ヤフショポイントせどりとは?稼ぐのは難しい6つの理由

PayPayポイントって使える店多いし稼げそうだけど、実際どうだろう?

楽天ポイントに比べてヤフーショッピングのポイント還元率って、高いのかな?

2018年にスタートして僅か5年で登録ユーザー6,000万人を突破したPayPay。

このPayPayモールとヤフーショッピングモールが一本化されたのはご存知だと思います。

市場の規模も拡大したヤフーショッピングなら、ポイント活用で稼げるのではと考える方も多いでしょう。

確かに上手くポイントを活用すれば、最安値で入手することはできそうですが、せどりに利用することはおすすめできません。

本記事では、ヤフショポイントせどりの仕組みや特徴と、せどりで稼ぐのは難しい理由についてお伝えしていきます。

ヤフショポイントせどりにご興味のある方は、ご覧になってみてください。

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ヤフショポイントせどりの仕組みや特徴

ヤフショポイントせどりとは、利益が出ない商品でも、ポイントを利用することで利益を獲得するせどりです。

国による「キャッシュレス・ポイント還元事業」の先駆けとして、ヤフーとソフトバンクが共同出資して行った新規事業が皆様ご存知のPayPayです。

このポイント還元に特化したPayPayモールと統合されたことで、ヤフーショッピングは更にポイントが充実したモールになっています。

このPayPayポイント還元を活用して行うせどりが、ヤフショポイントせどりです。

一般的なせどりとの違い

【一般的なせどりの利益】

利益=販売価格ー仕入価格ー手数料(送料など)

【ヤフショポイントせどりの利益】

利益=販売価格ー仕入価格ー手数料(送料など)+ヤフショポイント

ポイント活用するためには、まず、Yahoo!Japanのアカウント登録とPayPay・LINEの連携が必要です。

アカウント登録、PayPay・LINEの連携につきましては、ヤフーショッピング公式ページの「新規登録」からできます。

Yahoo! Japan ショッピングより引用

次に、ポイント還元率を上げる仕組みについてお伝えします。

こちらは、毎日付与される基本ポイントを楽天ポイントと比較した表です。

ヤフショポイント 楽天ポイント
基本付与ポイント 4.5~5% 1~3%
付与条件
  • Yahoo ID登録
  • PayPay・LINE連携
  • 楽天会員登録
  • 楽天カード加入

楽天ポイントに比べて、ベースとなる基本付与ポイントが多めなところも特徴です。

その他にも以下の条件の方には、さらに+2%毎日付与されます。

  • LYPプレミアム会員(月額利用料508円)
  • 通信系(ソフトバンク・ワイモバイル・Yahoo BB)を契約
  • PayPayカード ゴールドに加入(年額11,000円)

こちらの基本付与ポイントに、キャンペーンやクーポンを組み合わせて、還元率(利益)を最大限にしていきます。

定期的に開催される、さらに還元率をアップできるお得なキャンペーンは以下の通りです。

催 事 名 特典内容
ルーレットくじ(毎日1回) 10~10,000円相当
ボーナスストアPlus(毎日) 5~10%
週替わりクーポン(毎週) 10~20%現金値引き
5のつく日(5・15・25日) +4%のヤフショ商品券
ゾロ目の日(11・22日) 対象ストアクーポン(変動)

この他に、不定期や単発で開催されるキャンペーンもあります。

詳しい開催予定の情報につきましては、下記のサイトからご確認ください。

Yahoo! Japan ショッピング お得ガイド

このようにして、利益の出ない商品でもポイント還元で利益を生み出す手法が、ヤフショポイントせどりなのです。

ヤフショポイントせどりで稼ぐのは難しい6つの理由

ここまで、ヤフーショッピングのポイント還元の仕組みや特徴についてお伝えしてきました。

確かに、ヤフーショッピングでポイント還元率を最大化して、どこよりも安く入手することは可能です。

しかし、この手法をせどりの仕入れに活用するには、沢山の障害がありおすすめできません

ヤフショポイントせどりで稼ぐのは難しい6つの理由
  1. ほとんどのクーポンには付与上限・クーポンには配布制限がある
  2. 複数アカウントを作成するとBANされるリスクが高い
  3. ポイントがさらに獲得できなくなっている(改悪されている)
  4. せどり・転売目的での購入を禁止しているショップが多い
  5. 詐欺ショップが多い
  6. ヤフショが無在庫転売を禁止する規約を明記している

ここからは、ヤフショポイントせどりは難しい6つの理由についてお伝えしていきます。

ほとんどのポイントには付与上限・クーポンには配布制限がある

ヤフーショッピングのほとんどのポイントには付与上限、クーポンには配布制限があります

下記の表は、付与上限があるものだけをまとめたものです。

各ポイントの付与上限を金額でお伝えすると、以下のようになります。

キャンペーン・イベント名 付与率 付与上限額
毎日 毎日もらえる
ポイント
PayPay残高払い +3.5% 5,000円
PayPayカード払い・後払い +3.0% 5,000円
定期開催 5のつく日(5・15・25日) +4% 1,000円
ゾロ目の日(11・22日) クーポン配布 配布数量限定
(先着順)
不定期開催 週替わりクーポン +5~10% 1,000~1,500円
ボーナスストア +5%または10% 10,000円
肉の日キャンペーン +4~6% 5,000円
買う!買う!サンデー +4% 5,000円

例えば、付与上限が5,000円という場合は、ポイントの総額が5,000円つまり購入総額が約14万円までは付与される、ということです。

それを超えると、上限のある付与ポイントはなくなり、上限のないポイント分だけが適用されることになります。

ちなみに、付与上限のないポイントは以下の4つです。

キャンペーン・イベント名 付与率 付与上限額

①基本付与ポイント PayPay残高払い +0.5%
上限なし
PayPayカード払い・後払い +1%
②ストアポイント +1%
③PayPayカード ゴールド所持 +0.5%
④PayPayステップ条件達成 +0.5%

①・②については、アカウントの登録・PayPayとLINE連携を済ませれば、必ず取得できます。

しかし③・④については、下記の条件達成が必須です。

  • PayPayカード ゴールド所持:年会費11,000円必要
  • PayPayステップ条件達成:200円以上の支払いを30回+合計10万円支払い(月間)

条件もしかりですが、達成したところで付与されるポイントが僅か+0.5%なのでこちらは無視していいでしょう。

結局、上限なしで毎日付与される基本ポイントは、1.5%~2%です。

ポイントアップに10~50%と高い値引率の週替わりクーポンは狙い目ですが、下記のようにお一人様1~3個限り、上限が1,000~1,500円、先着数量限定です。

こちらの方は、ヤフーショッピングで利益率の高い商品を見つけたけど、購入できたのは1つだけ…という投稿です。

Xより引用

その他に、PayPayポイントの有効期限はないのですが、商品券やPayPayポイントで「今すぐ利用しない場合は、付与されてから30日で失効されてしまいます。

Yahoo!ショッピングヘルプより引用

このように、付与上限や購入制限・使用期限もあることで、一度に入手できる量も限られてしまい、仕入れに活用するのは困難です。

複数のアカウント作成するとBANされるリスクが高い

ポイント活用に付与上限があるなら、別のアカウントで購入すれば…と考えるかもしれません。

ヤフーショッピングで複数のアカウント作成自体は禁止されていませんが、不正利用して運用していると見なされればペナルティが課せられます

主なペナルティ
  • 過去に獲得したポイント・クーポンが利用できなくなる
  • アカウントBAN(アカウント閉鎖)

Xでは、ヤフーショッピングで複アカウントの作成を危険視する内容が、多く投稿されています。

こちらは、LYPプレミアム会員の加入特典の利用目的で、複アカウント作成は危険!という注意喚起をしている投稿です。

Xより引用

しかも一度アカウントを停止されてしまうと、その後数年にわたって契約ができなくなることも珍しくありません。

こちらの方は、アカウント停止から6年も経過しているにもかかわらず、審査を通過できなかったようです。

Xより引用

審査基準についてはアカウント停止履歴だけとは限りませんが、大きく影響していることは間違いありません。

複数のアカウント作成はペナルティやアカウント停止されるリスクが高く、一度の過ちでその後何年も信用は取り戻せないということです。

ポイントがさらに獲得できなくなっている(改悪されている)

2023年末に楽天ポイントが大幅に改悪されたのと同様に、ヤフージャパンも少しずつ改悪を行っています

人気の楽天ポイントせどりの仕組みと全然儲からない7つの理由

実際ヤフージャパンは、今後もポイント付与を減らしていく方針を宣言しています。

通販新聞より引用

このように、ヤフーショッピングを利用される多くのお客様が落胆した改悪内容は、以下の通りです。

旧ポイント制度内容 新ポイント制度内容 改悪内容
①日替わりクーポン 週替わりクーポン
(2023.5~)
・毎日クーポン発行
→週に1回クーポン発行
②PayPayステップ(5%) PayPayステップ(0.5%)
(2022.6~)
・ゴールドメダル(全条件達成)+2%
・アカウント連携+2%
→両者のサービス廃止
・付与率2%→0.5%へ削減
③ストアスタンプラリー PayPayステップ
(2020.10~)
・買い物回数に応じてランクアップ方式
→200円以上の支払いを30回+合計10万円支払いに変更
④5のつく日
(上限5,000円)
5のつく日
(上限1,000円)
付与上限(5,000→1,000円
の減額

①は日→週に変更されたことで、クーポンを取得できるチャンスが、毎日から7日に1回に減少しました。

②・③のPayPayステップについても、もともと付与条件が厳しいサービスですが、それでも5%→0.5%とかなり削減されています。

④については、付与上限を金額で言い変えれば125,000円→25,000円の減額になり、高額商品の入手には適用できなくなりました。

あくまでも集客・PayPayキャッシュレス決済浸透が目的なので、普及率が高くなってくれば更に改悪されることが予想されます。

ヤフショポイントせどりがポイント頼りである以上、今後改悪が進めばさらに利益は減る一方でしょう。

せどり・転売目的での購入を禁止しているショップが多い

ヤフーショッピング内で、せどり・転売目的での購入を規約で明確に禁止しているショップが多いです。

どちらも、ショップ側が転売目的と判断した場合はキャンセルするといった内容になっています。

規制しているショップとのトラブルなど、ヤフーショッピングから急にペナルティを科せられかねないので、細心の注意が必要です。

詐欺ショップが多い

ヤフーショッピング内で、購入金額は支払ったのに商品が届かない、という手口の詐欺が多発しています。

Xより引用

Xより引用

もちろん、詐欺を行うショップが最も悪いのですが、こういった事態でのヤフー側の対処に不満が募っています。

さすがに、クレームや非難の声が多かったせいか、今後は対策をすると発表しています。

​※日本経済新聞より引用​​​

つい先日「LINEヤフー」がこういった発表を行ったことでも、現状の深刻さが伺えます。

これから改善されていくのは正直分かりませんが、現時点では安全安心である保証はなく、ヤフーショッピング側の対応に依然として不安が残ります。

ヤフショが無在庫転売を禁止する規約を明記している

ヤフージャパンは、2023年8月に無在庫転売を禁止する規約を更新しており、不正な行為に対する監視の目は一段と厳しくなっています。

今後も無在庫転売だけでなく、転売に対する禁止事項が増えていくことが考えられ、ますます取り組みにくくなることは確実です。

ヤフショポイントせどりより利益が積みあがる物販をしよう

ヤフーショッピングのポイントを活用してせどりをするのは、難しい理由についてお伝えしてきました。

ポイント還元を活用するせどりは、一時的な利益獲得であって、継続して長期安定的に稼ぐのは難しいことが、ご理解いただけたと思います。

せっかく取り組むなら、一時的ではなく継続できて利益が積みあがる物販に取り組みましょう。

長期安定的に継続できて、利益の積み上げができるおすすめの物販は「メーカー仕入れ」です。

「メーカー仕入れ」とは、メーカーと直接取引きをして直に商品を仕入れる手法です。

ポイント活用に頭を悩ませることも、商品争奪や価格の下落に疲弊することも、アカウント閉鎖リスクに怯える心配もありません。

「メーカー仕入れ」にご興味のある方は、下記の動画と記事をご覧になってみてください。

【2024年版】amazonメーカー仕入れで個人が月利50万を達成できる超具体的7ステップ

 

最後に

ヤフショポイントせどりの仕組み・難しい理由・おすすめの物販についてお伝えしてきました。

個人的にも、近年のヤフーショッピングはこのポイント活用で、かなりお得に買い物ができると実感しています。

しかし、いくらお得に購入できる仕組みが整っていても、仕入れに活用して稼ぎ続けることは現実的に困難です。

プラットフォーム側の意向を考えれば、この先もっと仕入れが難しい環境になっていくはずです。

ポイント還元活用はご自身用の購入にとどめて、将来性のある物販にチャレンジしていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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ABOUT US
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中村裕紀国内&海外メーカー直取引完全ガイド著者+EC STARs Lab 代表
1984年生まれ、2022年現在38歳、二児の父。
介護・福祉関連の施設に勤める傍ら、2011年頃からamazon物販ビジネスを副業にて開始。
2013年に独立し、2014年に転売で月利100万円を達成するも直後にアカウントが閉鎖。
その後は転売のアカウント閉鎖の教訓を得て、メーカー取引一本で売上を立てる決意をする、その結果2015年に月利200万円を達成。

現在は法人9期目、国内外のメーカーとより良い信頼関係を構築し、オンラインの販売を通じて多くの方々にメーカーが真剣に気持ちをもって作った商品をお届けしている。
同時にamazon物販&メーカー直取引のコンサルタント業務を行い、月利30~500万円以上を継続して稼ぐプレイヤーを多く輩出している。

amazon物販ビジネスに特化したコミュニティー「 EC STARs Lab / EC STARs Lab Academy (総会員数223名)」を運営、著書は3冊出版、累計発行部数2万部突破。