たしかに無在庫物販(無在庫転売)は、注文の後に商品を仕入れるので在庫を抱えることがなく、売れなくても困らないので関心が高い方が多いです。
しかし、無在庫物販(無在庫転売)は以下のように大きな落とし穴となるデメリットが非常に多いです。
- お客様のクレームなどトラブルが多い
- トラブルの頻発で出品者評価が低くなりアカウント停止・閉鎖リスクが高い
- 利益率が低い商品が多い
- 大量の注文に対応できないので大きく稼げない
- amazonの場合は仕入れ先からお客様に直送できず、FBAも利用不可
- そもそも無在庫禁止のプラットフォームが多い
つまり、在庫リスクに悩まなくなる代わりに、クレームやアカウントリスクが大きくなるので、結局不安なまま物販ビジネスを行わないといけません。
そこで、今回は無在庫転売のメリット・デメリットと実践する際の注意点を詳しく解説します。
目次
資金繰りが改善して不良在庫のリスクがない無在庫物販(無在庫転売)とは?
まずは、無在庫物販(無在庫転売)の概要について詳しく解説します。
無在庫物販(無在庫転売)に興味のある方は、まず仕組みを理解しましょう。
無在庫物販(無在庫転売)と有在庫物販の違い
無在庫物販(無在庫転売)と、ほとんどの方が実践している有在庫物販の流れを大まかに示すと、次のような違いがあります。
無在庫物販 | 有在庫物販 |
顧客の注文 ↓ 売上金の入金 ↓ 商品仕入れ ↓ 仕入れ代金の支払い ↓ 商品発送 | 商品仕入れ ↓ 仕入れ代金の支払い ↓ 顧客の注文 ↓ 商品発送 ↓ 売上金の入金 |
無在庫と有在庫では、仕入れ代金の支払いと売上金の入金の順番が逆になります。
有在庫物販では、先に仕入れ代金を払って、商品を仕入れます。
その後、在庫を保管して、お客様から注文があれば商品を発送して、売上金が入金されます。
一方、無在庫物販ではお客様の注文と売上金の入金が行われてから、商品の仕入れ・発送をして仕入れ代金の支払いを行います。
注文がなければ仕入れもしないので、不良在庫を抱えることがなく、「売れなくても困らない」という状態を作ることができます。
事前に仕入れ代金を用意する必要もないので資金繰りに困りません。
また、無在庫の場合は、自宅兼事務所を経由せずに、仕入れ先から直接お客様に発送することがあります。
つまり、検品、梱包、発送の手間がなくなるメリットはありますが、一方で後述するように検品をしないことで、偽物や不良品のリスクが高くなります。
特にamazonは、仕入れ先からお客様に直送する行為は原則禁止なので注意してください。
その他、冒頭でお伝えしたように無在庫物販は有在庫物販にはない様々なデメリットがあります。
資金繰りが大幅に改善して、梱包や発送の手間がなくなるので魅力的に見えますが、デメリットも大きい点は注意しなければいけません。
無在庫物販(無在庫転売)の主な仕入れ先
無在庫物販の主な仕入れ先については、主に次の通りで、有在庫物販同様の一般的な仕入れ先と、卸仕入れサイト(ドロップシッピングサイト)の2種類があります。
一般的な仕入れサイト | 卸仕入れサイト |
amazon、メルカリ、ヤフオク、楽天、海外通販サイト | トップセラー、NETSEA、卸の達人、商材王、未来問屋、IKEMART、シイレル、スーパーデリバリー |
メルカリやヤフオクなど一般的な仕入れサイトから仕入れる場合は、商品の仕入れ時にいったん自宅に届くようにします。
一方で、卸仕入れサイトからの仕入れの場合は、まずはドロップシッピングが可能な商品を探します。
場合によっては、仕入れ先からお客様に直送できることがありますが、先ほどお伝えしたように商品や梱包の状態を確認できないデメリットがあります。
卸仕入れサイトについては、以下の記事も参考にしてください。
【要注意】無在庫物販(無在庫転売)が可能な主な販路
メルカリやラクマなど無在庫の販売を禁止しているプラットフォームも多く、無在庫物販の販路の選択肢は限られます。
- amazon(規約要注意)
- eBay(規約要注意)
- BUYMA(アパレルブランドに限定)
※自社ECサイトの予約販売機能や、Makuakeなどクラウドファンディングサイトも無在庫物販になりますが、本記事と趣旨が違う仕組みなので詳細は割愛します。
まず、無在庫転売の主な販路の1つがamazonですが、ドロップシッピングポリシーを遵守しなければいけません。
amazonのドロップシッピングポリシ-では、以下のことが禁じられています。
- 第三者(AmazonやAmazonストア内の別の出品者など)から商品を購入し、その第三者から直接購入者に出荷してもらうこと。たとえば、出荷時に出品者が記録上の出品者であることが明記されていない場合や、出品者以外の者(第三者を含む)が納品書や請求書、外部パッケージに記載されている場合が該当します。これは、例外なく固く禁じられています。
- 納品書や請求書、外部パッケージ、その他の情報に出品者以外の出品者名や連絡先情報を記載して、注文を出荷することも固く禁じられています。
※amazonドロップシッピングポリシーより抜粋
つまり、卸仕入れサイトなどで商品を直送してもらう行為そのものが禁止です。
少なくとも、納品書や請求書、パッケージについては出品者のものでなくてはいけません。
卸仕入れサイトから無在庫で仕入れること自体は可能ですが、その際はいったん自宅に届けてもらうようにする必要があります。
amazonの無在庫物販は禁止というわけではないですが、制約が厳しくグレーゾーンと言っていいでしょう。
加えて、無在庫物販ではamazon FBAが利用できないので、納期に十分注意して速やかに検品して発送しましょう。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
また、eBayについても無在庫の販売については厳しい制約があります。
eBayの規約では、無在庫物販について以下のように記載されています。
ドロップシッピングは製品調達としても知られており、サプライヤーから在庫を購入し、出品者自身が取り扱うことなく、サプライヤーと連携して購入者に直接商品を発送します。
卸売サプライヤーから直接注文を配送するドロップシッピングは、eBayで許可されています。出品者はドロップシッピングを使用する場合も、出品に記載されている期限内に安全に商品が配送されること、購入に関する購入者の全体的な満足度に責任を負うことにご留意ください。
ただし、eBayで商品を出品し、他の小売業者やマーケットプレイスから商品を購入して購入者に直接配送することは許可されていません。
eBayの利用状況で求められること:
- 適用されるすべての法律を遵守すること
- 第三者の権利を尊重すること
- eBay利用規約に従うこと
- このeBayポリシーに従うこと
利用状況がこれらの要件を満たさない場合、eBayは適用される法律および eBay利用規約に沿って措置を取ることができ、それが法的に要求されることもあります。 そのような措置には、例として、管理者による終了または取引のキャンセル、出品の検索結果上の配置の非表示または削除、出品者評価の低下、手数料の制限、購入者または出品者保護の喪失、メンバーのコミュニケーションや評価ツールのアクセス、フィードバックの取り消し、アカウントの停止などが含まれます。
※eBayの規約を和訳したものを抜粋
つまり、NETSEAやトップセラーなど卸仕入れサイトからの仕入れは可能ですが、実店舗のオンラインショップやamazon、メルカリからの仕入れは認められていません。
おそらく品質の悪い商品を販売する出品者が出てこないようにするための規約と考えられます。
eBay輸出でも無在庫販売の情報はかなり多いですが、この点は気を付けるようにしてください。
もう1つ、無在庫物販で有名なプラットフォームがBUYMAです。
amazonやeBayのように厳しい制約があったり、メルカリなど全面的に禁止したりするサイトが多いなか、BUYMAは無在庫物販自体を認めています。
実際にBUYMAの無在庫物販スクールがいくつか存在するので、知っている方も多いでしょう。
BUYMAはアパレル商品、特に海外ブランドに特化しているため、仕入れ先はfarfetch、shopstyleなどの海外通販サイトがメインとなります。
アパレルせどりの一種になるので、海外ブランドの知識がないと思った以上に稼ぐことは難しいでしょう。
また、BUYMA物販に関しても現在は情報が多く、参入するライバルが増えています。
このため、他のせどり、転売と同様に価格競争が激化しており、以前より利益を出すことが難しくなっています。
アパレル関係の知識がないと、BUYMAの参入は難しいかもしれません。
無在庫物販(無在庫転売)が禁止されている主な販路
商品の発送遅延や商品不良などトラブル防止の観点で無在庫物販を禁止しているプラットフォームが多いので、十分気を付けてください。
- メルカリ
- ラクマ
- ヤフオク
こっそり無在庫無在庫物販をしようとしても、以下のことを理由に通報されてバレる可能性が高いので、絶対にやめましょう。
- 外箱に仕入れ先のロゴが付いていてバレる
- 納品書に仕入れ先の名前、住所などが記載されている
- 商品写真や説明文が仕入れ先と一緒
- 同じ商品を大量に出品する
- 商品説明文に無在庫を連想させる言葉を入れてしまう
- 発送が大幅に遅れてしまう
詳細は、以下の記事をご覧ください。
無在庫物販3つのメリット
無在庫物販のメリットを簡単にまとめます。
制約の多い無在庫物販ですが、在庫リスクがないので人気の手法になっています。
売れなくても困らない
無在庫物販はお客様からの注文があってから商品を仕入れるので、売れなければ仕入れる必要がありません。
そのため、売れなくても困らない状態を作ることができます。
有在庫であれば、在庫リスクを避けるために「どれくらい売れそうかな」と予測を立てて慎重に少量仕入れから始めることが王道です。
しかし無在庫の場合は、別に売れなくても困らないので、「とりあえず出品してみよう」と気軽に出品して様子見することができます。
資金繰りが楽になる
有在庫の物販では、仕入れが先になるので、在庫の回転が悪いとどうしても資金繰りが苦しくなります。
その分、無在庫では売上金のなかから仕入れ代金を支払えばいいので、基本的に資金繰りに困ることはありません。
保管スペース、在庫管理が不要になる
無在庫物販は、仕入れ先からお客様に直送するか、いったん自宅に商品を届くようにしてから検品後すぐ発送します。
いずれにしても、長期間商品を保管することがないので、保管スペース、在庫管理が不要になります。
無在庫物販4つのデメリット
多くのプラットフォームが厳しい制約を設けたり、禁止したりしているだけに、無在庫物販は様々な大きなデメリットがあります。
と考えている方は、無在庫物販には大きなデメリットがある点も知っておきましょう。
お客様のクレームやアカウント停止・閉鎖のリスクが高い
無在庫物販は在庫切れ、発送遅延、検品不足による不良品の発送などトラブルが発生しやすい方法です。
そのため、どうしても有在庫物販よりお客様からのクレームや出品者評価の低下、アカウント停止リスクが高くなります。
特に仕入れ先からお客様に商品を直送する際は、自分の目で検品できないので、どんな状態の商品がお客様に届くか確認できません。
仮に明らかな偽物や不良品を届けてしまうことになっても、気付きません。
万が一偽物や不良品をお客様に届けてしまった場合、強いクレームとともに返金・返品対応に追われ、アカウント停止リスクが高くなるので注意してください。
商品自体は良くても、梱包が適切でない場合もクレームの元になります。
そのため、仕入れ先から直送できる際も、できれば自宅に一度届くようにして検品しておいた方が安心です(特にamazonは仕入れ先から直送が禁止なので要注意です)。
ただし、いったん自宅に商品が届くようにする場合は商品の発送遅延に十分気を付けないといけません。
発送遅延となれば、やはり販路の出品者評価が下がることになり、商品が売りにくくなったり、アカウントリスクが高くなったりするので注意しましょう。
また、無在庫物販は、お客様の注文のタイミングで仕入れ先の在庫があるとは限らない点も注意が必要です。
特に人気商品の場合は、ライバルとの競争が激しく在庫がなくなっている可能性があります。
在庫切れだった場合はキャンセル処理を行わないといけなくなり、自分に利益がないだけでなく、お客様からクレームが来ます。
場合によっては販路の出品者評価が下がり、商品が売れなくなります。
さらに、キャンセル処理を繰り返すと最悪アカウント停止・閉鎖の可能性も出てくるので注意してください。
利益率が低く大量仕入れができないので利益が出ない
無在庫物販は、有在庫に比べると利益率が低く、大量仕入れができないので利益があまり出ません。
特に無在庫物販というと、卸仕入れサイトからの仕入れを考えている方が多いと思いますが、仕入れ値が有在庫より高く設定されていることが多いです。
しかも、無在庫物販は基本的に大量の注文に対応できず、まとめ買いができないので薄利多売で稼ぐことも難しいです。
だからといって、希少性の高い利益率の高い商品は、先ほどお伝えした在庫切れのリスクが高いので、なかなか狙いづらいところがあります。
また、お客様の注文のタイミングで幸い在庫があったとしても、仕入れ値が変動していることもあります。
仕入れ値が高くなっていて、利益が出ない場合でも発送しないといけなくなる点は注意しましょう。
そもそも無在庫物販(無在庫転売)は禁止のプラットフォームが多い
先ほどお伝えした通り、無在庫物販は、以下のように制約が大きい、もしくは禁止となっているプラットフォームが多いです。
メルカリ、ラクマ、ヤフオク | 無在庫禁止 |
amazon、eBay輸出 | 制約が厳しい |
BUYMA | 海外アパレルブランドに限定される |
このため、無在庫で販売する際は、各々の規約を確認して行うようにしましょう。
amazonの場合はFBAが利用できない
amazonの無在庫販売では、FBAが利用できず、自己発送で行わないといけない点は注意してください。
ドロップシッピングポリシーから仕入れ先から直送もできないので、お客様から注文が来たら、「自宅に仕入れ⇒検品⇒梱包・発送」を速やかに行わなければいけません。
特に副業中などで作業時間に制約のある方は注意が必要です。
【結論】無在庫物販(無在庫転売)はおすすめしない
結論からお伝えすると、無在庫物販は次の理由でおすすめできません。
- 販路の出品者評価の低下、アカウント停止リスクが高い
- お客様からクレームなどトラブルになる可能性が高い
- 利益率が低く、大量の注文に対応できないので利益が出ない
- 制約が大きい、もしくは禁止されているプラットフォームが多い
在庫リスクがなく、売れなくても困らない点は大きな魅力である一方で、ハイリスクな割に利益が出ないのが無在庫物販の実態です。
また、今後無在庫物販に関する風当たりがますます強くなると考えられて、長期的目線で見てもプラットフォームの規制は強くなることが予想されます。
特に初心者の方は、まずは有在庫の物販で実績を積んでいくことをおすすめします。
場合によっては無在庫でないと対応できない商品もあるかもしれませんが、無在庫ありきでビジネスに取り組むことは考えない方がいいでしょう。
無在庫物販(無在庫転売)をする場合の7つの注意点
基本的には、ハイリスクで利益も出ない無在庫物販をすることはおすすめしませんが、それでも無在庫物販に取り組む際は、次の点に注意しましょう。
販路の規約をよく確認すること
無在庫の販売を禁止、もしくは規制の大きいプラットフォームは多いので販路の規約をよく確認しましょう。
これまでお伝えしたことをまとめると、各プラットフォームのルールは以下のようになっています。
小売店などから仕入れ | 卸仕入れサイトから仕入れ(仕入れ先から直送) | 卸仕入れサイトから仕入れ(出品者経由) | |
amazon | ○ | × | ○ |
eBay | × | ○ | ○ |
メルカリ | × | × | × |
ラクマ | × | × | × |
ヤフオク | × | × | × |
BUYMA | ○ | ○ | ○ |
ただ、上記は2023年12月現在の情報なので、今後規約が変更になる可能性はあります。
プラットフォームの規約については、最新の情報を確認するようにしてください。
仕入れ先の在庫と仕入れ値をよく確認しておく
無在庫物販では、仕入れ先の在庫切れリスクが高いので、在庫数と仕入れ値はよく確認しておくようにしてください。
在庫の数に余裕があり、仕入れ値も十分安い商品を選ぶことがポイントです。
ただし、このような商品はライバルも狙っているので、出品中に在庫がなくなる可能性がある点は注意してください。
発送の遅延が起きないように迅速に対応すること
無在庫物販では、お客様の注文があってから仕入れ先に発注するので、発送の遅延リスクがどうしても高くなります。
どの販路にしても、お客様はすぐに発送してくれると思っているので、「すいません、在庫がないので発送が遅れます」という言い訳はできません。
副業中の方は難しいかもしれませんが、注文があったら、速やかに対応するようにしてください。
また、自分では気を付けていても、仕入れ先が迅速に発送してくれない場合もあります。
利益率の高い売れ筋商品を扱っていることが前提となりますが、発送対応なども加味して仕入れ先を選定しましょう。
余裕を持った発送日に設定すること
無在庫の商品の場合は、極力余裕を持った発送日で設定するようにしてください。
納期が守れなければ確実にお客様からクレームが来て、出品者評価が大きく傷つきます。
余裕を持った発送日に設定したうえで、迅速に対応するようにしましょう。
不良品や偽物リスクが高い商品は極力仕入れない
特に仕入れ先からお客様に直送する場合は、不良品や偽物リスクが高い仕入れ先、商品を避けるようにしましょう。
不安な場合は、いったん自宅に届くようにして検品することがおすすめですが、工程が増えるので発送遅延には十分注意してください。
商品の仕入れ値だけでなく、仕入れ先の店舗評価も十分加味して仕入れ先を選ぶようにしましょう。
梱包や納品書の混入によるトラブルに十分注意すること
仕入れ先からお客様に直送する場合は、不良品や偽物リスクだけでなく、以下の点も注意してください。
- 仕入れ先の納品書が混入していないこと
- 梱包したダンボールに仕入れ先のロゴが入っていないこと
- 梱包がしっかりされていること
特に、仕入れ先の納品書が混入することは、amazonではそもそも規約違反ですし、お客様が混乱します。
また、仕入れ先の納品書が混入すると、本来いくらで買ったものなのかがわかってしまうので、大きなクレームの元になります。
規約うんぬん以前に、仕入れ先の納品書が混入しないように、仕入れ先に周知しておく必要があります。
また、梱包も要注意です。
仕入れ先からお客様に発送するということは、商品だけでなく、梱包もチェックできないということです。
仕入れ先のロゴが入っていたり、しっかりと梱包されていなかったりするケースもあるので、その点も含めて仕入れ先を検討しましょう。
もし、不安な場合は自宅に届けてもらうようにした方が無難です。
利益率が低いので利益計算を十分に行うこと
特に卸仕入れサイトから商品を仕入れる際は、利益率が低い場合があるので、送料やプラットフォームの手数料を加味して利益計算を十分に行ってください。
卸仕入れサイトからの仕入れもライバルが非常に多いので、販売価格が値崩れするリスクも高いです。
20%を目安として余裕を持った利益率で出品しましょう。
無在庫物販(無在庫転売)をするなら、有在庫でamazonメーカー仕入れを行うことがおすすめ
無在庫物販は在庫リスクがなく、売れなくても困らない反面、お客様とのトラブルやアカウントリスクが高く、利益を出すことが難しいというデメリットがあります。
メリットも大きいが、デメリットも大きい物販ビジネスなので、不良在庫のリスクがないからと安易に飛びつかない方がいいでしょう。
また、有在庫の物販でも、特にamazonであれば、keepa・キーゾンというツールを利用して過去の販売個数や価格の推移を調べることができます。
そのため、一過性の流行の商品でなければ、ある程度の販売個数は予測できるのでご安心ください。
⇒amazon物販実践中の方であればすでにご存知と思いますが、「keepa・キーゾンとは?」という方は以下の記事をご覧ください。
そのうえで、より安心して商品を仕入れて安定的に利益を積み上げたいなら、amazonメーカー仕入れをおすすめします。
メーカー仕入れとは、上図の商流のように、卸問屋サイトの仕入れや小売店からの仕入れと違い、メーカーから直接仕入れる最上流仕入れです。
そのため、仕入れ値が一番安くなりますし、メーカー保証の効いた品質の良い新品をお客様に届けることができます。
お客様からクレームが来ることはほとんどなくなりますし、amazonアカウント閉鎖の可能性もほとんどありません。
万が一不具合があっても、メーカー保証が効いているので、メーカーがすぐに対応してくれます。
品質が高いので、メーカーからamazon FBAに直送してもらう際も安心です。メーカーによってはFBA直送も対応してくれます。
保管スペースや在庫管理はamazon FBAに任せるので、FBA直送ができれば、出品者の労力はほとんどなくなります。
商品が売れてきて在庫が少なくなれば、メール一本で追加仕入れが出来る点も安心です。
無在庫物販と違って、「まとめ買い」が可能なので仕入れ値を安くすることができます。
と考えた方もいると思いますが、メーカー仕入れであれば販売者を限定化して適正価格を維持する対策が可能です。
以上のことから商品が安定的に売れるので、コツコツと取り組めば月利を積み上げることができます。
メーカー仕入れについて興味のある方は、以下の記事もご覧ください。
最後に
無在庫物販(無在庫転売)は不良在庫のリスクがなく、資金繰りも改善するので興味を示す方がたくさんいます。
しかし、お客様からのクレームや、アカウント停止・閉鎖リスクの高い方法で、しかも利益があまり出ない点が大きなデメリットとなります。
また、メルカリ、ラクマ、ヤフオクなどは無在庫禁止ですし、amazonやeBayは規約が厳しいので、十分注意して取り組まないといけません。
初心者の方は、まずは有在庫の物販で、商品の売れ行きを予測できるツールを使いながら仕入れ判断して販売していくことがおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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