こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。
物販ビジネスをしていると気になるのが「利益率」です。
利益率によって商品の仕入判断をしてみえる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の記事では、メーカー仕入れの利益率の目安であったり、利益率を上げる方法についてお伝えしていこうと思います。
私の拙書「Amazon国内メーカー直取引完全ガイド」では、メーカー仕入れについて詳細にお伝えしています。仕入判断の仕方なども内容に盛り込まれていますので、興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご覧いただけますと幸いです^^
目次
メーカー仕入れの利益率の基準は?

メーカー仕入れの利益率の基準について、気になる方もいらっしゃると思います。
ここでは他の物販も交えながら解説していきます。
メーカー仕入れの利益率はおおよそ10%
「おおよそ」と言ったのは、メーカー仕入れに取り組む方の状況によって目安が変わってくるからです。
例えばメーカー仕入れ初心者の方で物販も未経験の方でしたら、まずは経験することが大切になってきます。
そのため私のコンサル生の方には、利益トントンでもいいからまずは仕入れて、販売するまでを経験しましょうとお伝えしています。
また始めたての方は、目標の利益を達成するための資金が不足していることが多いので、まずは利益よりも売上重視でメーカーと取引することをオススメしています。
なので、初心者の方の利益率は3%前後といったところでしょうか。
反対に、中上級者の方にはご自身で基準を設けていただき判断してもらっています。
後項でもご説明いたしますが、すでに経験も資金も十分であれば利益率が低い商品を無理に取り扱う必要はありません。
ただ利益率が低くても回転が良い商品であれば、まとまった利益を得ることになるので、商品の回転によって変わってくると思います。
先ほど「おおよそ10%」とお伝えしたのは上記の理由があるからです。
一般企業の利益率を知っていますか?
あなたは日本の産業の平均利益率をご存じでしょうか?
この数字を見て、あなたはどう感じたでしょうか?
私は正直「こんなに低いの?」と思いました。
そして企業全体の7割が赤字だそうです。
そのため多くの企業が融資を獲得し、事業を行っています。
このことからメーカー仕入れの利益率は決して低くない事がお分かりいただけると思いますし、正しく作業すれば必ず黒字になるのが、メーカー仕入れのビジネスモデルです。
次項では、他の物販の利益率も見ていきましょう。
他の物販の利益率は?
それでは他の物販ビジネスの利益率の目安はどれくらいなのでしょうか?
ざっとまとめてみました。
- せどり・転売→20%
- 中国輸入→30%
- OEM→20~30%
これを見ると「メーカー仕入れ、全然低いじゃん!!」となると思います。
しかしちょっと待ってください。
確かに1商品ごとの利益率は上記3つの方が高いでしょう。
ただ、せどり・転売は常に商品をリサーチしないといけないので利益は積み上がりません。
またOEMについても、最初のロットが非常に多く初期費用がかかるので資金が潤沢でないと、もし売れなかった場合のリスクはかなり大きなものになります。
その点メーカー仕入れは一度取引が決まれば利益は安定して確保できますし、ロットも比較的少なめから販売を開始することが可能です。
特に、仮に利益が月に1万円出る商品を扱うメーカーと取引ができた場合、翌月もその次の月も利益が残っていきます。
ビジネスを行う以上、長期的な利益を得ることは非常に重要になってきます。
この観点だけ見ても、メーカー仕入れは優れた物販ビジネスだと私は考えています。
メーカー仕入れについては下記の記事でも解説していますので、もしよろしければ参考にしてみてください。ご覧いただければ、メーカー仕入れの利益率は気にならなくなると思います^^
利益率を上げる方法

ここからは利益率を上げる方法をお伝えしていきます。
利益率を上げる方法は主に以下の3つです。
- 利益率が低い商品の取り扱いを見合わせる
- 新規商品を増やす
- 配送回りのコスト削減
- 既存取引先メーカーと交渉しできるだけ安く仕入れる
利益率が低い商品の取り扱いを止める
利益率を上げようと考えるなら、この方法が一番早いです。
利益率を上げることだけ考えるのであれば、実はすごく簡単な事なんですよね。
利益率を10%以上にしたい!であれば、10%以下の商品を止めれば、自然と10%以上になります。
これを聞いて「これだと利益が減る・・・」と考えるのであれば、それはあなたが実は利益率を気にしているのではなく「利益額」を意識していることになります。
「利益率」と「利益額」、あなたはどちらが大切でしょうか?
新規商品を増やす
これも非常に当たり前の話です。
今よりも高い利益率の商品を仕入れる事ができれば、必然的に利益率は上がっていきます。
ただ、意外とここは見落としがちな部分なんですよね。
現に私のコンサル生の方々も、今取り扱って商品の中でなんとかしようとしている方が非常に多い印象です。しかし正しく作業を継続していれば、メーカー仕入れでも利益率が20%を商品は必ず見つかります。
今取り扱っている商品をなんとかするよりも、新規商品を増やした方が圧倒的に利益率を上げるにはコスパ良いと思います。
配送回りのコスト削減
こちらも見落としがちな点ですが、納品代行業者や配送方法を見直してコストを下げることも利益率アップに繋がります。
納品代行業者を利用している方は、なるべく大きな段ボールでまとめて商品を入れてもらうように工夫することや、納品代行自体を最寄りの障がい者支援施設に委託することで、大きくコストを削減することができます。
詳細は下記の記事も合わせてご確認ください。
またメーカーにamazonFBA倉庫に直送してもらえれば、そもそも自身で納品作業も運送費もかかることがありません。
配送回りのコストが削減できれば、その分まるまる利益に変わりますので、一度配送回りのコストについても見直してみるといいでしょう。
できるだけ安く仕入れる
取引の際、メーカーと交渉して原価を下げることで利益率は上がります。
一番簡単なやり方をしては一度にたくさん購入すること、いわゆる「ボリュームディスカウント」です。
提案自体は簡単にできますが、気をつけないといけない点が2点あります。
- 資金に余裕があるのか?
- たくさん買っても売り切れる見込みがあるのか?
資金については、どうしても大量購入になるのでまとまった資金が必要になってきます。
そのため、初心者の方で資金にあまり余裕がない方にはオススメはできません。初心者の方でこれを実践してしまうと、他の商品が購入できなくなり、結果的に事業を拡大していくことができなくなってしまいます。
また、中上級者の方で資金に余裕があっても注意が必要です。
資金があるからとガンガン買いすぎてしまい、あっという間に資金が無くなってしまったという方も実際にいらっしゃいます。
ボリュームディスカウントは簡単であるが故に落とし穴も存在しますので、ご自身の状況をしっかり把握して取り組んでみてください。
そしてたくさん購入するということは、当たり前の話になりますがそれだけ在庫を抱えるということになります。
重要なのはその商品の回転をしっかり把握しておくことです。
なんとなく売れているからたくさん買っても大丈夫!といった安易な考えは、在庫過多の危険性があります。
ご自身が取り扱っている商品が月に何個売れているのか?
大量購入した場合、その量は何カ月分なのか?
このあたりもしっかり把握しておきましょう。
私のコンサル生の方々にお伝えしているのは、約2カ月分なら良いとお伝えしています。
また、掛売の場合なら3カ月分くらいであれば良いかと思います。
利益率については以下の動画でもお伝えしていますので、ぜひ一度ご覧いただけますと幸いです^^
安く仕入れるにはメーカーとの信頼関係が大切

実は商品を安く仕入れるもう一つの方法があります。
それは「メーカーと信頼関係を構築する」ということです。
ちょっと想像してみてほしいのですが、あなたがメーカーの営業だったとします。
そして取引して間もない方から「仕入れ値を下げてほしいんですが、お願いできませんか?」と言われたとします。
あなたはどんな気持ちでしょうか?
「まだ取引始まったばかりなのに何言ってんの?」
「あなたの事よく知らないのにそんなに簡単に下げれないよ」
こんな感情になるのではないでしょうか?
その逆で、コンスタントに商品を購入してくれて、挨拶にも直接来てくれた。何なら飲みに行ったこともあり仲良くしてもらってる方に同じことを言われたらどうでしょうか?
その時の状況によるかもしれませんが、少なくとも検討はすると思います。
メーカーの担当者も人ですので、感情に左右されるケースも十分にあり得ます。
売れている商品を取り扱うともっと利益率を上げたいがために、すぐに交渉する方もいらっしゃいます。もちろんそれでうまくいくこともあるのですが、大半はなかなか思った通りにはいきません。
大切なことはメーカーの担当者と「友達になる」という意識を持つことです。
小さなことの積み重ねが、やがて大きな成果となって現れますので、地道にメーカーとの信頼関係を構築していけると良いと思います。
最後に
ここまでメーカー仕入れの利益率ついてお伝えしてきました。
他の物販の利益率からすると低く見えがちではありますが、自分の頑張りで利益率を上げていくことができるのもメーカー仕入れの魅力の一つになります。
そして、その上げた利益率・利益は長期的に積み上がっていくあなたの財産となります。
すぐに結果を求めてしまうとなかなかうまくいきませんが、長期的な視野を持ち、継続してメーカーと関わることで道が開けていきます。
ぜひあなたもメーカー仕入れにチャレンジしていただき、理想の未来を手に入れてください^^
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- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
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