amazon出品アカウント停止・閉鎖から完全復活・再開する手順を詳細解説

amazonアカウント停止・閉鎖から復活

こんにちは、amazon物販コミュニティ「EC STARs Lab.」の石井です。

amazonの出品アカウントが停止、もしくは閉鎖の通知のメールが届いた……。

とても焦る事態ではありますが、復活・再開することは可能です。

特にamazonアカウント閉鎖の一歩手前である停止の状態であれば、期限内に必要な措置を取れば復活・再開できます。

amazonアカウント停止・閉鎖で焦る気持ちはすごくわかります。

しかし、本記事の通りに進めていけば復活できるのでご安心ください。

本記事では、amazon出品アカウントが停止、閉鎖された場合の復活方法に加えて、復活した場合の再発防止策についてもお伝えします。

 

amazonメーカー仕入れ

まずはamazonアカウント”停止”か”閉鎖”かを確認する

amazonアカウント停止なのか閉鎖なのかを確認する

まずは、通知メールの内容を見て、amazonアカウントが停止なのか、閉鎖なのかを確認しましょう。

amazon出品アカウントの「停止」と「閉鎖」では、次のように内容と復活可能性が大きく違います。

ご自身のアカウントの状態が「停止」なのか、「閉鎖」なのかをまずは確認してください。具体的には以下のような違いがあります。

アカウント停止 アカウント閉鎖
売上金 解除まで留保 90日間凍結
FBA倉庫の在庫 返品なし 返品あり
復活可能性 高い 低い
必要な措置 改善計画書の提出
  • 異議申し立て
  • 紐づけのないアカウント作成

上記のことからわかるように、amazonアカウント「閉鎖」の方が、「停止」よりも重い措置で復活はかなり難しくなります。

ただ、いずれにしてもamazon物販が永遠にできなくなるわけではありません。

amazonアカウント停止|復活可能性は高い

amazonアカウント停止は、「閉鎖」よりも一段階軽い措置で、再発防止策を示した改善計画書の提出などで復活が可能です。

amazonの売上金はアカウント復活・復活までは入金されませんが、復活したら入金されますし、FBA倉庫の在庫の返品もありません。

アカウント停止にいたった場合は、だいたい次のような通知メールがやってきます。

このメールに記載されているように、アカウント停止に至った場合、多くは停止の通知メールから17日以内に改善計画書の提出が求められます。

アカウント停止に至る理由は、次のように様々なことが考えられます。

 

amazonアカウント停止の主な理由
  • 商品の品質、規格に関するお客様からのクレーム
  • 偽物や商品の品質不良に対する疑い
  • 商標権/知的財産権侵害に対するお客様からのクレーム
  • アカウント健全性が非常に悪い
  • 購入者の問合せに対して24時間以上回答がない

ただ、上記の通知メールの内容の通り、問題となった商品名や停止原因はわかるので、各々の原因に対する改善計画書を提出してください。

アカウントスペシャリスト(不正を防ぐためにamazon利用者を監視・管理する部署)が改善計画書を審査して、パスすればアカウントが復活します。

審査が通らなければ、期限内に再提出する必要があります。

期限内に審査をパスできなければ、出品アカウントは「閉鎖」に至るので、本記事をご覧になり早めに対応しましょう。

amazonアカウント閉鎖|復活可能性は低い

amazonアカウント閉鎖は、amazonの規約上もっとも重い措置で、復活可能性はかなり難しくなります(まったく不可能ではありません)。

このアカウントでamazon物販はできなくなり、売上金は90日間凍結、FBA在庫にある商品はすべて返品されます。

真贋調査やamazonアカウント停止から段階的に閉鎖に至ることもあれば、アカウント停止を経ることなく、ある日突然閉鎖される場合もあります。

アカウント閉鎖の際は、次のような通知メールが来ているでしょう。

amazonアカウント閉鎖通知メール

特に次のようなamazonの規約や法律の重大な違反が確認されたような場合は、停止ではなく突然閉鎖されることが多いと考えられます。

 

amazonアカウント閉鎖の主な理由
  • 偽物を出品した
  • 違法な商品を出品した
  • amazon出品禁止商品を出品した
  • 真贋調査で必要な書類を用意できなかった

amazonでは複数アカウントの保持は原則できないため、後述するように、まったく新しい環境の紐付けされないアカウントを作るしかありません。

ただ、稀なケースになりますが、場合によっては異議申し立てでamazonアカウントが閉鎖されても復活できることもあります。

アカウント停止の場合は改善計画書を提出する

amazonアカウント停止時の改善計画書

アカウントが停止された場合、改善計画書を求められるケースが大半です。

そのため、改善計画書で記載すべき内容について解説します。

改善計画書で記載すべき内容

改善計画書では、次の内容を①~⑥の順番通りに記載するようにしましょう。

記載すべき内容 具体記載例
①誠実な謝罪とアカウント復活対応に対するお礼
②アカウント停止に至ったすべての商品情報
  • 商品名
  • ASIN
③アカウント停止に至った根本原因をすべて記載
  • 検品などのチェックが甘かった
  • 外注スタッフの担当所掌が曖昧だった
  • 外注スタッフを含めてamazon規約の認識不足
  • 梱包が雑で商品不良を起こしやすかった
④今回の問題解決のために講じた措置をすべて記載
  • 該当商品の出品を全部取り下げた
  • 該当商品はすべて返送/破棄の措置をした
  • 商品登録の抹消
  • 他に問題となる商品がないか水平展開する
⑤再発防止策をすべて記載
  • amazon出品大学などを参考に教育資料の作成
  • 教育資料をもとに外注スタッフへ勉強会の実施
  • 担当業務の明確化
  • チェックリストの作成
⑥他のamazon規約を遵守する対策をすべて記載
  • 検品、商標チェック体制の見直し
  • 仕入れ~FBA納品までの全手順の見直し
  • amazon規約遵守の教育資料作成
  • 外注スタッフの増員
【添付】上記に関する証拠書類をすべて提出する
  • 別途メールで添付するか、作成資料のなかで貼り付ける

どこか会社で何かやらかした際の始末書に似ていて、いい気分はしないかと思いますが、アカウント復活がかかっているので誠実な対応をしましょう。

上記のことをしっかり記載していれば、ほぼ間違いなくアカウントは復活できます。

以下の記事に、アカウント停止・真贋調査対応で無事クリアした改善計画書を紹介しています。

より詳しく、アカウント停止から復活した改善計画書の記載内容を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

改善計画書のテンプレートとして活用できるようになっています。

【これで安心】amazon真贋調査を確実にクリアする手順と防止策を詳細解説

 

審査が通らなければ改善計画書を再提出する

amazonアカウント停止から復活できない旨のメール

提出した改善計画書の審査をパスした場合は、アカウント復活になるので、対応作業は終了となります。

しかし、審査をパスできなかった場合は、上記のようにアカウントが再開できない旨の通知メールが届きます。

その際は、メールの内容に従って、必要に応じて必要書類を追加して期限内に改善計画書を再提出するようにしてください。

1回で審査をパスできることはむしろ少なく、1回は再提出を求められることが多い傾向にあります。

ただ、メールの内容に従って修正をすればほぼ間違いなくアカウントは復活できるのでご安心ください。

また、不明点があれば、通知メール指定の連絡先(アカウントヘルスサポートなど)に連絡して指示を仰ぐようにしてください。

amazonアカウント閉鎖されたら異議申し立てか新規アカウント作成

amazonアカウント閉鎖時の対応

万が一amazonアカウントが閉鎖された場合は、次の対応が必要となります。

  • 90日以内に異議申し立てを行う
  • 紐付けのない新しいアカウントを作成する

90日以内に異議申し立てを行う

1つは、amazonアカウント閉鎖に対する異議申し立てを90日以内に行うことです。

アカウントスペシャリストの通知メールの通り進むと、テクニカルサポートの問合せフォームに画面が遷移します。

つまり、テクニカルサポートに異議申し立てをすることになります。

amazonセラーセントラルに直接問合せる方法|気を付けたい利用上の注意点も解説

 

異議申し立てをしても復活する可能性はほとんどありませんが、例外的に以下のような閉鎖理由に明らかな間違いがある場合は復活可能性があります。

 

アカウント閉鎖から復活できる場合
  • 身に覚えのない理由で閉鎖された
  • 身に覚えのない出品アカウントに紐付けられた
  • メーカーから直接仕入れた商品なのに偽物と判断された
  • メーカーから直接仕入れた商品なのに商標権/知的財産権侵害とされた
  • 中古で出品しているのに新品で出品していると判断された
  • 身に覚えのないさくらレビューの疑いをかけられた
  • 消費者や販売メーカーからの通報が明らかに間違っている

このような濡れ衣がない限りは、復活は基本的にできないので、残念ながら出品アカウントは閉鎖せざるを得ません。

紐付けのない新しいアカウントを作成する

最終手段にはなりますが、アカウントが閉鎖されて復活可能性がない場合は、紐付けのない新しいアカウントを作成するしかありません。

紐付けのないアカウントを作成するには、次の情報をすべて変更する必要があります。

変更する情報 対応例
名前
  • 親戚や友人に協力してもらい名前を変更する
  • 難しければ同姓同名の人が必ず1人はいることを想定して名前を変更しない
住所
  • 表記を若干変更する(字を付けるか削除する、マンション名の表記を2C⇒2FCなどにする)
  • バーチャルオフィスを作る(グレーな方法)
  • FBA納品を外注している際、返送先住所は変更しない
電話番号
  • 電話番号の変更
  • 電話番号を変更せずに050番号を追加で取得
銀行口座、クレジットカード
  • amazonで使用したことのない銀行口座、クレジットカードで登録する
  • 名義は変更する必要はない
パソコン、ネット環境
  • 新しいパソコンを購入する
  • ネットの契約を変更する
メールアドレス
  • amazon用のメールアドレスを新しく作る

少し面倒に感じるかもしれませんが、名前は変更しなくていいと考えられますし、住所表記も荷物が届く範囲で若干変更すれば大丈夫と思います。

FBA倉庫の商品返送や売上金の凍結は手痛いところですが、新しいアカウントを作成することは決して不可能ではないのでご安心ください。

詳細は、以下の動画でアカウント閉鎖経験をもとにした新しいアカウント作成方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

再びアカウント停止・閉鎖されないための12個の対策

amazonアカウント停止・閉鎖対策

amazonのアカウントが復活できたら物販を再開できますが、健全な運営をして再発防止に努めましょう。

「病気になってから治療するより、病気を予防することが大事」と言われるように、amazon物販でも予めアカウント停止・閉鎖の防止策が大切になります。

以下、amazonアカウント停止・閉鎖を防止する主な対策についてお伝えします。

アカウント健全性を定期的にチェックする

amazonアカウント停止・閉鎖を防ぐのであれば、セラーセントラルの画面でアカウント健全性をたまに確認するようにしましょう。

アカウント健全性とは、出品者が誠実に規約を守ってamazon販売しているかどうかを示す指標を指します。

アカウント健全性が悪いとアカウント停止・閉鎖のリスクが増えるだけでなく、カートボックスを獲得しづらくなるので売上にも悪影響を及ぼします。

確認方法は、セラーセントラルの画面で、

「パフォーマンス」⇒「アカウント健全性」

をクリックします。

すると、以下のようにアカウント健全性を示す以下の指標を確認することができます。

上記の内容を簡単に解説します。

【カスタマーサービスのパフォーマンス(注文不良率)】

注文不良率とは、大まかに言えば顧客がいかに出品者に不満を持っているかを示す指標で、顧客満足度の逆と思って間違いありません。

注文不良率は、1%未満であることが求められます。

注文不良率は、具体的に以下の要素で算出されます。

低い評価 ストア評価が低い
amazonマーケットプレイス保証申請の数 「商品が届かない」「偽物や不良品が届いた」「出品者が返金に応じない」などの理由で消費者からamazonマーケットプレイス保証申請があった数
チャージバック申請 消費者が、クレジットカード会社に対して返金の要求した数

出荷の大幅な遅延や不良品の発生などが、注文不良率増加の要因となります。

【商品規約の遵守】

以下のamazonの規約の遵守状況を反映したものです。

 

  • 知的財産権侵害の疑い
  • 知的財産に関する苦情
  • 商品の信頼性に関するお客様からの苦情
  • 商品のコンディションに関する苦情
  • 食品および商品の安全性に関する問題
  • 規約違反の出品
  • 制限対象商品に関する規約違反
  • 購入者の商品レビューポリシー違反
  • その他の規約違反の問題
  • ポリシー違反の警告

上記の違反があれば、アカウント停止を経ずに、一発でアカウントが閉鎖される場合もあるので注意しましょう。

【出荷パフォーマンス】

出荷パフォーマンスは以下の要素で算出され、各々目標値を達成することが求められます。

出荷遅延率 10日間または30日間の注文のうち、出荷予定日より後に出荷通知が送信された注文の割合 4%未満
出荷前キャンセル率 7日間の注文の合計件数に対し、出品者都合でキャンセルされた注文の割合 2.5%未満
追跡可能率 特定の30日間で売れた商品のうち追跡可能な割合 95%超

ただ、FBA出荷を選択していれば、出荷パフォーマンスについてはほとんど気にしなくていいでしょう。

自社出荷をしている方は十分注意してください。

真贋調査に必要な書類を保管しておく

真贋調査が来た場合は該当商品の領収書や請求書、販売証明書、場合によっては上記と同様の改善計画書を作成して提出する必要があります。

そのため、真贋調査に備えて領収書や請求書を保管しておくか、仕入先から用意してもらえるようにしておくことが必要です。

しかし、せどりや転売で仕入れた商品では、仕入先から領収書や請求書を用意してもらうことは現実的ではありません。

領収書や請求書が準備できない場合、amazonアカウント閉鎖に至る可能性があるので、せどりや転売では注意が必要です。

メーカー仕入れの場合は、メーカーと直接取引している関係上、領収書や請求書の準備で困ることはないのでご安心ください。

真贋調査については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

【これで安心】amazon真贋調査を確実にクリアする手順と防止策を詳細解説

 

amazonの規約や法律を守る

当然のことながら、amazonの規約や法律は守るようにしましょう。

違法行為をすると、amazonアカウント停止・閉鎖どころか刑事罰対象になります。

 

  • 古物営業法(せどり、転売の場合のみ)
  • 酒税法
  • 著作権
  • 知的財産権
  • 商標権

これらの法律に加えて、欧米輸入や中国輸入ビジネスをしている方は次の法律にも注意してください。

 

  • 電気用品安全法(PSE)
  • 電波法(技適)
  • 食品衛生法
  • 薬機法(旧薬事法)

上記の法律に加えて、amazonでは独自に出品禁止商品を定めているので、十分注意しましょう。

  • 明らかに機能に問題がある商品。
  • かび、激しい変色、腐食などの形跡がある清潔ではない商品。
  • 使用に支障があるような破損が見られる商品。
  • 使用に不可欠な付属品や部品が不足している商品。(説明書はなくてかまいません)
  • 修理やメンテナンスが必要な商品。
  • オリジナルのメーカーや著作権所有者によって製造されたものではない商品。これには、複製品、偽造品、レプリカ、模造品が含まれます。
  • プロモーション用の見本、プロモーション用のセット品、商品サンプル、または新刊見本として配布された商品。これには、既刊または未刊本の校正前原稿も含まれます。
  • 書き込みやステッカー、その他の損傷などにより商品の一部が見づらいか、読めない商品。
  • 賞味/消費期限(「販売期限」を含む)を過ぎた商品。有効保管期間の残り日数が不足している商品。賞味/消費期限が消されているか、改ざんされている商品。
  • 廃棄または処分される予定の商品、またはメーカー、仕入先、ベンダー、小売業者によって販売不可と指定された商品。
  • amazonでの販売が禁止されている商品。

※amazonコンディションガイドラインより抜粋

検品を確実に行う

検品をしっかり行わずに、不良品を届けてしまった場合は、注文不良率の上昇に繋がるので、動作確認などの検品はしっかり行うようにしましょう。

メーカー仕入れなど新品を扱っている場合はリスクが非常に低いですが、中古品を中心にせどり、転売をしている方は十分注意してください。

せどり、転売商品は新品として販売しない

せどりや転売の場合は、以下のように、実質的に「新品」として出品することができない商品が多いので注意してください。

  • 個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品。
  • メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(例えば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
  • プロモーション品、プライズ品、おまけに関しては、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。
  • amazon.co.jp限定商品としてamazonによって販売されている商品(amazonが特別に承認している場合を除く)。

なお、中古品として出品する際は、プロモーション品、プライズ品、おまけなどである旨をコンディション説明欄へ明記してください。

※amazonコンディションガイドラインより抜粋

1つ目の規約を読み解くと、法人や個人事業主ではない、一個人からヤフオクやメルカリで未使用未開封の商品を仕入れた場合は新品として出品できません。

また、2つ目のメーカー保証期間については、すでに店舗で販売している時点でメーカー保証はスタートしています。

そのため、メーカー保証がある商品を店舗から仕入れた場合は、新品として販売できないことになります。

以上のことから、せどりや転売に対するamazonの規制はかなり厳しいものになっています。

消費者の通報などで違反が疑われると真贋調査の対象になるので、せどらー、転売ヤーの方は十分注意してください。

商標権/知的財産権侵害に注意する

メーカー仕入れの場合はまず心配ありませんが、せどりや転売の場合は、商標権/知的財産権には十分注意してください。

具体的には、メーカーが独占販売している商品に相乗り出品してしまう行為で、メーカーの通報によって真贋調査が入ってしまうことがあります。

そのため、せどりや転売を行う場合は、出品者が販売メーカーだけの商品は避けるようにしましょう。

また、例え2人以上の出品者がいたとしても、Keepaなどで過去の出品者の推移を観察して、時々出品者が1人だけになっている場合も要注意です。

独占販売しているメーカーが、何回か不正な出品者の相乗りを排除していると、このような推移になることがあります。

つまり、たまたまリサーチ時に不正な相乗り出品者がいただけという可能性もあるので、せどり・転売のリサーチは十分注意してください。

消費者からの問い合わせは必ず24時間以内に返信

頻繁にはないですが、たまに購入者の問い合わせがあることがあります。

この場合は、必ず24時間以内に回答するようにしてください。

購入者からの問い合わせは以下のように、セラーセントラルの画面から確認ができます。

①セラーセントラルトップページ右上の「メッセージ」をクリックする

②「要返信」で購入者からのメッセージを確認する

スパムや営業メールなど返信する必要がない場合は、24時間以内に「返信不要」をチェックすれば大丈夫です。

24時間以内に回答しない場合は、ストア評価が下がり、カートボックス獲得率の低下、amazonアカウント停止のリスクに繋がるので注意してください。

特に72時間以上経過すると、消費者がamazonマーケットプレイス保証申請をする可能性が高く、非常にパフォーマンススコアが悪くなります。

さくらレビューは絶対にしない

amazonのレビューには、商品に関するレビュー(商品購入の際に参考にするのがこのレビュー)と、出品者に関するレビューがあります。

言うまでもなく、商品に対するさくらレビューも、出品者に対するさくらレビューもamazonでは明確に禁止しています。

そんなことしなくても、健全な運営を続けてamazon販売を続ければ高い評価を得られます。

詳細は以下の記事を参考にしてください。

Amazonで出品者の評価を上げる方法

 

 

【Amazon物販】評価が多いと売れる確率が高くなる?評価をもらうコツ公開

理不尽な悪いストア評価の削除依頼をする

ストア評価については、良い評価が多ければカートを獲りやすくなりますが、悪い評価が多いとカートが獲れないだけでなくアカウント停止リスクが高くなります。

しかし、健全な運営をしていても、以下のような理不尽な理由で悪い評価が付いてしまうことがあります。

例えば、消費者が誤って出品者に対する評価ではなく商品に対する評価をしてしまったような場合、amazon側の責任によるものである場合です。

その場合は、簡単にamazonに評価削除依頼をすることが可能なので、もし理不尽に悪い評価が付いた場合は積極的に削除依頼をしましょう。

詳細は以下の記事をご覧ください。

amazonで悪い評価をもらった場合の評価削除を依頼する方法

 

消費者の住所と違う場所に配送しない

購入者の住所と別の住所に商品を送ることは、amazon規約違反になるのでNGです。

特に出品者出荷のときにやってしまいがちなことですが、購入者から「配送する住所を変えて欲しい」と言われることがあります。

しかし、そのまま住所変更して送ってしまうと規約違反にあたるので、購入者には新たにキャンセルをして再度購入してもらいましょう。

正当な理由なく出品者用アカウントを作成しない

よく出品者用アカウントを複数作成すると、アカウントが停止・閉鎖されるという話を聞きます。

これは厳密には正確ではなく、

「正当な理由なく」

という条件が付きます。

【amazon複数アカウントが認められる場合】

  • 複数のブランドを所有し、それぞれ独立したビジネスを行っている
  • 2つの異なる法人で、商品を製造している
  • 別々のアカウントを必要とするAmazonのプログラムに参加している

※amazonセラーセントラル プログラムポリシーより抜粋

この条件では複数の出品者用アカウントの作成は可能になります。

ただし、上記以外の理由ではアカウント停止・閉鎖されるリスクが高くなります。

もちろん、amazonアカウントが閉鎖された場合は、止むを得ず紐付けがないように新たなアカウントを作成する必要があります。

しかし、それ以外では基本的に複数のアカウントは作らないようにしましょう。

せどり・転売からメーカー仕入れに移行する

ここまでお伝えした通り、せどりや転売は、amazonの規制が厳しく、アカウント停止・閉鎖のリスクが高くなります。

そのため、物販のステップアップとしてメーカー仕入れの移行も検討しましょう。

せどり・転売 メーカー仕入れ
ほとんどの商品が新品で出品できない 新品で出品できる
真贋調査で必要書類が揃えるのが難しい 真贋調査で必要書類を揃えられる
商標権/知的財産権を侵害する恐れがある 商標権/知的財産権を侵害する恐れがない
不良品の発生リスクが大きい 不良品の発生リスクがない
誤って偽物を販売するリスクがある 偽物を販売するリスクがない

このように、メーカー仕入れの方が格段とアカウント停止・閉鎖リスクが低くなります。

 

せどりのメーカー仕入れの違いについては以下の記事でも解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。

せどりとメーカー仕入れの決定的な5つの違いをお伝えします!

最後に

以上、amazonのアカウント停止・閉鎖時の復活・再開方法と、再発防止策についてお伝えしました。

もし、アカウントが閉鎖された場合は残念ながら復活・復活が難しいので新しく紐付けのないアカウントを作るしかありません。

しかし、アカウント停止であれば改善計画書など必要書類を提出すれば復活できるので、焦らずに対応しましょう。

そして、アカウントが復活した場合は再発防止策に努めましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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ABOUT US

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石井裕
1979年新潟県出身、東北大学大学院工学研究科修士課程卒。
原子力技術者として13年勤務。

趣味で書き始めたブログから収入を得られたことをきっかけに、密かに夢に抱いていたライターとして起業。
マニアックな好奇心と探究心から生まれる徹底した取材で、商品・サービスの隠れた魅力を言語化することを武器としている。

特に物販事業について専門的な知識を有しており、2018年より、EC STARs Labのコンテンツ制作および活動に深く関わっている。

県境をまたぐマニアックな趣味を持ち、2009年『県境マニア』を出版。
以降TBSの「ゴロウ・デラックス」「マツコの知らない世界」、テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」などメディア出演多数。
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