amazonで商品を販売するにあたり、商品を輸入しなければなりません。
輸入する際に気を付けなければならないのは、その輸入商品に掛かる消費税と関税です。
特に消費税は100%必ず掛かるものですので、しっかりと計算した上で商品を購入していきましょう!
日本に商品を輸入することで掛かる消費税は現在8%で、今後徐々に上がる可能性もあります。
8%だからいいやとか思っていると、あとで痛い目を見ますので、正しく利益計算する必要があります。
また消費税は仕入単価だけに掛かると思っている方も多いですが、実際は日本へ商品を輸入するときの海外送料にも消費税が掛かります。
仕入単価だけに消費税が掛かるのと、仕入単価+海外送料に消費税が掛かるのとでは、かなり利益に差が出るので気を付けなければなりません!
関税に関しては違う記事にありますので、ここでは消費税に対して詳しくご説明させて頂きます。
これを読むことで、あなたも消費税に関しての知識がより深くなるかと思います^^
輸入時における消費税の基本的な考え方
輸入をする際によく間違えがちなのは、消費税がどこに掛かるか、という点です。
かなり多くの方が仕入単価だけに消費税が掛かると思い込んでいますが、実は海外送料にも消費税は掛かっています。
これ本当に知らない方が多いのです、、
ということは、仕入単価が1万円の商品があった場合、仕入単価だけに消費税が掛かると考えれば10800円ですが、その商品の海外送料が1000円掛かった場合、11000円に消費税が掛かるので、10880円となり80円の差額ができてしまいます。
これを聞いて小さいと感じるかもしれませんが、この差は積もりに積もって、いずれ大きなものになります。
amazonでの利益がかなり変わってきますよね。
数百万単位の仕入れになると、大きな利益が変わって動くことになります。
計算方法を間違えると、自分の知らないところで、もしかしたらかなりのマイナス分が生まれている可能性だってあり得る話です。
もし消費税の掛かる計算式に海外送料を入れていない方は、今すぐにでも計算式を考え直してください!
十分に注意して正しい利益計算をすることが重要なポイントだと感じます。
どのぐらいの消費税が掛かったかを正しく確認する方法
輸入の商品を購入する際はクレジットカードや海外送金で事前にお金を支払う形かと思いますが、消費税や関税は商品を日本に通関される際に決定しますので、大体の金額は予想できますが、事前にどのくらいの金額がかかるかはっきりは分かりません。
通常FedExやDHLを使う際は、商品が手元に届く際にこの消費税、関税の支払いを代引きとして求められるか、もしくは後日請求書が手元に届き、それを現金かクレジットカードで支払うか、大きく分けて二つかなと思います。
あとは、下記のようなFedExやDHLのアカウントサービスを使えば、通関時にかかる消費税、関税を簡単にまとめることが可能ですので便利です。
輸入商品で気を付けなければならない点は、消費税、関税の請求をされる際に、消費税、関税の請求明細書やその手元に届いた商品のインボイス、輸入許可証などがあるかどうかです。
通常この3点が手元に届くはずですが、こちらからお願いしないと頂けない場合もあります。
消費税、関税の請求明細書はそのままのことで、手元に届いた商品のインボイスにはその商品の価格が記載されているかと思います。
この金額をもとに消費税がいくらかかるか、計算される仕組みです。
輸入許可証は慣れない方にはとても複雑なものですが、ここに運賃、海外送料の記載もあり、仕入代金だけでなく海外送料に対しても、消費税が掛かっていることが確認できます。
輸入許可証は配送業者によってはこちらから言わなければもらえない場合があるので、なければ必ず請求するようにしてください。
また輸入許可証は輸入者に保管義務があり、税務調査などでも確認される場合があるので、要注意です。
amazonでの利益をきちんと算出するためにも、ここは押さえておきましょう!
ちなみに、あとで請求書が送られてくる場合には支払期日が書いてあります。
その支払期日ギリギリにFedExやDHLに電話して、クレジットカード払いをすると、消費税関税分の支払いを遅らせることも可能で、資金繰りが良くなります。
ちょっとしたマル秘テクニックです(笑)
消費税の請求が安かったらアンダーバリューにご注意
日本の法律上、仕入単価+海外送料に対して消費税8%が掛かってくるのは絶対です。
個人使用での輸入ならまだしも、ある程度の仕入量になれば、必ず消費税、関税は請求されます。
(荷物が少ないなど、ビジネスではなく、個人使用と見なされると請求されない場合もありますが)
ただまれに自分が予想していた消費税金額より、明らかに安い代金が請求されることがあります。
なぜこういうことが起きるかというと、例えば本当は1万円の商品なのに、商品を売る側のセラーなどが意図的にインボイスに書く卸値を操作し、5千円などにするからです。
そうすると本来1万円には消費税が800円かかりますが、5千円だと400円の半分です。
この差は大きいですよね、、
こういったことは売る側が購入者のことを思い、良かれと思って意図的に行うケース、そしてもう一つこちら購入者側から売り手にアンダーバリュー、価格の記載を下げるようお願いすることで起こりますが、違法行為なので絶対にやめましょう!!
これで利益が出ても本当の意味での利益にはならないですし、自分の力になりませんので。
もし消費税の代金が自分が思うものより明らかにおかしい場合は、手元に届くインボイスの確認を行い、自分が支払った額と同じか確認しましょう!
そして間違っていたらセラーに対して、しっかりした金額の記載を伝えましょう。
アンダーバリューにはぜひご注意ください、税関から目を付けられたら大変です。。
正しく商品を正しく輸入しamazonで販売する、というのが私たちのビジネスモデルなので、その道から逸れることがないようにしていきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
amazon輸入を始める方にとって消費税は欠くことはできない大切なポイントです。
特に消費税は仕入単価だけに掛かると思っている方は、ぜひご自身の利益計算を改めてください。
実際に消費税は海外送料にも掛かってきます、輸入許可証の運賃欄を見れば調べることが可能です。
消費税における請求代金の正しい確認方法も知ることで、違法行為であるアンダーバリューに対しても対策できるので、心当たりがある方は気を付けてください。
amazon輸入を始めたての方は初めは少ない利益の積み重ねです、利益率が低いことも多くあるでしょう。
そんな時に消費税の計算式を間違えていたら、利益が出るものも出なくなってしまいます。
たかが数%のことですが、将来の要らない損失を未然に防ぐことが大事かと思いますので、消費税の計算を意識していない方は、これを機に意識して頂ければと思います。
この記事に関して何か質問等あれば、気兼ねなくご連絡ください^^
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