こんにちは、amazon物販コミュニティ「EC STARs Lab.」の松井です。
せどりで売上・利益がある程度上がってくると、作業に追われてしまって「もっと伸ばしていきたいのに時間がない…」と感じたことがありませんか?
メーカーから直接仕入れる方法と違い、せどりは常にリサーチをし続けていないと売上が落ちてしまいますので、よりそう感じる方は多いです。
そんなときに検討すべきことが外注化ですが、ひとことで外注化といっても、どの作業工程を外注化すればいいのかわからないですよね。
結論からいうと、外注化した方がいい作業下記の2点です。
- 納品作業
- リサーチ作業
本記事では、実際に上記2つを外注化することで半年で売上を2倍にした私が、外注化した方がいい納品とリサーチについて詳細を解説していきます。
すぐにあなたが外注化に取り組めるようになる一助になれば幸いです。
目次
せどりで最初に外注化すべき作業は納品とリサーチの2点のみ
せどりの作業は大きく分けて下記の4つになります。
- 商品リサーチ
- 仕入れ
- 納品・梱包
- 帳簿付け(売上や利益、在庫数量などの把握)
外注化に取り組んで、時間効率を上げさらに売上・利益を拡大していこうとする場合、まず取り組んだ方がいいのは③の納品・梱包作業、①の商品リサーチの2つです。
納品とリサーチの外注化は費用対効果が大きい
まずこの2つの作業は決められた作業をこなしていくだけで難しくなく、自分でなくても任せやすい作業です。
その割には時間を取られてしまう作業のため、この2つを外注化できるだけで少なくとも1週間で10時間以上は時間を確保することができるようになります。
それだけ時間を確保できれば、利益精査や仕入れに使える時間も増えて、売上・利益をさらに伸ばしていけますよね。
このように時間が取られる単純作業の納品とリサーチの外注化は、費用対効果も高く売上・利益アップに繋げるためにも優先して取り組むべきだと考えます。
仕入れと帳簿付けは後回しで必ずしも外注化しなくてもいい
逆に残りの仕入れと帳簿付けは、売上・利益に直結しにくい作業です。
仕入れは判断が難しいですし、間違って売れない商品を仕入れされた場合はその時点で不良在庫になってしまいますし、利益も減って外注費もかかるというマイナスが多い事態になってしまいます。
もちろん教育すればいいのですが、下記の通り難しくリスクも大きいです。
- 仕入れの場合はその商品毎に売れ行きが違う
- 仕入れできないカテゴリーもある
- 仕入れ資金の現金やクレジットカード情報を渡さなくてはいけないリスクが大きい
帳簿付けもプライスターというツールを使えば、売上・在庫金額などのおおよその数字は簡単に把握することができます。
仕入れ資金の帳簿付けだけであれば、自身で時間がかかることもありませんので、わざわざ外注費を払ってまで付けても費用対効果が薄いです。
プライスターのツールは、自動価格改定機能など他にもいい機能が揃っていますので、興味のある方は下記の記事も合わせてお読みください。
では次章からは納品とリサーチ、この2つの作業の外注化する方法について解説していきます。
せどりの外注化①:FBA納品作業の外注化
まずは納品の外注化です。
納品の外注化を進める方法は、大きく分けて下記の2つがあります。
- 地元の障がい者支援施設へ委託
- 専門のFBA納品代行業者へ委託
最もおすすめの方法は地元の障がい者支援施設
最もおすすめの方法が、地元の障がい者支援施設に委託する方法です。
なぜおすすめなのかというと、下記のメリットがあるからです。
- コストが圧倒的に安い
- 自宅から通える距離で様子見ができる・トラブル対応もしやすい
- ヤマトパートナーキャリアも利用できて運送費も抑えられる
- 自分の商品だけ扱ってもらえるので長くお付き合いできる
- 社会貢献に繋がり融資なども受けやすくなる
特にコスト面では、1品当たり5~10円で外注できますので、専門の業者に外注する方法と比べ大きくコストを抑えられます。
1か月で500点のFBA納品をしてもらった場合
- ある専門業者:月額費用2,480円+28円×500点=16,480円
- 障がい者支援:5円×500点=2,500円
差額:13,980円
コストだけでも障がい者支援施設の方が魅力的だと思いませんか?
デメリットをあげるとしたら「1から作業内容を教える必要がある」ことです。
ですが自宅近くであれば実際に商品を持っていって作業を見せることもできますし、分からない点があっても駆けつけて教えることもできます。
1週間も作業をしてもらえれば慣れてくることがほとんどですので、私が実際に障害支援施設に外注したときも大きなデメリットとは感じませんでした。
障がい者支援施設の探し方
自宅近くで障がい者支援施設を探す方法については下記の通りです。
- WAMNET(ワムネット)のトップページを開く
- 「障がい者福祉」をクリック
- 「障害福祉サービス等情報検索」をクリック
- あなたの所在地を都道府県→市町村を選択
- 「サービスを選択」で就労継続支援A型、B型の2つを選択
- 地域の施設一覧がマップと共にでる
下記の記事や動画で解説していますので、合わせてご確認ください。
障がい者支援施設に依頼するときの具体的なステップ
委託する施設が決まったら、まずは少量でテスト納品してみましょう。
具体的な手順としては、下記の通りです。
- 自分で納品プランを作成する
- 納品プランの分の商品ラベルと納品ラベルをPDFで施設にチャットワークで送る
- 納品プランの商品リストをスプレッドシートなどで共有する
(セット組などがある場合はそのスプレッドシートで指示する欄を作っておく) - 商品ラベルを貼ってダンボールに梱包、完了したら納品ラベルを貼ってもらう
- 自身で運送業者を手配する
先ほどもご案内した下記の記事に詳細を解説していますので、合わせてお読みください。
手っ取り早く外注したければFBA納品代行の専門業者
納品外注化のもうひとつの方法は、FBA納品代行の専門業者に委託することです。
主な専門業者は下記の通りです。
上記以外にも探せば出てきますので、気になる方は探してみてください。
専門業者に任せるメリットとしては、下記の点があげられます。
- 納品のやり方を教える必要がない
- amazonの納品ルールに則って作業してくれる
ただし、先ほども障がい者支援施設の項目で紹介した通り、コストがかかることが最大のデメリットになります。
そのためどうせ納品の外注化を検討するのであれば、まず障がい者支援施設を探してみることをおすすめします。
せどりの外注化②:リサーチの外注化4ステップ
ではここからはリサーチの外注化について解説していきます。
納品の外注化の方がやりやすいですので、まず納品の外注化からした方がいいですが、リサーチの外注化もできれば大きく時間効率を上げることに繋がります。
STEP1:リサーチ作業をマニュアル化し動画にまとめる
リサーチを外注化する場合、まずすべきことはマニュアルの作成です。
自分以外の作業してくれる方が、自分と同じクオリティで作業してもらえればとてもありがたいですよね。
そのためにも、マニュアル作成は必須です。
マニュアル作成と聞くと、面倒くさく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今はZoomなどでパソコン画面の録画・動画にすることも簡単にできます。
実際にリサーチしている作業を解説しながら動画にして、誰でもできるようにすればその動画がマニュアルになります。
作り方は下記の手順です。
- Zoomでリサーチ作業をレコーディングする
(詳細はZoomサポートページをご覧ください。) - レコーディングした動画データをYoutubeの自身のアカウントで限定公開でアップする
(詳細はYoutubeヘルプページをご覧ください。)
動画が10分以上になる場合は、作業手順ごとに区切って複数に分けるのがおすすめです。
そうすることによって下記のメリットがあります。
- 外注さんが分からない作業も見直しやすい
- マニュアル動画の修正も一部修正するだけでよくなる
まずはこのように、作業手順ごとにマニュアル動画を作成していきましょう。
わかりやすいマニュアルの作り方については下記の動画でも解説していますので、合わせてご覧ください。
STEP2:クラウドソーシングサイトで募集する
外注さんの募集は、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトで募集するといいでしょう。
クラウドソーシングサイトを通して契約することで、個別で契約書を用意して契約する必要がなく、秘密保持契約も結ぶことが可能です。
クラウドワークスでは、利用規約にて秘密情報の保護について記載を行っており、利用していただく方全員に利用規約に同意していただいておりますので、ご安心してご利用いただければと思います。必要に応じて、サービス上で簡単にワーカーとNDA(秘密保持契約)を締結することも可能です。
※クラウドワークス「よくある質問」より抜粋
またワーカーさんの数も豊富でパソコン作業に慣れた方がほとんどですので、基本的な作業はできること前提で外注さんを探すことが可能です。
始めての外注化でも安心して募集することができますので、クラウドソーシングサイトで探してみましょう。
では実際に応募する際の例文を紹介します。
あくまでも例文ですので、参考にしていただき付け加えたり修正したりしていただければと思います。
<タイトル>
【主婦の方大歓迎】amazonの商品リサーチ、リスト作成のお仕事(自宅可・少時間可・時間制限なし)
<本文>
この度はご覧いただきありがとうございます。
こちらのお仕事は主婦の方大歓迎です。簡単作業ですき間時間にいつでも行える内容です。
■業務内容
amazonの商品リサーチ、リスト作成のお仕事です。詳細は動画マニュアルをご用意しておりますのでご安心ください。
作業の連絡等はチャットワークで行います。■報酬
1件:20円
月に300件していただき、合計6,000円■作業期間
毎日の作業は行っていただきたいですが、もし用事が入った時などは対応可能です。
都度対応いたしますのでご安心ください。■作業環境
・PC(スマホだけでは難しいです)
・ネット回線(ひかり回線が望ましい)■応募条件
・社会的常識がある方
・発注後に仕事を投げ出さない方
・報告、連絡、相談を確実に行える方
・Excel、スプレッドシートを使える(触れる程度でOKです)
・最低限のPCスキル(文字入力、コピー、貼り付けなど)■応募について
応募の際は、下記内容をご記入の上、エントリーをお願いいたします。
・1日に取れる作業時間と時間帯
・連絡の取れる時間帯
・自己PR(書ける場合はお書きください)■最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
本作業は簡単な作業で時間もお好きな時間帯で取り組んでいただくことが可能です。
ご質問がありましたしたら何なりとご相談ください。
長期的にお仕事をお願いしたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
また、下記はメーカー仕入れのリサーチ外注を応募するときのコツを解説した動画です。
こちらも内容は参考になることが多いかと思いますので、合わせてご覧ください。
STEP3:Zoomで面談する
複数応募があれば、気になる方とは一度Zoom面談して人となりを把握してみましょう。
例文にも記載していますが、採用する外注さんは社会人経験のある主婦の方がおすすめです。
理由としては下記のようなことがあるためです。
- 能力があって結婚・出産を機に退職し、育児がひと段落して時間がある方も多い
- 育児のすき間時間を使って取り組んでもらえる
- 社会人経験があれば最低限のPCスキルがある
- 単純作業などは女性の方が得意で真面目に取り組んでもらえる可能性が高い
私自身、外注化するときに依頼した方は主婦の方ばかりですが、皆さん真面目にコツコツと作業を継続してもらっていました。
もちろん男性でも信頼できそうで真面目な方であれば採用しても問題ありません。
Zoom面談して、問題ないと判断すれば採用してみましょう。
下記の動画内容も参考になるかと思いますので、合わせてご覧ください。
STEP4:外注後の関係を維持し続ける
採用した外注さんとは、基本的に長く継続してお付き合いした方がメリットは大きいです。
作業に慣れてスピードや制度も向上していきますし、何度も変えてしまうとその度にまた一から教育する必要があり作業が進んでいきません。
採用した外注さんと、長く仕事をしてもらうために気をつけるべき点は下記2点です。
● 始めから完璧な作業を求めない
いくらマニュアルを作成したとはいえ、やっていただく作業は外注さんも始めて行う作業です。
どんなに優秀な方でも、始めから完璧に質・量ともこなせる方はいません。
わからない点があって間違えてしまったり、慣れないうちは時間がかかってしまうものです。
もしかするとあなたが作成したマニュアルが不十分であることも考えられます。
できないからといって頭ごなしに指摘するのではなく、どういった点がわからないか・時間がかかっているかのコミュニケーションを取ることを心がけましょう。
作業を進めていくうちに、次第に慣れていきます。
● がんばったぶんだけインセンティブをあげる
外注さんががんばってリサーチして、利益率の高い商品やよく売れる商品を仕入れられるようになったら、報酬単価を10円でも上げたりしていきましょう。
外注さんのおかげで利益が伸びたら、ほんの少しで構いませんので外注さんに還元することでモチベーションアップに繋がりますし、相手もあなたと長く働きたいと感じてくれる可能性が上がります。
優秀な外注さんと長く繋がれることで、あなたの事業にもプラスに働きますのでがんばったぶんはしっかり還元することを心がけましょう。
せどりで外注化するときの3つの注意点
ここまでせどりの外注化について詳細をお伝えしてきましたが、もちろん注意点もあります。
ここではその注意点を3点お伝えしていきます。
自分で作業を完璧に理解しマニュアル化できる作業を外注化する
納品でもリサーチでも、作業を外注化するうえでは人に教える必要があります。
FBA納品代行の専門業者を利用する場合でも、「セット品はOPP袋でまとめてほしい」「160サイズの段ボールにできるだけ多く詰め込んでほしい」など、要望を伝えることがあります。
リサーチのマニュアル作成もそうですが、自分でできることはもちろん、その作業自体をしっかり理解していなければ外注化することはできません。
そのため自身で作業内容を人に教えられない、理解度が足りていないなかで、楽したいだけで外注化すると絶対にうまくいきません。
月利10万円以上出てから外注化する
せどりの外注化は当然、外注費用が発生します。
まだ売上・利益が出ていない段階から外注化をすると、外注費用で利益がなくなってしまい何のために外注化しているのかわからなくなってしまいます。
そのため目安として月利で10万円以上稼げるようになってから外注化に取り組むとよいでしょう。
外注に対し必ずトライアル期間を設定する
外注化するときは、納品でもリサーチでも必ずトライアル期間を2週間~1か月ほど設定しましょう。
特にリサーチで面談してOKと思っても、実際に作業開始したら作業をしてくれないケースもあります。
作業をやってくれて間違えた、スピードが遅いなら慣れてくる可能性もありますし気にしすぎな良くてもいいですが、報告も連絡もなく作業自体をやってくれないでは外注した意味がありません。
万が一そういった方を採用してしまった場合でも、トライアル期間を設定していればその方とは打ち切って、別の方を探すことができます。
応募してくる方にも色々な方がいらっしゃいますので、トライアル期間は必ず設定するようにしましょう。
最後に
本日はせどりの外注化について、納品とリサーチ作業についての詳細を解説してきました。
せどりは特にリサーチを絶えず行う必要があり、売上・利益を伸ばしていこうと思うと自分だけの時間では壁にぶち当たります。
自分の時間を生み出していくためにも、外注化は必要になってくる段階が必ずきますので、本日お伝えしたことを参考に、外注化に取り組んでみてください。
またせどりでなくメーカーから直接仕入れる方法であれば、一度仕入れができればメール1本で簡単にリピートが可能で、リサーチ作業した分が積み上がっていきます。
メーカー仕入れでは外注化は遅らせることも可能なので、せどりに比べ外注費用も抑えられます。
興味のある方はぜひメルマガにも登録してみてください。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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