と、トレンドせどりに興味を持ったことはないでしょうか?
トレンドせどりとは、流行している商品を売れるタイミングで仕入れて転売する物販ビジネスの1つです。
うまくハマればお客様が殺到して、短期的にはなりますが高値のまま爆発的に売ることもできます。
そのため、今まで達成したことのない月利を達成できることもあります。
一方で、トレンド商品は売れるタイミングが過ぎると、あっという間に需要がなくなり、不良在庫を大量に抱えかねないリスクの高い手法です。
そのため、トレンドせどりはおすすめできません。
初心者の方は特に注意してください。
目次
トレンドせどりはタイミングよく商品を売り抜けることがポイント
トレンドせどりは、人気商品が売れるタイミングを狙って仕入れて、流行している間に売り抜ける物販ビジネスです。
具体的には、テレビのインターネットのニュースや、SNSなどのメディアの最新情報をチェックして、流行をリサーチします。
実際に話題性の高い商品は、amazonで検索すると上位に表示されていますし、以下のようにKeepaやキーゾンで売れていることが確認できます。
Keepaでは、ランキングの推移が調べられます。
商品が売れるとランキングが変動するので、たくさん売れるとランキングのグラフがギザギザの波を描きます。
逆に売れなければランキングはギザギザしません。上図の波形の商品は、かなり売れ筋商品と言えます。
このランキングの波を計測して、月間販売個数を数値化したのがキーゾンです。
Keepa・キーゾンの詳細は以下をご覧ください(必ず有料版を使用しましょう)。
理由は何にしても、ブレイクした商品であれば、売れ始めた時期からランキングのグラフの波形がかなりギザギザを描いています。
売れると判断できればトレンドが廃れる前に商品を仕入れます。
しかし、無理な仕入れは絶対に避けましょう。
あまり仕入れが少ないと販売機会を逃すことになりますが、もっと怖いのはトレンドが廃れた後も大量の在庫を抱えていることです。
特に一過性のブームが過ぎ去ったあとの商品は、一気に売上が失速して値崩れもします。
そうなることがないように、Keepaなどで仕入れ個数を判断して、適正な仕入れをする必要があります。
ただ、トレンド商品は、Keepaやキーゾンを使ってもいくつ売れるか、いつまで売れるかを予測することは難しいのが現状です。
トレンドせどりで扱う主な商品
トレンドせどりで扱う主な商品について具体的に解説します。
意外と、トレンド商品は数多く存在することがわかるでしょう。
流行の人気商品
トレンドせどりの代表格は、言うまでもなく流行の人気商品です。
- テレビのニュース番組や情報番組
- インターネットのニュース
- Twitterのトレンドキーワード
- LINEニュース
- YouTubeの急上昇ランキング
- TikTokなどSNSでバズっている投稿
- 人気アニメ、キャラクターグッズの最新情報
などを日頃からチェックして、ピンと来る商品があればamazonでリサーチしてみます。
人気商品であれば、高値で爆発的に売れることがあります。
しかし、流行の人気商品、特にアニメ、キャラクターグッズ関連などは転売規制がかかっていて、大量仕入れができないことが大半です。
例えばディズニー関連商品やポケモンカードは、完全に転売目的の仕入れを禁止しています。
そもそも、人気商品や限定商品を買い占めて、不当な高額転売をする行為はほとんど対策されているので、あまり手を出さない方がいいでしょう。
また、流行の人気商品が怖いのはブームが過ぎ去ったあとです。
ブームが過ぎ去ると、爆発的に売れていたのが嘘のように売れなくなり、あっという間に値崩れします。
売れるタイミングを逃すと、大量の不良在庫を抱えて大爆死する可能性があるので注意しましょう。
トレンドせどりというと、異常気象や災害、コロナなどのパンデミックを思い浮かべる方もいるでしょう。
災害などがあった場合、防災グッズや保存食品などの需要が高まり、高値になることがあるためです。
コロナ禍のマスクが良い例です。
ただ、マスクはコロナ禍の真っ只中で、一時的に法律で転売禁止となっていたことは記憶に新しいでしょう(現在はマスクの転売禁止は解除されています)。
※経済産業省資料より抜粋
今後、災害やパンデミックが起きた場合、このような転売規制が出てくることは十分考えられますし、消費者から批判に晒されるので避けた方がいいでしょう。
リバイバル商品
最先端の商品ばかりがトレンドになるとは限らず、何らかの理由で昔の商品がリバイバルヒットすることがあります。
このようなリバイバル商品は、例えば人気芸能人やスポーツ選手の引退や訃報など大きな出来事がきっかけになることが多いです。
例えば、ニュースで大きく取り上げられた人気俳優が出ていた過去のドラマや、人気芸能人が出ていたバラエティのDVDなどです。
ただ、リバイバル商品についても、大ブームになれば転売規制がかかることが多いので、大量仕入れは難しいところがあります。
季節商品
季節商品も、一種のトレンドせどりと言えます。
ただ、季節商品は、流行の人気商品と違って一過性のブームではなく、毎年同じ時期に需要が伸びることが特徴です。
そのため、最新の流行やリバイバルヒットを追うよりは、まだ売れるタイミングなどをつかみやすいでしょう。
先ほど紹介したKeepaであれば、過去1年以上の売れ行きの傾向を調べることができるので、比較的売れる時期が読めます。
他のトレンド商品に比べると、季節商品は不良在庫のリスクを抑えることができます。
具体的には、以下のイベントをチェックして、イベントの1~2ヶ月前に仕込んでおくといいでしょう。
- 正月
- 成人式
- 受験シーズン(1~3月)
- 節分
- バレンタインデー
- ホワイトデー
- 花粉症(3~4月)
- ひなまつり
- お彼岸
- 花見シーズン(4月)
- 入学式
- 入社式
- 引っ越しシーズン(4月など)
- ゴールデンウィーク
- 母の日
- 父の日
- 梅雨
- 七夕
- 夏祭り
- お盆
- 暑さ対策時期(7~9月)
- 寒さ対策時期(12~3月)
- 雪対策(12~2月)
- ハロウィン
- 運動会
- クリスマス
季節のイベントといっても、チェックすべき時期はこれだけあるので、季節商品は思った以上に多いです。
ハロウィンやクリスマス、正月など王道のシーズンだけでなく、様々なイベントをチェックして商品リサーチしてみるといいでしょう。
廃盤商品
店舗せどりなどの王道の手法ですが、生産終了と同時に廃盤商品の需要が伸びることがあります。
新型モデルが出て、旧型の商品が生産終了になったタイミングなどです。
例えば、あるパソコンのマウスが次世代モデルの出現で生産終了となったとします。
この場合、どうしても生産終了となったマウスの方が使い心地がいいという人が、少し高値でも買っていくことが多いです。
こちらのマウスですが、すでに生産終了となっているモデルです。
現在は、当時の価格に近い価格で落ち着いてきましたが、生産終了したあと、一時的に価格が5,000円以上に高騰していたことがわかります。
私は、そのタイミングで購入してしまいました、、、
「メーカー名 生産終了」などでGoogle検索してリサーチすると、廃盤商品は見つかるので、探してみるといいでしょう。
新発売商品の初回限定版
新発売の商品の場合、何か特典を付けて初回限定版として発売していることがあります。
例えばアイドルのDVDで写真が付いてくる、新作ゲームで冊子などが付いてくるといったものです。
通常の商品より高値で販売されていることが多く、しかも限定品ということもあり、プレ値が付くことがあります。
トレンドせどりを初心者におすすめしない5つの理由
トレンドせどりが初心者におすすめできない理由を詳しく解説します。
トレンドせどりは、需要の見極めが難しいところが一番の難点でしょう。
売れるタイミングを間違うと大損する
トレンドせどりで一番気を付けないといけないことは、売れるタイミングを間違うと不良在庫を抱えて大損してしまうことです。
つまり、爆死です。
特に爆発的に流行した商品は、一気に需要が冷めて値下がりしてしまうことは少なくありません。
例えば、2022年にヒットした炭酸飲料対応ボトル。
日経トレンディの「2022年ヒット商品ベスト30」で6位に入った炭酸飲料対応ボトルですが、Keepaで価格推移を確認すると・・・・・・
発売開始直後こそは、定価を大幅に上回る9,980円で販売されていましたが、すぐに適正価格(5,455円)近辺に戻ってしまっています。
しかも、その後ずるずると値下がりしていることがわかります。
ヒット商品は、かなり寿命が短いので注意する必要があります。
同じタイミングでライバルが集中して回転が悪くなる
トレンド商品は、同じタイミングでライバルが集中的に狙います。
なかには、凄腕と言えるような転売ヤーが虎視眈々と狙っています。
そのため、商品の入手が難しいですし、入手したとしてもライバルが多すぎて回転が悪くなる傾向にあります。
チョコレートなら季節が過ぎてもそこそこ売れるでしょうが、最も問題になるのは一過性のブームで爆発的に売れた商品です。
早く売り抜けないといけないのに、思った以上に回転が悪く、結局大量に在庫を残したままトレンドが廃れてしまうことも十分あり得ます。
タイムリミットがあるのに、なかなか在庫を捌けないとなると、精神的にも不安になってしまうので、過剰な仕入れは避けないといけません。
売れ行きの予測を立てることが難しい
トレンド商品は、かなり売れ行きの予測を立てることが難しいです。
いくつ売れるか判断することが難しいですし、いつまで売れるのかわかりません。
季節商品なら1年以上前の傾向をKeepaなどである程度観測できますが、それ以外のトレンド商品はかなり難易度が高いです。
と言って追加で商品を仕入れて、爆死してしまうことも少なくありません。
もちろん、逆に仕入れのタイミングを逃してチャンスを逃してしまうこともあります。
だからといって、例えばクリスマスの商品を夏に仕入れるなど、あまり早く仕入れてしまうと、amazonの場合FBA保管料が高くなるので注意してください。
トレンド商品は、
- 売れるタイミングを過ぎても売れずに不良在庫を大量に抱える可能性がある
- 仕入れのタイミングを逃してしまうことがある
- 季節商品など、あまり早く仕入れてしまうと保管料が高くなる
といった可能性があるので、実は難易度が高い点は注意しましょう。
最新の人気商品、限定商品は転売規制が厳しい
最新の人気商品、限定商品などは高額転売が社会的に問題になっているため、各実店舗、オンラインショップが転売対策を行っています。
特にプレ値が付きやすい以下のアニメ、キャラクター関連グッズについては転売目的の仕入れが禁止となっています。
- ディズニー
- シルバニアファミリー
- ガンダム
- 仮面ライダー
- ONE PIECE
- 美少女戦士セーラームーン
- 鬼滅の刃
- 進撃の巨人
- 呪術廻戦
- ハローキティ
- トミカ関連
- プラレール
- ベイブレード
- ポケモンカードゲーム
その他、最新の話題のゲームや爆発的にヒットしている商品、最近亡くなった芸能人のDVDなどすべて転売規制がかかるものと思っていいでしょう。
具体的には、「1人1個まで」など購入制限をかけたり、シークレット販売にしたりなどです。
例えば、転売対策で有名なノジマは、以下のような転売対策を徹底しています。
【ノジマでの転売防止策】
- 抽選販売
- 購入履歴の確認
- ノジマモバイル会員の登録取消し
- フリマサイトで覆面調査をし、直接お電話して対象商品を出品停止
- 小型バーコードリーダーの使用をお断り
- 転売目的とした購入をした人のわかる仕組み
※ノジマオンライン公式サイトより抜粋
不当な買い占めによる高額転売は、モラルに反するものですし、意に介さずやろうとしても転売禁止とされているので、手を出さない方がいいでしょう。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
トレンド商品は長期的に売れないので月利が安定しない
トレンドせどりは、基本的には短期爆発的な売上を見込んだ物販ビジネスです。
短期的に大きな月利を得ることがあっても、売れるタイミングが過ぎたら終わりなので、月利が安定しません。
と月利の増減が激しいと精神的に不安でしょう。
さらに大きな月利が欲しいなら、爆死覚悟で別のトレンド商品をリサーチし続ける必要があります。
肉体的にも精神的にも疲弊してしまうので、トレンドせどりを中心に稼ぐことはおすすめしません。
トレンド商品を扱うならせどりよりメーカー仕入れがおすすめ
そもそもトレンドせどりをしたいという方は、「通常のせどりよりもっと大きく稼ぎたい」という気持ちが強いのではないでしょうか?
しかし、トレンドせどりは短期的に稼ぐことができても、売れる時期が終わればすぐに月利は低い状態に戻ります。
平均すると、あまり大きな稼ぎにならないことが多いでしょう。
しかも、不良在庫を抱えるリスクが大きく、無茶な仕入れができません。
長期安定的に大きく稼ぎたいなら、せどりを卒業して、メーカーから直接商品を仕入れて販売するメーカー仕入れをおすすめします。
実際にどれくらい稼げるかというと、あくまでEC STARs Lab.メンバー内に限った実績ですが、次の通りです。
上図のとおり、約85%が月利10万円、半数が月利50万円、約30%が月利100万円を超えています。
しかも、この月利は1回限りではありません。
長期安定的に月利30万円、50万円、100万円と稼いでいるのです。
トレンドせどりの場合は、瞬間風速的な大きな月利で終わりですが、メーカー仕入れでは安定的に利益を積み上げることができます。
なぜかというと、メーカー仕入れには次の特徴があるためです。
- 少量仕入れから始めて、売れることを確認したら仕入れを増やしながら利益率を上げる
- メーカーと取引が成立したら安定的に商品を仕入れることができる
- ライバルが増加しても販売者を限定化して適正価格を維持できる
- 上記のことを理由に商品を長期的に販売できる
- 長期的な販売ができるから、リサーチを止めても月利が安定する
- 続ければ続けるほど利益が積み上がっていく
- 年々強化されている転売規制を気にしなくていい
もちろん、メーカー仕入れでも流行や季節商品などトレンドを意識した戦略は可能です。
しかし、通年安定的に売れる商品で利益を積み上げることから始めるといいでしょう。
それだけでも月利100万円超えた方は少なくありません。
という方は、メーカー仕入れを視野に入れてみるといいでしょう。
興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
最後に
トレンドせどりは、短期爆発的な利益で月利を大きく押し上げることができるので、一見すると魅力的な方法に見えます。
実際にトレンドせどりをすすめている人も少なくありません。
しかし、瞬間風速的な利益で終わってしまう点と、売れ行きの予測を立てることが難しく、不良在庫を抱えるリスクが大きい点が大きなデメリットです。
しかも、人気の流行商品などは大多数が転売規制が強化されているので、特に人気商品や限定商品を扱うことは難しいでしょう。
短期爆発的な利益が出る方法ではなく、長期安定的に利益をコツコツ積み上げたい方は、メーカー仕入れも視野に入れてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
EC STARs Lab.代表の中村が過去有料で開催した 【Amazon物販ビジネス国内メーカー直取引完全攻略セミナー】 の内容を無料公開しております。
下記をクリックして中身をご確認ください^^
国内メーカー仕入れに特化したセミナーはコチラから↓↓
弊社が出版した書籍一覧はコチラから↓↓