- 副業を始めたいけど国内物販は転売ヤーが嫌われてるしやりたくない
- 海外に対してネットで日本製品を売る物販ならやってみたい!
- 外国語を話せるのを活かして海外物販できないかな?
このように考える方が非常に増えてきています。
会社勤めをしていて自身の将来に不安を抱える人は年を追うごとに増えています。
物販は特に資格やスキルもいらず、初期費用も少なく始めやすい副業で検討する方が多いです。
しかし物販=せどり・転売だと認識していて、転売ヤーは全方位から嫌われてしまうため躊躇してしまい、海外物販に興味を持つ方が増えてくるのも必然といえますよね。
この海外物販ですが、結論からいうと物販初心者は特にやめたほうがいいです。
それは下記のようにリスクの塊であり、初心者にはおすすめできません。
- 為替レートによって利益が大きく変動して不安定
- 国の法律によって販売できない商品があり知らないと違法になる
- 国によって配送サービスが異なりトラブル・クレームになりやすい
- 海外物販に取り組む人が多くてライバルが多く利益が出しにくい
- 配送に時間がかかるためキャッシュフローも悪化しがち
本記事では下記の内容を、順を追って解説していきます。
- 海外物販とは?その概要
- 海外物販をおすすめしない5つの理由
- 海外物販を実践しやめたEC STARs Lab.メンバーのリアルな声
- おすすめはリスクの圧倒的に低い国内メーカー仕入れ
これから副業で海外物販を検討している方や、海外物販について詳細を知りたい方にとって、参考になることも多いかと思います。
ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
目次
海外を相手にした物販とは?
まずは海外物販の概要についてお伝えしていきます。
日本の商品を海外のサイトで販売する
海外物販は、日本の商品をamazon.com(アメリカ)やeBayなどの海外大手サイトに出品し、販売する方法のことです。
メイドインジャパン商品はいまだ海外でも高い人気を誇っている商品が多数あります。
たとえば、amazon.comで「rice cooker」と検索してみると、東芝や象印といった日本の大手メーカーの商品が上位1番目・2番目に表示されます。
ピックアップマークも付いてますし、相当数売れています。
コロナ禍以前は、中国人が日本の秋葉原で家電を爆買いしている様子がよくニュースで流れていましたよね。
このように日本で作られた大手メーカー商品は、海外の人には需要が高いです。
- 炊飯器等の家電製品
- アニメグッズ
- フィギュア
- ガンプラなど
海外の利用者の多い販売サイトを利用し、世界中の人に日本商品をお届けすることが海外物販の概要になります。
主な販売サイトはamazon.comとeBay
海外物販を行う場合、販売サイトはamazon.comやeBayといった超大手のEC販売サイトを利用しましょう。
- いずれ利用者が数億人もいる超巨大サイトで売れやすい
- 集客をする必要がない
- 一から自分でサイトを構築する手間が不要
- 上記メリットを月5,000円前後で享受できる
何れもアカウント作成も難しくないし、サイトを利用する費用も毎月5,000円前後とランニングコストも抑えられます。
またamazonはグローバルセリングという、日本にいながら海外のamazonに出品し、商品を販売できるサービスがあります。
もともと国内のamazon.co.jpで販売アカウントを作り、グローバルセリングを利用して海外物販をすることも可能です。
eBayにも日本法人のイーベイ・ジャパンがありますので、日本語でサポート対応を受けることもできます。
海外物販を始めるなら、まずはこの2つのECサイトから始めるべきでしょう。
自社サイトやその他の販売サイトは売るまでに苦労するのでおすすめしない
自社サイトをshopifyなどで作成することもできます。
ですが自社サイトを作成する場合、まずネット上の星の数ほどあるページから自社ページを購入者に見つけてもらわなければなりません。
- Googleで上位検索させるためのSEOの知識
- 商品の魅力を伝えるための文章力(コピーライティング)
- 販売マーケティングに関する知識
上記はあくまでも一例でまだまだあります。
例えばamazonで販売されている商品ページを真似して作成しても、よくわからないサイトとamazonだったらどちらから買うでしょうか?
私は間違いなく後者です(^^;)
海外物販に取り組む目的は、ほとんどの方は商品を販売し利益を上げることのはずです。
にもかかわらずSEOの勉強をしたり、全然ページが見られない自社サイトを一から作ることは、その目的に沿った行動とはとても思えません。
であれば、amazonやeBayといった集客不要で多くの方が利用しているサイトに出品した方が圧倒的に売上を作りやすいです。
【リスク多い】海外物販はやめたほうがいい5つの理由
ここまでお伝えしたことを見ると
海外物販いいじゃん!難しくなさそう^^
と感じた方もいらっしゃったかもしれません。
ですが、結論からいうと、特に初心者の方には海外物販はおすすめできません。
それは下記の通り自身では回避できない大きなリスクがたくさんあるためです。
- 国によって配送サービスが異なりトラブル・クレームになりやすい
- 配送に時間がかかるためキャッシュフローも悪化しがち
- 取り組む人が多くてライバルが多く利益が出しにくい
- 国の法律によって販売できない商品があり知らないと違法になる
- 為替レートによって利益が大きく変動して不安定
1つずつ解説していきます。
国によって配送サービスが異なりトラブル・クレームになりやすい
日本の素晴らしい物流網とは違い、海外の多くの国では配送トラブルがよく起こります。
- 配送遅延
- 荷物の紛失
- 配送中に荷物破損
海外への配送だとFedExやDHLを利用する方が多いですが、荷物の追跡サービスを利用していても、上記のような配送トラブルは頻繁に発生します。
そのため、海外物販は国内と比べ10倍以上クレームが多いとお考え下さい。
実際後ほど紹介しますが、私が所属しているEC STARs Lab.には、過去に海外物販でトラブル頻発に嫌気がさして、国内メーカーから直接仕入れる方法にシフトチェンジされた方が大勢います。
それだけ海外物販での配送トラブル・クレームが多いということなんです。
配送に時間がかかるためキャッシュフローも悪化しがち
海外物販は配送に時間がかかり遅延も多く、クレームや返品が多いことはお伝えしました。
船便の遅延などで、1か月届かないこともあります。
海外の購入してくれた方に荷物が届かないと、当然売上金の入金はありません。
つまり海外物販では、売れてから現金回収まで、早い場合でも2週間はかかってしまいます。
その間も出品するためには仕入れを続けなければいけませんので、どんどん現金回収が遅れて資金繰りが悪化しがちです。
その中には、クレームや返品も一定数あるため入金されないものも一定数あります。
こういったキャッシュフローが悪く資金がなくなりやすいことも、やめたほうがいい理由の1つです。
取り組む人が多くてライバルが多く利益が出しにくい
海外物販の概要で、初心者はamazon.comやeBayで販売することをお伝えしました。
これらのECサイトは、誰でも簡単にアカウントを作成し販売することができますので、非常に始めやすいというメリットがあります。
ですが逆を返すと、常にライバルも増え続けるということでもあります。
例えばeBayで「鬼滅の刃 フィギュア」と検索すると、下記の通り43,000件以上出品されています。
海外物販は基本的に「安く国内で仕入れて海外で高く売る」というビジネスモデルのため、特に差別化がしにくい面があります。
まだ国内の方がメーカーから直接仕入れたり、メーカーと仲良くなって信頼関係を構築することで誰よりも安く仕入れたりできます。
ですが海外物販は、基本的に日本の大手メーカー商品を販売しますので、メーカーと直接取引する方法は有効ではありません。
そのため差別化が難しく、仕入れも販売もライバルとのし烈な競争になりがちです。
国の法律によって販売できない商品があり知らないと違法になる
世界中にいろいろな国がありますが、国ごとに規制されていたり販売禁止されている商品、販売していい商品が法律で異なっています。
有名な話しでいうと、日本では当然ながら違法となる大麻ですが、アメリカでは多くの州で合法化されています。
日本人の感覚からすると正直信じられないですが、、、
国ごとによってこのように法律が変わり、販売OKな商品・NGの商品は変わってきます。
当たり前に販売できると思った商品でも、その国では禁止でその気がなくても法律違反になることは十分に起こりえます。
だからといって一つ一つの商品を
どこの国でも販売OKなのだろうか?
と調べるのも難しいです。
海外物販にはこのようなリスクも潜んでいることは知っておくべきことです。
為替レートによって利益が大きく変動して不安定
2023年12月現在で、為替レートは1ドル=145円になっています。
円安じゃん!輸出有利だから今がチャンス!
と思うかもしれません。
実際今はその通りなんですが、ここまでの円安になっているのは実に約25年ぶりなんです。
※Google Financeより引用
それだけでもレアだとお分かりいただけるかと思いますが、過去1ドル150円付近になったときは2回ともすぐに100~110円付近まで下降していますよね。
ということは、国際情勢なども関係してくるので確実とは言えませんが、今150円近くでも翌年には100円~110円まで下がる可能性が高そうです。
そうなった場合に、自身で販売している商品の利益はどうなるでしょうか?
例えばアメリカのamazon.comで52.99ドルで販売されている将棋セットを、日本で5,000円で仕入れてアメリカのamazon.comで販売するとします。
FBA料金シュミレーターで1ドル144円のときと110円のときでは、利益に下記のように差がでてきてしまいます。
1ドル | 日本円での 販売価格 | 利益 |
144円 | 7,630円 | 1,182円 |
110円 | 5,829円 | -439円 |
円安の144円であればしっかりと利益が出ますが、110円まで下がると赤字に転落してしまいます。
為替レートなんて個人ではどうしようもないことに、このように利益が左右されてしまいます。
利益が出ているうちはいいですが、いつ為替レートが変動して利益が出なくなるか…とビクビクしながら取り組むことになります。
海外物販をやめた実践者Tさんのリアルな声
前章で海外物販をやめたほうがいい理由をお伝えしてきました。
私たちEC STARs Lab.では、実際に以前海外物販に取り組んでいて大変な経験をされた方がたくさんいます。
ここでは過去に海外物販を実践していた方の中で、Tさんのリアルな声を紹介いたします。
度重なるアカウント停止と資金繰りの悪さから海外物販をやめたTさん
Tさんは無在庫での海外物販に取り組んでいましたが、
- 度重なる販売アカウント停止
- 資金繰りがよくなく仕入れ資金に頭を悩ませていた
このように問題への対処に疲弊し、より安定的に事業として取り組める国内メーカー仕入れに移行されました。
より具体的なTさんの声は下記よりご覧ください。
Tさんが海外物販をやめて取り組んだのがメーカー仕入れ
- 海外物販は長く続けられないしリスクが高すぎる…
- もっと長期的に安定して取り組ビジネスがしたい
疲れきった中でこのように考えていたTさんが辿り着いたビジネスが、国内メーカー仕入れでした。
次章ではそのメーカー仕入れの概要についてお伝えしていきます。
海外よりも国内物販メーカー仕入れが圧倒的にリスクが低くおすすめ
ここまで海外物販はやめたほうがいいことをお伝えしてきました。
- でも会社に勤め続けるのは不安…
- 副業から自分で稼げるようになって独立までできるようになりたいんだよね…
このように思われる方も多いことでしょう。
私も何も「物販をやめたほうがいい」と言っているわけではありません。
ただ海外物販は、大きいリスクと隣り合わせで初心者の方が取り組むのはおすすめできないことをお伝えしたいのです。
それよりも圧倒的にリスクの低い国内メーカー仕入れをおすすめします。
海外物販では得られない、下記のような大きなメリットがあるためです。
- より長期的に・安定的に稼げる
- 配送トラブルやクレームがほとんどない
- ライバルが増えても差別化ができる
- キャッシュフローもいい
メーカー仕入れの詳細なメリットや取り組み方は、下記の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
先ほど紹介したTさん以外にも、EC STARs Lab.では多くの方がメーカー仕入れで成果を上げられています。
初心者の方でも始めやすく、安定して稼ぎやすい国内メーカー仕入れも検討してみるといいでしょう。
最後に
本日は
- 海外物販の概要
- 初心者は海外物販はやめたほうがいい5つの理由
- それよりもリスクの低い国内メーカー仕入れがおすすめ
を中心にお伝えしてきました。
海外物販は一見魅力的に見えますが、特に初心者の方はやめておいたほうがいいです。
どうしても海外物販をしたければ、まずは国内メーカー仕入れで事業基盤をしっかりと作ってからチャレンジしてみることをおすすめします。
本日お伝えした内容が、何か1つでもあなたのお役に立てるものであれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
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