こんにちは、amazon物販コミュニティ「EC STARs Lab」の山田雄輝です。
「最近納品プランの仕様が変わってやり方がよく分からない・・・」
「初めて納品プランを作るけど出品大学見ても分からないから、どこかに分かりやすい記事はないかな・・・」
上記のように悩んでいる方はいらっしゃいませんでしょうか?
amazonでは2023年3月から新しい納品プランになり、これまでとは違うやり方に戸惑っている方も多くいらっしゃると思います。
また初めてFBA納品する方にとっても納品プラン作成は一つの大きな壁でしょう。
そんな納品プランに関する戸惑いや悩みを、amazon物販歴3年で度々起こるamazonの変化にも対応し続けてきた私が、今回の記事で全て解決いたします。
初めてのことというのは慣れないうちは戸惑いがあって当たり前です。
ただ納品プランの作成も慣れてしまいさえすれば、決して大きな問題ではなくなります。
今回この記事を読んでいただければ、納品プランの作成のやり方も把握できますし、「意外と簡単じゃん!」と感じていただけるでしょう^^
ぜひ最後までお読みいただき、FBA納品プランの「取扱説明書」として今回の記事を参考にしていただければと思います!
目次
FBA納品プランの超具体的作成手順7STEP
それでは早速FBA納品プランの作成手順をお伝えしていきます。
こちらの記事を見ながら納品プランを作成していただければスムーズにいくと思います。
ぜひ参考にしてみてください^^
【STEP①】FBAに納品したい商品を選ぶ
①在庫管理画面から納品したい商品にチェックを入れ、「Amazonから出荷」をクリックします。
②右下の「FBAとして出品し、Amazonへ納品をクリックします。
【STEP②】商品情報を入力する
①初めに「必要な梱包準備とラベルの貼付の詳細」をクリックします。
②次に「梱包カテゴリーを選択」をクリックしカテゴリーを選択後、右下の「保存」をクリックします。
梱包カテゴリーについては基本的に「梱包不要」で問題ありませんが、以下の商品は設定する必要があります。
- アパレル、繊維、ビロード、織物の商品→服やぬいぐるみなど。ビニールで梱包する必要がある
- ベビー&マタニティ→子供が扱う可能性があるので「窒息注意ラベル」を貼る必要がある
- 液体、粒、粉を含む商品→ジュースなどの食品、入浴剤などは中身が漏れる可能性があるのでビニールで梱包する必要がある
- 穴開きパッケージの商品→ミシン目がある商品はビニールで梱包する必要がある
- 小型→商品ラベルより小さい商品は大きいビニールで梱包し、商品ラベルを貼れるようにする
- 破損しやすい商品/ガラス→ビンの商品などはプチプチで梱包する
【STEP③】商品の納品個数や賞味期限(要期限管理商品のみ)を入力する
①納品予定の個数を入力し、「梱包準備完了」をクリックします。
要期限管理商品の場合は、納品予定の個数に加えて賞味期限の入力もここで行います。
②入力が完了したら、右下の「個別の商品の梱包」をクリックします。
【STEP④】輸送箱内の情報を入力する
①輸送箱が1個なら上、2個以上なら下を選択し右下の確定をクリックします。
②確定後、正確な箱数入力し、箱数が10個以下なら「Webフォーム」。11個以上なら「Excelファイル」で輸送箱内の情報を入力します。
※Webフォームの入力は以下を参考に入力します。
※Excelファイルの入力についても以下を参考にしてみてください。 ※画像は箱数が2個の場合
③全ての入力が完了したら、右下の「確定して続ける」をクリックします。
【STEP⑤】出荷日と配送業者を選択(送料が安いヤマトパートナーキャリアがおすすめ)
①出荷予定日を入力し、配送モードを「個口配送」に設定します。
②配送業者を選択し、右下の「請求額を承認して出荷通知を送信」をクリックします。
配送業者についてですが、ヤマトパートナーキャリアは送料も安く、受領も早いのでおすすめです。
ヤマトパートナーキャリアの料金については以下の通りです。
上記のように通常の運賃よりもかなり安く送ることが可能なので、どこの配送業者とも契約していないのであればヤマトパートナーキャリア一択となります。
ただ注意点としてはパートナーキャリアを使用する場合は、輸送箱の寸法と重量をしっかり計って記入する必要があります。これは箱のサイズや重さが料金に関係してくるため必ず行ってください。
またパートナーキャリア以外では、西濃運輸や福山通運がおすすめです。
西濃運輸や福山通運は一度に送る重量で料金が変わってくるため、場合によってはヤマトパートナーキャリアより安くなるケースもあります。
一度最寄りの配送業者から見積もりを出してもらってもよいでしょう。
【STEP⑥】輸送箱ラベルを印刷する
輸送箱に貼るラベルを印刷します。
サイズはA4版6面ラベルが用紙を無駄なく使えるのでおすすめです。
印刷したら「追跡情報の入力へ進む」をクリックします。
【STEP⑦】最後に問い合わせ番号を入力し納品完了(パートナーキャリア使用時は不可)
最後に「お問い合わせ伝票番号」に各社の問い合わせ番号を入力し、納品完了となります。
ただパートナーキャリア使用時は自動的に問い合わせ番号が入力されるので、ご自身で入力する必要はありません。
FBA納品する際に確認しておきたい6つの注意点
ここからはFBA納品に関する注意点をお伝えしていきます。
FBA納品のルールは様々なものがありますが、一つ一つを見ていけばそれほど難しいものではありません。
こちらもぜひ参考にしてみてください^^
出品制限がかかる商品やカテゴリーがあるので先に商品登録しておく
納品プランを作成する前に必ず先に商品登録をしておきましょう。
なぜかというと、商品登録を先に行うことによって出品制限がかかっているか確認することができるためです。
せっかく仕入れた商品が出品制限がかかっていて出品できないのは非常に痛いので、必ず事前に商品登録を済ましておきましょう。
仮に出品制限がかかっていた場合は、請求書などを提出することで解除できます。
解除の仕方については以下の記事でお伝えしていますので参考にしてみてください^^
危険物を納品する際は事前申請が必要
危険物を初めて納品する際は事前に「FBA危険物納品プログラム」に申請する必要があります。
こちらの申請は一度だけで構いません。
輸送箱には危険物ラベルを貼る必要があり、貼り忘れると納品不備になる恐れがあるので注意してください。また納品プランは通常の商品と分かれて作成することになります。
その他危険物の納品については下記の記事で詳しくお伝えしています。よろしければこちらもご覧ください。
要期限管理商品の納品ルールは確認しておく
要期限管理商品とは主に賞味期限の表示がある商品になります。
食品・ドラッグストア・ペット用品に多く該当する商品があり、amazonのルールに基づいて納品しないと納品不備となってしまうため注意が必要です。
要期限管理商品については以下の記事でもお伝えしていますので、よろしければご確認ください^^
セット商品(まとめ売り)の梱包もルールを確認しておく
セット商品は以下のようなものになります。
セット商品については同じSKUの商品を自分でまとめて梱包する必要があります。
このような作業をamazonではやってくれないですし、梱包作業の中でも一番時間のかかる作業になるかと思います。
またセット商品はamazonに納品時に作業員の方に誤って開封されないように「BOX商品開梱厳禁」シールを貼る必要があります。
この他にもセット商品ついては注意するべき点が多いですが、下記の記事に注意点をまとめてありますので、セット商品を梱包の際には参考にしてみてください。
小型軽量商品プログラムに適用できないか確認しておく
amazonではメール便で送れる小さなサイズに適用され、手数料が安くなるプログラムがあります。
それが「小型軽量商品プログラム」です。
このプラグラムが適用されるには以下の条件が必要となります。
上記の条件を満たしていれば小型軽量商品プログラムが適用され、配送代行手数料を大幅に安くすることが可能です。
プログラム適用にはSKUごとに登録する必要がありますが、非常に簡単に登録できるので納品の際には商品サイズを確認していただくことをおすすめいたします。
こちらも下記の記事にて詳細にお伝えしていますので、よろしければ参考にしてみてください!
FBA出品禁止商品に該当しないか確認しておく
FBAにはそもそも納品できない商品も存在します。
基本的にFBAセラーが販売している商品は問題ありませんが、新規商品ページを作る場合などに注意が必要です。
また見れば販売が難しい商品がほとんどですが、中には意外なものも含まれているので一度確認しておきましょう。
- 非合法の製品および非合法の可能性がある製品
- 許認可を受けていない出品者による販売や、許認可を受けていない商品
- リコール対象商品
- 不快感を与える資料
- ヌード
- アダルト商品
- アダルトメディア商品
- 18歳未満の児童の画像を含むメディア商品
- オンラインゲームのゲーム内通貨・アイテム類
- amazon.co.jp限定 TVゲーム・PCソフト商品
- 同人PCソフト
- 同人CD
- 一部ストリーミングメディアプレーヤー
- amazon kindle商品
- プロモーション用の媒体
- 鯨肉、鯨肉加工品、イルカ肉、イルカ肉加工品、鮫肉、鮫肉加工品、およびその他類する商品
- 輸入食品および飲料
- ペット
- 動物用医薬品
- amazonが許可していないサプリメント・化粧品・成分例品
- 医療機器、医薬品、化粧品の小分け商品
- 海外製医療器具・医薬品
- 海外直送によるヘルス&ビューティー商材
- ペダル付き電動自転車
- ピッキングツール 盗品
- クレジットカード現金化
- 広告
- 無許可・非合法の野生生物である商品
- 銃器、弾薬および兵器
- 不快感を与える商品
- 制裁対象国、団体並びに個人
FBAを利用するメリット・デメリット
ここからはFBAを利用する際のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
FBAは月々約5,000円払うだけで物販に関する多くのサポートをしてくれます。
メリットの方が多いですし、デメリットといっても大したことではありません。
amazonでビジネスを行うこと自体が大きなメリットですので、最大限FBAを活用していきましょう。
【メリット①】商品の保管から配送、返品処理まで対応してくれる
FBAでは通常の物販では手間のかかる作業をamazonが行ってくれます。
本来なら注文が入ると、梱包し発送しなければなりません。その作業は売上が上がれば上がるほど増えていきます。
しかしFBAを使うことで何百個、何千個と売れてもamazonが対応してくれるので負担は一切かからないですし、本来の物販で行う作業の時間を仕入れなど他の作業に当てることが可能となります。
また返品対応を自分で行うと大変な手間がかかりますし、お客様とのやり取りはいくらこちらに非があってもストレスはかかってきます。
ただこちらもamazonに任せることができて、しかも対応はすごくスムーズなのでお客様にとってもストレスがかかることが少ないです。
このようなサービスがあるため、私たちは売上を伸ばす作業に注力することができるのです。
【メリット②】24時間365日いつでも対応してくれる
今では当たり前になっている「24時間365日対応」ですが、これを自分でやるのは到底無理な話です。
先ほどお伝えしたことと関連してきますが、たとえ寝ている間に注文が入ってもamazonが対応してくれるのでこれほど楽なことはありません。
しかも即日出荷にも対応してくれるので至れり尽くせりです。
またお客様から見れば「amazonから買っている」感覚なので、そこには初心者や上級者といった概念はありません。そのためお客様もamazonから買っている安心があるので、販売促進の効果も生まれるのです。
【メリット③】カートボックスが獲得しやすい
FBAを利用することで自己出荷のセラーに比べ、カートボックスが獲得しやすくなっています。
価格が同じならもちろんFBAセラーがカートを獲得しますが、自己出荷セラーより価格が多少高くてもFBAセラーは有利です。
カートボックス獲得は売上を大きく左右するので、FBAを利用しない手はありません。
【メリット④】支払方法が幅広く選べるなどお客様にとって安心できる
自己出荷セラーから購入した場合は「クレジットカード・携帯決済・amazonギフト券」でしか代金を支払うことができません。
しかしFBAセラーからは上記の3つに加え「コンビニ払い・電子マネー・振込み」など、幅広く支払方法を選択することが可能となります。
FBAを利用することはお客様にとってもメリットがあり、安心して買い物が楽しめるのです。
【デメリット】各種手数料などがかかる
自己出荷の場合にかかる手数料は販売手数料のみですが、FBAを利用することで配送代行手数料や在庫保管手数料がプラスでかかってきます。
とはいっても、自己出荷でも送料はかかりますし、配送代行手数料や在庫保管手数料がそれほど負担になることはありません。
それよりも先ほどのメリットの恩恵の方が大きいので、あまり気にする必要はないでしょう。
ただし大型商品は高くなるので注意が必要です。
以下は配送代行手数料の図ですが、主に赤枠のところが販売機会が多い区分になります。
※amazonより抜粋
また上記の配送代行手数料に加え、amazon倉庫での保管・管理するための手数料がかかってきます。
これが「在庫保管手数料」ですが、在庫の回転が速ければ速いほど安くなります。
在庫保管手数料は以下の計算式で求めることが可能ですが、こちらも大型商品は高くなるので注意が必要です。
※amazonより抜粋
手数料については以下も記事でも解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
物量が増えてきたら納品の外注化も検討してみる
物量が増えてくると梱包するのに時間も手間もかかるため、負担を感じる人も少なくありません。
そのせいで時間が圧迫され、他の作業に支障が出る方も実際にいらっしゃいます。
私が所属しているEC STARs Labのメンバーも物量が増えてきたら納品の外注化に取り組んでいる方が多いです。
納品の外注化は主に2つの方法があり、一つは代行会社に依頼する。もう一つは地元の就労支援施設にお願いする方法です。
代行会社については以下の2社がおすすめです。
また就労支援施設については「WAM NET(ワムネット)」のサイトから、お住いの地域の施設を検索し問い合わてみてください。
条件については施設ごとに変わりますが、代行会社よりも安い場合が多いです。
お願いしてから最初のうちは、梱包の仕方を教えたり様子を見に行く必要があるので時間が必要です。
ただそれも初めのうちだけで、慣れてこればそれほど大変ではなくなりますし、料金が代行会社に比べかなり安いので多くの方が就労支援施設を利用しています。
WAM NET(ワムネット)については以下の動画でもお伝えしていますので、よろしければ参考にしてみてください。
最後に
ここまでFBA納品プランの作成などについてお伝えしてきました。
始めは作成に時間のかかる納品プランですが、何度も作成するうちに何も見なくてもできるようになってきます。始めのうちは時間もかかりますし、これでいいのかな?と不安になることもあるかと思います。
そんな時はこの記事を参考にしていただいて取り組んでみてください^^
この記事があなたの手助けになれば幸いです。
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
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