【超具体的】FBAで賞味期限付商品を取り扱う方法を徹底解説

こんにちは、amazon物販歴3年で食品を主に取り扱い、賞味期限商品については熟知しているamazon物販コミュニティ「EC STARs Lab.」の山田雄輝です。

 

FBAで賞味期限商品を取り扱ってみたいけど、なんか難しそうだし食品だから何かあったとき怖いな・・・

こんなことを考えていらっしゃる方はいませんか?

実はFBAでは簡単に賞味期限商品を取り扱うことが可能です。

取り扱うことが難しいと感じている方が多く躊躇されている方が多いのが実情ですが、注意点さえしっかり把握しておけば何も問題はありません。

また取り扱うことに抵抗がある方が多いのでライバルが少なく、狙い目のカテゴリーでもあります。

 

山田
今回の記事を読んでいただくことで、賞味期限商品を取り扱うことが簡単であると理解していただけると思いますし、これまで賞味期限商品を何千、何万点と販売してきた私が、賞味期限商品を納品する際の注意点などもお伝えしていきます。

またこの記事を読み終えたときには、賞味期限商品を取り扱うことで利益を上げていける感覚も掴んでいただけると思います。

 

ぜひ最後までお読みいただき、参考にしていただければと思います。

 

amazonメーカー仕入れ

目次

賞味期限商品でもFBA納品は可能です

まず結論からお伝えしますが、

賞味期限商品でも簡単にFBA納品をすることが可能です。

注意しなければならない点もありますが、ルールをしっかり把握しておけば何も問題はありません。

FBAで食品は要期限管理商品に分類されますが、その他食品以外でもペットフード、ドラッグストアなどのカテゴリーでも賞味期限の印字がある商品は要期限管理商品になります。

ルールを守らず納品してしまうと、納品不備として扱われ返送されてしまうので注意してください。

賞味期限商品の納品の際には賞味期限の残り日数を確認しておく

FBAでは通常60日以上賞味期限が残っていれば納品可能

FBAで要期限管理商品は特別な管理体制で運用されています。FBAに納品できる商品については以下の図の通りです。

※amazon出品大学「要期限管理商品のFBA利用方法」から抜粋

amazonの通常のルールでは、FBA倉庫に到着し受領される段階で、賞味期限が60日以上残っていないと受領不可となってしまいます。また、受領後は賞味期限が近い商品から購入者に発送されますが、賞味期限まで45日以下となると販売不可商品となり、返送、もしくは廃棄処分となってしまうので注意が必要です。返送手数料や廃棄処分の費用は出品者負担になるので、賞味期限の確認は随時行うようにしましょう。

申請をすることで賞味期限の残りが30日以上でも納品が可能に

amazonでは申請することによって、図の右のような特別ルールが適用され、受領時に賞味期限が30日以上残っていれば納品できますし、15日以下になるまでは販売ができるなどルールが緩和されます。

申請方法については以下の通りです。

※amazon出品大学「要期限管理商品のFBA利用方法」から抜粋

こちらもしっかり確認しておきましょう。

賞味期限の表示がない商品の取り扱いについてはテクニカルサポートに申請する必要がある

塩やガムなど、賞味期限の表示がない商品についてはテクニカルサポートに申請が必要です。

申請して許可が出るまでは納品してはいけません。

申請の内容については以下の通りです。

テクニカルサポートへの申請方法について

事前申請が必要な場合塩、砂糖、ガム、うまみ調味料、ペットフード、お米などで
消費期限の設定がされていない商品
申請のタイミング・その商品をFBAで初めて納品される前に1度のみ
・ASINごとに申請が必要
申請方法申請フォームからオンライン申請
申請フォーム
申請する内容ASIN、商品名、商品の種類

テクニカルサポートへの申請手順

①セラーセントラルトップページの右上の「ヘルプ」をクリック

②「サポートを受ける」をクリック

③「Amazon出品サービス」をクリック

④「または、メニューで問題を閲覧する」をクリック

⑤「Amazonから出荷(FBA)」→「FBAに関するその他の問題を調査する」→「FBAに関するその他の問題」の順にクリック

⑥件名、上記図の申請内容を記入し、Eメールを選択して送信

 

これで申請は完了になります。

1~2日くらいでamazonから返信が来るので、申請が許可されれば納品が可能となります。

賞味期限商品をFBA納品するための7ステップ

ここからはこれから賞味期限商品(食品)をFBA納品する手順をご説明いたします。

ところどころ注意するべき点も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

商品登録の際に消費税の設定を「A_GEN_REDUCED」に変更しておく

商品登録後はデフォルトで商品タックスコード(税率)が「A_GEN_STANDARD」となっており、どの商品も税率10%に設定されています。しかし食品は軽減税率が適用され税率は8%です。

そのため手動で商品タックスコードを

「A_GEN_REDUCED」

に変更することが必要になります。

「A_GEN_REDUCED」に変更することで税率が8%に設定されますので必ず変更しましょう。

変更の手順は以下の図の通りです。

①セラーセントラルトップ画面の左上の「≡」→「在庫」→「全在庫の管理」に進む

②税率を変更したい商品の一番右の「詳細の編集」をクリック

③「出品情報」→「商品タックスコード」でA_GEN_REDUCEDを選択し、ページ一番下の「保存して終了」をクリック

以上が食品の税率変更の手順となります。

賞味期限管理商品の設定を「はい」にする

先ほどお伝えした税率変更に続いて、「賞味期限管理商品」の設定も変更しておきましょう。

 

①セラーセントラルトップ画面の左上の「≡」→「在庫」→「全在庫の管理」に進む

②税率を変更したい商品の一番右の「詳細の編集」をクリック

③「重要情報」→「賞味期限管理商品」で「はい」を選択し、ページ一番下の「保存して終了」をクリック

こちらも必ず設定するようにしましょう。

賞味期限商品の出品許可申請(初回納品時のみ)

賞味期限商品はamazonで「要期限管理商品」に分類されることは前章でお伝えしましたが、

この商品を初めて納品する際には出品許可申請の手続きが必要になってきます。

(一度だけで大丈夫です)

ここからは出品許可申請の手順について図を交えながら解説していきます。

 

①まず賞味期限商品を初めて商品登録しようとすると以下の図のようになります。

ここでは「出品許可申請」をクリックします。

②次に「出品許可を申請する」をクリックします。

③次に「再販業者/販売業者」をクリックします。

④ここでは、過去180日以内に発行された請求書と商品写真を添付します。

添付する請求書は以下の条件を満たしていないと受理されないので注意してください。

請求書の条件
  • 申請日より180日以内の発行日が記載されている
  • 出品者(自分)の名前と住所が記載されている
  • メーカーの名前と住所が記載されている
  • 商品名と10点以上の仕入れ点数が記載されている

また、商品写真の条件は以下の通りです。

商品写真の条件
  • 実際の写真であること
  • 商品またはパッケージのすべての面がはっきり写っていること
  • 型番・商品名またはその両方を記載すること
  • メーカーの名称と所在地を記載すること
  • 重要な情報は現地の言葉(日本のAmazonなら日本語)で表示していること

⑤最後にメールアドレスと電話番号(任意)を入力し「送信」をクリックします。

これで完了になります。

添付した請求書や写真に不備がなければ申請は受理され、出品できるようになります。

ただし請求書に関してはセラーセントラルに登録している情報と一致しないと受理されません。

以下のようなミスで申請が通らないことが多いので、添付の前に一度下記をご確認ください。

請求書添付の際に多いミス
  • 請求書記載のショップ名がamazonに登録してあるショップ名と違う
  • 請求書が見づらい
  • 請求書にショップ名だけ記載されており、自分の名前がない
  • 請求書記載の電話番号がセラーセントラルの情報と違う
  • 請求書記載の住所と氏名がセラーセントラルの情報と完全一致していない

とくに住所が完全一致しておらず受理されないケースが圧倒的に多いです。

例としてセラーセントラルには「○○県○○市1丁目1-1」と登録した場合に、請求書記載の住所が「○○県○○市1-1-1」だと申請は通りません。しっかり表記通りに申請する必要があります。

賞味期限の確認

出品許可申請が通ったら、次に納品予定の賞味期限の確認を行います。

ここでの注意事項として、同一商品の賞味期限は同じ期限のものでないと納品できません。

もし同一商品でも賞味期限が違う場合は、別の納品プランを作成し、分けて発送する必要があるので注意してください。

またamazonでは以下のように賞味期限の印字のルールが設けられているので、合わせて確認してください。

「2022年12月31日」「2022/12/31」「21/12/31」など【年・月・日】が表示されていること

「2022年12月」「2022/12」「22/12」など【年・月】が表示されていること

※納品プランに入力する日付は末尾を入力。12月なら31日

納品プランを作成

次は納品プラン作成です。

基本的に通常の商品と同じように納品プランを作成していただければと思いますが、ステップ1で納品予定の商品の賞味期限を入力する必要があります。(以下の図参照)

賞味期限を入力した後は、ステップ2・3と通常通り進んでいただければ納品プランは完成です。

商品ラベルの貼付

次に商品ラベルの貼付を行います。

通常の商品と同様に商品バーコードを隠す必要があるので、その上から商品ラベルを貼るのがベストです。

そしてここでの注意点としては、賞味期限が表示されている部分を商品ラベルで隠さないことです。

隠してしまうと納品不備になってしまいます。

商品によっては商品バーコードの近くに賞味期限が記載されている場合があるので注意してください。

またどうしても隠れてしまう場合は賞味期限が書いたものを印刷して貼り付けましょう。

FBA納品時の商品ラベルのルールについては以下の記事でもお伝えしていますので、よろしければ参考にしてみてください^^

amazon FBA納品時の商品ラベルのルールや注意点、貼り方を詳細解説

商品の梱包

商品の基本的な梱包要件については以下の記事を参考にしていただければ幸いです。

Amazon FBA納品の梱包要件「受領拒否されない正しい梱包方法を徹底解説」

また賞味期限商品を梱包する際には以下の2点に注意してください。

  • 1つの輸送箱の中は賞味期限商品しか入れてはいけない(賞味期限商品同士であれば、別商品もOK)
  • 輸送箱には「要期限管理商品」のラベルを貼らなければいけない

以上で賞味期限商品の納品は完了です。

賞味期限商品を納品したときに失敗しがちな事例3選

ここでは賞味期限商品を納品した際によくある失敗の例をお伝えしていきます。

確認していただき、納品不備などにならないように注意してください。

賞味期限の残り日数を確認し忘れる

2章でもお伝えしましたが、

FBA納品時に賞味期限が60日以上残っていないと受領不可(特別ルール申請時は30日以上)となってしまい返送されてしまいます。

そうなった場合、返送費用もこちらが負担する必要がありますし、何より販売できないので仕入れ額が丸々赤字となってしまいます。

賞味期限商品を仕入れる際は、賞味期限に余裕があることを確認して仕入れるようにしてください。

賞味期限の残りが少ないとお客様からクレームが来ることがある

こちらについてはamazonでは45日以上残っていれば販売は可能です。(特別ルール申請時は15日以上)

しかし一部のお客様からは購入時に思ったより賞味期限が短いとの理由でクレームが来る場合があります。

その際はamazonのルール上は問題ないのでお客様には以下のURLをお伝えし、カスタマーサービスに連絡してもらうように促していきましょう。

Amazonカスタマーサービス

賞味期限の印字がamazonのルールに適していない

3章で賞味期限が隠れないように注意してくださいとお伝えしましたが、それ以外にも納品不備になる場合があります。図を交えて例を示すのでよく確認していただくことをおすすめいたします。

FBA納品後の賞味期限の残りの確認方法と賞味期限が切れそうなときの対処法

賞味期限商品を取り扱っていると、ライバルの増加や量を仕入れすぎてしまったなどの理由で思ったより売れなくなり、amazonで販売不可になる可能性が高くなってしまうときがあります。

もし販売可能な期間を過ぎてしまうと、返送してもらうか廃棄するかの2択になり、販売ができなくなってしまいます。そうなってしまうと仕入れた分、丸々赤字になってしまうので賞味期限商品を取り扱う際は定期的に賞味期限をチェックする必要があります。

ここではその賞味期限が切れそうなときの対処法についてお伝えしていきます。

FBA納品後の賞味期限の確認方法

それではまずセラーセントラルからの賞味期限の確認方法をお伝えしていきます。

①セラーセントラルトップ画面の左上の「≡」→「レポート」→「フルフィルメント」に進む

②左のメニューの在庫から「賞味/消費期限在庫レポート」を選択

③確認したい商品のSKUを入力し「レポートを生成」

値段を下げてとにかく早く売り捌く

こちらの方法が一番取り組みやすい方法になります。

値段を下げることでカートを取りやすくし、利益を度外視して売り捌きます。

かなりの赤字になる可能性はありますが、売れ残って100%赤字になるよりはマシです。

商品の売れ行きなどにもよりますが、あまり回転が良くない商品などは早めの対処を意識していきましょう。

FBAから返送してもらいメルカリなどで売る

こちらは先ほどお伝えした方法でも売り切れなかったときの最後の手段です。

amazonで販売不可になっても15~45日は賞味期限が残っているので、返送料金はかかってしまいますが、メルカリなど他販路で売ることは可能です。

少しでも現金化することで、次の仕入れ資金に回すことが可能なのでどうしてもの場合は、こちらの方法を検討すると良いでしょう。

賞味期限商品で利益を上げるならメーカー仕入れがおすすめ|その3つの理由

メーカーから仕入れることで賞味期限と品質が保証されている

賞味期限商品は当然ではありますが、賞味期限が長く残っている方が商品の価値としては高いです。

そのため商品を直接メーカーから仕入れることができれば、賞味期限が近いものを仕入れることはありません。またメーカーから商品を仕入れるので品質も保証されています。

すべての商品が品質が大切ではありますが、賞味期限商品は体に入れるものですので、とくに品質は重要なポイントになってきます。

賞味期限商品をせどり転売で扱おうと思うと、基本的に安く売っている商品が仕入れ対象になるため、賞味期限切れ間近の商品がほとんどでしょう。

そうなると賞味期限商品で一番大切な品質が守られず、お客様からのクレームに繋がります。

また、1章でお伝えしたようにamazonでは通常60日以上賞味期限が残っていないと納品ができませんが、せどり転売で仕入れてもその日数が残っていることがそもそも難しく、amazon販売には適しません。

従って賞味期限商品で利益を出すにはメーカー仕入れが最も適していると言えるのです。

商品をまとまった量を仕入れることができるので販売機会の損失がない

賞味期限商品は調味料などリピートしてくれる商品も多いです。言い換えれば賞味期限商品は消耗品とも言えます。そのため回転が良い商品が多いのも特徴です。

なので、まとまった量を仕入れることができるメーカー仕入れであれば在庫切れによる販売機会の損失を防ぐことができ利益を上げていくことが可能です。

せどり転売ではまとまった量を確保することが難しいですし、この観点からもメーカー仕入れが賞味期限商品を取り扱うのであればおすすめとなります。

そもそも賞味期限商品の出品申請はメーカー仕入れでないと通すのは難しい

賞味期限商品の出品申請ですが、2章でお伝えしたように出品したい商品の請求書が必須となってきます。請求書はメーカーから発行されるものなので、そもそもせどり転売では請求書が用意できません。

そのため出品申請を通すのは難しいですし、はっきり言って無理でしょう。

請求書が用意できるメーカー仕入れなら申請自体は簡単に通すことができるので、メーカー仕入れに取り組むことによって仕入れの幅が広がり、結果的に利益を上げていくことが可能となります。

メーカー仕入れで賞味期限商品を取り扱って成果を上げた事例

ここで一つ、メーカー仕入れで賞味期限商品を取り扱って成功した事例をお伝えします。

上記の商品はもともと利益率はもっと低かったのですが、、まとまった量を購入することによって卸価格を下げることに成功し、ここまで利益率を上げることができました。また販売者の限定化交渉を行い、限定化することのメリットをメーカーに提供したことにより、販売者を2人だけに限定してもらうことにも成功しました。

その結果、安定した売り上げを確保することができ、月に約14万円もの利益を一商品で得ることができています。

山田
メーカー仕入れであればこのように利益率を上げることができますし、安定した商品の仕入れも実現できます。またこういった商品を増やしていくことで利益が積みあがっていくので安定したビジネスを展開することも可能となっています。

最後に

ここまで、FBAで賞味期限商品を取り扱う方法についてお伝えしてきました。

 

一見賞味期限があるので取り掛かりづらいカテゴリーではあります。

しかし出品申請は簡単ですし、気を付けなければならない点もありますが、すぐに慣れると思います。

 

また賞味期限商品を取り扱うのであればメーカー仕入れがおすすめとお伝えしましたが、メーカー仕入れは全てのカテゴリーにおいて、おすすめの物販の手法です。

ぜひ下記の記事も参考にしていただきながら、この機会にメーカー仕入れにチャレンジしてみてください^^

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ABOUT US
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山田雄輝EC STARs Lab 個別サポート講師
1986年生まれ、2023年現在36歳。

2020年に高校卒業から勤めていた会社の将来に不安を感じ、amazon物販ビジネスを開始。
開始と同時に中村のコンサルを受講。
コンサル受講後約1年6カ月で、コミュニティーで教えているメーカー取引の手法に絶対の確信を得て、16年勤めていた会社を退職し独立。
現在でもメーカー取引に取り組んでおり、順調に数字を伸ばし続けている。

またEC Stars Labのサポート講師としても、多くのコンサル生にメーカー取引のノウハウを伝え、物販未経験だったからこその視点で、副業や物販未経験者に寄り添ったサポートをしている。

座右の銘は「全盛期は常に未来」。
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