amazon ベンダーセントラルとは？セラーセントラルとは何が違うの？

こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。

amazonでの販売歴が長い方は「amazon ベンダーセントラル」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、気になるけれども内容まではよくわからないという方がほとんどでしょう。

本日は、インターネットで検索をしても非常に情報が少なく、非常に謎が多い「amazon ベンダーセントラル」についてメリットやデメリットをまとめてみました。

※amazonベンダーエクスプレスのサービスは終了しました。

amazon ベンダーセントラルを簡単に説明すると？

ご存じだと思いますが、amazonでは二種類の販売方式があります。

最終的に一般消費者さんへ商品を販売することは同じなのですが、amazonがベンダーから購入して販売しているのが「販売元Amazon.co.jp」になります。

「販売元Amazon.co.jp」 の操作は 「amazon ベンダーセントラル」 が使われます。

amazonには、マーケットプレイスで販売する人がいますよね。

この人たちはセラーセントラルを使います。

しかし、amazonに商品を卸す人もおり、その人たちが使うのが「amazon ベンダーセントラル」なのです。

ちなみに、業界によって意味が若干変わって来ますが「ベンダー」とは、商品の供給元のことであり、商品の供給元には、製造と販売がありますが、主に販売元について使う言葉です。

amazon ベンダーセントラルはどうすれば使える？

amazonのベンダーになるためにはamazonから招待をされる必要があります。

パワーセラーになるとamazonからお声がかかるようですね。

amazon ベンダーセントラルのメリット

今までのお話と重複する箇所もありますが以下のようなメリットがあります。

amazonが買い取ってくれる

一度に大量に買い取ってくれるならば不良在庫を解消できる可能性があるということです。

また、倉庫での在庫保管に頭を悩ませなくて良いですね。

（amazonに卸した後は）価格も在庫管理もamazonがやってくれる

セラーセントラルで販売する場合はプライスターなどの価格改定ツールを利用する必要がありますが、amazonが管理してくれます。

また、amazonからの発注を待つだけなので「在庫がない！発注しなくちゃ」もなくなります。

お客様が購入した時の手数料や送料はかからない

amazonが販売しているので、自社発送時やFBA発送時の送料や手数料は考えなくて済みます。

カートボックス獲得率が非常に高い

これが一番のメリットかもしれません。

amazon的にはカートボックスの取得率はセラーセントラルを利用する出品者と同等と言っておりますが、どうひいき目に見てもamazonが販売している商品のカート獲得率の方が高いです。

amazonが販売する表示を見たお客様から信頼され購入率が高くなる

よくわからないショップが販売しているよりも「amazonが販売発送してくれるんだ」という安心感ですね。

amazonが提供するマーケティングツールを利用できる

amazon Vine 先取りプログラムなどが利用できます。

招待制のためライバルの参入が難しい

ベンダーセントラルで販売したくてもお金を出せばアカウントを作れるわけではありますので、参入障壁はかなり高いです。

amazon ベンダーセントラルのデメリット

amazonが販売価格を決めるので値崩れしやすい

「amazonのサイトで販売をすると値崩れをする」とほとんどのメーカーが嫌がっています。

ベンダーセントラルで販売する人がメーカーであれば値崩れをしたらamazonに卸さなければよいだけです。

ただ、卸問屋としてベンダーセントラルで販売するときに値崩れが起きれば最悪、メーカーがあなたに商品を卸さなくなる可能性のことも考えなければなりません。

amazonからの注文が予測できない

1つの商品につき、amazonが仕入れる先は１つではありません。

ベンダーセントラルを使うあなたが他に一切卸していないメーカー自身であったり、メーカーから世界で唯一の代理店として独占販売ができている状況であったりすれば、必ずamazonからの注文が入ります。

しかし、なかなかそのような独占はできませんよね。

そうなると、amazonはより安く仕入れることができるベンダーへ注文することになります。

小ロットでの納品になると送料がかさむ

「ベンダーセントラルの利点はamazonが買い取ってくれる」ではありますが、ドンと買い取ってくれるわけではありません。

月間販売数が少ない商品であれば、amazonからの発注も少ない量になり、利益を送料が圧迫することになりかねません。

招待制のための参入が難しい

お金を積んでも参入できないので、amazonから招待連絡が来るまで待つしかできません。

売れないと判断された商品はamazonも販促を行わない

当たり前のことですが、売れる商品はamazonも積極的に販促してくれます。

でも、売れない商品に対しての販促は時間とお金の無駄と判断されてしまいます。

そうなると、amazonに出品されるだけでなかなか世間の皆様に買っていただけない商品になってしまいます・・・。

ベンダー側にとって条件が悪い（卸価格、支払いサイクル）

無謀な掛け率やamazonからの遅い支払いサイクルによって、ベンダーセントラルに招待をされても、断るメーカーやセラーが多いのも事実です。

広告を出さないと売れない

超有名販売サイトのamazonであっても、ただ販売ページがあるだけではお客様は辿り着きません。

お客様の目に入るためには、広告を出すことが必要になります。

最後に

本日は、amazonのベンダーセントラルについてメリットやデメリットを中心にお伝えしました。

ベンダーの招待があっても善し悪しがありますね。

例え、ベンダーの招待がなかったとしてもamazonはマーケットプレイスで十分売り上げを伸ばすことができます。

ベンダーの招待は気にせずに作業しましょう！

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