こんにちは、中村裕紀です。
先日税務調査が無事おわりました。
まだ提出しなければならない資料もあるので、それをしっかり提出して、という感じですが、一旦は2日間の調査が完了しました。
税務調査や税務調査官のイメージが調査を受ける前までは「怖い」とか、色々と横暴な感じで聞かれるんだろうな、、とかあったのですが、そんなことは全くなくて、2日間ともに調査官の方にお世話になり色々と勉強になることも沢山ありました。
もしかしたらちょっと横暴な調査官も世の中にはいるかもですが、親切でしっかり調査も行う調査官の方にあたることができ、不安な気持ちも多々ありましたがとてもいい経験をさせてもらいました^^
またちゃんとした事業を行っていて、会計業務も税理士さんなどに委託し毎月きちんと整理が出来ているなら、そこまで不安になることはない、と感じました。
本日は自分が税務調査を終えたにあたり、amazon輸入ビジネスを実践する方にとっての税務調査の注意点、輸入許可証の重要性についてお話させて頂きたいと思います!
目次
amazon輸入ビジネスの税務調査は何を見られるのか?
税務調査官の方は、まず直近1年の元帳をもとに、amazon輸入ビジネスに対する会計や仕分けがしっかり行えているのかを確認していきます。
税務調査に立ち会うにあたり用意したものは下記のようなものです。
・3期分の元帳
・3期分の決算書
・3期分のクレジット明細
・3期分の請求書、領収書
・3期分のamazon売上明細や管理帳簿
クレジット明細や請求書、領収書は、きちんと保管していない方も多いはずです。
この記事を読んだ方は、1ヶ月ごとこまめに整理することをオススメします。
またクレジット明細に紐づく請求書、領収書はとても大事です!
クレジット明細に載っている「~」の代金の請求書を見せてください、など言われる場合があるので、クレジット明細だけでなく、請求書、領収書の保管は必須です。
amazon輸入ビジネスの税務調査で特に見られたもの
私たちamazon輸入ビジネス実践者が税務調査に入られるにあたり、用意するものや、何を見られるかは前項でお話させて頂きました。
この項では、税務調査時に特に確認されたものをお伝えします!
特に確認されたのは・・・輸入時における「消費税」の部分です。
もう会社として5期目なので、当然消費税が掛かってきます。
で、輸入をメインにしているので、輸入時における消費税を正しい金額支払っているか?というところが結構大事になってきます。
実際の航空便や船便の請求書に消費税額等が書いているのですが、その金額が本当に合っているかなどを、自分の付けている帳簿と「輸入許可証」を含め、念入りにチェックされました。
amazon輸入をやっていて輸入許可証を知らない方はヤバいので、今すぐにでも輸入許可証について、どんなものかざっとネット検索をしてみてください。
大まかなことを理解するだけでだいぶ違います^^
amazon輸入ビジネスを行う上で保管必須の輸入許可証
輸入許可証は通常発送された商品のインボイスと同時に付属されるもので、私たち輸入者に保管義務もあります。
保管義務は5年と言われており、税務調査官の方にも指摘を受けました。
私の場合ほぼほぼの輸入許可証は揃えられていたのですが、少しだけ抜け落ちていたものがありました、、
それについては配送会社に連絡を取り、PDFにて資料をメールしてもらい、事なきを得ました。。
輸入ビジネスを行っている方は、輸入許可証がないと大変なので、もし見たことのない方はDHL、FedExなどの配送業者に電話して輸入許可証をもらいましょう。
amazonへの納品代行をお願いしている方は、もしかすると代行会社などの方で勝手に処分しているかもなので、月末締めなどでそういった書類を自分のもとに送る手はずを取った方が良いです。
万が一、輸入許可証がない場合は、配送会社に追跡番号を伝えれば大丈夫です、PDFとかで輸入許可証をもらえますので、ご安心ください^^
再度お伝えしますが、代行会社に商品の受け取りをお願いしている方は、必ず毎月月末締めでもいいので、商品と同時に送られてくるインボイス、輸入許可証、消費税関税の請求書などの資料をまとめて自宅や事務所に送付してもらうことを徹底してください。
amazon輸入ビジネスのアンダーバリューは違法だしバレる
税務調査官の方に私は自分が作成している管理帳簿を含め、消費税関税などの請求書、そして輸入許可証を念入りにチェックされました。
もしここで私がアンダーバリューをしていたとしたら、完全にバレていたでしょう!
アンダーバリューは違法なので、絶対だめですよ。
アンダーバリューというのは、「本当は1000ドルなのに500ドルでインボイス書かせて通関させる」ことです。
そうすることで掛かる消費税は安くなりますが、言わなくても分かるように違法です、いつかバレます。
消費税を算出するための元となる帳簿も調査官の方に確認されたので、変なことやってる人は気を付けてくださいね、そんなところで利益出しても本当の力ではないし、そもそも違法です。
それから帳簿を付けていない方は、きれいな帳簿を付けましょう。
私が使っている帳簿と帳簿の使い方の動画をよければ見てください^^
私の恩師(元公認会計士さん)が作成したものなので、めちゃくちゃ分かり易いです。
理解するまで多少時間は掛かりますが、これをマスターできたらお金の流れが手に取るように理解できます^^
まとめ
というわけで、私が一番注意しなきゃなと思った点は「輸入許可証」を保管しているか否かです。
保管していない方は、今までの分を取り寄せたりして準備した方が無難かと思います。
amazon輸入ビジネスを実践するにあたり、輸入許可証は5年間の保管義務があります。
また輸入許可証以外にも、自分で帳簿付けを行ったり、輸入許可証に紐づく消費税関税の各配送会社からもらう請求書を保管しておかなければなりません。
私の場合は法人5期目に入るにあたり、税務調査が入ったので、それぐらいのビジネス歴の方はそろそろ来ると思っても良いかと思います。
ただ世間的にはお金を横暴に取られる怖い税務調査のイメージがありますが、正しいビジネスを行っている事業者に関しては税務調査官もやさしいというか、そんな無茶苦茶なことは一切しません(笑)
いつか税務調査は必ず入りますので、いつ来ても大丈夫なように自信をもって税務調査に立ち会うための準備をしましょう!
と言っても、普通にやっていれば全然問題ないと思いますが。
また税務調査について他にも学びがあったので、それは機会があれば書きたいと考えています^^
引き続きよろしくお願いいたします。
★こちらの記事も参考にしてください
→【amazon輸入の利益は副業でも確定申告しなければならないのか?】
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