せどりをされている方の中で、
とお悩みの方はいませんか?
せどりを実践している多くの方が、せどりの安定感の無さに悩みを抱えています。
それではなぜせどりは安定感がないのでしょうか?
それは他のライバルと同じことをしていることが一つの原因です。どんなビジネスにおいても何か他の人と違うことをすることで突破口が見えてきます。
せどりの仕入れ先は小売店からの仕入れがほとんどで、ライバルも同じように小売店から仕入れているため差別化ができず、価格競争などに巻き込まれ利益が安定しません。
そのためせどりではなかなか利益を安定させることは難しいでしょう。
しかし諦める必要はありません。
利益を安定させ、価格競争にも巻き込まれないたった一つの方法があります。
それは、
「メーカーから商品を直接購入」
することです。
一見ハードルが高そうなこの方法ですが、実はメーカーから直接購入することは可能ですし、決して難しい話ではありません。
この記事を読んでいただければ、新たな可能性を見出すことが可能ですし、今までの悩みも解消されると思います。
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
目次
【結論】誰でもメーカーから直接購入することはできます!
実際に取り組んでみると分かるのですが、拍子抜けするほどあっさりメーカーから直接購入することができますし、記事の冒頭でもお伝えしたようにハードルは高くありません。
ここではその理由をお伝えしていきます。
メーカーは意外と個人なのか法人なのかは気にしていない
メーカーから直接購入することをお伝えすると、よくある質問に「個人ではメーカーから直接購入することは難しいのでは?」というお声をよくいただきます。
しかし結論から言って個人でも全く問題なくメーカーから直接購入することは可能です。
私がメーカーから直接購入することを始めたときは個人事業主でしたが、メーカーにメールを送るとあっさり取引が決まったことを今でも覚えています。
以下の文章は以前に「御社の商品を購入したい」とメーカーにメールを送った際の返信です。
上記のように個人か法人かは全く確認されず、あっさり取引条件をいただくことができました。
もちろん全てのメーカーがすぐに取引条件を教えてくれるわけではありませんが、基本的にメーカーとのやり取りの中で個人か法人かを確認されることはほとんどありません。
メーカーにとって大切なのは個人か?法人か?ではなく、あなたの人柄なのです。
そのためこの後お伝えする初回のメール文章であったり会社概要(ホームページ)は、あなたの直接取引したい気持ちなどを盛り込むなど作りこんでおくことが大切になってきます。
個人でもメーカー仕入れが可能かどうかについては、以下の記事で詳細にお伝えしていますので、よろしければ確認してみてください。
商品を卸す際は現金前払いなのでメーカー側のリスクがほぼない
メーカーから直接購入する際、初めのうちは現金前払いを指定されることが多いです。
なぜならこちらへの信頼は当たり前ですがないためです。
そのためメーカーからすれば、入金の確認ができてから商品を発送すれば良いので、売上が未回収になる恐れがありません。
そういった観点から、現金前払いにすることでメーカー側のリスクはほぼないと言えるので、誰でもメーカーから直接購入することが可能なのです。
ちなみにずっと現金前払いというわけではありません。
普段からのメーカーとのやり取りや、長期的に商品を購入することによってメーカーの信頼を得ることができれば掛払い(月末締め翌月末払い)も可能となります。
メーカーから直接購入するために準備しておくべき2つのもの
ここからは実際にメーカーにアプローチする際に準備しておくことについてお伝えします。
初めてアプローチする際のメール文章
メーカーにアプローチする際はまずメーカーのホームページなどからメールを送ります。
この初回メール文章を作成する際には以下のことを意識すると良いでしょう。
- amazonで販売することを正直に伝える
- メーカーのブランドイメージを守ることを約束する
- 自分が取引したい気持ちを書く
- 自分と取引することでメーカーに与えられるメリットを書く
- 商品の良いところやホームページの内容に共感した部分を書く
- 自分の実績や事業を始めた経緯などを書く
大切なのはメーカーや商品を深く理解し、正直にamazon販売であることを伝え、自分の取引したい気持ちを書くことです。間違っても嘘の内容を書いてはいけません。絶対に後々メーカーにバレます。
以下は初回メール文章の例です。
〇〇会社 ご担当者様
初めまして、株式会社〇〇の〇〇と申します。
御社の扱っている商品に大変興味があります。
当社でもぜひ扱わせていただきたいのですが、取引にあたっての条件等はございますでしょうか?
当社はオンライン販売に特化した会社で、主にamazonさんを販路にしております。
御社の条件、指定の価格は必ず守り、ブランドイメージを保つ努力をしますので、もしよければ取引条件等をお教えください。
御社の商品は〇〇が素晴らしいと感じていて、当社でも御社の商品価値を下げるような真似はいたしません。
多くの国内メーカーさんとも安定したお付き合いをしております。
またご連絡くださいませ、どうかよろしくお願いいたします。
=========
会社名
担当者名
住所
電話番号
メールアドレス
HP(なければ会社概要を添付)
=========
上記を参考にあなたのオリジナルの文章を作ってみてください。
1点注意していただきたいのは、上記の例文をそのまま使用しないことです。
メーカーには毎日たくさんの問い合わせメールが来ており、いかにテンプレ感を出さないかが重要になってきます。
あなたの言葉、あなたの気持ちをメール文に盛り込むことで他のライバルと差別化することができるので、まずは文章を作ってみましょう。
私が所属するEC STARs Labでは初回メールの返信率が30%以上あれば合格とお伝えしています。
その数字になるようにテスト改善をして、あなたオリジナルの文章を作り上げてください。
会社概要・ホームページ
まず初めに会社概要についてご説明いたします。
会社概要とは、いわゆる自己紹介みたいなものになります。
メーカーに提出を求められることも多いので、準備しておくことは必須になります。
会社概要の出来次第で、メーカーから直接購入することができるかが左右されると言っても過言ではないくらい重要なものになります。
ただいきなり会社概要と言われても、何を書いていいか分からない方も多いと思いますので、以下の内容を参考にしてみてください。
- 会社名(個人事業主の方は屋号、法人の方は会社名)
- 代表者名(ご自身のお名前、顔写真は載せれると◎)
- 所在地(個人事業主の開業届を出している住所、法人設立時に提出した住所を記載)
- 電話番号(固定電話+携帯番号の記載を推奨)
- FAX番号
- メールアドレス(独自ドメイン推奨)
- ホームページ(なければ不要)
- 設立年月日(個人事業主の方は開業届を出した日付、法人の方は法人設立した日付)
- 資本金(個人事業主の方はないから「個人事業主のためなし」、法人は設立時の資本金を記載)
- 売上(記載例:年商○○○○万円、月商○○○○万円程度)
- 事業内容
- 沿革(個人事業主として開始したときから今に至るまで、会社の沿革のようなイメージで書く)
- 会社代表の履歴書(できれば顔写真も掲載、会社代表の自己紹介のようなもの)
- 会社理念(自分の思いをしっかりと書きましょう)
- 資格(持っている資格でメーカーにアピールできるものがあれば)
- メーカーさんと取引したい気持ち(メーカーから直接購入するためには特に重視されます、自分の言葉でしっかりと書きましょう)
上記項目の中で特に大切なのが
- 「会社代表の履歴書」
- 「メーカーさんと取引したい気持ち」
です。
メーカーが会社概要の提出を求めるのには、理由があります。
うちの大事な商品の販売をこの人に任せても良いのかな?
この人はどんな経歴をたどって、実際にどんな人なんだろう?
このようにメーカー側も取引を決める判断材料が欲しいと思っています。
この会社概要であなたの熱い気持ちや真摯な姿勢を見せることで成約に繋がることも多いですし、実際にメーカーに会社概要を褒めてもらえたらそれは自信にしても良いでしょう。
すごく嬉しかったのを覚えていますし、これでいいんだと大きな自信になりました。
またホームページについてはあまり慌てて作成する必要はありません。
まずは会社概要を作りこんでメーカーの反応を確認しましょう。
なぜ先にホームページではないかと言うと、見せかけの内容で思いが中途半端なホームページでは意味がないからです。
会社概要を内容をしっかり詰めて、そこからメーカーに会社概要を褒められたりいい反応があってからホームページを作成する流れが一番いいと思います。
とはいっても、あまり難しく考えすぎる必要はないので、以下の記事や動画も参考にしながら作成してみてください。
メーカーから直接購入する5ステップ
ここからはいよいよメーカーから直接購入するための具体的な作業についてお伝えします。
流れを把握していただき、実際にメーカーにアプローチしてみてください。
【STEP1】amazonで売れている商品をリサーチする
リサーチにはカテゴリーリサーチとセラーリサーチの2種類の方法があります。
基本的にはガンガンメールを送っていいのですが、amazonで検索できる商品数は膨大なので、以下の3つの基準を満たしているかだけは確認してからメールを送るようにしてください。
- amazon本体が販売していない(amazon本体が販売している商品はカート獲得が難しく売れにくいため、在庫を抱えるリスクがあるため)
- amazonのランキング50,000位以内(大カテゴリー50,000位以内であれば、月に数個は売れていることが確実なため)
- FBAセラーが2人以上(1人で販売している場合、メーカー自身が販売していたりOEMの商品の可能性が高く成約できないケースが多いため)
上記の条件を満たしていれば迷わず積極的にメーカーにアプローチしていきましょう。
またリサーチについても下記の記事や動画でもお伝えしていますので参考にしてみてください。
それでは、それぞれ具体的な方法と手順について解説していきます。
カテゴリーリサーチ
【①カテゴリーから探す】
おすすめは赤枠内のPCソフト以下のカテゴリーです。
本やCDなどはメーカーから直接購入するためのハードルが高すぎて効率が悪く、あまりおすすめはできません。
今回は例として「家電&カメラ」を選択します。
ちなみに検索窓は空欄のままでOKです。
最後に検索窓の右側の虫眼鏡をクリックしましょう。
【②小カテゴリーを選ぶ】
ここでは赤枠内の小カテゴリーのどれかを選択し、さらに商品を絞り込んでいきます。
1点注意したいのは今回の場合、カメラやテレビ・オーディオなど人気がありそうな小カテゴリーを選らばないことです。人気があるカテゴリーはamazon本体が販売しているケースが多いためです。
ここでは少しニッチなカテゴリー「無線・トランシーバー」を選択します。
【③さらにカテゴリーを絞り込む】
赤枠内の選ぶことでさらに商品を絞り込み(今回は無線機を選択)、画面を下にスクロールして一番下の「全ての結果を表示する」を選択します。
そうすると、次のように無線機の売れ筋順に商品が表示されます。
このようにカテゴリーリサーチでは商品を探し、先ほどお伝えした3つの条件に当てはまる商品をリサーチしていきます。
ここで1点注意していただきたいのですが、ここまでの過程で「スポンサー」と表示された商品は広告をかけてトップページに表示されている商品になります。そのためその商品がリサーチする3つの条件に当てはまらない可能性があるので、そのような商品は無視してリサーチを進めてください。
セラーリサーチ
【①出品者一覧のページを表示】
上記の上の画像の赤枠内をクリックすると以下の画像のように出品者一覧が表示されます。
この出品者一覧の中のFBAセラー全てがリサーチ対象で、各セラーが扱っている商品をリサーチします。
これがいわゆるセラーリサーチです。
それでは以下の手順でそのFBAセラーの取り扱い商品の一覧を見ていきましょう。
【②FBAセラーの取り扱い商品の確認】
「ストアフロント」をクリックすることでそのセラーの取り扱い商品が表示されます。
上記画像がそのセラーの取り扱い商品一覧になり、表示されている商品を一つずつ見ていきます。
そしてこの章冒頭でお伝えしたメールを送る3つの基準を満たしていれば、メールをガンガン送っていきましょう。
ただし気を付けていただきたいのは、ここで出てくる商品ページはあくまでそのセラーのページなので他の出品者は表示されません。
そのため商品名を商品ページ上部の検索枠にコピペして検索し直すことで、その商品の正確な出品者がわかるので、この作業を必ずするようにしましょう。
カテゴリーリサーチとセラーリサーチの使い分けについて
ここまで2つのリサーチ方法についてお伝えしましたが「どちらの方法でリサーチすればいいの?」と、疑問に思う方もいると思いますのでご説明いたします。
まずはカテゴリーリサーチからスタートしていきましょう。
そこで1つでいいので取引できる商品を見つけることが大切になってきます。
取引できる商品を見つけたら、先ほどお伝えしたセラーリサーチの方法でメールを送る条件を満たしている商品を探し、アプローチしていきます。
基本的にはカテゴリーリサーチよりもセラーリサーチの方が効率良く商品を探すことができます。
またセラーリサーチで取引できる商品が見つかれば、またその商品を取り扱っているセラーもリサーチ対象となり、商品が見つからなくなるまで効率の良いセラーリサーチをループさせることが可能です。
そして商品が見つからなくなったら、またカテゴリーリサーチに戻り、これまでリサーチしたことのないカテゴリーをリサーチして1社でも取引が決まれば、そこからまた広がっていきます。
このようにカテゴリーリサーチとセラーリサーチを使い分けることで、amazonでは膨大な量の商品がありますのでリサーチには困らないでしょう。
keepaを使ったリサーチについて
上記でお伝えした、カテゴリーリサーチとセラーリサーチをkeepaというツールを使うことでもっと簡単にリサーチすることが可能です。
keepaは無料でも使用できますが、有料プランの方がリサーチを効率良く行うことができます。
価格は以下の通りです。
- 月払い:19ユーロ(約2,700円)
- 年払い:189ユーロ(約27,000円)
料金はかかってしまいますが、keepaを使用することで効率は上がるので導入しておいて損はないと思います。
keepaでのリサーチ方法については以下の記事や動画を参考にしてみてください。
【STEP2】メーカーにアプローチする
商品をリサーチしたら、次にメーカーにアプローチしていきます。
アプローチする方法としてはメール・FAX・電話の3つがありますが、基本的には最初はメーカーのホームページのお問い合わせフォームなどから、メールを送り返信を待ちます。
そこで返信がなければFAXを送り、さらに返信がなければ最後はメーカーに直接取引希望の電話ができるといいでしょう。
そうすることで取りこぼしなくメーカーにアプローチすることが可能です。
ただ電話は副業の方にとって時間が取れないなどの理由で難しいかもしれません。
そのため最低でもFAXまで取り組めると良いかと思います。
返信率の目安については以下の通りです。電話は基本100%取引可否の返答をもらえるので省きます。
- メール・・・30%以上
- FAX・・・20%以上
メール
メールについては前章でお伝えしたように、事前に準備しておいたものをメーカーに送れば問題ありません。まずは300件を目安にメールを送っていただき、返信率を見てテスト改善をしていきます。
30%以上の返信率があれば問題ないですが、30%を下回った場合にはメール文の改善が必要です。
自分の言葉でしっかり書けているか?自分の特徴をアピールできているか?など見直していきましょう。
EC STARs Labのメンバーの方で、文章の構成を変えただけで10%以上返信率が高くなった方や、1行文章を追加しただけで返信率が改善された方もいらっしゃいます。
最初からメーカーに響く良い文章を作るのは難しいかもしれませんが、返信率を見ながらテスト改善をしていくことで、より良い文章になっていきます。
FAX
FAXはメールの返信がなかったメーカーに送ることで効果を発揮します。
FAXの内容としては、
「〇月〇日にメールしましたが、返信がなかったのでFAXさせていただきました。どうしても御社の商品を取り扱いたいです!」
といった文章にすると良いでしょう。
EC STARs Lab.のメンバーで多くいらっしゃるのが「返信が無い=断られた」と考えてしまう方です。
FAXを送ると分かるのですが、FAXの返信をメーカーからもらうと「メールに気づきませんでした」という回答が多いです。
実は断られているのではなく、単に気づいていないだけなのです。
またFAXを送ると見積もりをもらえる確率も高いので、積極的に取り組むといいでしょう。
ただ自宅にFAXが無い・・・という方もいらっしゃるかもしれませんがeFAXというツールを使うことで簡単にFAXを送ることができます。
- 月払い・・・税込1,980円
- 年払い・・・税込19,800円(2ヶ月分お得)
こちらのツールを使うことで、メール感覚で簡単にFAXが送れるのですが、意外にも取り組んでいる方は少ないです。
メールだけでもメーカーから直接購入することができるケースはもちろんありますが、FAXを送ることでさらに成約率が高まるのでぜひ取り組んでみてください。
電話
電話はメール、FAXを送っても返信がなかった場合の最後の手段です。
確実に取引ができるかの返答がもらえますし、仮に断られた場合は理由を聞き、その理由を解決する方法を伝えることで結果をひっくり返すことも可能です。
電話が得意な方であれば、メール→電話とFAXをしない方もいらっしゃいますし、電話でしかアプローチしない方もいます。
先ほどFAXに取り組んでいる方は意外と少ないとお伝えしましたが、電話はもっと少ないです。
それだけに電話をするだけでも差別化ができて取引に繋がるケースを多いです。
ただ電話はどうしても時間が必要なため、副業の方は取り組むのは難しいかもしれません。
それでも本業のお昼休み中に電話をするなど、工夫することで電話に取り組むことは可能です。
また電話代行サービスを利用することで、どのメーカーからかかってきたか分かったり、メーカーへの不信感の軽減にもつながります。
いくつか電話代行サービスがありますが、以下の渋谷オフィスはおすすめの電話代行サービスです。
- スタートプラン・・・月額3,000円(税抜)
- エコノミープラン・・・月額5,000円(税抜)
上記のプラン以外にも,
- 「スタンダード」
- 「ビジネス」
- 「エグゼクティブ」
とありますが、エコノミープランまでのサービスで十分です。
メーカーから電話があった際は、繋がった方がやはり印象はいいです。
副業の方はどうしても電話に出られないこともあると思いますので、こういったツールを有効活用していきましょう。
【STEP3】メーカーからの返信に対応する
メーカーからの返信は大きく分けて3つのパターンがあります。
メーカーから返信が来たときは、できるだけ早く返信をすることで印象が良くなります。
今回はパターン別の対応の例をお伝えするので参考にしてみてください。
①見積もりをすぐもらえるパターン
お世話になっております。
今回お問い合わせいただきましてありがとうございます。
幣組合商品の売れ筋商品であります(商品名)で説明させていただきますと
(商品名)
1.価格3480円(税抜)
2.卸価格2436円(税抜)
3.発送ロット:3ケースから
4.発送条件:一括納品
5.支払条件:先払いか代金引換
以上となります。
何かお気づきの点がございましたらお気軽にお問合せくださいませ。
ご査収の程よろしくお願い致します。
上記のようにすぐに見積もりをもらえるパターンは取引が可能なので、利益計算をして利益が出るようならすぐに発注していきましょう。
②卸問屋や代理店を紹介されるパターン
お問い合わせありがとうございます。株式会社○○です。
さっそくですが、誠に勝手ながら、弊社ブランド品におきまして新規業者様への直接の卸売りはお断りしております。
一次卸業者様の問い合わせ先を下記にてご案内いたしますので、そちらからのご購入をご検討いただければと存じます。
以上、宜しくお願い申し上げます。
■ 記 ■
○○株式会社
○○県○○市○○
TEL ○○-〇〇〇-〇〇〇
こちらは直接取引はできないけど、卸問屋からならOK!というパターンです。
この場合は紹介された卸問屋会社に連絡していきましょう。
先ほど前章でもお伝えした、卸問屋会社に連絡する方法でコンタクトを取れば問題ありません。
ただこのパターンは紹介してもらっているので、卸問屋会社に連絡する際は「○○株式会社様よりご紹介いただきまして、ご連絡させていただきました」など一言付けることで、話がスムーズに進みます。
メーカーから直接購入できなくても利益が出るケースもあるので、諦めずに連絡していきましょう。
③どの商品が希望なのかを聞いてくるパターン
お問い合わせありがとうございます。
弊社の商品に興味を持っていただきありがとうございます。
ぜひお取引をさせていただければと思いますが、弊社のどの商品に興味をお持ちでしょうか。
教えていただけましたら、見積もりなどお取引条件を提示させていただきます。
よろしくお願いいたします。
このパターンは素直に仕入れ希望の商品を伝えましょう。
もしこのやり取りが面倒な場合は、最初にメーカーにメールを送る際に希望商品を伝えてしまっても構いません。そうすることで最初の返信で見積もりをもらえることもあるのでやり取りの短縮に繋がります。
【STEP4】見積もりを精査する
見積もりをもらえたらamazonでの価格や手数料などを計算して利益が出るかを確認します。
利益計算には「クイックショップ」というツールを使うと簡単です。
クイックショップはGoogleChromeの拡張機能で、amazonの商品ページにすぐに利益計算ができる表が追加される機能です。
上記の通り、出品手数料やFBA手数料などが瞬時に表示されるため、仕入れ価格欄に仕入れ価格を入力すれば利益が出る・出ないがすぐに把握できます。
AmazonのFBA料金シュミレーターでも同じことができますが、商品ページとは別タブでページを表示しなければなりません。
クイックショップを導入していれば、表示が商品ページに出ますので、非常に作業が効率化されます。
ツール費用も無料ですので、まだ導入していない方は一度試していただけることをおすすめします。
ここで一つお伝えしたいのは、利益が出る出ないに関わらず、メーカーには何かしらの返信をしましょう。
利益が出る場合は発注すれば問題ないですが、たまに利益が出ないからといってメーカーに返信をしない方がいらっしゃいます。
こちらから取引したいと希望を出し、メーカーもOKだから見積もりを出してくれています。
それなのに利益が出ないからと返信しないのは身勝手な行動です。
たとえ返信がなくても「見積もりありがとうございました。ただ今回はごめんなさい・・・」と一言返信するだけでも変わってきます。
今回は仕入れができなくても、どこでそのメーカーと繋がるかはわかりません。
日頃から丁寧な対応を心掛けていきましょう。
【STEP5】利益が出るなら発注する
利益計算をして利益が出るようでしたら、メール・FAX・電話で発注します。
できれば見積もりをもらったらなるべく早く利益計算をして仕入れると、メーカーへの印象も良くなるので、できるだけ早く対応していくことをおすすめします。
メーカーから直接購入するときの5つの注意点
ここではメーカーから直接購入するにあたっての注意点を5つ、お伝えいたします。
初期資金は目安50~100万円前後ないと仕入資金が枯渇しやすい
メーカーから直接購入する際は、現金前払いを指定されることが多いので、まとまった資金を用意しておくことが必要です。
現金で100万円前後を用意しておくと問題ないでしょう。
なぜ100万円なのかについてですが、1社の取引は1~5万円の仕入れになりますが、メールを送ってメーカーと取引を続けていくと取引企業数は20社30社と増えていきます。
そのため資金が十分に用意できていないと、仕入れたい商品があっても仕入れることができないといったことが起こってきます。
そういったことを防ぐためにも、資金が多いに越したことはありません。
ただ取引を継続することで「掛払い」に変更してもらうことが可能な場合もあり、取引を続けていくと資金繰りは良くなっていきます。
初回メール文章は自分の言葉で書く
以前に比べせどりに取り組んでいた方が、メーカーから直接購入することを検討することが増えてきています。そのため取引依頼のメールがメーカーに多く届くようになりました。
ネットで検索すれば多くのテンプレメール文章があると思いますが、これをそのまま使うことはNGです。なぜなら多くの方がテンプレメールを使用しているため、「また同じようなメールがきた・・・」とうんざりしているメーカーもあります。
そうなるとなかなかメーカーから直接購入することが難しくなるので、やはり自分の言葉で書いたメールの方がメーカーの反応も良いですし、取引にも繋がりやすいです。
メールにもビジネスマナーはありますが、過剰に意識する必要はありません。
メーカーが読んでも失礼のない程度の文章でいいので、必ず自分の言葉で初回メール文章を作成してください。
副業だとメーカーに会いに行くのが難しい
例えばメーカーの担当者に会いに行くためにはどうしても平日の日中になります。
メーカーにメールを送ると「会って話しましょう!」という展開が少なからずあるので、副業の方にとっては正直不利です。
会うことができればベストですが、メールや電話だけでも丁寧に対応することでカバーはできますので、あなたのできる範囲で取り組んでみてください。
利益が出るからといって大量仕入れをしないようにする
こちらについてはよくあるミスなので注意してください。
メーカーから見積もりをもらうと取引条件に「一度に3万円以上の発注で送料無料」などと記載している場合があります。そこで送料無料にするためにあまり売れていない商品でも利益が出るからという理由で大量に仕入れをする方がいますが、これは非常に危険な行為です。
まずは少量で購入し、自分のアカウントで売れるかどうかを把握することが大切ですし、購入する前にツールなどを使って売れ行きの予測を立てておくことがとても重要になってきます。
このケースで一番怖いのは「不良在庫」です。
利益が出ていても不良在庫が多すぎてキャッシュフローが悪くなり、事業が継続できなくなる方もいらっしゃいます。いわゆる「黒字倒産」が、物販で潰れてしまう一番多い理由です。
商品を購入する際は慎重に行いましょう。
【上級者向け】すぐに見積もりをくれるメーカーは注意する
メールを送って最初の返信で見積もりをもらえることがあります。
もちろん見積もりをもらえることは良いことですし、利益が出るのであれば購入していただいて構いません。
しかし、出品後のことを考えると手放しで喜べない場合もあります。
メールを送ってすぐに見積もりをもらえるということは、裏を返せば誰にでも見積もりを渡しているということになります。
そうなると利益が出る商品であれば、みんな購入するのでライバルが増える可能性があります。
またライバルが増えると価格競争が起きやすく、出品したときは利益が出ていても、あっという間に赤字商品に転落してしまう恐れがあるのです。
すぐに見積もりをもらえるメーカーの商品を購入するときは、このようなリスクがあることを想定して購入しましょう。
最後に
ここまでメーカーから直接購入する方法についてお伝えしてきました。
メーカーから直接購入することが難しくないことがお分かりいただけたかと思います。
一度メーカーから直接購入することでせどりに比べて安定して商品を購入することができるので利益が積み上がっていきますし、メーカーと深く付き合っていくことで、長期的なビジネスを展開することも可能になってきます。
私はせどりよりも、メーカーから直接購入することのメリットは遥かに大きいと考えていますので、ぜひ一度取り組んでみることをおすすめいたします。
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