こんにちは、amazon物販コミュニティ「EC STRAs Lab.」の山田雄輝です。
現在、せどりに取り組んでいる方の中には、
- せどりって将来性あるんだろうか?
- せどりはすごい楽しいけど、せどりだけで生活できるほど稼げるのかな?
上記のような疑問を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論から言えば、生活できるくらいに稼ぐことは正直難しいと思います。
一般的にサラリーマンの方であれば月収25万円あれば生活はしていけるでしょう。
ただ、せどりで生活するとなると毎月の利益(収入)は月利40~50万円が必要となります。
これは市民税や国民年金などの税金を全て自分で払う必要があるためこの金額が最低でも必要になってきます。
そうなると「せどりで生活できるか?」の問いには、
「月にせどりで40~50万円稼げるなら可能」
ということになります。
その観点から見ると、一時的には40~50万円利益を上げることが可能だとは思いますが、生活するとなると、これを安定させなければいけません。
しかしせどりで40~50万円稼ごうと思うと、膨大な作業量が必要になり、極端に言えば、せどりで生活するには、人生の大半をせどりに費やす覚悟がないと難しいと考えます。
今回はamazon物販歴3年で、数々の物販の手法に取り組んできた私が、現在のせどりの状況と共に「なぜせどりで生活していくことは難しいのか?」に焦点を当てて解説していきます。
今回の記事を参考にしていただき、今後せどりを続けていくのか?はたまた別の物販に取り組むのか?それともサラリーマンのままでいるのか?
その判断基準にしていただけたらと思います^^
目次
せどりで生活していくには月利40~50万円稼ぐ必要がある
記事の冒頭でもお伝えしたように、せどりで生活していくには月利40~50万円稼ぐ必要があると考えます。
この数字はあくまで一般的な数字であり、あなたの生活状況によって前後するでしょう。
また、サラリーマンを辞めれば税金や年金なども全て自分が払う必要が出てきます。
ここでは、なぜ月利が40~50万円稼ぐ必要があるのか?や、払うべき税金や年金にはどんな種類あるのか?について見ていきましょう。
月利40~50万円でサラリーマンの月収25万円と同じ生活レベルを維持できる
せどりで生活していくためには再三お伝えしていますが、月利40~50万円を稼ぐ必要があります。これはサラリーマンであれば月収25万円あれば生活には困らないと考えられるからです。
せどりでサラリーマンを辞め、独立した場合、生活費に加えて各種税金や年金も払うことを考えると、やはりサラリーマン時代の倍の40~50万円は稼ぐ必要があると考えます。
また「まだサラリーマンの時ほど稼いでないけど、生活レベルを落とせばなんとかなるから独立してしまおう!」といった考えは危険な考えです。
人はなかなか生活レベルを落とすことが難しく、いくらお金が使えないと分かっていても、食事や娯楽などにお金を使ってしまうことがよくあることです。
よほどの覚悟をお持ちでない限りは、最低でもサラリーマンの時の収入をせどりで越えてから独立することをおすすめいたします。
税金や年金はすべて自分で払う必要がある
先ほどもお伝えしたように、独立すると税金や年金などはすべて自分で払う必要が出てきます。ここでは具体的に何を払わないといけないのか?またおおよそ月にどれくらい払うのか?についてお伝えしていきます。
- 所得税・・・約月60,000円
- 住民税・・・約月25,000円
- 個人事業税・・・約月15,000円
- 消費税・・・売上額や仕入額による
- 国民健康保険・・・前年度の所得や市区町村により異なる
- 国民年金
上記6つを合わせるとおおよそ月に税金や保険などだけで約25万円は必要となってきます。
売上・利益などで払う金額は変わりますが、やはりサラリーマンと同じ生活レベルを維持することを考えると、せどりで月利50万円は稼ぐ必要があると考えます。
せどりのみで生活していくのは簡単ではないその4つの理由
前章で独立した際に払う税金や年金などをお伝えしました。
「こんなに払うものがあるのか・・・」と感じた方も少なくないでしょう。
もちろん生活していくためにせどりで月利40~50万円を確保できていれば、全く問題ありません。
しかしその月利40~50万円を単発ではなく安定して稼ぐ必要があります。
ここではなぜ、せどりのみで生活していくのが簡単ではないのか解説していきたいと思います。
利益が長期的に安定しない
せどりは利益が出る商品を見つけたとしても、同じ利益商品をもう一度仕入れることはかなり難しいです。そのため常に利益商品を探し続ける必要があるわけです。
またせどりは取り組みやすいビジネスなので参入障壁が低く、せっかく利益商品を見つけてもライバルが増え、価格競争に巻き込まれ結局赤字・・・ということも少なくありません。
私が過去に経験した事例で言うと、3,500円で仕入れ6,000円で販売する予定の商品を仕入れました。手数料などを引くと利益率は20%越えです。
販売当初こそ安定した利益が出せていましたが、1ヵ月もしないうちにライバルが増え価格は5,000円を割り込むまでに急落し、利益がほとんど出なくなりました・・・
上記のような事例はせどりでは珍しいことではなく日常茶飯事です。
なので一時的に利益を上げても、先ほどもお伝えしたようにライバルが増えれば利益は下がりますし、またライバルが増えるのを止める方法がないため、利益が非常に安定しにくいのです。
収入が安定しないと安心して生活することができませんし、精神的にも大変だと言えるでしょう。
下記の記事では、私が実際に体験したせどりの現実をお伝えしています。
よろしければ参考にしてみてください。
販路や仕入れ先になるプラットフォームの規制が厳しくなっている
せどりで主な販売先になるamazonでは以下のような規約が定められています。
上記はamazon・コンディションガイドラインを抜粋したものになりますが、上から2番目の「メーカー保証がある場合・・・」という部分が、とくにせどりを行っている方に関係するところになります。
これは簡単に言うと、メーカー保証を受けられない商品は新品としては出品できないということになります。法律上でも実店舗やネットショップから購入した商品は中古品とみなされており、これまでは小売店から仕入れた商品も新品で出品している方がいらっしゃいましたが、これからは厳守してください、ということをこのコンディションガイドラインでは明記しています。
このコンディションガイドラインは厳密に言えば、せどりを行っている方のほとんどが抵触する内容です。
また楽天でもこのように規約で定められています。
10.会員は、次の各号の行為のためにカードを利用してはならないものとします。
(1)クレジットカードご利用可能枠の現金化を目的とする商品若しくは権利の購入又は役務の受領。
(2)法定通貨として定められ流通している紙幣又は貨幣の購入。
(3)資金調達又は転売事業を目的とする商品若しくは権利の購入又は役務の受領
(4)現金又はこれに類する経済的な利益を受けるため、加盟店又は第三者との間で、商品又は権利の買戻し又は譲渡を約束すること。
(5)法令に違反する事業者がする取引(無許可・無登録事業者が行う取引を含む。)につき法令に違反することを知りながらする取引。
(6)その他公序良俗又は法令に違反する取引。
せどりの方法に「楽天ポイントせどり」がありますが、上記規約では楽天カードをビジネス目的で利用することを明確に禁止しています。
そのため楽天ポイントを稼ぐために楽天カードを使用していた方は利用停止になるリスクが高くなっています。
このようにamazon・楽天共に規制が強化されており、せどりに取り組む方にとっては非常に仕入れや販売が厳しくなってきています。
世間の目が厳しくなり精神的にタフでないと続けられない
こちらは店舗せどりに限ったことになりますが、家電量販店などで利益が出るかどうかをスマホでスキャンする方もいらっしゃると思います。その行為自体は商品を仕入れるためには必要な行為なのですが、一般のお客様や店員から見れば不思議な光景です。
店舗によってはスキャンする行為を禁止したお店もあるほどです。
また最近ではチケット転売やNintendoSwitchの買い占め問題など、転売に対する世間の目も厳しくなっています。
【全国初の摘発】WBC日本戦チケット高額で不正転売か 45歳会社員を逮捕https://t.co/ct5cW04ueM
警察によると、容疑者は販売価格3500円のチケットをおよそ21倍の7万5000円で売っていた。警察官が転売サイトでチケットが売られているのを見つけ、発覚した。 pic.twitter.com/XjDsti8Hf2
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 14, 2023
そんなことは気にならない!!という方であれば問題ないですが、なかなかそういった方ばかりではないと思います。そのストレスと戦いながら毎日仕入れを行うには精神的なタフさがないと厳しいでしょう。
月に40~50万円を稼ぐには出品・リサーチなどの作業を毎日行う必要がある
せどりには店舗せどりや電脳せどりといった方法がありますが、考え方としては基本的に肉体労働です。また利益を上げていくためにはそれなりの作業時間を確保しないといけません。
リサーチをして、発注、検品、梱包、出荷という作業工程を毎日継続していく必要があります。それに加えて売上・利益の管理もしていくことも大切です。
この作業量はせどりを続けていく限り、延々と行っていく必要があるのです。
せどりで挫折した3つの事例
ここからは実際にせどりに取り組んだけれど、うまくいかなかったり厳しいと感じてせどりを辞めた事例をEC STARs Lab.の仲間の中から3つお伝えしていきます。
せどりで順調に売上を伸ばしたが身体的に辛く、続けることに不安を感じた
1人目はEC STARs Lab.運営責任者の中西さんの事例です。
楽天ポイントせどりに副業で取り組んでいた中西さんは、せどりを始めた当初はお小遣い程度に稼げればいいと考えていたそうです。
ただ、続けていくうちに売上も順調に上がり「もっと自由な時間がほしい」「このまま続けていけば脱サラも夢ではないのでは?」と思い、本業が終わってからの時間を毎日リサーチに使い、楽天のイベント時には徹夜でのリサーチも行っていました。
そんな生活を毎日送っていたため、体も心も休まる暇がなく「このまま続けて体が持つかな・・・」と不安を感じていました。
ただ作業を止めれば売上が落ちてしまうので、止めるわけにはいきません。
しかしある時ついに体に限界が訪れます。
家族の目の前で突然気を失って倒れたのです。
中西さんが気づいたときには、奥様と2人の子供たちが泣きながら自分の顔を見ていました。
その時中西さんは、「このまませどりを続けていては稼げたとしても、家族に迷惑がかかってしまう。もうせどりは止めよう」
中西さんはそのように考え、それ以来せどりに取り組むことを止め、他のビジネスに挑戦する決意を固めました。
せどりで忙しくしていたが、思ったより成果が上がらなかった
サラリーマンの傍ら、店舗せどりに取り組んでいたK・Mさんは半年で売上150万円、利益率も10~15%と自分が目標としている数字には程遠い結果となっていました。
店舗せどりだったため、休日になると家電量販店などを何店舗も周る生活をしており、本業と合わせて忙しい毎日を送っているわりには数字があまり伸びず「このまま続けてもいいのだろうか・・・」と不安を感じつつも作業を継続させていました。
そしてKさんがもう一つ気掛かりだったのは子供の存在です。
本来休日は子供と過ごす時間にしたいのですが、仕入れを行うためにその貴重な時間をも犠牲にしていたのです。
子供に申し訳ないと後ろめたさを感じながら作業を続けていましたが、子供と過ごす時間を犠牲にしても思ったより成果も上がらず、むしろ身体的にも精神的にも負担が大きくなりとてもせどりを続けていくことができないと判断し、せどりで稼ぐことを諦めました。
せどりでは利益を積み上げていけないのでうんざりしていた
せどりでお小遣い程度には稼げるようになっていたM・Kさんは、せどりをゲームとして捉えれば面白いと感じていました。
店舗のクーポンやセールなどをチェックして利幅を探す毎日で、利益が出ることは分かっていたものの、商品を見つけるタイミングなどは正直運任せで利益が積み上がっていかないので、不安を感じながら作業を続けていたといいます。
「ビジネスとしてせどりを続けていくことは正直厳しいな・・・」
そう考えていたある日、たまたま立ち寄った書店でメーカー仕入れの本を発見。
「これなら利益を積み上げていけるかもしれない!」と思ったMさんは即メーカー仕入れの本を購入し、実践。
まだ取り組んで間もないものの、売上・利益が階段状に伸びていて、しかも一度メーカーと取引が決まればいつでもリピート発注が可能なため、仕入れが非常に安定しており、せどりの時のような不安は一切なくなりました。
現在はせどりを完全に止め、メーカー仕入れで独立したいと考えているそうです。
会社を辞めて独立したいのであれば「メーカー仕入れ」がおすすめ|その4つの理由
私は記事の冒頭でもお伝えしたように、せどりのみで生活していくことは非常に困難だと考えています。それは利益が安定しなかったり、膨大な作業量を継続しないといけないなどの理由からです。
しかしメーカー仕入れであれば、せどりのデメリットを解決できる方法となっています。
ここではメーカー仕入れについてお伝えしていきます。
メーカー仕入れとは?
メーカー仕入れって何?初めて聞くんだけど・・・という方もいらっしゃると思います。
またメーカーから仕入れることって本当にできるの?と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、その心配は無用です。
メーカーと聞くと一見ハードルが高いように感じますが、会社員や主婦の方、大学生の方など一個人から始めることができるビジネスです。現にEC STARs Labの方たちは個人から始められた方が非常に多いですし、個人でも成果を上げられている方はたくさんいらっしゃいます。
メーカー仕入れは長期的に利益を上げていけるビジネスであると同時に、気軽に始めやすい方法でもあるのです。
またメーカー仕入れに取り組むメリットとして以下のことが挙げられます。
- 利益が安定し、作業量が減っていく
- 品質が保証されているので規制など気にならない
- メーカー、消費者、自分の全員が喜ぶ最高のビジネス
次項からは上記に挙げたことを詳しく解説していきます。
一度メーカーと繋がることでリピート仕入れが簡単なため、利益が安定し作業量が減っていく
せどりの場合ですと、家電量販店やネットショップから仕入れることが多いと思いますが、利益が出る商品を確実に仕入れができる保証はどこにもありません。
また、まとまった量を仕入れることも難しいでしょう。
しかしメーカー仕入れでは、一度メーカーと繋がることができれば、メール一つでリピート仕入れが可能となり利益が出る商品を確実に何回でも仕入れることができます。
その結果、利益が積み上がっていくのです。
利益が月1万円出るメーカーを50社見つけることができれば月に50万円の利益が確保できます。確かに50社見つけるまではリサーチなどの作業を継続させる必要はありますが、見つけることさえできれば、リサーチの作業をする必要はなくなります。
あとは在庫が減ったタイミングでメール一つで発注ができるため、一日2時間程度の作業でも安定して月利50万円を稼ぐことが可能なのです。
このように作業量が減っていくので、余った時間を自分の好きなように使うことができる生活も夢ではないのです。
メーカーから仕入れるので品質が保証されていて規制など気にならない
商品の製造元であるメーカーから商品を仕入れるので、当然新品の商品を仕入れることが可能です。
2章でお伝えした、プラットフォームの規制も新品の商品であれば何も問題はないため気にする必要はありません。
また品質が保証されているので、お客様からのクレームは限りなく0に近いですし、万が一商品に不備があってもメーカーが商品を交換してくれるなど対応もスムーズです。
上記のようなことは、せどりでは到底不可能です。クレームが入れば自分で処理をしないといけませんし、規制に引っかかっても文句は言えません。
メーカー、消費者、自分の「win-win-win」の関係性を作れる最高の物販ビジネス
せどりで仕入れる商品も当然どこかのメーカーが製造した商品ですが、メーカーからしてみれば、どこの誰かも分からない人が自分たちの商品を売っているということになります。
またお客様にしてみれば、どこの誰が売っているかは知らないので、せどらーが販売していてもメーカーの商品という認識です。
仮にその商品に不備があった場合、クレームがメーカーにも入るわけですが、購入先を聞いたら知らない人だった・・・ということも起こるわけです。
これはメーカーにとっては気持ちの悪いことですし、迷惑な話です。
またお客様にとっても保証を受けることができないなどのデメリットが発生します。
このようなことは両者にとっては不幸なことですし、誰も喜びません。
しかしメーカー仕入れであれば、販路拡大に悩んでいるメーカーの手助けをすることが可能なので、私たちがメーカーの悩みに真摯に向き合い対応することでメーカーが喜んでくれます。
一方でお客様にとっても品質が保証された商品を届けることができるので、不良品が届くことがなくなります。
このようにメーカー仕入れはメーカー、消費者、自分の三者が喜ぶ素晴らしいビジネスなのです。
何も後ろめたさを感じることはありませんし、周りにも堂々と胸を張れます。
やはりビジネスを行う上で誰かが不幸になるものは長続きはしません。
そういった意味でもぜひメーカー仕入れにチャレンジしてほしいと思っています。
最後に
ここまでせどりのみで生活していくことについてお伝えしてきました。
今回は具体的に月利40~50万円を稼がないといけないとお伝えしてきましたが、再三お伝えするように正直厳しいのが現状です。
もちろんせどりで稼ぐことはできると思いますが、生活するとなると長期的な視野も必要となってきます。
そういった意味では最後にお伝えした「メーカー仕入れ」は長期的に安定した利益が得られるビジネスです。
ぜひこの機会にメーカー仕入れにも興味を持っていただき、ぜひチャレンジしていただけたら幸いです^^
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
EC STARs Lab.代表の中村が過去有料で開催した 【Amazon物販ビジネス国内メーカー直取引完全攻略セミナー】 の内容を無料公開しております。
下記をクリックして中身をご確認ください^^
国内メーカー仕入れに特化したセミナーはコチラから↓↓
弊社が出版した書籍一覧はコチラから↓↓