こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。
せどりは様々な商品を扱いますが、その中でも古くからあるのが、本を仕入れて高く売る「本せどり」。
しかし、「もうオワコンだ」と指摘する声もあります。
本日は、本せどり(転売)を店舗せどりと電脳せどりに分けて、本の仕入れ方とおすすめの販売先について紹介し、稼ぐ方法をお伝えします。
本のせどり(転売)に関心のある方は、参考までにご覧ください。

目次
【転売仕入れ】店舗せどりの場合

店舗せどりで本を仕入れる場合は古本屋やリサイクルショップに行って、古本を仕入れます。
今も昔も、仕入れ先として真っ先に思いつくのがブックオフです。
大手のリサイクルショップは知名度が高く、大きな店舗も多いので買取希望者が集中し、商品が充実しやすいのがメリットです。
多くのせどらーが仕入れ先としてブックオフを勧めているのはそのためで、特に初心者の方にはおすすめです。
もちろん、近くに掘り出し物がありそうな古書店が見つかれば、ぜひ行ってみてリサーチしてみましょう。
店舗せどりのリサーチ方法
リサーチは、小型のバーコードリーダーを使ったり、アマコードやせどりすと(せどろいど)などバーコードが読み取れるアプリを使ったりするのが一般的です。
コストをかけずに気軽にリサーチするならアプリがおすすめです。
ただ、アプリはどうしても読み込みが遅かったり、スマホで読み取っているところを店員に見られたりするデメリットがあります。
そのため、手のひらサイズのバーコードリーダーを使って、店員に怪しまれないようにリサーチする人も多いです。
せどり禁止の店舗が増えている
また、せどり(転売)自体は禁じていないものの、バーコードリーダーなどを使ってリサーチすること(ビームせどり)を禁止している店舗も多いです。
これは他の客の邪魔になることが多く、苦情が相次ぐためで、店舗せどらーはどんどん肩身が狭くなっているのが実態です。
【転売仕入れ】電脳せどりの場合
もうひとつの本せどり(転売)の方法が、ネットで本を仕入れる電脳せどりです。
他のせどり(転売)と同様、本のせどり(転売)においても、在宅でできるため敷居が低い電脳せどりが主流になっています。
本の電脳せどりの仕入れ先としては次のようなものがあり、仕入れ先が豊富であることがわかります。
・ヤフオク
・メルカリ
・ブックオフオンライン
・ネットオフ
・駿河屋
・もったいない本舗
電脳せどりのリサーチ方法
電脳せどりはネットで仕入れるだけなので、リサーチも至ってシンプルで店舗せどりのように店員の目を気にする必要もありません。
ただ、仕入れ先によって特徴があるので、各々のサイトの特徴はつかんでおいた方が良いでしょう。
「品揃えが抜群でセールも頻繁にやっているのは、やはりブックオフやネットオフ」といった具合に、目的に応じてどこから仕入れるかをある程度決めましょう。
電脳せどりはライバルが多い
店舗せどりは、先ほどお伝えしたように禁止する店舗が多く、そうでなくても他の客や店員の目が気になります。
そのため、「もう本の店舗せどりは厳しい」と店舗せどりのライバルは少なくなってきた印象です。
その分、ライバルが増えてしまったのが電脳せどりです。
他のせどりや転売と同じように、本せどりも人気の副業でライバルは大変多いです。
そのため、常に価格競争にさらされ、以前より値崩れを起こしやすくなっています。
【出品】販売先はやっぱりamazonがおすすめ
本せどりの転売先としては、ヤフオクやメルカリという手もありますが、やはりおすすめはamazonです。
amazonの強みは何といっても、圧倒的なブランド力と集客力。
特に、もともとamazonはオンライン書店としての歴史が長いので、「本を買うならamazon」と決めている方も少なくありません。
さらにamazonが提供しているFBAサービスを利用することで、受注管理、在庫の保管、商品の梱包や発送、返品対応を丸投げできます。
しかもこのFBAは「全国配送無料」「即日配送」「24時間365日対応」など、出品者にとっても消費者にとっても嬉しいメリットが盛りだくさん。
そのため、基本的には出品先はamazonとすることで間違いないでしょう。
FBAをご存じでない方はこちらをご覧ください。

本せどり(転売)のメリット

他のせどり・転売と同様、本せどりにはいくつかメリットとデメリットがあり、人によって向き不向きがあります。
まずはメリットについてお伝えします。
歴史が長くて情報が豊富
せどり(転売)と言えば本せどりを思い浮かべる人が今でも多いくらい、本せどりは他のせどり・転売に比べて歴史が長いです。
また、資金的な敷居も比較的低く、多くの人がチャレンジしているのでノウハウがたくさんあり、稼ぐための情報が豊富です。
そのため、「調べても全然わからない」という心配がほとんどなく、安心して作業をすることができるでしょう。
少ない資金で始めることが可能
せどり(転売)のジャンルによっては、1点数万円もするような商品が少なくありません。
家電せどり(転売)などは、仕入れ価格が高いのは想像できますよね。
しかし、本のせどり(転売)は、中古本を含めれば1冊数十円~数百円程度、マンガ本のセットでも数千円程度なので、比較的予算がなくても始められます。
ローリスクで挑戦できるので、初心者がせどり(転売)に慣れるにはおすすめです。
意外と利益率が高い
本せどり(転売)が意外と今でも人気を保っている最大の理由が、利益率が高さです。
通常、新品のせどり(転売)であれば利益率は10~15%程度。良くても20~30%というところでしょうか。
しかし本せどり(転売)の場合は、基本的に中古本を売ることが多いので利益率が40~45%であることも珍しくありません。
検品の手間はありますが、比較的状態を維持しやすく、中古本でも高く売れることがあります。
トレンドの波にうまくのれば、数百円で買った本が数千円で売れるということもあります。
出品規制の本が少ない
せどり・転売の場合はせっかく良い商品を見つけたとしても、出品規制のかかった商品であれば、ほぼ売ることは不可能です。
メーカー直取引と違って、せどり・転売は納品書などの書類提出を求められた場合は仕入れ先から請求するのが困難であるためです。
しかし、本の場合はこの出品規制に引っかかるケースはさほど多くありません。
そのため、「せっかく掘り出し物を見つけたのに諦める」ということが少なくなります。
本せどり(転売)のデメリット

本せどり(転売)のメリットについて何点かお伝えしました。「必要資金が少なくて利益率が高い」と言われればやってみたくなりますよね?
しかし、本せどり(転売)にはデメリットも少なくありません。
次は、本せどり(転売)の大きなデメリットについてもお伝えしていきます。
トレンドに左右される
メリットのところで「トレンドの波に乗れば数百円の本が数千円で売れることもある」と書きましたが、これはデメリットでもあります。
トレンドの波に乗れなければ、逆に価格が下がりやすくなるためです。
後述するように、今でも本のせどり(転売)はライバルが多いですから、ただでさえ価格競争に巻き込まれやすくなります。
またトレンドを追うような方法は、同じ商品で長期的に利益を得ることが難しく、リサーチ地獄で疲弊しやすくなります。
薄利多売なことが多い
本せどり(転売)は利益率が高いとはいえ、そもそも本は1冊当たりの単価が低いので、薄利多売になるケースが多いです。
専門書のような1冊数千円の本ばかり狙うのもひとつの手ですが、ニッチすぎると仕入れるのも大変で数量を扱えません。
1冊あたり数百円の利益を積み上げるという地味な作業が続くこともあります。
薄利多売な割には、amazonの販売手数料が高いので、しっかりと利益率を確認するようにしましょう。
今でもライバルが多く値崩れを起こしやすい
本せどり(転売)は以前よりはライバルが少なくなったとはいえ、根強い人気があるだけにまだまだライバルが多いのが現状です。
そのため、ライバルが群がりやすく、他のせどり(転売)と同様に価格競争で値崩れを起こしやすくなります。
メリットのところでお伝えした利益率40~45%は、価格競争に巻き込まれなかった場合の数字です。
値崩れを起こしてしまえば、赤字で売る覚悟も必要です。
紙媒体の本の需要が減っている
本せどり(転売)は紙媒体の本を売る方法ですが、徐々に電子書籍を読む人の割合が増えています。
日本の出版市場全体で考えても、本を読む人の割合自体がどんどん減っています。
出版業界が縮小しつつある現状で、今後も継続的に本せどり(転売)で利益を得ていくのは厳しいと考えるのが自然でしょう。

最後に
本日は、本せどり(転売)で稼ぐ方法や注意点、メリット・デメリットについてお伝えしました。
物販の経験を重ねるために、初心者のうちは必要資金の敷居が低い本せどり(転売)に着手するはとても良いことです。
ただ、出版市場の将来を考えても、本せどり(転売)だけで長期的に稼ぎ続けるのは困難でしょう。
「では、本だけでなく他の商品のせどり(転売)はどうか?」と聞かれれば、やはり同様にライバル過多になっているのが現状なので、私はメーカー取引をおススメしている次第です。
興味がある方は、次の記事もご覧ください。
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