転売ってどういう意味? 転売で違法や規約違反になるケースに気を付けろ!

こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。

マスクの高額転売や特定の商品の買占めなど、転売に対する世間の風当たりは強くなっています。

転売は違法ではありませんが、悪いイメージを持っている人は多くいる事でしょう。

そこで本日は、転売の意味についてや、転売するときに知っておきたい法律amazonの規約の知識についてお伝えしていきます。

 

そもそも転売とは何のこと? 転売の意味とは?

 

あなたは転売について、どんなイメージを持っていますか?

世間一般の転売に対するイメージはとても良くないですよね?

あなたが持つ転売に対するイメージもきっと良くないことでしょう。

イメージが悪い「転売」ですが、そもそも転売とはどんな意味なのかご存知ですか?

「転売屋」については、以下の記載がありました。

転売屋または転売師(てんばいや、てんばいし、英: reseller)とは、転売行為を行う者の意。
主に数量が限定されるなどの入手困難な商品を転売目的で購入(個人ないしアルバイト等で雇われた複数人)し、インターネットオークション等のインターネットを介し高値で販売することを生業・趣味とした一般個人を指す。ただし株、債権、通貨(暗号通貨を含む)、土地、不動産、金、銀、銅、プラチナ、原油、穀物などの売買を行う個人についてはこの語では呼ばれない。
制作・販売意図を設けて商品を取り扱っている運営者、計画性を練って生産・販売戦略を立てる供給者、正規の手段で購入したい需要者の利益を損ねる行為として問題となっている。
日本では、チケット・乗車券に関してダフ屋行為としてチケット不正転売禁止法によって規制されている。金券ショップにおいては、警察から古物商の許可を取得して店を構えて営業している点で異なる。
英語のresellerは、本項の意味も含み商品を再販する者(自動車ディーラー)なども含む。また、ブランドやメーカーが意図する販売店を示す意味で「正規ディーラー」「正規リセラー」と言う場合がある。カタカタ転写された「リセラー」はそれら正規店を意図する用語として使われている。
中古車の場合はメーカー、ブランド正規の転売を行う「認定中古車」という制度がある。

Wikipediaから引用

 

上記のように Wikipediaによりますと、要は、転売とは「一方から安く仕入れて、もう一方へ高く売るビジネス」という意味ですね。

ここで、あなたの周りを見渡してみて下さい。

 

「安く仕入れて高く売る」商売って、世の中にたくさんありませんか?

 

例えば、あなたの家の近くのコンビニや、普段買い物に行く近所のスーパーマーケット、国道沿いのホームセンターなどの小売店と呼ばれるお店は、卸業者さんから安く仕入れて、一般消費者へ高く売っていますよね。

こうなると小売店は、すべて「転売」となります。

そうはいっても「転売ヤー」と揶揄されるように、転売はとても世間から、厳しい目が向けられているのも確かです。

コンビニやスーパーマーケットなどの小売店と転売ヤーはいったい何が違うのでしょうか?

一部の転売ヤーが、お店の中で我が物顔で商品を独占し、他のお客様が買えない状況を作り出していて迷惑をかけているのでイメージが悪くなり、さらには、やってはいけない転売に手を出して、逮捕された事件などがマスコミによって報道されたことで、さらなるイメージの悪化につながったのではないかと私は推測しています。

世の中には、やっていい転売と、やってはいけない転売があるのです。

そこで、次章ではやってはいけない転売について、解説していきますね。

 

転売で逮捕? 違法になる転売とは??

先ほどもお伝えしましたが、転売自体は違法ではありません。

しかし、扱う商品によっては違法になるものがあります。

逮捕されて、検察へ身柄送致され、起訴されるといったケースさえあります。

「バレなければいいじゃん」ではなく、「バレます」

例えばチケットの高額転売は違法行為となりますが、実際に刑事事件として立件された事例があります。

チケット転売で逮捕の記事

時事ドットコムから引用

 

・札幌市白石区の保育士の女がチケットを高額転売した

・刑事事件として大阪府警が取り調べを行った

・事件性があると判断、調書を検察官送致(いわゆる書類送検)

というニュースです。

その後にどうなったかと言いますと。。。

こうなってしまいました・・・。

チケット転売で有罪の記事

KYODOより引用

 

検察官は、この事件について罰金刑や、反則金などの罪のレベルではなく、本格的な裁判の場で、裁かれるべき事件であると判断したと言う事なんです。

これはあくまで私的な見解ですが、報道を読む限り、車で例えるのならば、こすった程度ではなく、相当大きな人身事故を起こしてしまったのと同じくらいの罪の大きさではないでしょうか?

そして裁判官が下した判決が、執行猶予がついたとはいえ、有罪判決です。

前科一犯です。

 

転売は、扱うものによっては違法で、裁判になり、前科が付きます。

本人は、捕まった意味もわからなかったかもしれませんが、知らなかったからすむ話ではありません。

やってはいけない転売には絶対に手を出してはいけません。

ただし、繰り返しますが、転売自体は違法でもなんでもありません。

 

もともとは、チケットの転売も違法ではなかったのです。

しかし、自分さえ儲かればあとはどうでもいいというあまりに身勝手な輩がチケットを買い占め、ただの金儲けのための道具になってしまいました。

そして、本当にイベントにいきたい人が行きたくても行けない状況があまりにも発生して、社会問題となった結果、法律の改正へと動いたのです。

ごく最近では、マスクをはじめとした衛生品の買い占めで、これらの価格が高騰。

 

その結果、病院などマスクなどの衛生用品が必要不可欠なところに必要なものが行き届かなくなり、こちらもまた結果的に法改正により高額転売が規制されたことは記憶に新しいことでしょう。

このように、やってはいけない転売としてはチケットをはじめ、許可制であるお酒やタバコ、または医薬品や並行輸入された化粧品などは法律に抵触する可能性があります。

また、意外な物が違法になったりしますので、転売を始めるときは、自分が扱う商品に違法性がないかどうかのチェックは必ず行うようにしましょう。

 

 

転売を始めるのに古物商は必要? 新品ならいらないってホント??

 

さて、ここまでお伝えした中で、物によっては転売として扱うと違法になるということについては理解してもらえたことと思います。

では、ここで質問です。

「違法にならない商品、例えば洋服ならば、普通に転売しても問題はないという意味なのでしょうか?」

答えは、「×」です。

実は、中古の場合は違法になるケースがあるんです。

転売で中古品を扱う予定であれば、古物商の許可は必須です。

古物商の許可が必要な場合といらない場合のケースを知っておかないと、これまた違法になったりするんです。

 

古物とは何か?

「古物商」について Wikipediaによると以下の記載がありました。

古物商(こぶつしょう)は、古物営業法に規定される古物を業として売買または交換する業者・個人のことである。
なお、古物をレンタル、リース等する場合であっても、顧客に貸与し、または顧客から返還を受けることが同法の「交換」に該当し、古物商に該当する(後述の「古物」ではない物品を仕入れてそれをレンタル等する業態は古物商に該当しない)。

扱うものによって、中古自動車や中古パソコンなどの販売・レンタル店や「金券ショップ」「リサイクルショップ」「リユースショップ」などと言われるものがある。
盗品の売買または交換を捜査・検査するために、営業所を管轄する都道府県公安委員会(窓口は警察署。生活安全部が担当する)の許可が必要になる。
従って、中古車販売・リース店や、リースの終了(リースアップという)した中古パソコンや計測機器などを販売・転リースするリース会社などは、古物商の許可を得ている。

古物商の許可証

古物商許可証 上 : 表紙 下 : 内部

許可を受けると、固い厚紙に布張りした二つ折り黒または青表紙の手帳型許可証(通称「鑑札」)が交付される。鑑札番号、許可公安委員会、許可を受けた物の種類、被許可者氏名または屋号を入れて店頭に掲げておく許可票は、自作するか専門の業者に頼み製作してもらう。

Wikipediaから引用

 

古物商の意味は「古物を商売として売買したり交換したりする業者や個人」を指すようですね。

 

ここで疑問が浮かびます。

「古物とは何か?」です。

古物とは、いわゆる中古品のことを指します。

 

ここで注意があります。

一般市場に一度流通したものに関しては、見た目が新品未開封品であったとしても、法律上は古物に該当するんです!

また、ヤフオクやメルカリなどで仕入れる電脳せどりと呼ばれる手法は、仕入れ先が個人の場合、本人確認が必要が義務付けられています。

なりすまし防止の観点から、本人限定受取郵便などを発送して、本人であることを確認する事が必要になりますので、必ず行うようにしましょう。

書類送検された例もあります。

転売で書類送検の記事

WWDから引用

 

「古物商の許可とっていなくても、ばれないんじゃい?」と思ったあなたは、要注意です!

古物を扱う場合は必ず古物商の許可を取得してから、転売するようにしましょうね。

古物商についてはせどりに古物商の許可は必要なの?古物商の許可が必要な条件とは?」「メルカリ転売で違法になるのはどんな時?古物商の免許は?」の記事にも詳しく書いていますので、こちらも参考にして下さい。

 

 

amazonで転売品を販売するときの規約は? 規約違反にならない為には?

 

ここまでの説明で、法律上知っておかなければいけない転売知識は、ご理解いただけた事と思います。

ただ、注意しなければならないのは、法律だけではありません。

一番人気の販売先である、amazonで転売品を販売するにはどういう注意点があるのかを今度は見ていきましょう。

amazonの規約

amazonコンディションガイドラインより一部引用

 

コンディションガイドライン=規約 と考えてもらえば大丈夫です。

amazonを主な販路としている方は多いと思いますが、amazonでは新品販売に対して厳しい規約を設けています。

コンディションガイドラインは、とてもたくさんあるのですが、特に注意しなければならない点だけをピックアップしました。

それは、上記の画像に赤線で引いた2点になります。

 

1. 個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品

簡単に言うと、amazonでは個人から仕入れた商品は、新品として出品はできませんよと言う意味です。

 

2. メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品

家電などのメーカー保証がつくような商品は、正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品は出品できませんよと言う意味になります。

 

例えば、1年間の保証がある商品を家電量販店で1/1に購入したら、保証書に書かれる日付は1/1です。

その後、amazonに転売してお客様に購入されたのが3/1とします。

そうなると、お客様は丸2か月分の保証を受けられなくなってしまいますよね。

保証期間の説明

 

図で示したように、保証期間が減ってしまう場合は新品では出品する事ができませんよと言う事なんです。

つまり、店舗せどりなどで新品家電の商品を仕入れ、amazonでの転売ができないと言う事になりますね。

どうしても、店舗せどりで家電を扱いたい場合は、amazon以外の販路で販売するしかありません。

この規約違反もばれなきゃいいと思っている人もいるかもしれませんが、これも舐めてかかると、強烈なお仕置きが待っています。

それが、いわゆるサスペンドと呼ばれるアカウントの停止や、もっと酷いものだとアカウント自体が閉鎖になってしまう事だってあるのです。

真贋調査(偽物じゃないの?と言う意見が来た場合の調査)とか入ったら最悪です。

こんなメールがamazonから飛んできます。

真贋調査のメール

 

細かくて読みにくいかと思うのですが、「ある商品について、真贋の疑いがあるので、過去に仕入れた商品の納品書や請求書など以下の書類を提出して下さい」という内容のメールになります。

具体的には、下記の書類を求められます。

仕入れ先から発行された、発行日から365日以内の請求書、または領収書の写し。

これらは、同一期間中の出品者様の販売数と対応している必要があります。

仕入れ先の連絡先情報(名前、電話番号、住所、ウェブサイトを含めてください)。

 

このようなメールを受信した後、放置しておくと、最悪は売上金が没収とかになってしまいますので、誠実に対応しましょう。

最悪の自体にならないよう、仕入れる際はきちんとamazonの規約を守った出品を行いましょう!

 

安心して取り組めるオススメの転売は? メーカー取引こそ、一番のオススメ!

 

せどりと呼ばれる単純転売は、扱うと違法になってしまったり、また違法にならずともamazonの規約違反になったりするケースがあります。

しかし、メーカー取引の場合はそう言った心配は全くありません。

なぜならメーカーから直接仕入れて、販売するので、当然違法なものは最初から扱えないですし、新品なので古物商の許可すら要りません。

また、amazonの規約に抵触することも当然ですがありません。

つまり、堂々と仕入れてamazonで販売できるのです。

しかし、メーカー取引と聞くと、

「どうやってメーカーとつながればいいのかわからない・・・。」

「メーカー取引は副業では無理じゃないの?」

との意見がよく返ってきます。

大丈夫です。

メーカーと取引をしたとしても、仕組み自体は単純転売と全く同じ。

つまり、「メーカーから安く仕入れて、amazonで高く売る」です。

もし、あなたがメーカー取引も検討してみたいと思ったのなら、今がチャンスです。

せどりなどの転売にこだわる意味はありますか?

 

最後に

本日は、転売の意味から始まり、逮捕された転売、古物商の許可が必要なケース。

そして、転売商品とamazonの規約の関係などをお話しました。

転売の意味は、「一方から安く仕入れて、もう一方へ高く売る」ということです。

しかしながら単純な転売は、イメージも悪いですし、把握しなければならない法律の知識や、古物商の許可、販路であるamazonの規約など、注意しなきゃいけない事が目白押しで、正直言ってハードルが高いと思われたのではありませんか?

ハードルが高いと感じたあなたこそ、是非、メーカーから直接仕入れることを検討して欲しいところです。

下記の記事もオススメなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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ABOUT US

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中村裕紀国内&海外メーカー直取引完全ガイド著者+EC STARs Lab 代表
1984年生まれ、2022年現在38歳、二児の父。
介護・福祉関連の施設に勤める傍ら、2011年頃からamazon物販ビジネスを副業にて開始。
2013年に独立し、2014年に転売で月利100万円を達成するも直後にアカウントが閉鎖。
その後は転売のアカウント閉鎖の教訓を得て、メーカー取引一本で売上を立てる決意をする、その結果2015年に月利200万円を達成。

現在は法人9期目、国内外のメーカーとより良い信頼関係を構築し、オンラインの販売を通じて多くの方々にメーカーが真剣に気持ちをもって作った商品をお届けしている。
同時にamazon物販&メーカー直取引のコンサルタント業務を行い、月利30~500万円以上を継続して稼ぐプレイヤーを多く輩出している。

amazon物販ビジネスに特化したコミュニティー「 EC STARs Lab / EC STARs Lab Academy (総会員数223名)」を運営、著書は3冊出版、累計発行部数2万部突破。

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