【経験談】ネッシー仕入れは稼げない4つの理由| Amazonで稼ぐblog

仕入れが安定しなくて大変…新しい仕入れ先はないものか
ネッシーっていう卸サイトが取り扱い商品多いしたくさん仕入れができそうだけどどうなのかな？

物販をしていると、このような悩みを抱える方は非常に多いです。

とくにせどり・転売は安定して仕入れが難しいですしね(^^;)。

私も物販は電脳せどりからスタートしましたので、その気持ちはよくわかります…。

安定した仕入れを目指して、卸サイトから仕入れができないか？と検討したくなりますよね(^^;)

卸サイトは大小様々なサイトがありますが、検索して比較的目に入りやすいのは下記2つのサイトかと思います。

スーパーデリバリーについては、下記の記事でも紹介している通りメーカーが卸側で利用していることも多く、また審査も厳しめです。

スーパーデリバリー仕入れとは?せどりとの違いや稼ぐことが難しい5つの理由を解説

そこで今回はネッシーはどうか？を、せどりで月利40万、メーカー仕入れで月利60万円を達成した私の経験談を交えながら解説していきます。

ネッシーからの仕入れを検討している方は、参考になることも多いかと思いますのでぜひ最後までご覧ください。

1 【実録】ネッシーで仕入れ商品を探した結果…
2 ネッシー(NETSEA)からの仕入れはやめたほうがいい4つの理由
3 メーカーからの直接仕入れが安定して利益が出る唯一の方法
4 最後に

【実録】ネッシーで仕入れ商品を探した結果…

まずは私が実際にネッシーでの仕入れを検討したときの経験談をお伝えします。

私がネッシーの存在を知ったのは、メーカー仕入れを開始した当初に、取引希望のメールをメーカーに送ったところ下記の返答があったときです。

メーカー仕入れをしていると、このように

うちは直接取引してなくて、このサイトから仕入れたければ仕入れてくださいね。

と言ってくるメーカーさんもあります。

このメールをもらったときに、はじめてネッシーという卸サイトがあることを知りました。

早速そのメーカーの商品を調べ、どうせなら他の商品も少し調べてみて、

あ、あかん…。

これ全然仕入れできへんわ(^^;)

となりました。。。

利益が出る商品がほとんどない

まずネッシーで仕入れ商品を探していて感じたのが、

利益出る商品が全然ないな…

ということです。

例えば下記のDHCのサプリメントですが、amazonで月200個以上売れている超人気商品です。

3個セットで税込み1,699円で売られていますね。

これだけ売れていれば、利益が5%とかでも仕入れてたくさん売れれば万々歳ですよね。

ではこの商品をネッシーで探してみましょう。

単品で税抜き516円なので、amazonの3個セットで販売しようとすると

516円×3個×税1.08＝1,672円

が仕入れ値になります。

おー、なるほど……

するまでもないですが(笑)、念のためFBAシュミレーターで利益計算してみると

大赤字ですね(汗)。

私が返信もらったメーカー商品もそうでしたが、ネッシーはこんな感じで大赤字になる商品ばかりです(^^;)

仮に何百商品とリサーチして、やっと利益が出る商品が見つかったとしても、

そのリサーチ時間分使えば、もっと利益が出て取引できるメーカーが間違いなくたくさん見つかるわ！

と、私は感じました。

ロットを積めば単価が下がるも半年～1年以上の在庫を抱える

商品の中には、ロットを積んで1度の発注数量を増やせば単価が下がり、何とか仕入れできることもあります。

例えばこんな感じですね。

上記図はカートン(CTN)単位で100個ですが、私が連絡したメーカーの商品は400個が1カートンで安く買えるものでした。

400個で買えば、7～8%利益が出ましたが、、、

売上予測的に、400個を全て売り切るためには1年以上在庫を持ち続けなければいけませんでした。。。

さすがに1年以上もの在庫をもつことは、売上金が全て回収できるまで1年以上かかるので、キャッシュフロー的に買えませんよね(^^;)

amazonでの売上予測は、Keepaとキーゾンというツールである程度予測が立てられます。

ご存じない方は下記の記事も合わせて読んでみてください。

Amazon物販に必須のKeepa(有料版)とキーゾンの登録方法・使い方、便利な機能を図解で詳細解説！

何とか仕入れた商品もすぐに値崩れし赤字で在庫処分するはめに(泣)

といいつつも、1度だけ他のメーカーからも「ネッシーで仕入れて」と言われた商品を見たところ、5%ほど利益が出そうで在庫も少なくすみそうな商品があり、仕入れたことがあります。

私が仕入れてamazonに出品した当初はライバル出品者数が5人ほどだったんですが、瞬く間に1週間ほどで販売者が20人に激増しました(汗)。

ライバルが4倍になったため、当初の売れ行き予測も1/4に。。。

しかもライバル出品者も同じことを思ったのか、値下げするヤツが現れて価格競争になり利益も赤字に。。。

メーカーに問合せたところ、

最近まで在庫切らしてたんですが、つい最近補充したんですよ。

その途端、たくさんの方が買っていただいたので、その影響かもしれないですね～。

と平然と言われました。

まあよく考えれば当たり前の話しです。

ネッシーは誰でも仕入れができますので、利益出る商品ならみんな仕入れてライバル増えますわな。。。

結局全然売れないし赤字だしで、採算度外視で安く売りました。

これらの経験を得て、ネッシーでの仕入れは今後やらないようにしようと決めました。

時間が本当にもったいないです。。。

ネッシー(NETSEA)からの仕入れはやめたほうがいい4つの理由

以上、私が体験したネッシーでの仕入れについてお伝えしてきました。

結論からお伝えすると、ネッシーからの仕入れはやめたほうがいいです。

それはまとめると下記4つの理由のためです。

ネッシー仕入れはやめたほうがいい4つの理由

卸値が高い商品が多く全然儲からない
誰でも仕入れができるので価格競争になりやすい
卸元は海外の怪しい業者も多い
トラブルになってもネッシー(NETSEA)運営は仲介してくれない

1つずつ解説していきます。

卸値が高い商品が多く全然儲からない

まずは何といっても全然利益が出る商品が見つからないためです。

「卸サイトから仕入れる」と聞くと、下記のようにせどりよりももっと安く仕入れができることをイメージされている方も多いかと思います。

ですが実際は、私の体験談でもお伝えした通り全然安く仕入れができません。

それは次章で説明する通り、ネッシーでの仕入れは誰でもできるため、ライバルが参入しやすくすぐに価格競争になりやすいためです。

誰でも仕入れができるので価格競争になりやすい

ネッシーに限らずどの卸サイトにもいえることですが、誰でも簡単に仕入れができるということは、すぐにライバルが増えて価格競争が始まってしまいます。

例えば、月に100個売れる商品があったとします。

出品者が2人だけの場合、それぞれ50個ずつ売れる予測になりますよね。

ところがこの商品を見て

おっ！この商品利益出るしよく売れるしいいじゃん！ネッシーで仕入れよう！！

という方がわらわらと出てきます。

その結果、出品者が5人…10人と増えるとどうなるでしょうか。

こうなります…。

50個売れると思って仕入れたら、ライバルが増えてしまって10個しか売れず、早く資金を回収しないといけないため価格を安くする輩が現れ、値下げ合戦です。

ネッシーが卸サイトとはいえ、誰でも仕入れができてしまうとこの価格競争になるリスクは常に付きまとうため、やめたほうがいいと感じます。

卸元は海外の怪しい業者も多い

またネッシーは、卸元（サプライヤー）の登録も簡単にできます。

私が返信をもらったメーカーのように、国内メーカーもありますが中国など海外の業者も非常に多いです。

例えばトップページにイチオシのサプライヤーとして取り上げられている下記の会社。

商品一覧を見てみるとこんな感じです。

ウエディングドレスを6,000円台で売っていることがまず驚きですね。。。

品質どんなんやねん…。

そのウエディングドレスですが、中国輸入仕入れの大手アリババ（1688.com）で検索してみると、

全く同じ商品があります。。。

190元≒3,800円で仕入れができますね…。

つまりネッシーがイチオシのこの業者、中国の会社か中国輸入転売ヤーです(^^;)。

別に中国輸入を否定しているわけではありません。

ただアリババで仕入れできる商品を、倍の値段で売ってるネッシーの業者から仕入れるくらいなら、アリババで直接仕入れた方が絶対にいいですよね？

このように、ネッシーは卸元も簡単に登録できるために、よくわからない業者も多く存在します。

仕入れてトラブルになることもありますし、あえてネッシーで仕入れをする必要もないですので、卸元がメーカー本体である場合を除きやめておいたほうがいいです。

トラブルになってもネッシー(NETSEA)運営は仲介してくれない

そういった質の低い業者もいる中で、「違う商品・サイズ違いの商品が届いた」などのトラブルになることもあります。

そういった場合でも、ネッシーの運営は仲介してくれません。

第１９条　当社の責任
1.当社は、ECサービスにおいて販売される商品等に関する一切の事項について何らの責任を負いません。
2.当社は、ECサービスにおけるバイヤーに関する一切の事項について何らの責任を負いません。
3.当社は、ECサービスに関して、会員、バイヤー、その他の第三者との間で発生した一切のトラブルについて、関知しません。
4.会員は法律の範囲内でECサービスをご利用ください。ECサービスの利用に関連して会員が日本及び外国の法律に触れた場合でも、当社は一切責任を負いません。
5.本規約において当社の責任について規定していない場合で、当社の責めに帰すべき事由により会員に損害が生じた場合、当社は、会員が過去１２ヶ月に支払った料金を上限として賠償します。
※NETSEAサプライヤー会員規約より引用

ネッシーはこのように、売買に関するトラブルには一切関わらず当事者間で解決する以外に道はありません。

場合によっては泣き寝入りせざるを得ないこともあります。

そのため仕入れを検討するのであれば、メーカーが直接卸元になっている場合のみにした方がいいでしょう。