amazon転売(せどり)の価格競争から抜け出す具体的な対策とは?

こんばんは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。

amazon転売(せどり)を実践していると、誰もがamazon特有の価格競争に悩まされているのではないでしょうか?

せっかく利益の出る商品を見つけたのに、急にたくさんの相乗り出品するセラーが参入して、値下げ合戦が起きるといったことです。

場合によっては泣く泣く赤字で売り切ることもありますし、新しい商品をリサーチしないといけないのでリサーチ地獄に陥ります。

amazon転売(せどり)をするなら、価格競争は最大の悩みです。

私自身、あらゆる対策を試行錯誤してみて、ようやく価格競争から抜け出すことが出来ました。

あなたのお悩みを解決するきっかけになればと思い、今回は私の経験をもとにお伝えしていきたいと思います。

 

 

amazon転売の価格競争はなぜ起こる?

amazon転売(せどり)の価格競争

そもそもなぜamazon転売で価格競争が起こるかというと、一言で言えば需要と供給のバランスが崩れるためです。

特にamazonで転売(せどり)となるとライバルセラーと相乗り出品になるので、構造はシンプルです。

 

例えば、月30個売れて利益が出る「商品1」に出品者が3人だったとします。

すると各出品者の月間販売数は10個です。

ところが利益が出る商品のため、他の転売ヤー・せどらーも目を付けます。

そのため出品者も増え、出品者が10人に増えました。

すると各出品者の月間販売数は3個になります。

 

amazon 転売 対策

がんばってリサーチして利益が出る商品を見つけ出品して、出品した当初は10個/人売れる状態なので、多くの人は在庫を10個持ちます。

しかし、在庫を10個持つと、ライバルセラーの増加により当初は1か月で完売できる予定だったのが、3か月以上在庫を持つ事態になります。

そうなるとキャッシュフローが悪くなってしまいますので、「早く売らないと!」と考えてしまい、ライバルより値下げを始めます。

当然ライバルもプライスターなどの自動価格改定ツールで値下げされた価格に合わせるので、価格競争が発生します。

詳細は下記の記事で詳しく説明していますので、合わせてご覧ください。

amazon転売・せどりを続けると潰れる理由。メーカー仕入れで転売から卒業し、安定収入を得る方法

 

amazon転売(せどり)の価格競争から抜け出す対策とは?

amazon転売の価格競争から抜け出す対策とは?

amazon転売(せどり)で起こる価格競争から抜け出すためにはどのような対策があるでしょうか?

脱・価格競争の最もおすすめの方法は転売・せどりの手法から脱却し、メーカー仕入れに移行することです。

メーカー仕入れをすることで、ぱっと思い浮かべるだけでも下記のような対策案があります。

 

  • 海外メーカー商品の独占、国内代理店販売
  • 国内メーカー商品のamazon独占販売
  • OEM、ODMでオリジナル商品の作成
  • amazonセラーの出品者数限定販売(新規セラーへとは取引しない)
  • セット品での新規商品販売

 

メーカー仕入れをしている私のコンサル生でも、上記の対策を実践していますが、そのうちのひとつをやるだけでも価格競争の悩みから解放されます。

 

海外メーカー商品の独占、国内代理店販売

海外メーカーと交渉して日本の市場を独占的に任せてもらうか、いくつかある代理店のひとつとして日本のamazonでの販売許可をもらう。

ただ既製品の独占契約はかなり難しいです。そのため、最近ではmakuakeなどのクラウドファンディングを利用して、海外メーカーから独占権を取って日本未発売の商品を仕入れる方法が流行っています。

国内メーカー商品のamazon独占販売

これは国内メーカーから直接仕入れを行って交渉し、最終的にはamazonでの販売を自分だけにしてもらう方法です。

amazonでの独占契約が取れれば、ご自分がamazonで売らなくても他のセラーに卸売りすることも可能です。

決して簡単な方法ではないですが、西日本の総代理を頂いたり、オンライン販売を自分だけに任せてもらえたりする方法もあります。

また、海外メーカー商品と同様に、国内メーカー商品でもクラウドファンディングを利用して独占契約を取り、新商品を仕入れる方法があります。

OEM,ODMでオリジナル商品の作成

主に中国輸入で行う方法ですが、すでに売れている商品のデメリットを改善したり、日本で売れている商品の類似品に自社のロゴを入れたりパッケージを作成したり様々です。

類似品であってもページのクオリティーや広告で売上が大分変ってくるので、中国輸入×OEM販売に特化したノウハウもいろいろ存在します。

ただ、中国輸入ビジネスのOEM販売もライバルが増えて、似たりよったりの商品が多くなりがちで、以前より難しくなっています。

そこで中国だけでなく、海外メーカー、国内メーカーと組んでのOEM販売なども存在します。

国内OEM販売は、中国輸入OEMほどノウハウが多くないですが、商品のクオリティが高く、類似商品との差別化が十分可能な魅力的な商品を開発できます。

amazonセラーの出品者数限定販売(新規セラーへとは取引しない)

独占販売とは少し違いますが、メーカーに相談し、これ以上価格競争がひどくならないようにamazonでの販売者を限定化してもらう(amazonでの販売者を絞ってもらう)方法です。

交渉のタイミングが合えば、独占契約を取らなくても、結果的に自分一人で販売をしている状態になることもあります。

比較的簡単ではありますが、セラーが増えないというだけで長期的に販売できるので、安定した仕入れを行えるようになります。

また、価格競争を防ぐということはメーカーにとってもブランド価値を維持できるので、とても感謝されるので、信頼関係を構築できます。

そのため、別の商品のamazon販売を任せてもらえるようなこともあります。

セット品での新規商品販売

amazonに単体で商品登録されている商品を複数組み合わせて販売する方法ですが、メーカーから直接仕入れた商品の組み合わせであれば、そこまで簡単には参入できないかもしれません。

ただ、自分しか仕入れられない組み合わせでなければいずれは相乗りされると思います。

 

メーカー仕入れは差別化ができる!転売(せどり)では絶対できないおすすめ対策

転売(せどり)では絶対できないおすすめ対策

メーカー仕入れをする中で、amazonセラーの出品者数限定販売に取り組む対策がおすすめです。

比較的簡単ですぐに取り組めますし、長期的に販売できる効果を得ることができます。

 

転売・せどりでも起こる価格競争は、メーカーから仕入れをしてただ販売するだけでは同様に起こってしまいます。

しかし、amazon物販特有のデメリットである価格競争は、メーカー仕入れではやり方次第でメリットにもなります。

どういう事かというと、意外にamazonの仕組みやネット販売について詳しく知らないメーカーが多く存在するためです。

 

  • なぜamazonでは価格競争が起きてしまうのか?
  • 価格競争を阻止するためにはどうやっていけばいいのか?

 

それをお伝えするだけで感謝されますし、ネット販売をしたいけど、よくわからないから知識のある人にお願いしたいと任せてもらえることもあります。

価格競争に最初は聞く耳を持ってくれなくても、実際に価格競争が起きてしまった時に、商品ページなど見せてあげたりして現状をお伝えすることで信頼を得られるようになります。

こちらで商品価値を守るサポートをしてあげれば、販売価格を守らない出品者に商品を卸すのをやめてくれたり、自分だけに絞ってくれたりと優遇してくれるようになります。

最初は利益が薄かったとしても、相手の立場に立って問題を解決してあげることで後々大きなリターンを得られるようになることも実際にあります。

  • 出品者が増えないので長期的に販売できるようになる
  • 長期的にお付き合いする事で定期的に掛け率を見直してくれる
  • 仕入れ価格が安くなれば大量に購入できるようになり、amazon独占などのもっと良い交渉ができる

整理すると簡単ですが、これって転売(せどり)では絶対できないことですよね^^

amazon販売者の限定化の詳細な方法については、以下の記事や動画「極秘交渉術」をご覧ください。

amazonメーカー直取引では部分独占販売・販売者の限定化を目指そう

 

 

価格競争対策を実施したメーカー仕入れの結果は?

価格競争対策を実施したメーカー仕入れの結果は?

新規セラーの参入防止に取り組んだ私のコンサル生の結果ですが、メーカー取引を始めてから数ヶ月ほどでamazonのベストセラー商品の独占販売に成功しています。

メーカーと取引が決まる前に、amazonで価格競争が起きてしまう仕組みを説明し、その対策方法をお伝えしただけで自分1人に絞ってもらえたそうです。

それ以外にも、価格競争が起きているので改善の手助けをしてくれないか?と違うメーカーさんからお願いされることもあった例もあります。

「メーカー側のamazon販売の悩みを理解した上で解決方法を伝える」ということをしただけで、これだけメーカー信頼を得ることができるようになっていきます。

 

メーカーに取引の営業メールをすると、「amazon販売はお断りします」と返信を頂くことも多いですが、断っているメーカー自体がなぜamazon販売はダメなのか心底理解していない場合もあります。

悪い噂が1人歩きして、理由は知らないけどなんとなく悪いイメージだからamazonでの販売は断っている、、そんなメーカーさんもありました。。

もし可能なら「amazon販売はダメです」というメーカーさんには、失礼のないようにダメな理由を聞いてみてください。

こちらで対処できる理由であれば、その対処法をお伝えしてあげることで取引を成功させることができるかもしれません。

 

ほとんどのセラーはNOと言われた時点で諦めるので、NOと言われたメーカーと取引できるというだけで他のライバルセラーとの差別化に繋がります。

メーカー仕入れに関わらず、相手の悩みごとを解決してあげるということが、ビジネスを行う上で大切だと私は思います。

自分の利益ばかりを重視しているようでは、周りの人からの協力や共感は得られないはずです。

 

最近インターネットを使ってビジネスをされる方が多くなってきましたが、とあるメーカーさんからこんな言葉を言われました。

「最近同じような問い合わせが増えてきて対応にウンザリしてましたが、○○さんからは思いやりを感じました。うちの商品を宜しくお願いします」

利益とか関係なく嬉しかったですし、ネット販売とはいえやっぱりビジネスは人と人だと実感したお言葉でした。

こういった気持ちや、思いやりだけでも差別化になりますね。

 

 

最後に

amazon転売における価格競争は、避けられるものではありません。

でも、メーカー仕入れを始めることで相乗り出品者との価格競争に対する様々な対策ができるようになります。

今後amazon転売は規約や世間の評判から、ますます厳しくなっていくことは間違いありません。

ぜひ今からでもメーカー仕入れに取り組んで頂ければ幸いです。

 

 

 

このようなお悩みありませんか?

 

  • せどり・転売を続けることに不安を持っている人
  • 副業で臨む成果を得られていない人
  • 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
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ABOUT US
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中村裕紀国内&海外メーカー直取引完全ガイド著者+EC STARs Lab 代表
1984年生まれ、2022年現在38歳、二児の父。
介護・福祉関連の施設に勤める傍ら、2011年頃からamazon物販ビジネスを副業にて開始。
2013年に独立し、2014年に転売で月利100万円を達成するも直後にアカウントが閉鎖。
その後は転売のアカウント閉鎖の教訓を得て、メーカー取引一本で売上を立てる決意をする、その結果2015年に月利200万円を達成。

現在は法人9期目、国内外のメーカーとより良い信頼関係を構築し、オンラインの販売を通じて多くの方々にメーカーが真剣に気持ちをもって作った商品をお届けしている。
同時にamazon物販&メーカー直取引のコンサルタント業務を行い、月利30~500万円以上を継続して稼ぐプレイヤーを多く輩出している。

amazon物販ビジネスに特化したコミュニティー「 EC STARs Lab / EC STARs Lab Academy (総会員数223名)」を運営、著書は3冊出版、累計発行部数2万部突破。
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