こんばんは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。
今でこそ世の中で副業が当たり前になりつつあり、多くの一流企業でも副業を解禁するような時代になりました。
そのような状況もあり、amazonでせどり転売を副業としてスタートする人が増えています。
ここではamazonせどり転売のメリット・デメリットをわかりやすくご説明していきますので、よければご参考ください^^
また記事の後半では、せどり転売からのステップアップとして私がamazon物販の中で最もおすすめの「メーカー仕入れ」についてもお伝えしています。
私のコンサル生の方でもせどり転売を通じてモノを販売する経験・amazonの知識を学んでから、メーカー仕入れにステップアップする方も多いです。
せどり転売から始める場合でも、メーカー仕入れへのステップアップを視野に入れておくことをおすすめします^^
目次
副業でおすすめのせどり転売とはどんな仕組みなのか?
amazonでせどり転売を行うメリット・デメリットをお伝えする前に、せどり転売自体の仕組みを理解しておく必要があります。
ここではせどり転売の概要や仕組み、大まかに分けて2つのせどり転売の手法をお伝えしていきます。
せどり転売の仕組みについて
せどり転売の仕組みは非常にシンプルで、商品をできるだけ安く仕入れて高く売り、その差額で利益を得るビジネスです。
せどり転売はもともと江戸時代から存在しています。
現在ではインターネットの登場により、商品の販売に実店舗を持つ必要はなく、ネット環境さえあれば誰でも商品を販売することが可能です。
そのため副業で物販と言えば取り組みやすいせどり転売がメジャーとなっています。
またせどり転売と聞くと「違法なのでは?」と考えている方もいらっしゃいますが、せどり転売は基本的に違法行為にはなりません。
せどり転売を行って違法になるケースは、医薬品など販売するには資格が必要な商品を無資格で販売するなどルールを逸脱した場合です。
ルールに沿って行えば何も問題がないことは理解しておきましょう。
せどり転売の手法
せどり転売は大きく分けて2つの手法がありますので、それぞれ解説していきます。
新品せどり転売
こちらはその名の通り新品の商品を、家電量販店などの小売店から仕入れて販売する手法になります。
新品なので商品の状態も良く、お客様からのクレームの心配もありません。
ただamazonでは規約で、小売店から仕入れた商品は新品での出品は認められておらず、注意が必要です。
中古せどり転売
中古せどり転売は、リサイクルショップなどで中古品を仕入れて販売する手法になります。
中古品を扱うには「古物商許可証」というものが必要となるので注意してください。
この古物商許可証を持っておらず、中古品を販売した場合は違法行為になります。
ただし、中古品といっても自分が使ったものを処分するつもりでの出品は、古物商許可証は必要ありませんので不用品販売の際は問題ありません。
なぜamazonでせどり転売を副業でおすすめするのか?
世の中には本業との掛け持ちで行える副業ビジネスがたくさん存在しますが、その中でも私がなぜamazonせどり転売を選択したのか、なぜおすすめなのか理由をお話いたします。
せどり転売などの物販は収益の再現性が高いビジネス
まず、せどり転売をおすすめする理由は、収益(利益)が生まれる再現性が最も高いと思ったからです。
あなたもよく知っているメルカリを例にすると、家にある不用品の写真を撮って説明文を書き値段を決めて出品。
購入されればダンボールで梱包して配送業者に取りに来てもらう、もしくは近くの営業所へ持ち込んで発送をするという簡単な流れです。
主婦の方が子育てや家事の合間を使って楽しみながら収入を得ていますよね。
最近では生前整理としてメルカリを使う高齢者の方も増えてきました。
メルカリの1番の魅力は、空いた時間に出品さえしてしまえば他のことをやっていても、勝手に商品が売れることだと思います。
それにメルカリを使った不用品販売なら自己資金ゼロから始めることができますし、場所も用意する必要がありません。
私がamazonせどり転売を始めた当時はメルカリは存在しませんでしたが、とても使い勝手のいいサイトですよね^^
商品が売れるという経験をタダで体感できる、というのは、ものすごい貴重なことだと思うので、ぜひ今からでも不用品の販売を始めていただきたいです。
梱包や出荷作業、顧客対応を丸投げできるのがamazon
物を売るという経験は不用品で十分だと思いますが、不用品の数にも限界があります。
また、実際に出品する数が多くなればなるほど梱包や出荷作業などの実務が増え、副業ではとても大変に感じてしまうと思います。。
その実務を後述するFBAというサービスで代行してくれるのが、唯一amazonせどり転売の最大の魅力です。
むしろamazonでの販売、いわゆるamazonせどり転売は副業のためにある、と言っても過言ではないくらい素晴らしいプラットフォームです。
下記の動画でもamazon物販の魅力をお伝えしていますので、文章で分かりづらい方は見てみてください^^
amazonでせどり転売を副業で行うメリット
ここからamazonせどり転売のメリットについてお話をしていきます。
amazonせどり転売を始めたい方は、ただでさえ忙しい本業のかたわらで副業を始める訳なので、とにかく効率よく利益を積上げていきたいと考えるはずです。
そういった方にこそ、amazonを販路としておすすめしています。
FBA利用で少ない労力で利益を上げられる
経験した方ならわかると思いますが、一般的な物販では、商品の出品や商品の梱包発送、入金確認、お客様対応などなど様々な労力がかかりますよね。。
とてもじゃないですが、本業が終わって帰宅して、限られた時間で上記の作業をすべて継続して続けるのは難しいと思います。
ですが、amazonのプラットフォームを使うことで、本業の仕事で疲れていても、時間が少ない方でも効率よく利益を積上げることが可能になります。
それが、先ほど簡単に紹介した、FBA(フルフィルメントby Amazon)というサービスで、amazonせどり転売をするならほぼ必須です。
上記の記事に詳しく解説していますが、FBAがどのようなサービスかというと、商品を購入してくれたお客様へ自分の代わりにamazonが自動で商品を発送してくれるというものです。
それだけではなく、自分で仕入れた商品をamazonのFBA倉庫へまとめて送っておけば、商品の保管、注文の処理、お客様への発送・返品、クレーム対応までも24時間365日自動で対応してもらえます。
これは他のプラットフォームにはないamazon最大の強みです。
お客様への発送業務というのは、せどり転売ビジネスの中でも一番労力を要する作業でもあります。
商品点数が増えれば増えるほど負担も大きくなりますが、それを代行してもらえることで、忙しい本業の合間にも利益が生まれ、お客様のクレームに悩まされることもありません。時間的にも精神衛生的にもゆとりを持つことができます。
amazonのFBAを使うメリットはこちらの動画でも説明していますので、よければ見てください。
商品ページを作る必要がない
あと追加で、これもamazonせどり転売の特徴ですが、メルカリや楽天、ヤフーショッピングなどを使って商品を販売する場合、自分で1から商品ページを作っていく必要があります。
同じ商品を扱う人が10人いれば10ページ存在するといった感じです。
しかし、amazonせどり転売だと同じ商品は基本1商品に1ページなので、既製品であれば、すでに作られたページに出品するだけです。
写真も撮らなくていいですし、ややこしい商品説明も必要ありません。
amazonには膨大な数の商品を管理しているため、管理効率をあげる必要があるので独自の商品ラベルが存在します。
ご存知のように通常ほとんどの商品にはバーコードが印字されていますよね?
このバーコードを隠すようにamazon独自の商品ラベルを貼り付け、amazonのFBA倉庫に発送すれば、あとはしっかりamazon側で管理してくれ、商品が自動で売れていく仕組みです。
ここまでがamazonせどり転売を副業で試すメリットです。
amazonのFBAの仕組みをうまく活用すれば、時間のない副業の方でも効率的に十分利益が作れることをご理解いただけたと思います^^
※OEM販売や独占販売商品でamazon販売する際は、商品ページを作る必要があります。
amazonでせどり転売を副業で行うデメリット
続いてamazonせどり転売のデメリットについてお伝えします。
ただ、現状ではあまり大きなデメリットとは言えず、個人的にはメリットの方が上回っていると思います。
amazonの手数料が比較的高い
FBA(フルフィルメント by Amazon)を使うには各手数料を支払わなければいけません。
月額利用料金、出品手数料、在庫保管料、配送料、ラベル貼り付け代といった様々なものがあります。詳細は、amazon公式サイトの料金プランをご覧ください。
amazonの手数料は、比較的高いです。
ただこれはamazonの非常に強い集客力や商品保管、梱包、発送、顧客対応の丸投げを考えるとたいしたデメリットではないと私は考えます。
また、amazonの手数料は、様々あり少し複雑ですが、FBA料金シミュレーターを使えば利益率の計算は難しくないのでご安心ください。
相乗り出品だから価格競争が起きやすい
先ほど、amazonせどり転売には他のプラットフォームと違って、同じ商品であれば基本1商品に1ページしかないとお伝えしました。
しかし、これがデメリットになることもあります。
相乗り出品することで、同じ商品を販売するライバルセラーとの価格競争が起こりやすいためです。
amazonで相乗り出品するとどのように商品が売られるのか?
楽天やヤフーショッピングなどはご自身で商品ページを作成できるので、他の出品者との違いを作ることができます。
同じ商品であってもページのクオリティーが高い方がお客様は目を惹かれますし、独自の特典などを使い集客することも可能です。
他店との差別化を図ることができるショッピングサイトに対して、amazonでは、同じ商品ページ内でショッピングカートを獲得するという特殊な仕組みを採用しています。
上の画像に赤い線で囲った場所が2つありますが、真ん中にある赤枠をみてみると、この商品はAmazon.co.jpが販売・発送しますと書かれているのが見えますでしょうか?
そして右上の赤枠にはカートに入れるというボタンがあります。
お客様が欲しい商品をキーワードなどで検索すると、画像のようにページが出てきて、「カートに入れる」を選択すると購入できる仕組みになっています。
画像ではAmazon.co.jpが販売・発送しますと書かれていますが、この名前というのは商品を扱う出品者たちに全員に割り振られる仕組みになっています。
例えば私のお店が「副業ショップ」という名前だったとしたら、「この商品は副業ショップが販売・Amazonが発送をします」となります(FBA出荷の場合)。
名前が自分のショップになっているときにお客様がカートに入れれば、自分のお店から商品が売れていきます。これをカートの獲得と呼んでいます。
カートを獲得していなければ必ずしも購入されないわけではありませんが、多少amazonの商品ページの仕組みを理解しているお客様でなければ難しいと思います。
カートの獲得については、よければコチラの動画をご参考ください^^
amazonで価格競争が起きやすい理由
カート獲得について問題になってしまうのが、カートの獲得はみんなすべて平等には割り振られないという点です。
わかりやすくカート獲得率を獲得時間に置き換えて考えると、同じ商品を扱う出品者が4人居たとします。
24時間のうち自分のショップがカートを獲得できる時間というのは24時間÷4人=6時間のような平等にはなりません。
例えるとA社は10時間、B社は7時間、C社は5時間、D社は2時間といったように、商品ごとにamazon独自のある法則によって割り振りが決まっています。
Amazonが公表しているカート獲得に必要な要件というのが、注文不良率、購入者からの評価、パフォーマンス指標、配送スピード、販売価格、amazonでの販売実績といったさまざまな要件をどのくらい満たすことができているかどうかです。
上記以外にも公開されていない要件もあるとされているようですが、あくまで憶測ですのではっきりとはわかっていないです。。
さまざまな要件のなかでも、価格競争の原因となるのが「販売価格」です。
簡単に言えば、ほかの出品者よりも安くするということです。
つまり、誰よりもカート獲得の機会を得るために値下げ合戦が起きてしまう、、ということが、amazon特有の価格競争が起きやすい理由です。
1人でもamazonの販売価格を値下げすれば価格崩壊する
あまり資金力がない出品者は次の仕入れのために早く資金を回収したいと考えるので、ギリギリまで値下げをしてでも販売を行います。
同じような考えの人が相乗り出品していれば値下げ合戦が続き、価格崩壊が起きます。今後その商品で利益を出していくことは難しくなるでしょう。
たとえ利益が出せる商品を見つけて出品したとしても、上記のような状況になって赤字になってしまうこともあるので、これが大きなデメリットではないかと考えています。
せどり転売では、この価格競争から抜け出すことはまずできないため、必ずついて回る問題です。
しかしメーカー仕入れの場合は、メーカーに相談することで値下げするセラーに対し取引を停止してくれることもあったり、対応がいろいろと可能です^^
興味のある方は下記の動画もよろしければご覧になってみてください^^
amazonでせどり転売を副業で実践してからのステップアップ
副業でamazonせどり転売を始めても、せどり転売をずっと続けるわけではありません。
amazonで販売するノウハウを活かして、次のステップアップを考えていきましょう。
amazon物販は継続しやすいビジネス
私がamazonせどり転売を副業として実践していた期間は2年半にもなります。
そんなに長い期間も副業でやらなきゃいけないのか?って思われるかも知れません。
これは、私は独立することへの考え方がほかの人と比べてとても慎重だったのと、結果が出るのが遅かったのが理由です。。
ただ私のまわりでもamazonせどり転売を副業でやられていた方がいましたが、数か月で独立された方もたくさんいらっしゃいます、それが事実です。
多分私はamazonせどり転売に対する呑み込みがかなり悪かったのでしょう。。
でも逆に言えば2年半も副業としてやれるのがamazonせどり転売のいいところかもしれませんね。
当時は少しだけあった貯金を使いはじめての仕入れを行い、そこで出た利益を次の仕入れ金として少しずつ利益を伸ばしていきました。
時には仕入れ資金を増やすために休みの日を使ってバイトをしたり、職場にお願いして夜勤のシフトを増やしてもらったりもしていました。
そんな経験を経て、何とかせどり転売で月利100万を達成することができました^^
せどり転売からメーカー仕入れへ移行する
しかし、amazonせどり転売は価格競争に悩まされますし、amazon側の規制が強化され、アカウント閉鎖のリスクが高くなっています。
せどり転売をしながら、もっと物販ビジネスで突き抜けたいと感じていた私は、せどり転売に限界を感じました。
そこで、私はより安定して仕入れができて、利益も積み重なるメーカー仕入れにシフトすることで、物販で安定して事業を拡大していくことに繋がりました。
今では株式会社として事業を拡大することができましたし、メーカー仕入れのノウハウをコンサルとして生徒さんにお伝えできるまでになりました。
副業でせどり転売している時は、まさか自分がそうなるなんて夢にも思わなかったです。
せどり転売から副業を始める場合は、ステップアップとしてメーカー仕入れという方法があります。
メーカー仕入れは、せどり転売にはない下記のようなメリットがあります。
- 流通の最上流から仕入れができるため、十分に利益を確保できる
- 製造して間もない商品を正規で仕入れできるため、鮮度の高い状態で販売できる
- そのため購入者からのクレームも少ない、というかほとんどない^^
- amazonアカウント閉鎖のリスクがない
- 一度取引OKになれば、メール1本でリピート仕入れが可能
- 価格競争を防ぐことができる
もちろん個人でも仕入れは可能ですし、興味のある方はぜひ検討してみてください^^
最後に
私のamazonせどり転売の経験は、もしかするとあなたが想像していたようなものではなかったかもしれません。結構人より苦労しましたので。。
しかし、副業であっても継続した作業をこなせば結果に繋がることが、ご理解いただけたと思います。
amazonせどり転売はメーカー仕入れへのステップアップにも適していますし、副業の方にも適したビジネスだと感じます^^
ただ、価格競争が起きやすく、しかも防ぐ手段がないことは覚えておいてください。アカウント停止や閉鎖のリスクも大きいですね。
そのため、価格競争やアカウントリスクを抑えることができるメーカー仕入れを副業から始めても構いません。
amazon販売の経験・スキルは、メーカー仕入れを実践しながらでも十分間に合います。
この記事を読んで、少しでも興味を持った方はぜひチャレンジしてみてください^^
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
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