こんにちは、amazon物販コミュニティ「EC STARs Lab」の松井です。
食品せどりをしようと思うが実際に稼げるのか?
せどりである程度の経験を積んできたので、食品せどりに取り組もうと考えている方もいるでしょう。
食品せどりは、せどりのなかでは比較的マイナーなジャンルですが、消耗品であるために安定した販売ができることもあり、狙い目のジャンルと言われています。
ただし、賞味期限が迫ると販売できないなど、各プラットフォームの出品ルールに注意しないといけません。
そこで、せどりで月利40万円を達成して、食品も多く扱ってきた私が、食品せどりの具体的な稼ぎ方や注意点について解説します。
食品せどりに興味を持っている方は最後までご覧ください。
目次
食品せどりをおすすめする3つの理由
食品せどりをおすすめする理由については、主に次の3つが挙げられます。
- 難しい印象があるのでライバルが少ない
- 消耗品なので在庫の回転が速い
- 需要が安定しやすい
以下、詳しく解説します。
難しい印象があるのでライバルが少ない
今後少しずつ進めることができましたが、食品せどりは比較的、他の商品カテゴリーに比べて競争が少ないです。
最近は食品せどりに取り組む人も増えてきましたが、今でもせどり初心者の方を中心に難解な印象を持っている人が多く、ライバルが避けがちなジャンルではあります。
また、食品は安い商品が多く、1商品あたりの利益が低いので薄利多売になる点も、あまり人気がない理由でしょう。
そのため、食品せどりをメインにしている人は多くありません。
最近はライバルが増えてきていますが、他のジャンルの競争が激化していることを考えると、比較的食品せどりはおすすめです。
消耗品なので在庫の回転が速い
食品は1商品ごとの利益は低いもの、消費品であるため在庫の回転が速く、過剰在庫のリスクが比較的少ないです。
ただし、食品すべてが在庫の回転が良いわけではありません。
賞味期限があるため、在庫の悪い食品を仕入れると期限内で売れずに返送されて過剰在庫を抱えることがある点は注意が必要です。
需要が安定しやすい
食品は、消耗品でリピート購入されるところがあるため需要が安定しやすい点もメリットです。
薄利多売になるものの、食品によっては年間通して安定した利益を見込むことができます。
食品せどり5つの注意点
食品せどりは、ライバルが避けたがるジャンルであることからわかるように、ビジネスとして注意点がいくつかあります。
- プラットフォームのルールを遵守する
- 販売できない食品に注意する
- 賞味期限の短い商品に注意する
- 最近はライバルが増えつつある
- 誰かが賞味期限間近になったら価格競争が起きる
以下、詳しく解説します。
プラットフォームのルールを遵守する
食品は、賞味期限があるという関係上、プラットフォームの様々なルールがあります。
ルールに従わないと納品することができないので注意してください。
例えばamazonでは、原則60日以上の賞味期限が残っていることが必須条件で、納品プランの作成方法も他商品と違ってきます(食品によっては申請すれば30日以内でもOK)。
出品許可申請も必要なので、不慣れだと戸惑うこともあるかもしれません。
ただ、そこまで難しいことはなく、一度慣れてしまえば問題なく取り組むことは可能です。
amazonで食品を販売する方は、次の記事を参考にしてFBA納品してください。
販売できない食品に注意する
食品によっては、販売できない商品も存在するので注意してください。
まず、先ほどもお伝えしたように、一定の賞味期限があまりに短い商品は基本的に納品することができません。
また、室温で保管できない(いわゆる冷凍食品)なら出品不可など、案外規制に引っかかる食品が多いので注意してください。
私もかつては冷凍食品を常温保存食品と間違えて仕入れてしまったことがあり、出品できずに自分で美味しくいただいたことがあります(泣)。
さらに、amazonの場合は食品の販売は出品許可申請が必要となりますが、メーカーの請求書を求められることがあり、せどりでは申請をパスできずに販売できないことがあります。
各プラットフォームによって販売できる食品や、発送方法に違いがあるので、ルールをよく確認して仕入れをしましょう。
賞味期限の短い商品に注意する
食品せどりで一番注意しないといけないのが、賞味期限です。
そもそも指定の賞味期限以上の期間がない食品は納品できませんし、出品して賞味期限が迫ってくると販売不可となり返送されてしまいます。
例えばamazonでは、賞味期限が45日(申請すれば15日)を切ると返送もしくは廃棄処分となってしまいます。
私も4ヶ月の賞味期限のある食品を仕入れたことがありますが、思った以上に賞味期限が迫ってしまい、泣く泣く赤字で売らざるを得なくなったことがあります。
言うまでもないですが、食品の場合は賞味期限をよく確認して仕入れるようにしましょう。
最近はライバルが増えつつある
比較的ライバルが少ないと言われる食品せどりですが、以前よりはライバルが増えつつあり、ブルーオーシャンとは言えない現状です。
食品によっては、かなりライバルが多く、価格競争に悩まされることも十分あり得ます。
今後も、食品せどりのライバルは増加していくと思われます。
誰かが賞味期限間近になったら価格競争が起きる
amazonの食品せどりは、他のFBA出品者の誰かが賞味期限間近になったら価格競争が起こりやすくなります。
例えば、定価1300円の食品を出品しているFBA出品者が、賞味期限45日前に近づいてきたので、1000円程度に大幅に値下げして売り切ろうとするというものです。
賞味期限を理由に、激しい価格競争が起きてしまうことがあり、販売価格が乱高下することがあります。
上記は、ある食品のKeepaで抽出した販売価格の推移ですが、販売価格が950~1300円程度に乱高下していることがわかります。
かなり激しく価格が動くこともあるので、プライスターやマカドなどの自動価格改定ツールを導入している方であれば、赤字ストッパーを設定することを忘れないようにしましょう。
食品せどりで稼ぐ5つの戦略
食品せどりにはメリットがある反面、プラットフォームの規制など様々なルールがあることがわかりました。
次に、食品せどりでどうやって稼いでいくかについて解説します。
- 年中安定して売れる食品を販売する
- 売れるイベントを狙って販売する
- 流行の食品や期間限定品を販売する
- セット商品を販売する
- 地域限定食品を販売する
賞味期限が長くて安定して売れる食品を販売する
そもそも食品せどりは在庫の回転が速いので、安定的な薄利多売に適したビジネスモデルですが、問題は賞味期限です。
しかし、なかにはサプリメントや調味料など、賞味期限が長くて季節に関係なく需要のある食品も存在します。
このような食品を販売すると、相乗り出品者の賞味期限による価格競争も、起きにくくなります。
安定感があるので、ライバルも同じように狙う可能性はありますが、賞味期限が長い食品も視野に入れておきましょう。
売れるイベントや季節を狙って販売する
食品によってはイベントや季節によって売れやすくなる食品がいくつかあります。
例えば、冬場のバレンタインやホワイトデー、クリスマスシーズンであればチョコレートが良い例です。
鍋なんかも冬に需要のある食品の1つですし、逆に、そうめんや冷麺は夏場に需要があります。
ただし、同時に売れやすいイベントや季節を狙うライバルがいることも考慮してください。
特にamazonの場合は、バレンタインなどイベント時に出品する方がライバルの増加で販売価格が下がる場合があります。
このような食品は、シーズンをすぎると売れなくなる場合もありますし、意外と年中通して売れる場合もあります。
後者の食品の場合は、販売個数こそ下がるものの、イベント時より安定した価格で販売できることがあります。
長期的に売れ行きや販売価格の推移を確認して、可能であれば年間通して販売するのも1つの手です。
流行の食品や期間限定品を販売する
流行の食品や期間限定品を販売して、短期爆発的に商品を販売するのも1つの手です。
安定した月利を得られる食品を販売しながら、短期的に大きな利益を得られる期間限定品を扱ってみるのもいいでしょう。
流行の食品と言えば、最近では高額転売が問題になっているHIKAKINさんプロデュースの「みそきん」でしょうか。
「みそきん」のように、影響力のある芸能人やYouTuberがプロデュースした商品というのは狙い目でしょう。
もしくは、芸能人やYouTuberが紹介した商品などもおすすめです。
とはいえ、このような商品は注意が必要で、仕入れのタイミングを間違えると流行が過ぎてしまい、過剰在庫を抱えるリスクもあります。
また、上記のように影響力のある人が紹介したとしても、大コケすることもあり得ます。
特に新商品の場合は、過去の売上や販売価格の推移を読み取れないので、適切な仕入れ個数を判断しづらいところがあります。
食品せどりでトレンド商品や期間限定品を扱うことは鉄板の方法に見えますが、実は目利きが求められて難易度が高い点は注意しましょう。
セット商品を販売する
食品せどりは単品ではなく、セット売りしてまとめ買いを促しやすいジャンルになります。
セット売りにも様々あり、1つは以下のように1種類を複数個セットで販売する方法があります(それにしてもみそきんは高額転売されてますね、、、)。
もう1つは、違う種類のものを複数個販売する方法です。
セットで販売することで、送料を抑えることができますし、縦積みで販売個数を増やすことができます。
どうしても食品は薄利多売になりがちなので、セット売りできるのであれば検討してみるといいでしょう。
セット商品をamazon FBA納品する際のルールについては、以下の記事をご覧ください。
地域限定食品を販売する
もう1つが、ある特定の地方でしか販売されていない地域限定食品を販売する方法です。
例えば、上記の新潟のバスセンターのカレーは、新潟県以外では基本的に流通がなく、販売されている店舗はアンテナショップなどに限られます。
このような、一部の地域でしか手に入らない地域限定品は、比較的高値で販売できるので特に地方在住の方はリサーチしてみるといいでしょう。
食品せどりで知っておきたい8つの仕入れ先
次に、食品せどりをするなら知っておきたい仕入れ先について、いくつか紹介します。
楽天やYahoo!ショッピングで仕入れるだけでなく、食品を多く扱う卸問屋サイト、食品メーカーの自社ECサイト、実店舗のリサーチなど様々試してみましょう。
問屋国分ネット卸
問屋国分ネット卸は、雑貨・日用品も多いですが、食品類も多く取り扱っています。
入会費、年会費無料、少数仕入れ可能など、かなり参入障壁が低いサイトですが、それだけにライバルがすぐに群がりやすいデメリットがあります。
ただ、食品は比較的ライバルは少なめなので、食品せどりのリサーチ先として押さえておくといいでしょう。
天然生活
天然生活は、食品に特化した卸問屋サイトで、無料で会員登録できます。
訳ありな激安商品もあり、利益が出ることもありますが状態や賞味期限には十分注意が必要です。
NETSEA
国内最大級の卸問屋サイトのNETSEAは、もちろん食品仕入れも可能です。
参入障壁が低く仕入れ先として活用している方も多いですが、欠点は卸問屋サイトの割に仕入れ値が安くなく、利益が出ない商品が多いことです。
また、卸問屋サイトのなかではかなりライバルが多いという点もデメリットになります。
あくまで参考程度に留めておくのがいいでしょう。
サンプル百貨店
サンプル百貨店は、食品だけでなく、家電、化粧品、日用品など様々な商品の仕入れができるサイトです。
特にちょっぷるという、少額でサンプル商品を試すことができるサービスがあり、激安価格で販売されています。
やはりライバルはかなり多いですが、送料も無料(送料込み)で、定価の1/2~1/3で仕入れができるので、利益の出る食品を探す際には押さえておきたいサイトです。
LOHACO
ロハコや、Yahoo!とアスクルが提携して運営している日用品の通販サイトです。
様々なセールを開催しているので、安く仕入れができないか日々チェックしてみるといいでしょう。
KURADASHI.jp
KURADASHI.jpは、定価の1/2程度で食品仕入れが可能なサイトですが、安価なだけに賞味期限が短くなった商品を多く扱っています。
そのため、賞味期限の確認は注意して行うようにしてください。
食品メーカーの自社ECサイト
食品メーカーによっては、公式の自社ECサイトでしか販売していないことがあります。
そのため、リサーチしたい食品のamazon商品画像をGoogleで画像検索してみると、自社ECサイトが見つかることがあります。
amazonと販売価格を合わせていたり、そもそもメーカーが独占的に販売していることも多いですが、リサーチしてみるといいでしょう。
場合によっては、せどりではなく、食品メーカーに問い合わせてamazon販売を交渉してみるのもありです。
店舗せどり
食品せどりは、案外実店舗でも安価な仕入れができることがあります。
など、様々あります。
また、地方に在住している方であれば、地域限定品を求めてもいいでしょう。
ただし、激安仕入れが可能な食品は、賞味期限が短いことが多いので、よく確認して仕入れてください。
食品の販売先はamazonがおすすめ
食品せどりをしている方は、販路をamazonにしている方が多いです。
amazonは、賞味期限のある商品のFBA納品ルールがあり、特に賞味期限45日前を切った商品は返送・廃棄処分されてしまうデメリットがあります。
しかし、これはデメリットでありながらメリットでもあり、FBA納品すればamazon側で賞味期限を正確に管理してくれるということです。
そのため、賞味期限を過ぎた商品を誤って発送してしまい、お客様のクレームやトラブルになってしまうようなことがありません。
返送や廃棄処分より、お客様のクレームやトラブルの方が対応が大変です。
物販で一番避けたい、お客様とのトラブルを避けることができる点を考えるとamazonが一番おすすめです。
食品ならせどりではなくamazon国内メーカー仕入れも検討する
食品を販売するなら、せどりではなくて国内メーカーから直接仕入れて商品を販売するamazon国内メーカー仕入れの方がおすすめです。
メーカー仕入れには、国内メーカーから仕入れる方法と、海外メーカーから仕入れる方法があります。
輸入品で食品を輸入することは食品衛生法、健康食品であれば薬機法のハードルがあるので、国産品を扱うことをおすすめします。
メーカー仕入れ | 食品せどり | |
賞味期限の長い商品を安価に仕入れ可能 | ○ | × |
メーカー保証が確実 | ○ | × |
確実にリピート仕入れができる | ○ | × |
出品許可申請 | ○ | △ |
新鮮な賞味期限の長い食品を安く仕入れられる
メーカーと直接取引して仕入れるので、新鮮で賞味期限の長い食品を安く仕入れることができます。
食品せどりでは、どうしても安価で仕入れようとすると賞味期限が短い食品が多くなり、リスクが高くなります。
もちろん、メーカーも取引先によって卸値を変えているので、最初は安く仕入れることができないかもしれません。
しかし、何度かリピート仕入れしながら関係構築することで、卸値を安くしてもらえます。
メーカー仕入れであれば、仕入れが途絶えたり価格競争が起きたりすることは避けられるので、長期安定的に利益を得られるようになります。
メーカーの保証がしっかりしているのでクレームが来ても安心
もう1つ、メーカー仕入れの場合は、メーカー保証がしっかりしているので、万が一お客様からクレームが来ても安心です。
amazon側で賞味期限がしっかり管理されているので、そもそもお客様とトラブルが起きる可能性はかなり低いですが、ゼロではありません。
しかし、万が一トラブルが起きた場合でも、メーカーが責任を持って対応してくれます。
メーカーの請求書などで、正規で仕入れをしている証明ができる点も心強いです。万が一真贋調査が来ても心配ありません。
食品は人体に影響する深刻なトラブルに繋がる可能性もゼロではないので、メーカーの保証が付いているのは大きな安心です。
確実にリピート仕入れができる
食品は消耗品なので回転が速い特徴がありますが、いくら在庫の回転が速くても安定的に仕入れができなければ継続的な販売ができません。
実際にせどりの場合は、必要個数を仕入れできなかったり、仕入れ値が上がっていることが珍しくなく、販売機会を逃すことが多いです。
しかし、メーカー仕入れであれば、まとまった量の仕入れを確保して、しかも卸値を安く仕入れることができます。
メーカー仕入れであれば確実に出品許可申請を通すことができる
amazonの出品許可申請では、メーカーの請求書の提出を求められることがあります。
食品せどりであれば用意することは困難ですが、メーカー仕入れであれば、簡単に用意することができます。
そのため、せどりでは扱えなかった商品も、メーカー仕入れで扱えるようになります。
最後に
以上、食品せどりの稼ぎ方や注意点についてお伝えしました。
食品せどりは、面倒くさそうなことと薄利多売になることから、ライバルが避けがちなジャンルで比較的ブルーオーシャンと言われています。
しかし、最近はせどり・転売実践者の増加に伴って食品せどりに取り組む人も増えて、以前よりはライバルが増えています。
amazonの場合は、相乗り出品者のうち誰か1人でも賞味期限間近の在庫を抱えていれば価格競争が起きやすくなります。
また、安く仕入れられる食品は賞味期限間近のことが多い点も要注意です。
その点、メーカー仕入れで食品を仕入れれば、賞味期限の長い食品を安価に、しかも長期安定的に仕入れることができるのでおすすめです。
amazon国内メーカー仕入れについて、詳しく知りたい方は「amazon国内メーカー直取引完全ガイド」をご覧ください。
それでは、本記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
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