こんにちは、amazon物販コミュニティ「EC STARs Lab.」の松井です。
これから副業でせどりを始めてみようか考えている方にとって、せどりにどのようなリスクがあるのか気になっている方が多いのではないでしょうか。
ネットやYoutubeなどでは、おすすめする方もいればやめておいた方がいいという方もいて、「どっちなんだろう…」と判断できないことに悩まれることもありますよね。
確かにせどりは特別なスキルや資格も不要で始めやすく、今でも短期的には稼げる方法だと思います。
しかし同時に、下記のような避けられないリスクもあります。
- 儲からない・赤字になってしまうリスク
- 在庫を抱えてしまうリスク
- 購入者からのクレームになるリスク
- 販売アカウント停止になってしまうリスク
- 違法な商品を販売してしまうリスク
本記事では、せどりのリスクについての解説と、そのリスクを回避できてよりローリスクで長期的に取り組めるメーカー仕入れという方法について詳細を解説していきます。
これからせどりを始めようか検討している方にとって、一つでも参考になることがあれば幸いです。
せどりの回避できない5つのリスク
それではまずせどりの避けられないリスクを大きく5つ解説していきます。
仕入れをミスして大赤字になるリスク
せどりは仕入れが早い者勝ちになるため、上級者であっても利益計算を確認せずに大赤字でも仕入れをしてしまうミスをしてしまいます。
せどりの基本は「安く仕入れて高く売る」ですよね。
店舗でもネットでも、セールになっている商品や型落ちになって値下げされた商品を仕入れることが多いですが、せどりをする方が多くその商品を仕入れようと狙っていて早い者勝ちになってしまうことが多いです。
そうなるとどうなるでしょうか。
本来であればamazonでの現在の販売価格を確認し、利益が出ることを確認して仕入れるべきですが、「早く仕入れなければ」「この値段で仕入れできれば利益は出るだろう」と焦りからアバウトに仕入れをしてしまい、蓋を開けてみれば大赤字でした…ということがよくあります。
実際私も、せどりを1年で月利40万円まで稼ぎましたが、その過程では何度も仕入れミスをしました。
こういったことがせどりではよく起こります。
「じゃあ利益計算をその都度して仕入れすればいいじゃん!」と思うかもしれませんが、特に電脳せどりや輸入せどりでは、利益計算をしている隙にライバルに購入され売り切れてしまい、仕入れ自体ができなくなります。
また利益計算をして仕入れをしても、仕入れ→FBA納品→販売までのあいだに、同様に値下がりすることも日常茶飯事ですので、せどりは赤字のリスクをどうしても下げることができません。
仕入れた商品が急激にライバルが増えて在庫を抱えてしまうリスク
せっかく仕入れた商品も、その後ライバルが急増して思っていたより売れず、在庫を抱えてしまうこともよく起こります。
amazonは相乗り出品が基本で、購入者にとってわかりやすいように1つの商品は1つのページに集約されています。※相乗り出品についてわからない方は下記記事をお読みください。
そうすると1つの商品を他のライバル出品者と相乗りしながら販売していくことになります。
そのためその商品を出品しているライバルが多ければ多いほど、あなたが売れるチャンスが減ってしまうことになります。イメージは下図のような感じですね。
【月100個売れる商品:10人が出品している場合】
仕入れる前の段階では、月に10個は売れると思っていたのに、いざ出品してみたら月に3個しか売れない、ということが起こります。
仮に2か月分の在庫を仕入れた場合、20個仕入れすことになりますので7か月分の在庫になってしまうことになります。
これは先ほども記載した通り、仕入れを狙っている商品はライバルも狙っているので、仕入れて出品してみたら一気にライバルが増えることが日常茶飯事のように発生します。
このように在庫を抱えるリスクもせどりでは避けられないリスクになります。
正規ルート仕入れでないため購入者からクレーム・返品になるリスク
せどりで仕入れた商品は、購入者に対しメーカー保証を与えることができません。
例えば有名なゲーム機のPlayStation5では、下記の通り保証規定が設けられています。
PlayStation®5の保証について
- PS5の保証期間は新品のお買い上げ日より1年間です。
- PS5の保証を受けるためには、必要事項(ご購入日 / 店名 / 製品名)が記載された購入証明書(レシート / 納品書など)が必要です。大切に保管してください。※PS5の外箱(購入時の箱)に保証書欄はございません。
必要事項が記載された購入証明書を、購入者に渡すわけにはいきませんので、仮にPlayStation5を家電量販店等で仕入れて販売しても、購入者からしてみると保証対象外のものを買わされることになります。
そうすると購入者からしてみれば「なんで保証できないんだ」「そんな商品を売っているのか」といったクレームも言いたくなるものです。
このようにせどりで仕入れて販売する商品には、保証が効かない商品が多くクレームに発展するケースも少なくないことがリスクになります。
クレームになってしまった場合の対応方法については、下記の記事で詳細を解説していますので興味のある方は合わせてお読みください。
規約違反による販売アカウント停止のリスク
そもそもせどりで仕入れた商品は、厳密にはamazonの規約上「新品」として販売することができません。
「新品」として出品できない商品
以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。
- 個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品。
- メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(例えば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
先ほどのクレームの項でも説明しましたが、せどりではメーカーと同等の保証を得られることができません。
そのため規約上はせどりで仕入れた商品は「新品」として出品することはNGです。
その購入者からのクレームや、購入者が保証が受けられないことでamazonに「あの出品者から買った商品が保証対象外とメーカーから言われてしまったけどどうなってんの?」と相談されると、高確率で真贋調査が入ります。
真贋調査は簡単に言うと「あなたの販売した商品が正規品か確認するので、仕入れ先の請求書などを提示しなさい。証明されるまでは出品停止ね。」という内容のものです。
下記のメールがきて、売上金の振り込みが留保されることもあります。
こうなると、せどりでは当然請求書を提示できませんので最悪アカウント停止・閉鎖になってしまうこともあります。
真贋調査については下記の記事で詳細を解説していますので、興味のある方は合わせてお読みください。
このように、せどりは販売アカウントが停止されて売上金も返ってこないリスクと隣り合わせで取り組まなければなりません。
知らないうちに違法な商品を販売してしまうリスク
せどり転売自体は違法性はないですが、一部販売すると違法になる商品があります。
具体的には下記のような商品で、実際に逮捕されたり書類送検されることもよくニュースで取り上げられています。
- ライブやコンサートなどのチケット:チケット不正転売禁止法違反
- 偽物のブランド品:商標法違反、著作権違反
- 医薬品や輸入した化粧品など一部の化粧品:薬機法違反
- お酒:酒税法違反
- 電子書籍や音楽などのデジタルコンテンツ:著作権違反
これらは当然「知らなかった」では済まされませんので、事前に販売して大丈夫な商品かは確認するようにしなければいけません。
違法になる商品や行為については、詳細は下記の記事で解説していますので合わせてお読みください。
【結論】これからせどりを始めるのはリスクが高い
ここまでせどりをするうえで避けられない5つのリスクを解説してきました。
もちろんビジネスをする以上、リスクのないビジネスなんてありませんが、いずれもそれなりに大きなリスクだと思いませんか?
私もせどりをしていて1年で月利40万円まで稼ぎましたが、amazonのアカウント関連で真贋調査や商標権侵害の連絡を何度ももらって、いつアカウント停止になるかヒヤヒヤしていました。
また大手飲料メーカーから、「あなたどこから仕入れてるの?うちの商品は転売目的の購入は規約違反なんだけど、商流教えて。」という内容でメールももらったことがあります。
正直せどりをしていて利益が上がってても、生きた心地はしていませんでした。。。
また副業で始める場合は、時間が限られている中でがんばって取り組む方が多いです。
それが全然儲からない、クレームが多い、はてはアカウント停止になって売上金が返ってこないなんて状況になったら目もあてられません。
そのため結論としては、これからせどりを始めることはリスクとリターンが見合っていないので、やめておいた方がいいと私は感じます。
では、どうすればいいでしょうか?
- 儲からないリスクを減らせて
- クレームもほとんどなく
- アカウント停止に怯えることもなく
- 正々堂々とした王道のビジネス
始めるならこんなビジネスをしてみたいと思いませんか?
それが「amazon物販×メーカー仕入れ」という方法です。
せどりのリスクを回避する唯一の方法はメーカーから直接仕入れること
メーカー仕入れはせどりと違い、直接メーカーから仕入れをする方法になります。
これは実はせどりのリスクを全て回避できるうえに、長期にわたって事業を構築できる方法なのです。
メーカー仕入れの具体的な取り組み方については下記の記事で解説していますので、合わせてお読みください。
ここからはメーカー仕入れがせどりと違い、なぜローリスクでできるのかについて解説していきます。
下記の動画でも解説していますので、合わせてご覧いただくとより理解が深まると思います。
副業でも個人でもできてメール1本でリピートできるので仕入れも増やし続けられて安心
メーカー仕入れはせどりと違い、一度取引できればいつでも・何度でもメール1本で再度仕入れることが可能です。
そのため売れ行き状況を見ながら、適切なタイミングで在庫を補充することができます。
せどりではセールになる商品が毎回変わって、同じ商品を安定して仕入れることは難しいですし仕入れのときも早い者勝ちになります。
メーカー仕入れであれば、そういったリスクを回避できて、安定して仕入れを増やしていくことが可能です。
メーカーと協力して卸先を限定してもらえばライバルが増えずに安心
せどりは、商品を仕入れられたとしてもライバルが急増するリスク、それによって価格競争に陥って値崩れするリスクがあり、利益が出ると思って仕入れても最終的に赤字になってしまい儲からないこともあります。
ですがメーカーから直接仕入れができれば、メーカーと直接交渉ができますので卸値を下げてもらえたり、協力的なメーカーであれば価格競争が起きないように卸先の出品者数を制限してくれます。
出品者の限定化をしてくれれば、これ以上ライバルが増えることなく価格も安定し、毎月の利益が計算できるようになります。
下記の商品は、もともとは利益率が低かった商品ですが、人気があってめちゃくちゃ売れている商品でした。
そこでメーカーと交渉・相談を行い、一気に1商品で月利14万円出る商品にすることができました。
- 価格交渉を行い卸値を下げてもらえた
- 出品者を限定するメリット(価格が安定することで商品価値を下げない)を提示しメーカーも理解してくれて出品者を2人だけに限定してもらった
このようにメーカー仕入れであれば、メーカーと直接交渉できますので価格交渉や出品者の限定化交渉もできて、せどりよりも圧倒的に利益を上げることも可能です。
限定化についての詳細は下記の記事で解説していますので、興味のある方は合わせてお読みください。
正規品を高品質な状態で販売できてクレームがほとんどなく安心
メーカーから直接仕入れることは、正規品を販売できることになります。
メーカーで製造されたばかりの状態で仕入れができますので、購入者からのクレームもほとんどありません。
実際に私が月商400~500万円規模でメーカーから直接仕入れた商品を販売していたときで、クレームは年間で2~3件ほどでした。
そのクレームも全然大きなものではなく、メーカーに報告して下記のように補填していただけましたので、実質被害はありません。
このようにクレームはほとんどありませんし、あってもメーカーと協力して対応していくことが可能で、せどりとは安心感が大違いです。
正規品を仕入れられて販売アカウントも安心
また万が一amazonから真贋調査の連絡があっても、メーカーから仕入れていれば請求書を提示できますので余裕でパスできます。
アカウント停止になることはほぼほぼありませんので、せどりのように正規品の証明ができないでアカウント停止になるリスクはありません。
メーカーから直接仕入れられれば違法な商品を販売することもなく安心
またメーカー仕入れであれば正規品を仕入れられるので、せどりのように偽物を販売するリスクはありませんし、販売するのに許可や免許が必要なものはメーカー側が卸しません。
そのためメーカー仕入れであれば違法になる商品を売るリスクはゼロで安心です。
このようにメーカー仕入れは、せどりのリスクを全て解消できて、クレームも少なく利益も出せるビジネスなんです。
最後に
本日はせどりの回避できないリスクと、それを全て解消できるメーカー仕入れについて解説してきました。
結論としては、せどりをこれから始めることはリスクが高いです。
それであればせどりのリスクを全て解消できて、長期的に取り組めるメーカー仕入れを強くおすすめします。興味があればぜひ検討してみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
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リサーチ段階では5,000円で販売されていて、3,000円以下で仕入れできれば20%の利益を確保できる商品がありました。
実際に3,000円で売られているのを見つけ、仕入れをして出品したところ、その時には販売価格が3,500円になっており、1個売るごとに350円の赤字になってしまっていました。