儲からない!コメリせどりの基礎知識とおすすめしない5つの理由

コメリせどり

近所にコメリがあるけど、せどりができないかな?

せどりの仕入れ先は星の数ほどありますが、ホームセンターせどりの1つとして、コメリから商品を仕入れる手もあります。

コメリは、田んぼの近くで農業資材や工具などが販売されているイメージが強いですが、最近は都市部でも見られるようになりました。

そのため、近所にコメリがあり、自動車を持っている方であれば無理なく仕入れが可能な方が多いです。

また、店舗せどりのなかでは比較的ライバルが少なく、狙い目と思っている方もいるかもしれません。

しかし、コメリせどりで儲かったという話は私の周りでは聞いたことがなく、あまりおすすめしません。

もちろん、コメリせどりを試してもいいですが、結果が出なければ早めに撤退するのもありでしょう。

そこで、今回はコメリせどりをおすすめしない理由についてお伝えします。

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最低限知っておきたいコメリせどり4つの基礎知識

コメリせどり

まずは、コメリせどりの概要についてお伝えします。

コメリは、大きく分けると次の4つの営業形態があります。

コメリハード&グリーンホームセンター(DIY、農機具多め)
コメリパワー大型店
アテーナインテリア
コメリPRO建材/資材など

このなかで、せどりの仕入れ先として適しているのは、ホームセンターであるコメリハード&グリーンと、大型店となるコメリパワーです。

もし、近くにコメリがないようであれば、コメリのオンラインショップ「コメリドットコム」も仕入れ対象になります。

コメリせどりで仕入れる主な商品

コメリせどりは、ホームセンターせどりの一種にあたり、主な仕入れる商品は次の通りです。

キッチン用品

鍋、フライパンなど調理器具の他、浄水器や蛇口など水回りも豊富。

ガーデニング用品シャベル、スコップ、ジョウロ、剪定ばさみ、鍬、防虫ネット、肥料、噴霧器、草刈り機など。
DIY・工具DIYや農業に使えるような工具が豊富。
家電通年用の家電も豊富だが、扇風機などの季節物の家電が処分セールで半額になっていることがある。
アウトドア用品夏場に需要が多いが、最近は通年通して人気がある。
ペット用品利益は低いが、回転は良い

コメリは上記以外の商品もありますが、優先的にチェックするジャンルとして参考にしてください。

同じ商品でも店舗によって価格が違うことがある

コメリは処分品の価格は自分の店舗で決めていいことになっており、同じ商品でも店舗によって価格が違うことがあります。

例えば、新潟のコメリでは1,000円だった品物が、富山のコメリでは1,500円といった具合です。

特に処分品、廃盤商品の場合は、その傾向が強く、利益率の高い商品が見つかる可能性があります。

コメリを何店舗か回ってみるといいかも

と思うかもしれません。

近くに何店舗かある場合は複数のコメリを回ってもいいですが、遠方のコメリまで行くのはかえって非効率です。

無理のない範囲で回るといいでしょう。

仕入れ値が安い商品が入っているワゴンをよく探すこと

今日コメリがワゴンセールなんだけど、ワゴンはどこにあるの?

多くの実店舗では入口付近など目に入りやすいところにワゴンセールが展開されていますが、コメリの場合はわかりづらいところにワゴンがあります。

店の奥にワゴンが入っているようなケースも少なくなく、気付かれにくいです。

そのため、ワゴンセールの際は、店舗によってはワゴンを根気よく探す必要がある必要があります。

わかりにくい場所にワゴンが配置されているので、ライバルが増えにくいというメリットはあります。

しかし、後述するように、ワゴン品については以前ほど利益率の高い商品は少なくなっている点は注意しましょう。

値札をチェックして仕入れ値が安い商品を探す

店舗せどり全般で言えることですが、コメリでも値札をチェックして仕入れ値が安い商品を探す方が効率がいいです。

コメリの場合は、例えば上図の赤い値札が利益率が高い商品である可能性があります。

ただ、以前よりは利益率の高い商品はかなり少なくなっているので、過度に期待せずにチェックするようにしましょう。

全然儲からない・・・・・・コメリせどりをおすすめしない5つの理由

コメリせどりをおすすめしない理由

コメリせどりは次の理由でおすすめできません。

  • 以前より価格差のある商品が少なくなっている
  • 同時期に全国一律でセールが行われてライバルが集中しやすい
  • 高単価商品は需要が絞られるので不良在庫リスクが高い
  • 外観の傷や汚れのある商品が多く販売価格が低くなりがちでクレームが起こりやすい
  • 常にリサーチを繰り返さないと利益が安定しない

以下、詳しく解説します。

以前より価格差のある商品が少なくなっている

店舗せどり全般に言える話ですが、コメリでも以前より価格差のある商品が少なくなっており、仕入れ難易度が上がっています。

コメリせどりの鉄板の方法は、先ほど紹介したようにワゴン品や値札の付いている処分品を探すことです。

しかし、いざリサーチしてみると、実はAmazonやメルカリ、ヤフオクなどで価格差がない商品が多くなっています。

あくまで推測ですが、コメリ側が各プラットフォームの販売価格をチェックしていることが考えられます。

根気よく探せば、利益率の高い商品が見つかることもありますが、効率は悪くなっています。

​​​​​同時期に全国一律でセールが行われてライバルが集中しやすい

これも店舗せどりあるあるの話なのですが、同時期にセールが全国一律で行われてライバルが集中しやすくなります。

これは、コメリも例外ではありません。

例えばコメリに陳列されている季節物商品は、時期が過ぎると投げ売り状態のセールになることがあります。

暖かい時期に暖房関係、寒い時期に冷房関係といったものです。

しかし、こういった商品は、全国一律で投げ売りになるので、ライバルが集中してしまうのです。

そのため、利益が出ると思って仕入れたとしても、価格競争が起きて値下げしないといけなくなり、結果赤字になってしまうのです。

季節物商品は時期を過ぎると需要が減って売れにくくなり、不良在庫リスクが高くなる点も注意が必要です。

また、オンラインショップであるコメリドットコムでもセールが行われることがありますが、インターネットなので当然全国からライバルが集中します。

セール品は、一見すると利益が出そうなのですが、価格競争で結局赤字になるリスクが高い点は注意しましょう。

高単価商品は需要が絞られるので不良在庫リスクが高い

コメリは手頃な商品も多いですが、なかには電動工具などで、大型で重量のある高単価商品が少なくありません。

あくまで一例ですが、上記のような商品です。

しかし、このような大型の高単価商品は、かなり需要が絞られるので回転率が悪く、不良在庫リスクが高いです。

また、持ち帰ることが大変ですし、商品が売れて発送する際、大型で重量があると、思った以上に送料がかかり利益が低くなることがあります。

初心者の方ほど、高単価商品を狙いがちなのですが、難易度が高い点は注意しましょう。

傷や汚れのある商品が多く販売価格が低くなりクレームが起こりやすい

コメリで陳列されている商品は、箱がボロボロだったり、外観に傷や汚れがあったりすることがあります。

もちろん、商品にもよりますし、動作は問題ないことが大半なので、かなり軽微な不具合と言えます。

しかし、外観の傷や汚れがある場合は、どうしても新品に比べれば販売価格は低くなりがちです。

また、商品の状態をよく伝えなければ、お客様のクレームの元となってしまいます。

商品状態をよく確認して、場合によっては汚れを拭き取って出品する必要があるので、意外と検品が大変である点は注意しましょう。

常にリサーチを繰り返さないと利益が安定しないので長続きしない

コメリに限った話ではないですが、店舗せどりは常にリサーチを繰り返さないと利益が安定しません。

基本的に一点モノの仕入れなので、仮に利益率の高い商品で儲けたとしても、その場限りの利益で終わってしまうためです。

コメリは今のところ転売規制は厳しくないものの、年々儲かる商品を見つけることが難しくなっています。

宝探しが好きな人ならともかく、常にリサーチを繰り返さないといけないので、疲弊して挫折する方が少なくありません。

長期的に取り組むことは、難しいと考えた方がいいでしょう。

コメリよりも販売メーカーから直接仕入れる方がおすすめ

コメリせどりよりおすすめの手法

結論としては、コメリせどりで儲けることは難しいのでおすすめしません。

利益のある商品を探すことが難しく、見つけたとしても延々と終わらないリサーチを続けないといけないので、長続きしない手法です。

より長続きする物販ビジネスに取り組みたいのであれば、メーカーから直接商品を仕入れてAmazon販売する方がおすすめです。

これはせどりと違ってメーカー仕入れと呼ばれる手法ですが、次のようなメリットがあります。

  • 最上流仕入れなので卸値が安い
  • ライバルとの価格競争を抑えて適正な販売価格を維持できる
  • 常に安定した仕入れができる
  • リサーチを繰り返さなくても利益が安定的に積み上がる
  • 品質の良い新品を仕入れるのでクレームがほとんどない
  • 何か問題が発生したらメーカー側で対応してもらえるのでアカウントリスクがほとんどない

このように、せどりで成果がいまいち出ない、成果は出しているが終わらないリサーチで疲弊気味であれば、メーカー仕入れの移行を検討するといいでしょう。

興味のある方は、以下の記事や動画をご覧ください。

【2024年版】amazonメーカー仕入れで個人が月利50万を達成できる超具体的7ステップ

最後に

今回は、コメリせどりについてお伝えしました。

コメリは、他の実店舗と比べると現状は転売規制があまりないのですが、以前より価格差のある商品が少なくなっています。

店舗せどり自体、1点モノ仕入れになるので、常に商品リサーチしないと利益が安定しないので、挫折する方が少なくありません。

コメリがおすすめしないなら、他のホームセンターのせどりはどうなの?

という方は、以下の記事をご覧ください。

ホームセンターせどりが全然儲からない7つの理由を詳細解説

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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ABOUT US
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石井裕
1979年新潟県出身、東北大学大学院工学研究科修士課程卒。
原子力技術者として13年勤務。

趣味で書き始めたブログから収入を得られたことをきっかけに、密かに夢に抱いていたライターとして起業。
マニアックな好奇心と探究心から生まれる徹底した取材で、商品・サービスの隠れた魅力を言語化することを武器としている。

特に物販事業について専門的な知識を有しており、2018年より、EC STARs Labのコンテンツ制作および活動に深く関わっている。

県境をまたぐマニアックな趣味を持ち、2009年『県境マニア』を出版。
以降TBSの「ゴロウ・デラックス」「マツコの知らない世界」、テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」などメディア出演多数。
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