会社を辞めて独立することはできるかな?
年収1,000万円超えたとかTwitterで見たことあるが本当にそんな稼げるのかな? 嘘くさい。
様々な情報が飛び交うなか、せどりや転売をやっている人の平均年収がどれくらいか気になる方も多いと思います。
しかし、せどらー、転売ヤーの大半は年収1,000万円どころか年収100万円に満たないのが現実です。
年収100万円では、とても会社を辞めることができません。
なかには、せどりで年収500万円~1,000万円と理想の年収を得ている人もいますが、なぜか挫折する人が多いです。
むしろ、せどりや転売をずっと続けている人の方が少ないでしょう。
私自身、EC STARs Lab.のコンテンツ制作に5年ほど関わり、多くの物販プレイヤーと会ってきましたが、大半はせどりから足を洗っています。
そこで、今回はなぜせどりで稼ぐことが難しいのか? せどりを辞めた人は今何をやっているのか? ということをお伝えします。
せどりや転売含めて副業に興味のある方、将来的には会社を辞めて独立したい方は最後までご覧ください。
目次
【真実】大半はせどりで年収100万円も稼げていない
冒頭でお伝えしたように、せどりで稼げている方はほとんどおらず、大半は年収100万円も稼げていないと考えられます。
公的機関の統計データがあるわけではないですが、物販のコンテンツに5年関わって肌感覚で感じることです。
実際に事例を紹介しましょう。
1日10時間、睡眠時間も削り・・・・・・膨大な作業量の割に稼げない
欧米輸入転売で1日に10時間程作業していたにもかかわらず月利10万円~15万円を行き来していました。(M・Nさん 30代男性)
月利10~15万円といえば、年収120~180万円なので、「100万超えているじゃん!」と思うかもしれませんが、M・Nさんの作業時間は1日10時間です。
M・Nさんはこの当時既に会社を辞めていましたが、会社員が1日10時間も作業するのは、休日以外は無理です。
特に家族がいる方であれば、休日ですらそんな多くの時間が取れないでしょう。
せどりは作業を止めると収入がストップしますから、M・Nさんがもし1日5時間しか作業していないなら、月利は5~8万円程度だったでしょう。
もちろん、やり方次第では、M・Nさんはもっと稼げたかもしれません。
実際、彼は国内メーカー仕入れに以降してから、輸入転売の利益に加えてプラス月利30~40万円を達成できています。
ただ、1つの事実としてせどりはかなり作業に時間を割かないと稼ぐことは難しいということは知っておいてください。
私は本業が会社員で副業でamazon輸入をしています。利益は月に10万円~20万円程度でした。睡眠時間を削ってamazon輸入をしています。(W・Kさん 30代男性)
W・Kさんの場合は副業で月利10~20万円ほど達成していますが、やはり睡眠時間を削っています。
実際には、1日10時間以上作業したり睡眠時間を削ったりしてまで頑張れる人は少なく、結果的に年収100万円にも満たない人が圧倒的多数になるのです。
「365日営業で1日10時間以上の膨大な作業をすれば稼げますよ」と言われて、あなたはやりたいと思いますか?
友人のYさんは、2日でせどりを辞めたそうです。
メーカー仕入れの存在を知ったというのも大きいでしょうが、作業してみて「これは無理」とすぐに感じたみたいです。
返品が多くて最終的に利益が出ない・・・・・・
国内転売で売上はそれなりに上がっていましたが返品が多く、返品額を差引くと、「最終的に利益出ているの?」という状態でした。(H・Yさん 30代男性)
せどりの場合は、商品不良のある状態で出品してしまうこともあり、クレームに繋がって返品・返金となるケースも珍しくありません。
そのため、ある程度商品を販売できて売上があったはずが、結局ほとんど利益が出ないということもよくあります。
特に中古せどりの場合は注意した方がよく、注意深く検品するようにしましょう。
一生懸命時間かけてリサーチして見つかった商品で、利益が出ないどころかマイナスになるのは悲しいですからね・・・・・・。
せどり1本で生活するなら年収500~600万円必要・・・・・・でも難しい
せどり1本で生活するなら、実際には年収500~600万円ほどないと厳しいでしょう。月利にしてだいたい40~50万円程度です。
なかには、「月に20~30万円程度稼げたら会社を辞めて独立したい」と考えている方もいるでしょうが、それではかなり生活は厳しいでしょう。
というのも、そこから所得税や住民税、社会保険料などを自分で支払う必要があるためです。
目安としては、年収500~600万円で、ようやく年収300~400万円程度のサラリーマンと同じ生活ができると考えてください。
よほど現在お勤めの会社が嫌ならともかく「生活レベルを落とせば大丈夫だから、会社を辞めてしまおう」というのは危険な考えです。
それに、後述するように膨大な商品リサーチを日々やりきり、アカウントリスクにも考慮して、年収500~600万円を毎年得るのは至難の業です。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
せどりで年収500~1000万円程度でも力尽きて挫折する人は多い
せどりがまったく稼げていないと言われればそんなことはなく、なかには生活できるほど稼いでいる人もいます。
作業量は膨大になりますが、正しいやり方で進めていけば、年収500~1,000万円程度稼いでいる人もいます。
しかし、そんな人でも結局せどりに挫折して辞めてしまっています。
例えば、EC STARs Labの松井さんは、過去にせどりだけで月利40万円、年収にして500万円程度稼いでいました。
ということは、ちょうどせどり1本で生計を立てられるくらい稼いでいることになりますが、松井さんは結局力尽きてせどりを辞めてしまいました。
これから副業でせどりや転売に取り組んで会社を辞めようと思っている方は、「なんてもったいない・・・・・・」と思ったかもしれません。
しかし、当時の松井さんは、せどり生活に肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまっていました。
1日10時間はリサーチしないといけない
まずは、先にお伝えしたように、松井さんがせどりを嫌になった理由の一番目は膨大な作業量です。
せどりや転売をやったことがある方ならわかると思いますが、せどりはとにかくリサーチ、リサーチの日々です。
松井さんも1日10時間程度リサーチ作業をしていました。
せどりは、ライバルとの価格競争に巻き込まれやすいですし、そうでなくても安定的な仕入れができません。
そのため、1つの商品を長く販売することができず、常にリサーチをし続けないと収入がなくなってしまうのです。
これがよく言われるリサーチ地獄で、理想の年収を得るためには、1日中PCにかじりついてリサーチを続けないといけません。
稼ぐほどアカウント閉鎖リスクが高くなる
せどりは、プラットフォームの規制強化によって稼ぐほど垢BANリスクが高くなり、amazonの場合はアカウント閉鎖リスクが高くなります。
実際に、amazonアカウントが閉鎖された過去を持つ人は少なくないですが、アカウントリスクに脅えながら作業するのは、相当精神的に疲労します。
実際に、松井さんは年間100件程度のクレームを受けていたそうです。
クレームが多ければ、アカウント閉鎖リスクは増えますし、返金・返品で利益はなくなります。
そんな松井さんのせどり時代の体験談は、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
物販だけで理想の年収を得て独立するならメーカー仕入れがおすすめ
これまでの話で結論を言うと、せどりで会社を辞めて独立するほどの年収を稼ぐことは難しいと言わざるを得ないでしょう。
- 大半はせどりで年収100万円も稼げていない
- せどり1本で生活したいなら年収500~600万円は欲しい
- せどりで年収500万円以上稼いでも肉体的・精神的疲労で挫折する
せどりで稼げない、稼げても疲れ果てて辞めてしまった方が次に取り組んだのがamazonメーカー仕入れです。
せどりとメーカー仕入れの違い
amazonメーカー仕入れは、代理店や小売店から仕入れをするせどりと違って、最上流のメーカーと取引する点がポイントです。
メーカー仕入れに移行することによって、膨大な作業時間を費やすことなく年収の天井を突破した方はたくさんいます。
なぜ、メーカー仕入れに移行することで、こんなことが可能になるかと言うと、次のような違いがあるためです。
せどり | メーカー仕入れ | |
販売価格が崩れない | × | ○ |
リピート仕入れ | × | ○ |
リサーチを止めても収入確保できる | × | ○ |
アカウントの健全性を保てる | × | ○ |
プラットフォームの規制を受けない | × | ○ |
返金・返品の可能性 | × | ○ |
ビジネスの拡大 | × | ○ |
メーカー仕入れの場合は、メーカー側が出品者を限定化したり、価格固定の指示を出したりすることができるので、販売価格が崩れません。
せどりのように価格競争を防ぐことができるのです。
また、メーカー仕入れの場合は、その名のごとくメーカーから直接仕入れるわけですから、生産終了していなければ在庫が商品を安定的に供給することができます。
やってみて感じた転売との違いに関しては、価格競争が転売に比べると少ない、FBA 納品代行を使いやすい(メーカーから直送できる)、常に商品リサーチをしなくてもリピート仕入れがメインなので売上が安定する等色々感じています。
何よりも大きなメリットを感じているのは、アプローチを続けているうちはメーカーアプローチ、メーカーからの見積もり精査、交渉や発注等忙しいですが、目標収入に到達したら新規アプローチが無くなり、定期的な在庫補充で完結するため高い収入を保ちながらも時間に余裕ができる点です。(S・Tさん 30代男性)
S・Tさんはもともとせどりで月利30~50万円を稼いでいましたが、リサーチ地獄でメーカー仕入れに移行して月利100万円を突破しました。
S・Tさんのおっしゃるように、リサーチを止めても継続的に収入を得ることができるため、作業時間を減らして収入を増やすことができます。
実際に、先に紹介した松井さんはリサーチ時間が1/10となり、収入が1.5~2倍になったそうです。
また、メーカーから新品を正規仕入れできるので、アカウント閉鎖リスクがほとんどありません。
せどりのようにアカウント閉鎖に脅えることもなく、返金・返品処理に追われることもなくなります。
50%が月利50万円以上、100万円超も29.3%!
メーカー仕入れに取り組んだ方は、次のような結果を出しています。
- 月利10万円以上 (年収120万円以上):84.48%
- 月利50万円以上 (年収600万円以上):50.00%
- 月利100万円以上(年収1200万円以上):29.31%
ご覧のようにせどりとは大きく違い、月利50万円、100万円も現実的な数字であることがわかります。
あくまでEC STARs Labのメンバー内の統計なので、メーカー仕入れを独学でやっている人も含めればもう少し実績値は下がると考えられます。
しかし、メーカー仕入れを正しい方法でやれば、上記のような成果が出ることはお分かりいただけると思います。
取引先数の増加と共に作業量が増え、忙しくなることもありますが、それも最初だけで徐々に時間の余裕は生まれます。
今ではすべての作業を外注化して、月数時間だけで稼ぐこともできるようになり、時間もお金も手にすることができました。(EC STARs Lab 運営責任者 中西さん)
中西さんはメーカー仕入れを始めて9ヶ月で月利125万円を達成しています。
しかもガツガツと1日に10時間も15時間も作業するわけではなく、1ヶ月に数時間程度の稼働です。
先ほど紹介したS・Tさんも時間的な余裕について言及されていますね。
ぜひ、作業時間を減らしながら、安定的に稼いで理想の年収を得たい方は、メーカー仕入れをやってみるといいでしょう。
最後に
以上、せどりをやっている人の平均年収についてお伝えしました。
どの副業でも同じことが言えるのですが、せどりに関しても実際に稼いでいる人はほんのわずかです。
大半は年収100万円未満で、なかには年収500万円、1000万円と稼ぐ人もいますが、肉体的・精神的疲労度が大きく挫折する人が多いです。
しかし、メーカー仕入れであれば時間的・精神的な余裕を保ちながら、安定的に収入を上げることができます。
EC STARs Labのメンバーでは、年収1000万円を超えているような方も珍しくありません。
もし、理想的な年収を得たいのであれば、メーカー仕入れへの移行も検討してみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
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せどりではみんなどれくらい稼げているのかな?