBA納品時に送料、FBA発送時に配送代行手数料がかかりますが、自己発送する際の送料と、実はあまり変わらないことが多いです。

最後に

せどりでは、倉庫や事務所を持つことはおすすめしません。

特にamazon FBAを活用すれば保管スペースが不要です。

EC STARs Labのメンバーで月利100万円以上稼いでいる人でも倉庫は持っていません。

せどり初心者の方は、保管スペース、発送作業、カスタマー対応すべて不要になるamazon FBA利用を中心に考えるといいでしょう。

なお、この考え方はせどりだけでなく、メーカー仕入れでも同様です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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ABOUT US

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石井裕
1979年新潟県出身、東北大学大学院工学研究科修士課程卒。
原子力技術者として13年勤務。

趣味で書き始めたブログから収入を得られたことをきっかけに、密かに夢に抱いていたライターとして起業。
マニアックな好奇心と探究心から生まれる徹底した取材で、商品・サービスの隠れた魅力を言語化することを武器としている。

特に物販事業について専門的な知識を有しており、2018年より、EC STARs Labのコンテンツ制作および活動に深く関わっている。

県境をまたぐマニアックな趣味を持ち、2009年『県境マニア』を出版。
以降TBSの「ゴロウ・デラックス」「マツコの知らない世界」、テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」などメディア出演多数。
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