こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。
今回は「メーカー仕入れってたまに聞くけど、どうやってやればいいの?」という方に向けた記事になります。
メーカー仕入れの作業自体は非常にシンプルではありますが、ただ単に何も考えずに作業したら利益が得られるというわけではありません。それぞれの作業には意味がありますので、その辺りも交えながらお伝えしていきます。
私の拙書「Amazon国内メーカー直取引完全ガイド」では今回の記事ではお伝えしきれなかった部分など、詳細にメーカー仕入れについて解説しています。
興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご覧いただけますと幸いです^^
目次
メーカー仕入れの流れ

早速メーカー仕入れの流れを簡単にご説明いたします。
- amazonで売れている商品をリサーチ
- メールなどでメーカーにアプローチ
- メーカーからの返信
- もらった見積もりの精査
- 商品の仕入れ
- 仕入れた商品のFBA納品
上記が主なメーカー仕入れの流れになります。
1つ1つの項目については後項でお伝えしますが、基本的にメーカーにメールで連絡をするところから始まり、返信が来て見積もりをもらって、利益が得られる商品が見つかれば取引成立になります。
たったこれだけです。
非常にシンプルですよね?
すごく簡単だと思います。
それでは次項から1つずつ項目を解説していきます。
やり方①amazonで売れている商品をリサーチ

メーカー仕入れのリサーチは以下の2種類があります。
- カテゴリーリサーチ
- セラーリサーチ
まずはamazonのカテゴリーから商品を探し、その商品のメーカーに連絡をし、取引成立を目指します。
カテゴリーから探した商品のメーカーと取引が決まったら、今度はその商品を扱っているFBAセラーが扱っている商品をリサーチする、という流れになります。
しかし、ただ闇雲にリサーチすれば良いというわけではありません。
私のコンサル生の方にはリサーチ時、以下の3つの条件をお伝えしています。
- amazon本体がいない商品
- ランキング50,000位以内の商品
- FBAセラーが2人以上の商品
上記の条件全てを満たしている商品がリサーチ対象になります。
これはカテゴリーリサーチ、セラーリサーチとどちらも条件は同じです。
amazon本体が販売している商品はカートの獲得が非常に難しく、自分からは売れない、売れても大赤字という状況になる可能性が高いので、amazon本体が販売している商品は避けた方が無難です。
ランキング50,000位以内の商品は、月にある程度売れているのが確実な商品になります。経験を積めば、ランキングを30,000位以内にするなどしても良いでしょう。
セラーの人数については、1人しかいないと以下ケースがあり得るからです。
- メーカー自身がアカウントを作って販売している
- OEMの場合がある
- セラーが独占販売している
ごく稀にセラーが1人でも取引が決まる場合がありますが、取引を断られるケースが非常に多く、効率の観点から始めたての方はアプローチしない方が良いと思います。
リサーチについては以下の記事でも詳細をお伝えしていますので、あわせてお読みください。
やり方②メールなどでメーカーにアプローチ

メーカーに連絡する際は、メール・FAX・電話で行うことになります。
まずはメールで連絡をし、返信が無ければFAX、それでも無ければ電話までできると完璧でしょう。
1つずつ解説していきます。
メール
メールについては、私のコンサル生の方々に返信率が30%あれば合格です。とお伝えしています。
初回メール文には、あなたがメーカーに何を与えることができるのか?あなたと取引するとメーカーにとって何がメリットなのか?を盛り込むことで、グッと返信率が高まります。
あなたにしか書けない文章がきっとあるはずですので、ぜひご自身で一度考えてみてください。
FAX・電話
FAXは主に、メールで返信のないメーカーへ送ることになります。
FAXの返信率は20%~30%あると良いでしょう。
メールで返信がないのは、単にメールが埋もれてしまいメーカーの担当者に気づかれない事があるので、気づいてもらうためにFAXは有効な手段です。
「諦めきれず、FAXしました!」というだけで、返信が来てメールだけでは取引ができなかったメーカーとも、繋がることができることもたくさんあります。
そしてFAXでも返信が無ければ、最終手段は電話です。
電話であればすぐに取引が可能かどうかを聞く事ができるので、実は一番早いですし、返信率は100%です(笑)。
ただ、副業の方で時間があまり取れない方や、電話に抵抗のある方も見えますので、まずはメール文、会社概要、FAXの文章をしっかり作り込むことが大事です。
しっかり作り込むことで、利益が得られるメーカーと取引することは可能ですので、ぜひ取り組んでみてください。
より詳細を知りたい方は、下記の記事や動画も合わせてご覧になってみてください。
やり方③メーカーからの返信

メーカーからの返信は断りのメール以外に主に3パターンありますのでご紹介いたします。
見積もりがすぐに帰ってくるパターン
この場合は取引可能ということになりますので、利益が得られるかどうかを精査して、仕入れ判断をする必要があります。
利益が出るのであれば、できるだけ早く仕入れるのがベストです。
早い返信はメーカーからの印象も良くなります。
問屋や代理店を紹介されるパターン
このようなパターンの返信も多く見られますが、問屋・代理店からでも利益が得られることがあります。
ただ、やはりメーカーから仕入れた方が利益が得られる可能性があるので、一度粘ってみても良いかと思います。発注量を増やせば、直接メーカーとの取引がOKになることがありますので試してみる価値はあるでしょう。
それでもダメなら紹介された先に連絡しましょう。
業種や販路、会社概要の提出などを求められるパターン
この場合は、会社概要の作り込みが大事になってきます。
メーカーは、あなたがどんな人なのか?を知りたいと思っています。
あなたがこの事業に取り組む気持ちを、メーカーにしっかり伝えることが重要です。
やり方④もらった見積もりの精査
メーカーから見積もりをもらったら「FBA料金シミュレーター」を使って利益が出るかを精査します。

上記画像の赤線の部分に、商品名やASINと呼ばれるamazonの商品番号を入力します。
すると下記のような画面に切り替わります。

この場合、例としてamazonでの販売価格が2,500円。見積もりの卸価格が1,200円の商品があったとします。
一番上の赤線に「販売価格」、真ん中に「卸価格」を入力します。
すると一番下の赤線の部分に利益額が表示されます。
このように精査時の販売価格と見積もりの卸価格を記入するだけで、簡単に利益計算ができます。
ここから送料などを引いて、利益が出るのであれば仕入れを行いましょう。
毎回FBA料金シュミレーターのページを開くのが面倒…と思われる方は、クイックショップというツールを使う方法もあります。
詳細は下記の記事でも解説していますので、興味のある方はあわせてお読みください。
やり方⑤商品の仕入れ

商品の仕入れる際は、メーカーに型番や商品名、JANコード、そして購入個数を伝えます。
基本的にはメール一つで発注は可能ですが、メーカーによっては指定された発注方法で発注する必要があります。
いつもメールで発注しているからと、発注方法を確認せず発注すると「次回からFAXでお願いします」と言われてしまい、メーカーに迷惑をかけてしまう事があるので注意してください。
またメーカーによっては専用の発注フォーマットがありますが、特に指定がなければ発注書を準備しておくことをオススメします。発注書を用いて発注した方が見た目も良く、事業としてしっかりやっているな、という印象をメーカーにも与えることができます。
発注書はネット検索すると、無料で使えるテンプレートもありますので、ご自身が使いやすいものを選んでいただければ良いかと思います。
メーカー仕入れは長期的に利益が積み重なっていくビジネスモデルなのです^^
やり方⑥仕入れた商品のFBA納品
商品を仕入れ、梱包したらいよいよamazonのFBA倉庫に商品を納品します。
FBA(Fulfillment by Amazon)とは、amazonが商品の保管・管理・発送までを代行してくれるサービスです。
24時間365日で対応してくれますし、購入者へのプライム対応も可能になります。
副業の方やamazon物販を始めたての方は絶対に利用した方がいいサービスです。
詳細は下記の記事も参考にしてみてください。
納品先で受領され、問題なければ、晴れて販売開始となります。
納品の際に意識したいのはFBA倉庫までの送料です。
一番安いのはヤマトFBAパートナーキャリアです。

上記の図にありますが、パートナーキャリアを使用すると基本運賃の半額以下で納品することが可能です。
以前はヤマト運輸の「ヤマト便」というサービスがありましたが、2021年10月に廃止になりました。
現在ではヤマトパートナーキャリアの他に、最寄りの運送会社から運賃の相見積もりを取ったりなどして、一番安い運送会社と契約したり、状況によって何社か使い分けている方もいらっしゃいます。
これはご自身のお住いの環境でも変わってくるので、一度各運送会社に連絡してみても良いのではないでしょうか?
最後に
ここまで、メーカー仕入れのやり方について解説してきました。
メーカー仕入れの流れは、非常にシンプルであることは理解していただけたかと思います。
この流れをひたすら繰り返すことで、長期的に事業を継続することができますし、利益も得られるようになります。
やる事自体はシンプルですので、あとは継続した作業ができるかが鍵になってきます。
私のコンサル生の方は、皆さん継続した作業の積み重ねで成果を出しています。
今回の記事を読んでいただき、一度実践していただくことで、より理解も深まると思いますのでぜひチャレンジしてみてくださいね^^
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