この記事を見てくれている方は、amazon輸入ビジネスとは何か? 一見すると簡単そうだけど本当に儲かるのか? いろいろ気になっていると思います。
そこで、今回は実体験をもとにamazon輸入ビジネスの儲かる仕組みや90%が失敗する理由についてお伝えします。
また、amazon輸入ビジネスに興味があれば、すぐに開始できるように、開始準備やリサーチ方法も詳しく解説します。
本記事をご覧になり、amazon輸入ビジネスに興味が湧かなければ、私がおすすめするamazon物販も紹介します。
本記事を最後までご覧になれば、以下の点で役立ち、今後のamazon物販の方向性のヒントになるので、ぜひ最後までご覧ください。
- amazon輸入ビジネスの儲かる仕組みと多くの人が失敗する理由がわかる
- 自分がamazon輸入ビジネスに合っているかどうか判断できる
- 興味があればamazon輸入ビジネスをすぐに開始できる
- 興味がなければ他のamazon物販の情報を得ることができる
目次
amazon輸入ビジネスが儲かる仕組み
amazon輸入ビジネスとは、海外商品の仕入れ先とamazonの価格差を見つけて、輸入して販売するビジネスです。
輸入ビジネスというと、欧米輸入や中国輸入、その他韓国や東南アジアなど様々な手法を思い浮かべる方も多いかもしれません。
ただ、一般的にamazon輸入ビジネスというと、amazon.com(アメリカのamazon)から商品を仕入れてamazon.jp(日本のAmazon)で販売する手法を指します。
amazonから仕入れてamazonで販売する。
いかにも取り組みやすそうですが、実際にASIN(商品を識別する番号)や型番で検索すれば簡単に見つかるので、リサーチがやりやすいのは事実です。
ここではアメリカのamazonで仕入れて日本のamazonで販売するamazon輸入ビジネスの儲かる仕組みについて解説します。
アメリカと日本のamazonの価格差で利益を得る方法
amazon輸入ビジネスは、アメリカと日本のamazonの価格差で利益を得る方法です。
後でリサーチした例をお伝えしますが、実際に同じamazonにも関わらず、価格差のある商品は見つかります。
しかし、ここで注意しないといけないのが、海外送料や関税・消費税など、国内のせどり・転売にはない費用です。
一見すると利益率の高い商品でも、海外送料や関税・消費税などで利益がなくなることがあります。
【海外送料の目安】
航空便 | 船便 | |
アメリカ | 400~800円/kg | 200円/kg |
中国 | 200~400円/kg | 100円/kg |
amazon.comから仕入れる場合はもちろんアメリカからの仕入れになりますが、大まかには中国の倍くらいと考えてください。
航空便については幅がありますが、少量仕入れの場合は1kgあたりの送料が高く、大量仕入れになるほど送料が安くなる傾向にあります。
だいたい20kgの仕入れで1kgあたりの送料が800円程度で、20kg以上になると、送料が下がる傾向にあります。
【関税の目安】
で計算されるように、関税は仕入れ代金だけでなく、海外送料にもかかってきます。
関税が無税の商品も多いですが、衣料品やハンドバッグ、アクセサリー、靴といったファッション系は関税率が高い傾向にあります。
その他、じゅうたんや寝具などにも関税がかかるので、注意してください。
詳細は税関のホームページで確認したり、ミプロやジェトロに相談したりしてください。
【消費税の目安】
上記の計算式からわかるように、消費税は仕入れ代金や海外送料だけでなく、関税にもかかるので注意してください。
一般的に輸入ビジネスは利益率が高い商品が多いと言われます。
しかし、実は商品によっては利益率がそれほどでない商品もあり、海外送料や関税で利益がなくなってしまうこともあります。
amazon FBAで効率的に儲ける
amazon物販全般に言えるメリットですが、やはりamazonは集客力が非常に高く、FBA(Fulfillment By Amazon)というとても便利な代理配送システムがあります。
amazonはFBAを活用することで、作業負担をかけずに効率的に儲けることができます。
FBAを利用することで、在庫保管、受注管理、お客様への発送、カスタマー対応といった、めんどくさい作業をすべて一任できます。
しかもFBA利用すればお客様に、
- 「即日配送」
- 「24時間365日受注・出荷対応」
という他の店舗ではあり得ない発送をしてくれます。
amazon FBAを利用することで、作業を大幅に効率化できるだけでなく、お客様への販売促進にも抜群の効果が生まれます。
なので、amazon輸入ビジネスをするのであれば、FBAを使わない手はありません。
私も今では一部の自社出荷しかできない商品を除けば、FBAを利用しています。
FBA出荷と自社出荷の違いについては、詳しくは以下の記事をご覧ください。
amazon輸入ビジネスで利益の出る商品の具体例
アメリカのamazon.comと日本のamazon.jpで販売されていて、価格差のある商品の具体例を見てみましょう。
例えばアメリカのamazon.comでは以下のような商品が販売されています。
画像が見えにくいかもしれませんが、この商品は97.99ドル、1ドルあたりの為替レートが140円として、97.99ドル×140円=13,719円程度です。
ではこの商品を日本のamazonで探してみましょう。
アメリカのamazonの商品ページには、
「Makita XSS02Z-R 18V Cordless LXT Lithium-Ion 6-1/2 in. Circular Saw」
と書いています。
この「XSS02Z」という商品の型番を日本のamazonで検索してみます。
「Makita(マキタ)18V XSS02Z 充電式 電気マルノコ 本体のみ 日本仕様 変換ブッシュ付 [並行輸入品]」
と表記されていますので、この商品が輸入品であることは間違いありません。
また「XSS02Z」という型番も同じなので、同じ商品であることが理解できると思います。
この商品の日本のamazonの販売価格は21,800円です。
ということは、アメリカのamazonの販売価格が13,719円ですので、差額が8,081円です。
海外送料、関税・消費税を考慮して利益計算をしっかり行う必要はありますが、電気製品なら関税はかからないので、十分利益が出るでしょう。
実はamazon輸入ビジネスで90%が失敗する8つの理由
amazon輸入ビジネスの儲かる仕組みについてお伝えしましたが、なかには「簡単そう」「これで儲かるならやりたい」と思った方も多いでしょう。
輸入品とはいえ、基本的にはせどり・転売とやり方は一緒なので、仕組み自体はとてもシンプルです。
しかし、実際はamazon輸入ビジネスをやっている方の多くは失敗しています。私の実感としては90%くらいの方がうまくいっていません。その理由をお伝えします。
並行輸入品はクレームが多い
アメリカamazonから商品を仕入れるamazon輸入ビジネスでは並行輸入品を主に扱いますが、注意しないとお客様からクレームが来やすくなります。
並行輸入品とは、上図のようにメーカーが認める正規輸入代理店を通さずに国内に輸入された商品を指します。
例えばエルメスのバッグを、銀座や表参道にある店舗や、三越などの百貨店で買えば正規品。
海外のエルメスの直営店や正規代理店、免税店・特約店から仕入れて輸入販売すれば並行輸入品となります。
並行輸入品の良いところは、正規品よりも安く仕入れられる点と、正規品にはない商品を仕入れられる点です。
しかし、一方で注意しないと次のような商品を仕入れてしまうことになり、クレームが来やすくなります。
- 商品の保証が効かない
- 品質が悪い場合がある
- 説明書が英語で書かれていて読めない
- 化粧箱に汚れや傷がある
- 日本の規格に合っていない
そもそも海外と日本では、商品に対して求められている質が違います。
海外の場合は、化粧箱くらいでは大きなクレームになりませんが、日本では商品に異常がなくても化粧箱の汚れや傷があれば即クレームです。
もちろん、場合によっては商品の品質が悪い場合もありますし、日本の正規代理店を通していないので国内の規格に合っていない可能性もあります。
しかも、メーカーを通しているわけではないのでメーカー保証も効きません。
正規代理店や直営店で高く販売されているのは、商品の保証がしっかりしていることや、メンテナンスのサポートが充実しているためです。
一方で並行輸入品の場合は、保証やメンテナンスがない分、料金が差し引かれているということを認識しておきましょう。
偽物のリスクが高い
上記のように、並行輸入品の場合は品質に十分注意しないといけませんが、ひどい場合は偽物を仕入れてしまうリスクもあります。
偽物を仕入れてしまい、お客様が気付いてamazonに通報すれば、真贋調査もなく即アカウント閉鎖に至ることもあるので、十分検品は注意しましょう。
並行輸入品のイメージが悪い
並行輸入品は上記のように商品の品質や保証、メンテナンスの問題があることが多く、お客様にとっては安く購入できる反面、イメージが良くありません。
日本のamazonでは、並行輸入品を扱うことはできますが、正規品の商品ページとは別にする必要があり、以下のように商品名に「並行輸入品」と記載しないといけません。
このように、amazonでは明確に正規品と区別されるため、並行輸入品にネガティブなイメージを持つお客様から敬遠されやすくなります。
そのため、正規品ユーザーと並行輸入品ユーザーに分散されて販売個数が伸び悩むこともあり得るので、売れ行きの推移はよく確認しましょう。
輸入規制が厳しい
国産の商品と違い、輸入商品の場合は輸入禁止商品と輸入規制商品があります。
輸入禁止商品 | 輸入規制商品 | |
内容 |
|
|
関係法令 |
|
|
商品例 |
|
|
輸入禁止商品、輸入規制商品についてはアメリカamazon仕入れに限った話ではないですが、輸入品については上記の商品は十分注意する必要があります。
輸入禁止商品は、常識的な範囲でわかるものが大半ですが、問題は日本の規格に合わせないといけない輸入規制商品の方です。
上記の表を見ても、「こんな商品も輸入規制があるのか?」という商品もなかにはあると思います。
先ほど並行輸入品の例で紹介した電気マルノコについても、日本の規格に合わせて改造しており、おそらくPSEや技適などの認証手続きをしたと思われます。
もし、家電製品や食器類、おもちゃなど判断に迷う商品がある場合はジェトロやミプロに聞いてみるといいでしょう。
amazonアカウント閉鎖の可能性がある
並行輸入品には、お客様からクレームが来ることが多く、そのためにアカウント閉鎖のリスクが高くなります。
具体的には、商品の品質や真贋の問題でお客様からamazonに通報があり、場合によっては即アカウント閉鎖に繋がります。
並行輸入品は、安く仕入れて利益率が高いと言われているので注目する人も多いですが、様々なリスクがあることは認識しておきましょう。
なお、amazonアカウント停止・閉鎖については以下の記事を参考にしてください。
ライバルとの価格競争が激しい
amazon輸入ビジネスは、先ほど実演した通り、仕組み自体がとても簡単で、誰でもできそうなのでライバルがとても多いです(これはせどり、転売すべてに共通する話ですが)。
リサーチではGoogle Chromeの翻訳機能を使えば英語や中国語を身に付ける必要もないので、実際に誰でもできるビジネスです。
ただ、それだけにライバルとの価格競争が激しくなります。
amazon物販をしている方はご存知と思いますが、amazonは価格競争が起こりやすい設計となっています。
同じ商品を扱う相乗り出品者が増えるほど、値下げ合戦が起こりやすくなり、最悪価格崩壊に至ります。
amazon輸入ビジネスで仕入れた商品は、一度価格崩壊が起こったら止めることはできません。
そうなれば、当初は利益率の高い商品であっても、泣く泣く赤字で売り切らないといけなくなってしまいます。
仕入れが安定しない
amazon輸入ビジネスは、商品の到着に時間がかかりますし、しかも意外と仕入れが安定しないところがあります。
商品が売れて在庫が少なくなってきたら追加で仕入れますが、必ずしも仕入先に十分な在庫があるとは限りません。
そうなってしまうと、在庫切れを起こして販売機会を失ってしまうことになります。
特に海外の商品となると、国内の商品のように翌日到着することはなく、到着までにある程度時間がかかります。
航空便であれば1~2週間程度で届きますが、海外送料が安価な船便であれば3週間~1ヶ月程度かかります。
そのため、在庫切れを起こさないように余裕を持って商品の仕入れを行わないといけません。
ですが、だからといって大量に仕入れてしまうと、価格崩壊が起きたときの損失が大きくなるので無理な仕入れもできません。
せどりや転売に共通する話ですが、仕入れがいつも安定するとは限らないことは念頭に置いておきましょう。
利益率が高くない商品も多い
仕入れ値の安い並行輸入品を扱うamazon輸入ビジネスは利益率が高いイメージがあります。
だからこそ一時期からamazon輸入ビジネスが人気の副業になったのですが、必ずしも利益率が高い商品があるとは限りません。
先ほど実演した例では、海外送料や関税・消費税を考慮しても利益は出せると思いますが、リサーチしてみるとそうでもない商品がたくさんあります。
もちろん、今は価格差が出ているけど、出品者の増加で今後価格競争が発生することは十分考えられます。
並行輸入品のメリットは、安く仕入れて利益が出せる点と、正規品では扱っていない商品も扱える点です。
並行輸入品の大きなデメリットを考えると、利益率というメリットがないのであれば魅力はほとんどありません。
海外送料や関税・消費税、そして今後値下げするリスクも考慮すると、必ず儲かるとは言えないのは事実です。
amazon輸入ビジネスはこんな人におすすめ
ここまで、amazon輸入ビジネスの儲かる仕組みと、多くの人が挫折する理由をお伝えしてきました。
それでは、どんな人にamazon輸入ビジネスがおすすめなのかをお伝えします。
並行輸入品のリスクを把握できる
並行輸入品は安く仕入れて高く販売できる代償として、大きなデメリットやリスクがあります。
並行輸入品のリスクを把握しないで、軽い気持ちで行うと、お客様のクレームやアカウント閉鎖など痛い目を見ることになるでしょう。
具体的には、以下の点を重点的に行うようにしてください。
- 検品をしっかり行う
- 日本の規格に合っているか確認する
- メーカー保証やメンテナンスについて確認する
並行輸入品を取り扱うなら、メリット・デメリットや輸入規制も把握してビジネスをするようにしましょう。
リサーチが苦にならない
amazon輸入ビジネスは、商品リサーチが苦にならない人が向いています。
amazon輸入ビジネスで仕入れた商品は、継続的な仕入れができるとは限りませんし、価格競争で利益が出なくなることがあります。
しかも最近はamazon輸入ビジネスの競争が激化していますから、以前よりその傾向が強くなっています。
仕入れができなくなれば、またアメリカのamazonをリサーチして別の儲かる商品を探さなければいけません。
そのため、商品リサーチが苦にならない方は向いています。
ただ、いくらリサーチが苦にならないとはいっても、いずれ時間的な限界を感じるときが来るので、外注を検討した方がいい場合もあります。
今は商品が売れていても、今後価格競争が起きる可能性や、仕入れが安定しないかもしれない点は考慮しておきましょう。
海外送料、関税・消費税を含めた利益計算ができる
amazon輸入ビジネスに限った話ではないですが、海外商品を輸入するなら海外送料、関税・消費税を考慮して利益計算することが重要です。
物販は数字が命ですが、案外利益計算を大雑把にやってしまう方が多いです。
一見すると価格差があって利益が出そうな商品でも、海外送料や関税・消費税を厳しめに見積もって本当に利益が出るか検証するようにしましょう。
商品や発送方法にもよりますが、大まかには、アメリカから輸入する際は航空便1kg400~800円、関税は約5%、消費税は10%で見積もるといいでしょう。
複数の販路を用意しておく
amazon輸入ビジネスでも、ライバルセラーの急激な増加や価格競争で、思うようにamazonで商品が売れなくなることがあります。
その際は、保険的にヤフオクやメルカリなど複数の販路を用意すると、amazonでどうしても売れなくなった際の保険的手段として活用できます。
無駄な価格競争は避けつつ、極力amazonで売り切るのがポイントですが、どうしても売れなくなるケースは少なくありません。
資金繰りの観点からも、他販路で早く売り切った方がいい場合もあることは念頭に置いておきましょう。
amazon輸入ビジネスの開始準備
本記事をここまでご覧になり、amazon輸入ビジネスに興味を持った方は、まずは以下のことを準備しておきましょう。
具体的には、必要なものを準備して、日本のamazonの出品者用アカウントを作成し、さらにアメリカのamazonの購入者用アカウントを作成します。
まずは、ここまでやってしまいましょう。
輸入ビジネスを始める前に準備するもの
amazon物販を始めての方は、まずは以下のものを準備して作業環境を整えておくようにしましょう。
パソコン | 以下のスペック以上を推奨
|
ネット回線 | 光回線推奨 |
Googleアカウント | Google Chromeを利用するため(Google Chromeの拡張機能で便利なツールがある) |
メールアドレス | gmailで可 |
クレジットカード |
|
銀行口座 | amazon物販専用のネット銀行の口座の新設を推奨 |
上記のように、amazon物販を開始する際は特別なものは必要なく、上記のものはすでに用意している方も多いかもしれません。
ただ、古いパソコンを使っている方は新しいパソコンに買い替えるタイミングかもしれませんし、クレジットカードや銀行口座もamazon物販専用に持っておくと管理がしやすくて便利です。
日本Amazonの出品者用アカウントの作成
amazon輸入ビジネスの作業環境が準備できたら、早速amazonの出品者用のアカウントを作成しましょう。
購入者用のアカウントとは別なので、amazon物販が初めての方は必ず作成してください。
※逆にすでにamazon出品者用アカウントを持っている方は、複数アカウントはアカウント閉鎖の可能性があるので作らないでください。
出品者用アカウントを作成する際は、必ず小口出品ではなく大口出品(月額4,900円)を選択するようにしてください。
月額利用料が発生しますが、月50点以上販売するなら大口出品の方がお得であるためです。
また、amazon物販で必須の機能が使える、出品カテゴリーが多い、購入者が多くの支払い方法を選択できるなどメリットが盛りだくさんです。
出品アカウントを作成方法の詳細は、以下の記事を参考にしてください。
なお、現在amazon出品者用アカウントの作成は、ビデオ通話による身元確認を行うので数日かかります。
そのため、並行してアメリカamazonの購入者用アカウントも作ってしまいましょう。
アメリカAmazonの購入者用アカウントの作成
次に、アメリカamazonの購入者用アカウントを作成して、仕入れが始められるようにします。
とはいっても、出品者用アカウントに比べれば、購入者用アカウントの作成はとても簡単です。
まずはアメリカamazon にアクセスしましょう。
英語表記以外は、日本のamazonと似ていますが、販売されているのはアメリカの商品です。
①上記のように「Sign in」をクリックする
②日本amazonの購入者用アカウントを持っていて、それを利用する場合はそのままログインして終了。
③新しく購入者用アカウントを作成する場合は、「Create your Amazon account」をクリック。
④名前(ローマ字)、メールアドレス、パスワードを入力する
⑤「continue」をクリックして登録完了
amazon輸入ビジネスの効率的なリサーチ方法
先ほども少し実演しましたが、amazon輸入ビジネスの効率的なリサーチ方法を詳しく解説します。
リサーチ方法は、一般的なせどりや転売と大きな違いはありません。
日本のamazon.jpで並行輸入品を探す
↓
ASINや型番をコピペして、アメリカのamazon.comで同じ商品を探す
↓
利益が出る商品を見つけたらKeepaなどで売れ行きの推移などを確認する
↓
セラーリサーチする
一つひとつ解説します。
並行輸入品を探す
まずは、日本のamazon.jpで並行輸入品を探してみましょう。
amazonのルールで、並行輸入品は、商品名に並行輸入品である旨の記載をしないといけないので、
- 「並行輸入品」
- 「並行輸入」
などで商品を検索します。
カテゴリーで絞る場合は、amazonの画面でPCソフト以下に表示されている、以下のカテゴリーです。
基本的には、このカテゴリーのなかからリサーチしていくといいでしょう。
これは、輸入ビジネスに限らず、メーカー仕入れのカテゴリーリサーチでも同様で、本やCD、DVDなどはリサーチ対象としてあまりおすすめできないためです。
どのカテゴリーでも、様々な商品が出てきますが、上記のように「スポンサー」と表示された商品は広告をかけている商品なので、無視してリサーチします。
ASINや型番をコピペしてamazon.comで同じ商品を探す
一例として、上記の商品がamazon.comでどれくらいの商品で売られているか調べてみます。
商品ページ下部に掲載されている商品情報を確認すると、商品の型番は「BROTHER QL-700」、ASINは「B005TJMC0S」です。
いずれかで検索してamazon.comで検索して同じ商品を探してみましょう。
すると、上記の同じ商品があっさりと見つかるかと思います。
英語に抵抗のある方は、Google Chromeの自動翻訳機能で日本語設定して確認すれば大丈夫です。
この商品の価格は218.44ドルですが、1ドル=140円で換算すると30,581円します。
日本のamazon.jpの価格より高いので、これでは利益が出ません。
別の商品を探しましょう。
ただ、リサーチの流れはつかめたかと思います。
利益が出そうな商品の売れ行きなどを確認する
上記の商品は、残念ながら利益が出ない商品でしたが、もし利益が出そうな商品であれば、仕入れる前に売れ行きを確認しましょう。
売れ行きの推移を確認するには、Keepaとキーゾンがおすすめです。
Keepaとキーゾンは、amazonランキングや価格推移、月間販売個数など、仕入れ判断の目安を判断できます。
amazon物販をするならKeepa、キーゾンは導入しておきましょう。
Keepaは無料版と有料版がありますが、無料版では仕入れ判断が難しいので有料版(月額19ユーロ≒約2,600円)をおすすめします。
Keepaの主な機能や登録方法については、以下の記事を参考にしてください。
しかし、仕入れ判断する際は、月間販売個数を確認するだけでなく、以下の点に注意しましょう。
①amazon本体が出品していないこと
amazon本体が出品していると、多くの消費者はamazon出品の商品を選ぶため、ほとんど商品を売ることができません。
そのため、利益が出そうな商品でも、amazon本体が出品している商品は避けるようにしましょう。
amazon本体が出品している場合は、上記のようにKeepaのグラフがオレンジ色になっています。
②出品者が2人以上いること
出品者が1人の場合は代理店が独占販売している可能性があり、気付かずに相乗り出品すると商標権/知的財産権の侵害に問われる可能性があります。
真贋調査が来て改善計画書を求められたり、場合によってはアカウント閉鎖に至ったりすることになるので出品者が1人の場合は要注意です。
また、2人以上出品していても、過去の出品者の推移を確認すると出品者が1人の期間が長い場合も要注意です。
この場合、現在相乗り出品しているセラーが、独占販売商品であることを知らずに出品している可能性があるためです。
この2点がクリアされていれば、月にどれくらい販売されているか確認します。
キーゾンを導入すると、上記のように月間販売個数が表示されます。上記の画面では、月に55個販売されています。
もし、この商品の出品者が3人いれば、55÷(1+3)≒13個が仕入個数の目安となります。
ただ、これはあくまで目安値です。
Keepaやキーゾンの月間販売個数は、ランキングが上昇したら販売されたとカウントしているので、100%の精度ではありません。
より正確に確認したい場合は、定点観測を導入しましょう。
定点観測では、相乗りセラーの在庫数を毎日1回調べて記録して、在庫数の減少数で売れ行きを正確に判断する方法です。
少し時間のかかる方法ではありますが、正確な売れ行きを判断するためには、定点観測をおすすめすることをおすすめします。
詳細は、以下の記事4.1~4.3をご覧ください。
良い商品を見つけたらセラーリサーチをする
利益が出そうな良い商品を見つけたら、今度は儲かる商品をリサーチするのではなく、儲かる商品を出品しているセラーをリサーチする方が効率的です。これをセラーリサーチと言います。
セラーリサーチでは、儲かる商品を扱っているセラーが販売している商品を派生的に調べていくので、儲かる商品を見つけやすくなります。
詳細な方法は、以下の記事に記載しています。メーカー仕入れ用に記載していますが、手順はほとんど同じなので参考にしてください。
リスクなく安定的に稼ぐなら海外メーカー仕入れもおすすめ
amazon輸入ビジネスは、アメリカのamazon.comから商品を仕入れて、日本のamazon.co.jpで販売する方法です。
並行輸入品の転売では、他にはアメリカのebayというところからも商品を輸入し、日本のamazonで販売する手法もよく知られた方法です。
しかし、amazon輸入ビジネスには前述した通り、様々なリスクもあります。
そこで、amazon輸入ビジネスと似ているけど全然違う物販として、海外メーカーから商品を直接仕入れる海外メーカー仕入れもおすすめします。
海外メーカー仕入れは、転売ビジネスのように卸や小売店から仕入れるのではなく、上図のようにメーカーから直接仕入れます。
せどりや転売と違うと言っても仕入れ先を変えているだけですが、安く仕入れることができますし、メーカーから直接購入することで商品の品質も保証されます。
ライバルセラーの増加を防いで価格競争を避ける方法もありますし、仕入れも安定します。
私は現在、amazon.comやebayから仕入れはしておらず、メーカー仕入れのみを行っており、最上流のメーカーからの仕入れしかしていません。
そして海外メーカーだけでなく、国内メーカーさんとも深いお付き合いをし、大きな利益を毎月安定的に上げています。
短期的に稼ぐのではなく、長期安定的に稼ぎたいなら、物販初心者の方ほど遠回りしなくていいので、最初から海外メーカー仕入れに取り組むことをおすすめします。
もしあなたが輸入商品にこだわらないのであれば、国内メーカー仕入れの方がいいかもしれません。
amazon輸入ビジネスなど海外の輸入転売を経験している方は、単純転売(せどり)のステップアップとして海外メーカー仕入れに移行するといいでしょう。
- 十分に利益を確保することができる
- 製造して間もない商品を仕入れられるため、鮮度の高い状態で販売できる
- そのため消費者からのクレームも少ない、というかほとんどない^^
- 一度取引OKになれば、メール一本でリピート仕入れができる
- amazonアカウント閉鎖リスクがほとんどない
- ライバルとの価格競争を避ける方法がある
- 仕入れが安定する
- せどりや転売ではないので社会的信用が高くて堂々と取り組める
メーカー仕入れについては、次の記事でも詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。
最後に
以上、amazon輸入ビジネスについてお伝えしました。
amazon輸入ビジネスの儲かる仕組みだけでなく、多くの人が失敗する理由や向き不向きなど、良くない点もお伝えしました。
メリット・デメリットを踏まえて、amazon輸入ビジネスをやってみたいと感じた方は、ぜひ実践してみるといいでしょう。
とはいえ、物販初心者の状態から海外メーカー仕入れに取り組んでも十分稼ぐことはできます。興味のある方は、海外メーカー仕入れも視野に入れてください。
輸入商品にこだわらない方は、輸入規制や仕入れまでの日数、送料や関税・消費税などの影響を受けない国内メーカー仕入れも検討してみましょう。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
EC STARs Lab.代表の中村が過去有料で開催した 【Amazon物販ビジネス国内メーカー直取引完全攻略セミナー】 の内容を無料公開しております。
下記をクリックして中身をご確認ください^^
国内メーカー仕入れに特化したセミナーはコチラから↓↓
弊社が出版した書籍一覧はコチラから↓↓