カインズせどりは儲からない・・・その7つの理由

最近せどりの仕入れ先に困っているんだけど、新しい仕入れ先としてカインズはどうなんだろう?

カインズは関東や関西を中心に、グループ店舗も含め250店舗以上を展開しているホームセンターです。

ホームセンターでの仕入れは店舗せどりにおいて鉄板とも言えますが、以前のノウハウが通用しなくなっていたり、ライバルの増加などにより稼ぐことが難しくなっています。

カインズについても、せどり転売の対策にはあまり力を入れていないものの、その分ライバルが多く、仕入れ自体が簡単ではありません。

今回はなぜ仕入れが難しく稼ぐこともできないのか?

このあたりの解説していきたいと思います。

 

amazonメーカー仕入れ

【やめた方がいい】カインズでのせどりは儲からない7つの理由

それでは早速、カインズでのせどりが儲からない理由についてお伝えしていきます。

実際に私がカインズに行き、リサーチもしてみましたのでそちらも合わせて確認していただければと思います。

【実例あり】値札やワゴンの中などノウハウが古く仕入れが難しい

カインズを含めホームセンターでのせどりで、よく言われるノウハウとして

  • セール品や値下げ品などその店独自のPOPを見る
  • ワゴンの中をリサーチする

この2つがあります。

上記のノウハウはもう5年以上前からあるノウハウですが、今現在でもそのノウハウは通用するのでしょうか?

そこで実際に私がカインズの店舗に行き、値下げがされている商品をリサーチしてみることにしました。

「クリアランス」と書かれたPOPがカインズ独自の値下げ品になりますので、そちらの商品を利益計算してみます。

まず一つ目の商品です。

こちらは泉精器製作所の4枚刃のシェーバーです。

カインズではクリアランス品として、税込6,980円で販売されていました。

次にAmazonで同じ商品を見てみます。

Amazonでは8,100円で販売されていました。

仮にカインズで6,980円、Amazonで8,100円で販売した場合の利益計算をしてみましょう。

AmazonのFBA料金シュミレーターを利用した計算結果は以下の通りです。

計算した結果、166円の赤字になってしまいました。

さらにここに送料もかかってくるため、もう少し赤字は大きくなります。

それではもう一つ利益計算してみます。

こちらはトップランドのどこでもファンです。

クリアランスのPOPに加え、現品限りの処分品となっていて、かなりお値打ちに感じます。

それではAmazonではどうでしょうか?

なんとカインズより安くAmazonでは販売されていました(笑)

これはもう利益計算するまでもなく赤字です。

このように以前から言われている「そのお店独自のPOP」をリサーチしたとしても赤字になってしまう商品が多く、以前のノウハウが通用しなくなっていることが分かります。

その他にも「2点で○○円引き」などのPOPも見つけましたが、せどりで利益が出るほどの値引きではありませんでした。

この結果からも仕入れをすること自体非常に難しく感じるので、実際にリサーチをしてみてとてもではありませんが儲かる感じは全くしなかったのが本音です。

ライバルが多く価格競争になるためそもそも利益が出ない

この記事の冒頭でもお伝えしましたが、カインズは全国に250店舗以上あるため、例えばセールなど特定の商品が安く販売されていたとしても、当然ライバルも同じ商品を仕入れる可能性が高いです。

そのためリサーチ時には利益が出ていても、価格が下落し、販売時には赤字になるリスクも大きくなります。

常にリサーチを続けないと利益が出ない

これはせどり全般に言えることになりますが、常にリサーチをし続けないと利益が出ないため、どんどん疲弊してしまう恐れがあります。

利益が出る商品を見つけたとしても、次に同じ商品を同じ価格で仕入れができる保証はどこにもなく、そもそも在庫自体ない可能性もあります。

短期間だけ利益が欲しいのであればいいですが、せどりで長期的に稼ぎたいのであれば、リサーチを続けることは必須です。

作業を止めてしまえば利益は減ってしまうので、せどりで稼いでいくのは非常に困難と言えるでしょう。

請求書がないためAmazonでは出品規制を解除することができない

商品を販売する際には、Amazonやメルカリなどの販路の規制を守って販売することがとても大切です。

特にAmazonでは出品規制がかかっている商品があります。

この規制がかかっている場合、規制解除の申請をAmazonにする必要が出てきます。

その際必要なのが

「メーカーが発行した請求書」

になります。

ただ当然ですが、カインズで購入した商品に対して請求書を発行してくれるわけがありません。

レシートとせいぜい領収書だけです。

レシートや領収書だけでは出品規制を解除することはできないため、せっかく利益が出ると思い仕入れても、販売すらできないのです。

Amazonの出品許可申請(カテゴリー申請)方法を詳細に解説|出品制限を解除する

アカウントが閉鎖や停止になるリスクが高い

メーカーからの請求書がないと困る点がもう一つあります。

それがAmazonの「真贋調査」です。

真贋調査とは「その商品は偽物ではないですか?」というAmazonからの緊急調査です。

その際、商品が本物であることを証明するためにいくつか資料を提出しますが、その中の一つがメーカーからの請求書なのです。

メーカーからの請求書を提出できないと、真贋調査をクリアすることができず、最悪の場合アカウント閉鎖につながる恐れもあるのです。

「Amazonの真贋調査対策のコツ」確実にクリアする手順と防止策を詳細解説

Amazonでは新品として出品することができない

カインズでも家電などの商品が仕入れ対象になることがあります。

基本的に家電にはメーカー保証がついている商品がほとんどですが、Amazonの場合未開封であっても、メーカー保証が始まっていれば新品として出品することができません。

  • 個人(個人事業主を除く)から仕入れられた商品。
  • メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(たとえば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)
  • プロモーション品、プライズ品、おまけに関しては、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。
  • Amazon.co.jp限定商品としてAmazonによって販売されている商品(Amazonが特別に承認している場合を除く)。

Amazonコンディションガイドラインより抜粋

こちらは意外と知らない方も多く、私たちの常識では使っていない=新品でも、Amazonの規約では違います。

間違って新品として出品しても、規約で明記してある以上知らなかったでは済まされません。

規約違反は真贋調査と同じようにアカウント閉鎖などのリスクがあるため注意が必要です。

転売に対する世間の目が厳しさを増している

最近テレビのニュースなどでも、度々転売の話題を見かけます。

これは世間的にも転売が問題視されているためで、本来その商品を欲しい人たちが手に入れられない、適正価格で買えないといった問題あるからです。

Xなどを見ても転売ヤーに対する風当たりが強いことがわかります。

上記以外にもXには転売に対する厳しい声が無数に上がっています。

またカインズのオンラインショップでは不正検知サービスを導入しています。

※O-PLUX「不正検知サービス」導入事例より引用

カインズではオンラインショップでクレジットカードでの不正注文が増加していることを受け、上記のサービスを導入したそうです。

不正利用が増えるのは「お宝市」という年4回のセールを行ったときなどだそうで、上記の記事では転売対策をしていると明言はされていません。

ただ昨今の転売の問題を意識せざるを得ない状況なので、転売対策も兼ねていると私は考えています。

これだけ世間の目が厳しいということは、とてもではありませんがせどり転売は真っ当なビジネスとは言えないでしょう。

【絶対なるな!】転売ヤーとは?全方位から嫌われてしまうその理由

 

ここまでお伝えしたように、カインズでのせどりで利益を上げていくことは難しいように感じます。

また私はカインズに行った際、ワゴンセールを探しましたが実際にはなく、そもそもリサーチすら難しいということを実感しました。

カインズを含むホームセンターせどりについても下記の記事でお伝えしていますので、よろしければ確認してみてください。

ホームセンターせどりが全然儲からない7つの理由を詳細解説

カインズでせどりをするくらいなら長期的に安定して稼げる物販がおすすめ

前章でカインズでのせどりが儲からない理由についてお伝えしました。

先ほどもお伝えしたように、私も実際にカインズにリサーチに行ってみて感じましたが、やはりカインズで利益商品を見つけることは困難だと思いました。

また商品に向けてスマホをかざしている行動に対しても、周りの目が気になったのが正直なところです。

それであれば長期的に安定して稼げて、しかも社会的にも健全なビジネスに取り組んだ方が精神衛生上も良いでしょう。

では何をしたらいいのか?についてですが、私は「メーカー仕入れ」をおすすめします。

メーカー仕入れを初めて聞いた!という方もいらっしゃるかもしれませんが、上記の図にもあるようにメーカー仕入れは文字通り商品の製造元・販売元であるメーカーから直接商品を仕入れる方法になります。

メーカーから直接商品を仕入れることで、

  • 価格競争になることを防ぐことができる
  • メーカーと組むことでwin-winのビジネスになる
  • アカウントリスクは気にならない
  • リピート仕入れが可能で利益が積み上がっていく

上記のようなメリットを得ることが可能となります。

短期的に稼ぐことは難しいですが、長期的に取り組むことで利益を積み上げていくことが可能です。

事実メーカー仕入れに取り組んだ方の約80%以上の方が月利10万円以上、50%以上の方が月利50万円を達成するなど、再現性の高いビジネスとなっています。

メーカー仕入れに少しでも興味をお持ちの方は、以下の記事を参考にしてみてください。

【2024年版】amazonメーカー仕入れで個人が月利50万を達成できる超具体的7ステップ

最後に

ここまでカインズでのせどりについてお伝えしてきました。

今現在でもカインズを含め、店舗せどりで稼ぐことが完全にできないか?と言われればそうではないと思います。

しかし世間の目が厳しくなっていることを筆頭に、せどりや転売に取り組む環境は日を追うごとに厳しくなっているのが現状です。

たとえ今稼げていたとしても5年10年という長いスパンで考えた場合、続けていられる未来はなかなか見えないのが正直なところです。

それであれば長期的に安定してできるビジネスをするべきだと考えます。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、あなたのビジネスの一助になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

 

 

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ABOUT US
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中村裕紀国内&海外メーカー直取引完全ガイド著者+EC STARs Lab 代表
1984年生まれ、2022年現在38歳、二児の父。
介護・福祉関連の施設に勤める傍ら、2011年頃からamazon物販ビジネスを副業にて開始。
2013年に独立し、2014年に転売で月利100万円を達成するも直後にアカウントが閉鎖。
その後は転売のアカウント閉鎖の教訓を得て、メーカー取引一本で売上を立てる決意をする、その結果2015年に月利200万円を達成。

現在は法人9期目、国内外のメーカーとより良い信頼関係を構築し、オンラインの販売を通じて多くの方々にメーカーが真剣に気持ちをもって作った商品をお届けしている。
同時にamazon物販&メーカー直取引のコンサルタント業務を行い、月利30~500万円以上を継続して稼ぐプレイヤーを多く輩出している。

amazon物販ビジネスに特化したコミュニティー「 EC STARs Lab / EC STARs Lab Academy (総会員数223名)」を運営、著書は3冊出版、累計発行部数2万部突破。
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