こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。
メーカー仕入れに取り組むと、様々な場面でメーカーの担当者と交渉する機会があります。
メールの返信一つとってもいくつかのパターンがあり、それぞれ交渉するポイントが変わってきます。
今回は「こういった時どうする?」など場面に応じて解説していこうと思います!
私の拙書「Amazon国内メーカー直取引完全ガイド」には今回の記事以外の状況についても詳細にお伝えしています。その他メーカー仕入れの全てをこの一冊にまとめましたので、一度ご覧いただけますと幸いです^^
目次
メーカーからの反応はメールor電話

メーカーにメールなどでアプローチした際の反応は、メールか電話で返事が来ることがほとんどです。
ここからはメールと電話、それぞれどのように対応したら良いのかを解説していきます。
メール
メールでの返信は主に3つのパターンがあります。それぞれ解説していきます。
見積もりをすぐにもらえるパターン
見積もりをもらえるということは、取引はOKということになります。
そのため利益が出るかを精査して、利益が出るなら仕入れをしても大丈夫です。
見積もり書の書き方は、メーカーによって様々なのでよく見て精査しましょう。
もし分かりにくい場合は、メーカーに直接聞けば問題ありません。
そして、すぐに見積もりが来ているのであまりメーカーを待たせるのは良くないですし、利益が出るならなるべく早く仕入れた方がメーカーの印象もよくなります。
卸問屋や代理店を紹介されるパターン
直接口座を開いて取引はできないが、代わりに卸問屋や代理店を紹介されるパターンがあります。
ここで直接取引できないからといって、諦めてしまう方がいますが一度粘ることをオススメします。
まれに発注数量を増やすことで、直接取引できる場合があるからです。
また卸問屋や代理店で仕入れても、利益が出る商品はたくさんありますので、粘ってダメなら卸問屋や代理店に連絡しましょう。
メーカーからいろいろと聞かれるパターン
このパターンの場合、業種や販路、希望商品、会社概要があるかを聞かれる事が多いです。
そのため会社概要を作り込んでおくことが、成約率に関わってきます。
ホームページは会社概要がしっかりしていないと、なかなかうまく作成できませんので、会社概要をエクセルなどで作り込んでメーカーに気持ちを伝えていきましょう!
会社概要については以下の記事や動画でも解説しています。よろしければ参考にしてみてください^^
電話
メーカー仕入れに取り組んでいると、メーカーから電話がかかってくることも珍しくありません。
営業経験が無い方など、いきなり電話がかかってくると「どうしよう・・・」と不安になる方もいらっしゃると思います。
でも安心してください。着信があってもすぐに電話に出る必要はありません。
たくさんメールを送っていると、どこのメーカーでどんな商品を扱っているかすぐには分からないことが多いです。その状態で電話に出てしまうと質問に答えることができず、逆に印象が悪くなってしまいます。
そのような事を防ぐためにも一旦電話番号を検索して、どこのメーカーかを調べてから電話をかけ直すのも一つの方法です。
また、副業などで日中電話に出る事ができない方や、電話が苦手な方は、電話代行サービスを使っても良いでしょう。
ここでオススメの電話代行サービスを2つご紹介いたします。
フォンデスク

ハートフルコールセンター

ライトプラン・・・月額税込4,400円(30件まで)
スタンダードプラン・・・月額税込11,000円(100件まで)
※1件オーバーするごとに税込165円
どちらのサービスも電話を代行してくれるのはもちろんのこと、相手先、要件などをChatworkやLINEで通知してくれます。
料金はかかってしまいますが、電話代行サービスを導入することでスムーズにメーカーとやり取りすることが可能になります。
電話で聞かれる事とは?

電話では主に以下の内容を聞かれることが多いです。一度に全て聞かれるわけではありませんが、電話をかけ直す際は答える準備をしておくことが無難です。
- どの商品を希望しているか?
- この商品をどこで知りましたか?
- 販路はどこですか?
- 御社の商材は何を主に取り扱っていますか?
- 一度お会いできませんか?
- 御社のホームページ又は会社概要を見せてください。
- 取引条件は○○ですが、購入希望数量を教えてください。
- 御社の売上はどれくらいですか?
購入希望数量については、見積もりをもらってから決める方も多いと思いますので、正直に「検討させてください」で問題ありません。
基本的には在庫過多のリスクを抑えるためにも、少量からスタートすることをオススメしていますので、売れ行きに次第といったところもあると思います。そのような場合は、最低ロットを聞くなどして、購入できるか検討しても良いかと思います。
そして初心者の方が回答に困るのが、売上を聞かれた時だと思います。
個人でメーカー仕入れに取り組んでいる方が多いと思いますが、ここは正直に言えば大丈夫です。
回答に詰まってしまうことは、逆に印象が悪くなってしまいます。
「まだ始めたばかりですが、この事業に魅力を感じ、熱い気持ちを持って活動させていただいております!ぜひお付き合いさせてください!!」
と自分の気持ちを伝えることで、取引に繋がることもあります。
大切なのは、正直に答える事です。
見栄を張る必要は一切ありませんし、嘘をつくことはもってのほかです。
あなたの正直な気持ちを伝えることで、成約率もグンと高まります。
最初は電話対応に慣れない部分もあるかもしれませんが、何回も経験すれば確実にレベルアップしていきます。電話ができる方はぜひ積極的に取り入れてみてください^^
会いたいと言われたときの対応

見積もりを先にもらえないか聞いてみる
とりあえず会って話がしたい、というメーカーには一度「見積もりだけ先にもらえませんか?」と聞いてみましょう。
なぜかというと、会って見積もりもらったはいいけど、取引できないということを防ぐためです。
せっかく時間を割いて商談しても取引できないと時間がお互いにもったいないですよね?
こういったことを防ぐためにも一度聞いてみることをオススメします。
ただ、「お会いしてからでないと、見積もりは出せないことになっていまして・・・」といったメーカーもあるので、その場合は会うしかありません。
商談の場所
メーカーの担当者から「会って話がしたい」と言われた場合、多くの方が個人で取り組んでおり、事務所を持っている方は少ないと思います。
その場合は、近所の喫茶店などで商談すると良いと思います。
また、「なんとしてもここと取引したい!!」ということであれば、逆にメーカーに訪問するのも良いでしょう。むしろこちらの方がメーカーに「この人、本気だな」と思ってもらえ、取引できる可能性も高まります。
現在ではかなりZOOMなどのオンラインでの商談も増えてきています。
ただ、やはり直接会って話すときの情報量は桁違いです。
遠方の場合は仕方ありませんが、できるだけ直接会うことも選択肢に入れておくと良いでしょう。
断られた時は諦めない姿勢が大切

メーカーから断られた場合でも切り返しをするかしないでは、結果が大きく変わってきます。
「Amazon販売はダメです」
「オンラインのみの方はお断りしています」
上記のように特別な理由もなく、断られた場合は一度理由を聞いてもいいでしょう。
なぜなら、そのダメな理由がこちら側で解決できる場合があるからです。
ただ、「実店舗がないとダメ」「法人でないとダメ」など明確な理由がある場合は、次のメーカーにアプローチした方が効率は良いと思います。
例えば、「Amazonは値が下がってブランドイメージを保てない」といった時には、Amazonの仕組みを説明し、価格を戻すことでメーカーの困りごとを解決し、取引が可能になるケースもあります。
また、一度断られたメーカーと取引できるとライバルが増えにくい傾向にあり、長期的に利益が見込めます。
一度断られたメーカーには返信しづらいかもしれませんが、考え方を変えれば失うものは何もないので、積極的に切り返してみても良いでしょう^^
最後に
今回はメーカー仕入れにおける「交渉」にスポットをあててお伝えしてきました。
「交渉」と聞くと、特別な事をしないといけない感じがしますが、一番大切なのはメーカーに真摯に丁寧に対応することです。
相手の気持ちも理解した上で接することで、結果も違ったものになると思います!
今回の記事を参考にしていただき、取り組んでみてください^^
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