こんにちは、amazon物販コミュニティ「EC STARs Lab.」の松井です。
amazon物販に必須ともいえる価格改定ツールのプライスター。
価格改定ツールは様々なツールがありますが、個人的にはプライスターが最も使いやすく機能も充実しています。
私自身プライスターを使い始めて4年経過し、何万点の商品を販売してきましたが、非常に便利で今では欠かせないツールになっています。
素晴らしいツールですが、プライスターは特に使い始めのとき、機能が多くてどの機能をどう使えばいいのかわからないことってありませんか?
この記事ではこれまでの私の経験も踏まえ、これからプライスターを使っていく方に向けて、プライスターの中でもこの機能だけでも使えてればOK!という機能を厳選して解説していきます。
読み終えていただければ、今後プライスターを駆使してより効率よく・時短で作業を進められるようになれるでしょう。
目次
- 1 プライスター歴4年の私が厳選した機能7選をご紹介
- 2 プライスター登録で使える以外と便利な3つのサービス
- 3 プライスターの使い方でよくある10個の質問
- 3.1 質問1:プライスターを使うにはパソコンにインストールしないといけない?
- 3.2 質問2:ブラウザは何でもいいの?
- 3.3 質問3:Macのパソコンでも使える?
- 3.4 質問4:amazonに出店していれば使える?
- 3.5 質問5:価格の自動変更はどこまでも値段が下がってしまう?
- 3.6 質問6:プライスターで商品登録してセラーセントラルにもすぐ反映されるの?
- 3.7 質問7:小型軽量プログラムの適用商品も正しい手数料で利益計算されるのか?
- 3.8 質問8:サンクスメール送ることで逆に購入者から面倒な返信がこないか?
- 3.9 質問9:スマホアプリはiOSでもAndroidでも使える?
- 3.10 質問10:プライスター急便で追跡番号は発行されるのか?
- 4 最後に
プライスター歴4年の私が厳選した機能7選をご紹介
それでは早速プライスターの超便利な機能についてお伝えしていきます。
せどり転売でもメーカー仕入れでも、仕入れ方法を問わずamazon物販をするうえでの機能を厳選して7つピックアップしました。
何れも作業の効率化に貢献する機能ですので、1つ1つ解説していきます。
自動価格改定+赤字ストッパー設定による販売機会損失を防止
まずは何といっても自動価格改定の機能です。
自動価格改定は、カートを獲得している販売価格に常に合わせてくれる機能で、他の出品者が価格を変更しても自動で合わせてくれますので、自分も常にカート獲得価格で出品ができます。
この自動価格設定があることで、下図のようにカート獲得率を維持し販売機会の損失を防ぎ、売上最大化が見込めます。
プライスターの価格設定は下記の6つのパターンから選択できます。
FBAを利用していれば、基本は「FBA状態合わせ」にしておけばOKです。あとは自動でカート価格に合わせにいってくれます。
設定の方法は下記の通りです。
①在庫をみる→在庫一覧で出品している在庫を表示させる
②価格の自動変更欄で「FBA状態合わせ」をクリックする
上記で商品1つ1つを設定することができますが、出品数が増えてくると面倒ですので、商品登録すれば自動でFBA状態合わせにする設定も可能です。
設定方法は下記の通りです。
①出品する→商品登録をクリック
②出品設定初期の変更をクリック
③価格の自動変更をFBA状態合わせにして保存する
また、プライスターは自分で設定を好みで決められる「カスタム」もありますので、しばらく使用してみて様子をみてから、自分好みにカスタム設定してもいいでしょう。
カスタム設定手順はこちらから確認できます。
商品登録、納品プラン作成がセラーセントラルより簡単にできる
仕入れた商品をFBA倉庫に納品する前に、商品登録してから納品プラン作成をする必要があります。
セラーセントラルだと商品登録と納品プランは、それぞれ別の工程になりますが、プライスターでは連続した作業で商品登録→納品プランまで作成することができます。
①商品登録開始
②商品登録完了後、自動で納品プランへ
上記のように商品登録から納品プラン作成まで一連の流れで作業を進めることができます。
そのため納品プランをセラーセントラルより短時間で作成でき、作業効率アップに繋がります。
詳細な使い方についてはこちらからご確認ください。
売上、利益も自動計算で簡単把握│管理帳簿付けにも役立つ
プライスターは売上・利益も1商品ずつ自動で計算してくれます。ログイン後のトップページで現在の当月売上・利益・在庫状況までを知ることができ、簡単に現在の状況を把握することができます。
また売れたものを1商品ずつ確認し、データをCSVでダウンロードすることも簡単です。
①トップページの「売れたものをみる」→「注文一覧」を選択
②当月の注文一覧が表示
この一覧で、販売した各商品毎のamazon手数料・利益(利益率)・FBA発送済みか・残在庫数などを把握することもできます。
③「売れたものリストのダウンロード」でCSV出力
CSVでダウンロードできることで、管理帳簿にも転用できますので帳簿付けの時間短縮にもなります。
管理帳簿付けはamazon物販をするうえで非常に重要です。
経営者としてキャッシュフローは正常か、今の在庫状況から来月の売上はいくらになりそうなのか、不良在庫は抱えていないか、といった事業をしていくうえで把握しておかなければいけない数字を理解できていないといけません。
興味のある方は下記の動画で詳細を解説していますので、合わせてご覧ください。
サンクスメールで購入者のアフターフォロー
サンクスメールとは、購入いただいたお客様に対してamazonのレビューリクエストを自動配信する機能のことです。
レビューリクエストとは下記の内容です。内容等はamazonの仕様のため変更や修正はできません。
サンクスメール設定をしておくことで、ストア評価をもらえる働きかけをすることができます。
レビューリクエストはセラーセントラルからも可能ですが、1つの注文詳細毎にある「レビューリクエストをする」を注文があった1件ずつで押さなければなりません。
それであればプライスターのサンクスメール設定なら下記の通り2ステップで簡単ですし、何より自動で送ってくれますので効率がいいですし、設定しておくとよいでしょう。
スマホアプリでも売上・価格を確認・変更できる
プライスターはスマホアプリ版もあり、自動価格設定の変更や赤字ストッパー金額の変更、売上確認も可能です。
外出時でも最低限の修正・変更がスマホでできますので非常に便利です。
スマホアプリ版の使い方についての詳細はこちらのマニュアルからご確認ください。
スマホアプリで在庫回転率の把握│適正在庫の把握
唯一スマホアプリでだけ確認できる機能が、在庫回転率の把握です。
アプリ版のトップページに下記のように現時点での在庫回転率が表示されます。
在庫回転率とは、今の在庫数全体が1か月間で何%分販売されているかを測る指標です。
- 回転率100%=ちょうど1か月で捌ける在庫数
- 上記画像の67%=1か月で2/3が捌ける在庫数=全ての在庫が1.5か月で捌ける在庫数
商品毎によく売れている・売れていないものも当然ありますので、あくまでも指標ではありますが現状の在庫全体で過剰になっていないか、キャッシュフローが滞らないかを確認する目安になります。
私の推奨する目安は下記の通りですので、ご参考までに。
在庫回転率の目安 | 状態 |
50%以下 | 余剰在庫を早急に見直し、赤字になっても販売数を増やす必要あり |
50~70% | 資金に余裕があればOKだが、余剰在庫の確認・見直しをする |
70~100% | 正常 |
100%以上 | 問題ないが在庫切れを起こさないよう補充商品がないかを確認 |
何気にいい機能なので、ぜひPC版でも確認できるようにしてほしい…と個人的に願っています(笑)。
各月末の棚卸在庫をダウンロードできるため決算時に楽
各月末時点での在庫数・在庫仕入れ金額をダウンロードできる機能もあります。
特に期末時点での棚卸金額は、決算時に必ず必要になります(個人事業主の方は12月末時点の在庫仕入れ金額)。
物販は納品したり売れたりが常に日々変動しますので、正しい棚卸金額を把握することは難しいですが、この機能を利用すれば一発で正しい金額を把握できますので非常に便利です。
やり方は下記の通りです。
①「在庫をみる」→「過去在庫のダウンロード」を選択
②ダウンロードしたい月の在庫リストをダウンロード
注意点としては下記の2点になります。
- 毎月2~3日後にダウンロードできる。
- 過去13か月分までの各月在庫のみダウンロード可。それ以前のものは不可。
プライスター登録で使える以外と便利な3つのサービス
ここまで厳選したプライスターの機能について紹介してきました。
これらの機能とは別に、プライスターに登録することでしか使えない便利なサービスもあります。
ここからはその便利な3つのサービスについても紹介していきます。
プライスター急便で危険物納品も運送品を抑えられる
FBA納品は圧倒的に運送費の安い「ヤマトパートナーキャリア」を推奨しています。
ヤマトパートナーキャリアについてご存じない方は、下記の記事で詳細を解説していますので合わせてお読みください。
基本的にヤマトパートナーキャリアでいいのですが、危険物の納品に使えないというデメリットがあります。
危険物のときだけ通常の運送料金で配送していては高くなってしまうので、危険物自体を敬遠する方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時に便利なのが「プライスター急便」です。
160サイズ以下/30kg未満の荷物であれば、下記の通り最安980円で納品することができます。
利用方法も簡単で、「梱包/配送」画面から「プライスター便で集荷」ボタンをクリックし、納品箱数や希望集荷日時を指定すれば、あとは佐川急便が集荷にきてくれます。
危険物の納品運送費が高くなってしまっている方や、危険物を敬遠していた方はプライスター急便を使えば利益を上げられないかぜひ確認してみてください。
プライスターショップで資材を安く購入
納品時の段ボールや、商品ラベルを発行するときに使うラベルシールなど、必要になってくる資材も安く購入できます。
例えば40面ラベルシール100枚を、amazon・楽天・プライスターショップで比較した場合、下記の通り圧倒的にプライスターショップが安いです。
他にも160サイズ段ボール10枚セットや、サーマルプリンターなどもお得な価格で購入できます。
ラベルシール1セットから発注できますので、経費削減を狙ってプライスターショップを確認してみるといいと思います。
プライスターパートナーで納品外注先を探せる
プライスターパートナーという、FBA納品代行を全国の登録している納品代行作業者から選んで委託するサービスもあります。
委託するクライアントと、納品代行作業を受託するパートナーのマッチングサービスです。
料金はクライアントとパートナーで決めますので一律ではありませんが、パートナーの地域や設定料金から選べますので、自身の納得できるパートナーがいれば納品代行してもいいでしょう。
納品代行はサポートBBや福富サポートなどの専門業者や、障がい者支援施設もありますので、その選択肢の一つとしてプライスターパートナーも検討してみるといいでしょう。
より詳細なプライスターパートナーの内容については、こちらの公式ページも合わせてご確認ください。
プライスターの使い方でよくある10個の質問
質問1:プライスターを使うにはパソコンにインストールしないといけない?
いえ、プライスターはWEB上で使えますのでインストールの必要はありません。
下記のURLよりログインして使用できます。
https://lp.pricetar.com/lp/pricetarlp/
質問2:ブラウザは何でもいいの?
プライスター公式よりおすすめされているブラウザはGoogle Chromeです。
Microsoft Edgeなど別のブラウザでも利用は出来ますが、少し表示画面が崩れたりすることがありますので、基本はGoogle Chromeで利用するといいでしょう。
質問3:Macのパソコンでも使える?
はい、使えます。インターネットが閲覧できればMacでもWindowsでもOKです。
質問4:amazonに出店していれば使える?
プライスターを利用するにはamazonの大口出品者として登録している必要があります。
大口出品と小口出品についてわからない方は下記のページもご覧ください。
質問5:価格の自動変更はどこまでも値段が下がってしまう?
プライスターはカート獲得価格に合わせて自動変更しますので、他の出品者が値下げしていくとその価格に追従していきます。
「この値段以上は下げたくない!」という場合は、赤字ストッパーを設定することで設定した価格以上に値下げできないようにすることが可能です。
質問6:プライスターで商品登録してセラーセントラルにもすぐ反映されるの?
プライスターで商品登録した商品のセラーセントラルへの反映は、システム連携上約10~15分ほどタイムラグがあります。
商品登録→納品プラン作成までをすぐに行うと、下記画像のように作成中になることがありますが、少し経てば問題なく納品プラン作成が完了します。
質問7:小型軽量プログラムの適用商品も正しい手数料で利益計算されるのか?
はい、小型軽量プログラムの適用商品は、小型軽量プログラムのFBA手数料が反映されますのでご安心ください。
小型軽量プログラムについてご存じない方は、下記の記事で詳細を解説していますので合わせてご確認ください。
質問8:サンクスメール送ることで逆に購入者から面倒な返信がこないか?
現在のサンクスメールは、amazonのレビューリクエスト送信になっていますので、購入者からの返信は基本的にありません(以前はレビューリクエスト送信ではなく、メールを送っていましたので稀に返信がありましたが)。
質問9:スマホアプリはiOSでもAndroidでも使える?
はい、どちらでも使用可能です。ダウンロードは下記から可能です。
質問10:プライスター急便で追跡番号は発行されるのか?
はい、発行されます。伝票に記載されている番号が追跡番号となり、佐川急便のホームページから配送状況を確認できます。
最後に
本日はプライスターの使い方とおすすめの機能、その他サービスについて解説してきました。
プライスターの開発元はユーザーの使いやすさを追求し改良を重ね続けています。個人的にも約4年愛用してきて、他のツール開発元とは情熱が違うな、と感じています。
今後もさらに機能の追加や改良があるでしょうし、そういう意味でも長く使い続けていくには最適のツールです。
あなたのamazon物販を飛躍するお供に、プライスターを検討してみてはいかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
EC STARs Lab.代表の中村が過去有料で開催した 【Amazon物販ビジネス国内メーカー直取引完全攻略セミナー】 の内容を無料公開しております。
下記をクリックして中身をご確認ください^^
国内メーカー仕入れに特化したセミナーはコチラから↓↓
弊社が出版した書籍一覧はコチラから↓↓
プライスターパートナーは2023年9月30日でサービスを終了しました。
納品外注は障害者支援施設にお願いすることで、代行業者よりも料金を安く抑えられます。その他に社会貢献にも繋がるなどメリットは多いです。
下記の記事は納品外注について詳細にお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。