コンビニせどりは儲からない!儲かりそうで難しい3つの理由

コンビニ限定商品とか、くじの景品、高く売れそう!

24時間営業だし、近くにいっぱいあるから、仕入できたら便利だよな~

全国に約56,500店(2024年1月調べNippon Software Service)展開しているコンビニエンスストア。

年中無休24時間営業で、手軽な軽食類をはじめ約3500品種も取り揃えている、もはや生活に不可欠になりつつある店舗です。

この、店舗数が圧倒的で営業時間も長く、新商品なら事欠かないコンビニこそ、仕入れ先に最適なのでは…と考える方も少なくないでしょう。

ですが、現実的には難しく、稼げる商品の仕入れ先にはおすすめできません。

そのように、一見仕入れ先に最適と思われそうなコンビニせどりが、おすすめできない理由についてお伝えしていきます。

コンビニせどりにご興味があり、取り組んでみたいとお考えの方は、ぜひご覧になってみてください。

 

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コンビニせどりが儲からない3つの理由

前述したように、せどりの仕入れ先としてコンビニを利用することは一見魅力的ですが、実際に稼ぐことは難しいのが現状です。

営業時間は長いし、儲かりそうなオリジナル商品もあるし、仕入れ先には最適だと思われるかもしれません。

しかし、仕入れ先におすすめできないのには、コンビニならではの理由があります。

コンビニせどりが儲からない3つの理由
  1. ノベルティグッズ・限定商品は入手も販売もリスクが高い
  2. 日配品が多く定価販売なので仕入れ対象商品がない
  3. 店舗が狭くコンビニ店員に簡単にマークされてしまう

3つの理由について、一つずつ解説していきます。

 

ノベルティグッズ・限定商品の入手・販売はリスクが高い

コンビニせどりで儲かりそうな商品といえば真っ先に思いつくのは

  • 一番くじの当選懸賞品ノベルティグッズ
  • 期間限定のキャンペーン商品購入でもらえるオリジナルグッズ

の2つではないでしょうか?

まずは、1番くじについてお伝えします。


一番くじとは、各書店・ホビーショップ・公式サイト・コンビニのみで購入できる、空くじなしのノベルティグッズが当たるくじです。

懸賞品の内容は、A~C賞(フィギュアなど)とD~G賞(キーホルダーやステッカーなど)とラストワン賞(A賞に匹敵する商品)で構成されています。

大体1セット80枚のものが一般的で、各賞の本数は1セットにつきA~C賞が約20本、D~G賞が約60本という割合が平均です。

 

以下のフィギュアは、ローソンで販売された一番くじの懸賞品です。

くじの種類によって価格も変わりますが、こちらの1番くじは1回770円と記載されています。

例えば上位賞(A~C賞)を入手したい場合、前述した確率で計算すると、強運の持ち主でない限り、最低4回は引く必要があります。

770円✕4回=3080円になり、これでやっと上位賞のどれかが入手できる可能性がある、といった程度です。

もちろん、実際にはご自身が引かれる時のくじの数と各賞の残数により、状況は変わりますが、推測することは不可能です。

たとえ運良く早い段階で上位賞を入手できても、次の入手に手こずれば、結局出費が嵩むことになります。

それをメルカリで出品したとして、出品手数料・送料を考慮して、大体1点を約3500円以上にしないと利益が出ません

実際に、メルカリで出品されていましたが、販売価格にばらつきがありました。


果たして、この販売価格で利益がとれているのか…と思われるでしょう。

ほとんどの商品が、想定最低価格の3500円よりも安い価格で販売されておりますが、それでも売れていません。

結論として、くじの懸賞品を仕入れ対象商品にすることは、とてもリスクが高い上に、利益に繋がることは難しいので、おすすめできません。

 

こちらは、ファミマで期間限定のキャンペーンで販売された、オリジナルノベルティグッズです。

上記のオリジナルグッズは、対象商品3点以上ご購入でオリジナルグッズ1点進呈と記載されています。

このオリジナルグッズがもらえる対象商品とは、ちいかわデザインの菓子・スイーツのことで128円~769円の商品です。

つまり、オリジナルグッズを1点もらうには、単純計算でも最低384円は必要になります。

このぐらいの金額だと入手する負担も少なそう、と感じるかもしれません。

しかし、色々な種類を揃えたい場合だと大量購入が必要になり、出費も馬鹿になりません。

こちらと同商品のノベルティグッズが、2点セットでメルカリ出品されていました。

 

やはり利益計算するまでもなく、赤字出品で、3か月過ぎていますが売れていません。

下記の事例では、なんとセット内容を充実させて更に格安で販売されており、こちらは売れていました。

上記は収益目的というよりは、必要ない分は資金回収にといった販売に感じます。

結論として、努力して手に入れても、結局のところ利益にならないどころか、赤字の可能性が高いということです。

ご自身の趣味の範囲内での入手ならともかく、稼ぐ目的での入手にはおすすめできません

たとえ人気のあるノベルティグッズが入手できても、大幅に高額転売してしまうと、SNSで晒されたり、世間からの厳しい目を受けてしまいます

Xより引用

 

転売ヤーがどれだけ世間から嫌われていて、風当たりが強いかは、下記の記事で解説しています。

【絶対なるな!】転売ヤーとは?全方位から嫌われてしまうその理由

せどりと転売の違いは? 転売ヤーと揶揄されないための2つの注意点

 

日用品や賞味期限の短い食品が多く定価販売なので仕入れ対象商品がない

コンビニをご利用される方のほとんどが、日用品や賞味期限の短い商品の購入を目的とされています。

その為、コンビニの商品の約半分は日用品や賞味期限の短い食品です。

もちろん、こちらはリサーチ対象商品にはなりません。

さらに、セール品といった格安商品のなどをリサーチしたいですが、コンビニでは定価販売が原則ですのでありません。

ごくたまに店奥の片隅のワゴンに、賞味期限間近または製造中止になった商品などを見つけることがあります。

こういった商品を狙うには、今現在でも需要がある商品かを判断できる、ある程度の知識が必要になります。

その他で、お手頃価格の商品といえば、ほとんどが各コンビニのプライベートブランド商品です。

そもそもお手軽価格で販売されているので、転売したところで売れません

なので、こちらもリサーチ対象商品にはなりません。

では、新商品をいち早く入手して販売しよう!と思っても、人気がでなければ不良在庫です。

その他に、他店では品薄の売れ筋商品をコンビニで見つけたとしても、定価購入になるので利益は期待できないでしょう。

店舗数こそ多く、仕入れには困らない印象のコンビニですが、そもそも仕入れ対象商品がほとんどないと理解しておきましょう。

店舗が狭くコンビニ店員に簡単にマークされてしまう

コンビニを仕入れ先にした場合、店員に覚えられるのは時間の問題です。

コンビニの敷地面積は狭く、多少の違いはあってもほぼ決まった広さ・似た陳列なので、リサーチしやすく感じるでしょう。

 

店舗の広さだけでなく、営業時間が長いことも仕入れに最適と思われるかもしれません。

そこで、例えばお近くのコンビニで、仕入れ時にリサーチを定期的に行うと考えてみてください。

お時間も、本業が終わった後の深夜でも早朝でも、どのタイミングでもいいでしょう。

きっと、どのタイミングであろうと、コンビニ店員の方には簡単に覚えられてしまうと想像できませんか?

営業時間が長いことで、狭い店内の混雑が回避され、どのタイミングでもコンビニ店員が利用者を確認しやすくなっています

私自身、それほどコンビニを利用しているわけではありませんが、大抵の店員さんと顔見知りです。

普通に買い物する分には何の問題もありませんが、仕入れに利用するとなると、顔見知りではなく、要注意人物としてマークされてしまいます。

店舗の敷地の狭さ、営業時間の長さは、仕入れ商品のリサーチ先としては、逆効果にもなるということです。

 

難しいけれどコンビニせどりに向いている人

 

ここからは、前述した理由をご理解された上で、コンビニせどりしてもいいかも…といった方のタイプをご紹介します。

コンビニ大好きで商品知識もあり売れる自信がある人

○○○の知らない世界などに出演とまでいかなくても、コンビニ大好きで、コンビニ商品を熟知されている方

熟知されている場合、コンビニで入手できる商品の中に、実は人気で入手困難な商品を見つけられるなどの、特技が期待できます。

売れる商品の目利き・情報キャッチに自信がある方なら、コンビニせどりが楽しめるかもしれません。

 

ノベルティグッズ集めが趣味で常にコンビニに通っている人

ご自身が、ノベルティグッズ・限定コラボグッズなどを集めるのが趣味の方

常に収集目的で通われていて、例え売れなかったとしても全く問題のない方なら、逆に取り組みやすいかもしれません。

お目当てではないグッズが当選した場合や、既に入手したグッズが当選した場合など、ご自身のご都合で販売できるのでおすすめです。

 

利益重視ではなくリサーチを楽しみながらお小遣い稼ぎしたい人

特に店舗せどりをされていて、低い確率で遭遇するお宝商品探しが大好きな方

あくまでも低い確率なので、稼げるのは僅かかもしれません。

運が良ければゲットできるレア商品、もしかしたら当たる特賞の景品など、稼ぐよりも感動重視の方には向いているでしょう。

 

お宝探しではなく長期安定的に稼ぐならメーカー仕入がおすすめ

 

コンビニせどりに向いているタイプをご紹介いたしました。

どのタイプにも共通しているのは、ご自身がコンビニの商品に特別興味があり・安定した収益を期待していないことです。

極端なマニアではなくても、新商品のチェックやなんとなくといった理由でも、コンビニを日常的に利用する方は多いでしょう。

しかし、せどりで販売する商品の仕入れ先としてコンビニを選択するのは無謀です。

コンビニせどりに限らず、せどりで長期安定的に稼ぐことは不可能です。

お宝探し感覚で商品リサーチを楽しむことより、地道に継続して長期安定的に稼ぎたいと思われる方には「メーカー仕入れ」がおすすめです。

「メーカー仕入れ」なら、せどりで稼ぎ続けられない原因のほとんどが解消可能です。

「メーカー仕入れ」にご興味のある方は、下記の動画と記事をご覧になってみてください。

 

【2024年版】amazonメーカー仕入れで個人が月利50万を達成できる超具体的7ステップ

 

最後に

コンビニせどりが儲かりそうで難しい理由と楽しめる人、などについてお伝えしてきました。

コンビニは、老若男女問わず誰もが利用している、それぞれの地域に密着した小売店です。

限りなく利用者の目線に立った店作りが徹底されており、決して仕入れ先に適した商品ラインナップにはなっていません

店舗数・営業時間・日配食品の補充頻度などを見ても、コンビニの趣旨がうかがえます。

コンビニは、いつでもどこでも気軽に立ち寄れる、便利なお店の一つとしての利用にとどめることをおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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瀧口祐子
2013年11月に、夢だった自営パン屋を開業。

地道に営業を続け、子ども達の独立を機に、この先の生活スタイルやそのための資金について考え始める。

自営パン屋の営業と両立できる副業を探し、EC STARs Lab.の書籍に出会い、コンサルを受講する。

コンサル期間終了時には月商150万円を達成し、現在もメーカー取引と自営両立を継続しながら、「メーカー取引×amazon物販」の良さをブログで情報発信している。