こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。
せどり(転売)をやっていて、必ず誰もが経験するのが「せどりした商品が売れない!」です。
もちろん私も経験あります(笑)。
不良在庫を抱えてしまうと夜も眠れないくらい不安になりますよね。
今日はamazonでの販売において「どうして売れないのか」「どうして売れなくなったのか」の原因と対策について、解説します。
原因1、データの読み間違い
せどり(転売)の仕入れを行う際は、モノレート(2020年で提供終了)やデルタ、あるいはキーパなどを使います。
その商品の販売実績がどのように推移しているのかを分析して、見込みの利益額や販売予定数量を見極めることになります。
しかし実際、せどり(転売)をしていると、その予測通りに売れないことがあります。
予想通りに売れない原因として一番考えられるものは、「データの読み間違い」です。
思うように売れなかった時には、まずデータの読み間違いをしていなかったのかを確認しましょう。
よくあるのが、需要が多い時期を過ぎてしまった商品を仕入れてしまった失敗です。
冬にファンヒーターはよく売れますが、夏になると一気に需要が落ち込みまよね。
ファンヒーターはとても分かり易い例なので仕入れに失敗することはないでしょうが、自分の専門外の商品を仕入れると需要の季節がわかりません。
直近3ヶ月のデータしかチェックしていないと不良在庫を抱えるか赤字で売りさばくことになりますので、参考とするデータを、1年の期間で見る癖をつけましょう。
これによって、ある程度の失敗は回避することができますので、忘れずに確認するようにしてみてください。
季節商品は、需要がある時期に来るとものすごく売れます。
しかし、その時期を外すと全く売れなくなったりしますので、注意が必要です。
ただこのような商品は、敢えて売れない時期=仕入れ値が安い時期 に仕入れることで、多くの利益がとれるケースもあります。
資金に余裕があり、保管場所を確保できるならばこのような商品に目をつけてもいいかもしれませんね。
原因2、仕入れた後に市場で変化が起きた
せどり(転売)仕入れをした時点ではデータの読み間違いをしていなかった。
それなのに売れないのは、仕入れをした後に市場が変化したことが考えられます。
セミナーで紹介されて仕入れライバルが急増
その商品を誰かがセミナーなどで紹介し、受講者が一斉にその商品を取り扱い始めた場合も思うように売れなくなる原因になります。
このような状態になってしまうと、すぐに価格崩壊が起こることも予測がつきます。
amazonで販売するためには、カートボックスの取得が必須です。
カートボックスをご存じでない方は、「カート獲得はamazon転売で儲かるために絶対に必要な知識」をお読みくださいね。
何らかの原因により出品者が多くなるとカートボックスが回ってこなくなり、結果、自分の販売個数が減ったり、赤字になったりします。
目当ての商品の新商品が発売
季節商品でもなく出品者の急増も無いのに売れない時は、同じ商品の新商品が発売された可能性があります。
つまり自分が仕入れた商品が「型落ち」になってしまったということですね。
これはメーカーのホームページを仕入れる時にチェックしていれば回避できるかもしれませんが、実際そこまでしてせどり(転売)仕入れをしている人は少ないと思います。
他にも今までは品薄だったがメーカーが大量に生産を開始したとか、生産をストップしていたがメーカーが販売を再開したという場合も、今まで売れていたものが売れなくなったりする原因の一つです。
商品が市場に潤沢に提供されれば価格が高騰していた商品は元の販売価格に落ち着きます。
このようにデータだけではわからない予測不能なことは、ある一定数あると思っておいた方が良いでしょう。
いずれにしても予測が難しいこのような事例に当たってしまった場合は、損切りをして次に切り替えていくことをオススメします。
せどり(転売)もビジネスなので、うまくいかない事例もたくさん存在します。
予測が難しいことに思い悩むよりも、損切りをして資金を現金化して次に活かすことを考える方が健全です。
損したくないと思う気持ちは誰もがもっていますが、「これも経験!」と割り切り、その経験を買ったんだと考えてみましょう。
原因3、カートボックスが獲得できていない
先ほどお伝えをしましたが、amazonで販売する場合はカート獲得が必須です。
あなたが出品した商品が売れない時は以下を確認しましょう。
・FBAを利用しているのか
・価格が最安値となっているか
これはamazonを利用してせどり(転売)をやっていく上で、基本中の基本の確認なります。
カート獲得についてamazonが公式に公開している内容としては以下の事項があります。
FBAを利用している場合、amazonが代行しているので注文不良率やキャンセル率、出荷遅延率などを意識する必要はありません。
そうなると、カート獲得において最も重要な要素は「価格」になります。
売れなくなってしまった商品がFBAを利用しているセラーの中で、「最安値となっているのか」ということですね。
特に多くのセラーがいる場合、価格を手動で最安値にするのは非常に大変なので、この価格改定を自動で行ってくれるソフトを導入すると良いです。
自動価格改定で代表的なものは、プライスターです。
他にもソフトがありますが、どれも無料で試せる期間がありますので試してみると良いでしょう。
データを信じるな!経験を積んで独自の仕入れ基準を持とう!
あなたはPDCAサイクルというのをご存知でしょうか?
PDCAサイクルとは生産技術における品質管理などの継続的改善手法です。
ウィキペディアによるPDCAサイクルの解説はこちら
せどり(転売)で売れない原因とその対策を行う時に、このPDCAサイクルはとても効果的に改善してくれます。
せどり(転売)でいうPDCAは、以下のようになります。
Plan(データを見て、仕入れの予測する)
Do(実際に販売する)
Check(実際にどのように売れたのか、または売れなかったのかを評価)
Action(計画とずれてしまった原因を探り、改善策をとる)
せどり(転売)で売れない時は、このPDCAサイクルに当てはめてみて改善していきましょう。
そして自分独自の仕入れ基準をアップデートしていきましょう。
せどり(転売)で予定通り売れないことは、よくあることです。
もちろん予測通りに売れればそれに越したことはありませんが、むしろ「よくあること」だという認識のもとで取り組んだ方が良いでしょう。
それではせどり(転売)を、上記PDCAに当てはめた場合の、注意するポイントについてそれぞれ述べてみたいと思います。
Plan(データを見て、仕入れの予測する)
データは絶対ではありません。
ましてやデータが間違っている場合もあります。
なので、データはあくまで参考となる資料だと思ってください。
その上で予測をしていきますが、いきなり予測した大量の数量をいっぺんに仕入れるのはやめた方が無難です。
特に最初の段階では、少量のテスト販売を行いましょう。
Do(実際に販売する)
実際にFBAに納品をして、販売します。
常にFBAセラーの最安値になっているようにしましょう。
Check(実際にどのように売れたのか、または売れなかったのかを評価)
FBAに納品してから売り切るまでの期間と、実際に販売できた時の販売価格と販売数を記録します。
同時にセラー数も把握しておくとより良いですね。
Action(計画とずれてしまった原因を探り、改善策をとる)
予測した販売価格と実際の販売価格を比較します。
また、予測した販売予定数と実際の販売数を比較します。
これらの数値を比較しながら次回の仕入れにむけて、より正確な数量と金額を弾き出します。
このようにPDCAを何回も繰り返すことでその商品に対する精度が高くなり、赤字や不良在庫を抱えてしまう確率を低くします。
最後に
せどり(転売)で「売れない!」とつまづくことは誰にでもあることです。
でも、諦めないで適切な対応をすれば、売れる時が来ます。
せどり(転売)で予定通り売れないことがあったら、原因を探る→PDCAサイクルを回す→改善する ことを心がけましょう。
ただ、せどり(転売)では利益がとれる商品がいつも仕入れられるわけではありません。
PDCAが効果を発揮するのは、いつでも在庫を持っているメーカー取引です。
せどり(転売)の経験を是非メーカー取引に生かしてください。
こちらの記事もオススメです。
転売を続けるならメーカー取引も候補にいれてみてください^^
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
EC STARs Lab.代表の中村が過去有料で開催した 【Amazon物販ビジネス国内メーカー直取引完全攻略セミナー】 の内容を無料公開しております。
下記をクリックして中身をご確認ください^^
国内メーカー仕入れに特化したセミナーはコチラから↓↓
弊社が出版した書籍一覧はコチラから↓↓
お金をかけないビジネスはない!モノレートやモノゾンの数字を信じてはダメ!
せどりの必須ツール「モノレート」が終了!でも大丈夫!