こんにちは、amazon物販コミュニティ「EC STARs Lab.」の中村裕紀です。
店舗せどりでよく聞く言葉に、「ビームせどり」というものがあります。
ビームせどりは何かと問題点が多く、禁止する実店舗が多い現状がありますが、今でも取り組んでいる人はいるようです。
そこで、本記事ではビームせどりのメリット・デメリットや今後の可能性を解説します。
目次
ビームせどりとは?
ビームせどりは、実店舗で商品のバーコード(JANコード)をビーム(バーコードリーダー)で読み取り、各プラットフォームの商品の価格差や売れ行きをリサーチする手法です。
専用のバーコードリーダーはamazonや楽天で検索すると、5,000~40,000円程度で気軽に買えます。
また、バーコードリーダーを買わなくてもバーコードの読み取りができるスマホアプリがあります。
また、Keepaやプライスターなど有名ツールでもバーコードの読み取り機能は付いているので、ビームせどりに必要なものを揃えるのは難しくありません。
ビームせどりは、バーコードの手入力の手間を省くことができるので、効率よくリサーチをすることができます。
また、その場で商品の価格差や売れ行きの当たりを付けられるので、目利きが鍛えられていなくても十分取り組めます。
そのため、初心者にはかなり取り組みやすい方法です。
ビームせどりに必要なのはバーコードリーダー? スマホアプリ?
※ビームせどり用のバーコードレーダー例
ビームせどりのバーコードの読み取りは、先ほど解説したように専用のバーコードリーダーを使う方法とスマホアプリを使う方法があります。
バーコードの読み取りの精度を高めるには、コストはかかりますが専用のバーコードリーダーを用いる方法がおすすめです。
高価なバーコードリーダーの方が精度は高くなりますし、せいぜい30,000~40,000円程度の初期投資で済みます。
しかし、バーコードリーダーのデメリットは、ビームせどりをしている様子が目立つという点です。
そのため、ビームせどりを禁止している店舗でこっそりとビームせどりを行うと、すぐにバレて出禁となる可能性もあります。
こっそりとビームせどりを行うならスマホアプリの方がやりやすいですが、今度はバーコードの読み取りの精度が悪くなります。
どちらも一長一短ありますが、ビームせどりをするなら、禁止されていない店舗で専用のバーコードリーダーを使うのがいいでしょう。
またスマホアプリについては下記の記事にまとめていますので、ご参考までに。
ただし、ビームせどりを禁止している店舗は徐々に増えつつあります。
ビームせどりのメリット
ビームせどりのメリットについて簡単に解説します。
初心者でも効率的にせどりができる
ビームせどりは、初心者が非常に取り組みやすい方法で、しかも効率的です。
目利きがなくてもバーコードをスキャンするだけで、仕入れ前に価格差や売れ行きがある程度判断できます。
そのため、店舗にいながら商品を素早くリサーチして、利益率や在庫回転率といった物販で重要な数値の当たりを付けることができます。
時短でリサーチできるので、それだけリサーチする店舗や商品点数を増やすことが可能です。
独学でも実践しやすい
せどりや転売は、商品を安く仕入れて高く買うだけのシンプルな方法ですが、ビームせどりは特にわかりやすい方法です。
極論すれば、バーコードリーダーの読み取りさえできれば、独学でも実践できる方法です。
どんなに高いバーコードリーダーでも30,000円で初期投資額が低く、試しにやってみるには敷居の低いビジネスと言えます。
その場で仕入れが可能
バーコードリーダーで読み取って、価格差があり売れ行きもいい商品であれば、その場で仕入れてすぐに出品することができます。
電脳せどりの場合は、仕入れてから商品が到着するまでに日数がかかりますし、仕入れができるとも限りません。
店舗仕入れの場合は、その場で商品の状態を確認して仕入れることができるのがメリットです。
ビームせどりのデメリット
そんなに簡単にできるなら、ぜひやってみようと言いたいところですが、ビームせどりには、大きなデメリットもあります。
ビームせどりを禁止している店舗が多い
ビームせどりは仕組みこそシンプルで初心者でも始めやすい方法ですが、近年はビームせどりを禁止している店舗が多く、かなりやりづらい方法です。
この一連の行為で長居することは他のお客様にとっても迷惑な行為なので、最近の高額転売の問題もあり禁止する店舗が多いのです。
しかも、ビームせどりをしている様子は、店員にはかなり目立つので、禁止されている店舗でこっそりと行うわけにもいきません。
せどらー・転売ヤー禁止の実店舗で、ビームせどりを強行しようとしても出禁になるだけでしょう。
後ろめたい気持ちを引きずる
今は赤外線が出ないバーコードリーダーやスマホアプリもあり、ビームせどり禁止の店舗でも隠れてビームせどりをしようと思えばできます。
ただ、禁止行為を隠れて行うというのは、周りの目も気になりますし、どこかで後ろめたい気持ちを引きずってしまいます。
また、いつ「当店はせどり禁止です」と店員に怒られて追い出されてもおかしくない状態なので、ビクビクしながら実施することになります。
「隠れてコソコソとせどりをするスリルがたまらない」という強靭なメンタルを持つ人にはいいですが、そんな人はほとんどいないでしょう。
大量仕入れができないので効率が悪い
いくらビームせどりで効率よくリサーチできたとしても、店舗で仕入れることのできる商品点数は限られます。
いくら利益率の高いお宝商品を見つけたとしても、1個しか手に入らないこともあります。
大量仕入れができない点は、かなり効率が悪いと言えます。
副業として始めるにはいいかもしれませんが、会社を辞めるほど稼げるかといえばかなり厳しいと言えます。
一生続けられる物販ではない
ビームせどりを禁止している店舗が増えていますが、最近の転売に対する規制の強化を考えると、今後もこの流れは続くでしょう。
つまり、今後もビームせどりを続けるには厳しい時代が続くことになります。
今ではビームせどりが禁止されていない実店舗も多く、ブックオフやハードオフのような大手でも店舗によって差がある印象です。
そのため、ビームせどりが大丈夫な店舗を探すのもいいのですが、今後もビームせどりOKが続くとは限りません。
一生ビームせどりで稼ぎ続けることは難しいと考えた方がいいでしょう。
ビームせどりは長期的に稼ぎ続けるのは難しい
ビームせどりについては、かなり賛否の分かれるところです。
「今でもビームせどりができる店舗があるから今のうちに稼いでおいた方がいい」
「禁止している店舗が増えてライバルが撤退している。ライバルが撤退しているからビームせどりはチャンスだ」
と主張してビームせどりを続ける人がいるのもたしかです。
ただ、個人的にはビームせどりについては、今後は可能性の広がらないビジネスなのでやりたくないと考えています。
やはり、どうしてもビームせどりを禁止している店舗があるということは、店舗としては不利益になるということであり、win-winとは言えないためです。
不利益になることであれば、規制を強化するのは当然のことです。
爆発的な利益が出るなら、今のうちにやっておいた方がいいという理屈もわかりますが、店舗せどりはそもそも大量仕入れができず、大きく稼げません。
常に価格差のある商品を探し続けて、利益が積み上がっていかないという点も大きなデメリットです。
社会的に信用の低いビジネスは、今後拡大するとも思えないので、自分だったらこれからビームせどりに着手することはありません。
なお、店舗せどりについては、以下の記事も合わせてご覧ください。
最後に
以上、ビームせどりの特徴とメリットとデメリット、今後の可能性を解説しました。
ビームせどりは、そもそも禁止している店舗が多く、できる店舗は限られています。
そのため、専用のバーカードリーダーを使って堂々と行うならば禁止していない店舗を探さないといけません。
また、大量仕入れができず効率の悪いビジネスであるため、ビームせどりができる店舗を見つけたとしても爆発的に稼ぐことは難しいです。
ビームせどりの禁止にビクビクしながら、一時的な利益を求めることが、どれほど魅力的かと言われると、かなり疑問です。
後ろめたい気持ちがないまま堂々と物販をして、継続的に安定収入を積み重ねていくにはメーカー仕入れをおすすめします。
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