こんにちは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。
私はせどり・転売など物販を最初に始める場合は、amazon販売を勧めています。
本日は、これからせどり・転売を始めようとしている方に向けて、私がamazon販売を勧める理由と具体的なやり方・始め方を解説していきます。
この記事1つでamazon販売がスタートできるところまでやり方を詳細に解説していますので、これからamazon物販を開始しようという方は最後までご覧ください。

目次
せどりや転売ではなぜamazon販売を勧めるのか?

まずは、私がなぜせどりや転売ではamazon販売を勧めるのかお伝えしていきましょう。
まだamazonを販路にしていない方は、ぜひamazonも1つの選択肢として検討してみてください。
それくらいamazon販売はメリットが大きいです。
3人に1人が利用!amazonの集客力を利用できる
amazon販売の最大のメリットは、何と言ってもamazonのブランド力と集客力をそのまま使えることでしょう。
2021年度のamazonの日本市場における売上高は、2兆5378億1000万円。
amazonの日本市場の売上高が年々成長を続けており、2021年は前年比15.9%増でした(米amazonの年次報告書による)。
また日本人の3人に1人が、amazonで商品を購入したことがあるとも言われています。
少なくともamazonを知らない成人の日本人はほぼ皆無でしょう。
CM効果もあり、幼児やおじいちゃんおばあちゃんでも知っているamazonです。
自分でネットショップを開設する際には、商品ページを1から作ったり、広告費をかけたりと集客の作業は多岐にわたります。
しかし、amazonで販売をすることでamazonの商品ページや元々の集客力をそのまま利用できるのは非常にありがたいことです。
せどり・転売をするのであれば、amazonの集客力を利用しない手はありません。
めんどくさい梱包・発送はamazonがやってくれる!

せどり・転売というと、「梱包や配送がめんどくさそう」というイメージを持たれている方も多いでしょう。
しかし、上の図を見てもらえばわかるように、受注管理、在庫の保管、商品の梱包や発送、返品などカスタマー対応などはすべてamazonがやってくれます。
このamazonの代行システムをFBA(Fulfillment By amazon)と言いますが、上記の作業をすべて代行できる点は、非常にポイントが高いです。
受注から発送まで全部1人でやろうとしたら、とても時間が足りません。特にカスタマー対応まで自分でやるのは労力的に負担が大きく、ストレスもたまります。
肉体的にも精神的にももちません。実際にamazon以外の販路でせどりや転売をしてきた方は経験あるのではないでしょうか?
しかもFBAは「全国配送無料」「即日配送」「24時間365日受注・出荷対応」ですが、こんな対応は自分1人では絶対に無理です。
amazon FBAを利用するのはとてもメリットが大きいです。少なくともamazon販売をするならFBAは絶対に利用しましょう。
amazon FBAについては、以下の記事も参考にしてください。
カスタマー対応までamazonに一任できる
上記の図をご覧いただいてもわかるように、amazon FBA側に一任できるのは発送作業や在庫管理だけでなく、カスタマー対応も含まれます。
amazon以外の販路を経験した方であればご存知と思いますが、実際のクレームや返品対応、お客様からの問い合わせ対応は相当な時間を取られます。
時間的にも精神的にも疲れるので、特に副業の方は時間の確保が難しいでしょう。
お客様から直接問合せがくることはありますが、基本的にはamazonのカスタマーセンターに誘導するだけなので、負担がありません。
詳細は以下の記事をご覧ください。
商品の売れ行きを簡単に確認できる
amazonでの販売時には、Google Chromeの拡張機能などの無料ツールを使って、せどり・転売商品の売れ行きを簡単に確認することができます(例えばKeepa・キーゾンなど)。
売れ行きを簡単に把握できるので、安心して適量の個数を仕入れることができ、過剰に在庫を持つリスクを極限まで減らすことができます。
なお売れ行き確認に限らず、amazon販売を行う際のおすすめツールについては、以下の記事をご覧ください^^
しかし、Keepaやキーゾンもamazonランキングの変動を計測しているので、精度に限界があります。
そのため、ある程度の目安としてはいいのですが、実際に仕入れ判断する際にはライバルセラーの売れ行きを定点観測すると確実です。
Keepaを導入していれば、ライバルセラーの在庫数が表示されるので定点観測がしやすいです。
実際の売れ行きを観測するので日数はかかりますが、仕入れ判断時には取り入れたいところです。定点観測については、以下の記事をご覧ください。
利益計算も超簡単
せどり・転売商品を販売する際に重要なのが利益の計算ですが、amazon販売の際の手数料は正確に計算すると複雑なところがあります。
しかし、amazonには、「FBA料金シミュレーター」という便利な無料ツールがあります。
このFBA料金シミュレーターに仕入値や販売予定価格を入れると、amazonへ支払う手数料やFBA配送料などを自動計算をしてくれますので、一発で利益の計算ができるのです。
FBA料金シミュレーターについては以下の記事でもお伝えしています。
売れ行きの確認や、利益計算もせどりや転売などの物販では絶対欠かせない作業です。
これらを効率的に調べられることで、労力を大幅に軽減できるでしょう。
【初期準備】amazonせどり・転売を始めるまでの手順

「amazonで販売する!」と決めたら、早速amazonでせどり・転売商品を販売する準備を始めましょう。
まずは、これからamazon販売を始める人に向けて、必要な作業環境や、amazon出品アカウントの開設についてお伝えします。
すでにせどり・転売を始めていて、amazonの出品アカウントを持っているという方は読み飛ばしていただいて構いません。
せどり・転売で必要な物と作業環境
せどり・転売に必要な物と作業環境についてはいろいろありますが、全部をすべて新しく揃える必要はありません。
最低でも次のものを用意しておけば、すぐに始めることができます。
- 手持ちの現金(50万円程度を推奨)
- パソコン(WindowsでもMacでも可。処理速度が高い方がおすすめ)
- ネット環境(光回線の方が通信速度の点でおすすめ)
- Googleアカウント、Gmail
- クレジットカード(限度額大きめ推奨)
- せどり・転売専用の銀行口座(資金管理が楽になります)
これからせどり・転売をスタートするなら、これだけでも十分です。これは物販全体に言えることで、メーカー仕入れでも同様です。
ただ、以下の記事に紹介した物も揃えておくと、より便利なので、詳細を知りたい方は参考にしてください。
簡単にできる!amazon出品アカウントの開設手順

次にamazon出品アカウントの開設をしましょう。
「え、持ってるよ」という方は、もしかして購入用のアカウントではないでしょうか?
出品用と購入用は別なので、これからamazon販売を始めるなら、新たに出品用のアカウントを開設する必要があります。
amazonの出品アカウントの開設はすごく簡単なので、以下の動画や記事を参考にしながら開設してしまいましょう。
開設後の初期設定まで解説していますので、まとめて終わらせてしまいましょう。
なお、先に紹介したFBAですが、出品アカウントの開設と同時に利用できるようになっています。
※動画や関連記事でも解説していますが、必ず大口出品を選んでください。

amazonせどり・転売で必要なツールを導入する
amazonせどり・転売で必要なツールについては、事前に導入しておくと作業がスムーズです。
以下の記事に詳しく掲載していますので参考にしてください。
ただ、最低限以下のツールを導入しておけば、amazonでせどり・転売をする分には困りません。
他のツールは必要に応じて導入するようにしましょう。
- Keepa
- キーゾン(Keepaと連携する)
- プライスター
- FBA料金シミュレーター
Keepaやキーゾンは、商品リサーチや仕入れ判断では非常に重宝するツールなので、有料版をおすすめします。
プライスターは、実際にamazon出品後に重宝します。
amazonの販売価格を、ライバルセラーの価格に合わせてカートボックスの獲得機会を失わないようにします。
これらのツールは、せどりや転売だけでなく、メーカー仕入れでも重宝しますので、必ず導入するようにしましょう。
【販売手順①】仕入れ商品のリサーチをしよう

amazonでせどり・転売をするのであれば、amazonで売れ行きの商品をリサーチする必要があります。
基本的にはamazonせどり・転売であれば、仕入れ先とamazonの販売価格の差がある商品を探すことが基本となります。
そして、利益の出る商品であれば、上記でお話したように、どれくらいの売れ行きがあるかを確認して仕入れ個数を判断します。
amazonで販売する際のリサーチ方法
リサーチ方法は大まかに2つあり、良い商品をリサーチする方法と、良い商品を扱っているセラーをリサーチする方法があります。
前者はカテゴリーリサーチ、後者はセラーリサーチと呼ばれ、最初はカテゴリーリサーチをすることになりますが、売れ筋の商品を見つけたらセラーリサーチで効率化しましょう。
せどりや転売の詳細なリサーチ方法については、以下の記事を参考にしてください。
また、メーカー仕入れの詳細なリサーチ方法は、以下の記事に詳しく書かれています。
良かったら、Keepaを使った効率的なリサーチについても参考にしてください。
とはいえ、せどり・転売とメーカー仕入れのリサーチ方法は、いずれもカテゴリーリサーチとセラーリサーチを基本としており、とても似ています。
商品をリサーチするか、商品を扱っているメーカーをリサーチするかの違いでしかないので……。
そのため、せどり・転売を卒業してメーカー仕入れに移行する際も、そこまで違和感なく取り組めるでしょう。
メーカー仕入れの場合は価格競争を防ぐことができるので、リサーチを減らすことができるのも大きなメリットです。
amazonせどり・転売の仕入れ先は?
amazonでせどり・転売を行う場合、仕入れ先の選択肢はとても多いです。
まずは国内の商品を扱うのか、欧米輸入か、中国輸入かで変わりますし、国内の商品であれば店舗せどりか電脳せどりかでも変わってきます。
店舗せどりでも、せどり・転売に適した店舗はいくらでもありますし、電脳せどりもたくさん仕入れ先があります。
そのため、都会に住んでも地方に住んでも問題なく取り組めるのがせどりや転売のメリットの1つと言っていいでしょう。
ただ、問題なのは、どこから仕入れたらいいか選択肢が多く、情報が多すぎることではないでしょうか?
詳しいことは、以下の記事に詳しくお伝えしています。
どれがいい、悪いと言うことはありません。ただ、新品を扱うか中古を扱うのか、有在庫なのか無在庫なのかでも選択肢が変わるので参考にしてください。
他には、私がおすすめするメーカーと直接取引して商品を仕入れるメーカー仕入れ、自分のブランドで商品を販売できるOEM販売などがあります。
特にメーカー仕入れは、物販未経験でも十分取り組めておすすめなので、「メーカーから直接仕入れる」ということも選択肢に入れておくといいでしょう。
【販売手順②】商品を仕入れる前に商品登録を済ませよう

amazonの出品アカウントが開設できました。
これで、あなたはせどり・転売をした商品をamazonで販売することができるようになります。
それでは「早速商品を仕入れてみよう!」となるかもしれませんが、注意点があります。
それは、必ず商品を仕入れる前に商品登録をし、出品制限がかかっていないか確認をすることです。
amazonでは、偽物対策のため出品に制限がかかっている商品もあり、制限解除のためには納品書などの書類が必要になります。
特にせどり・転売の場合、納品書の提出ができないことが多く、出品許可を得るのは実質無理なことがあります(メーカー仕入れでは出品許可が可能なことが多いです)。
せっかく商品を仕入れても出品ができなければ、仕入れた分がそのまま損失になってしまうので注意しましょう。
出品制限については以下の記事でも解説していますので参考にしてみてください^^
商品登録については、以下の動画で詳しく解説しています。
動画については、メーカー仕入れを前提としていますが、せどり・転売でも同じです。
【販売手順③】FBAで在庫管理・梱包・発送を丸投げ!

次にFBA納品についてお伝えします。
先に書いたように、FBAはamazonが商品の保管から、注文管理、購入者への商品の発送などの消費者対応を丸投げできるサービスです。
一部危険物に該当する商品などFBAに納品できない商品を販売する場合など、自分で配送するケースもあります。
しかし、自分で配送するのは本当に手間なので、よほどの掘り出し物で利益率の高い商品でなければ、FBA納品できない商品の販売はお勧めしません。
特に副業でせどり・転売をやっている場合は、外部サービスは使った方が効率がよいでしょう。
具体的に自社配送よりもFBAを用いた方がよい理由をお伝えしますね。
自社配送と比較した場合のFBAを利用するメリット
FBAはお客様への素早い配送からカスタマーサービスまで一任できる本当に魅力的なシステムなので、もう少しメリットを詳しく解説します。
送料が安い
実際にFBA料金シミュレーターで利益計算してみるとわかりますが、一般的な宅配で発送する自社配送よりFBAで配送する方が安い送料で利用できます。
配送スピードが速い
FBA出荷にすることで、即日出荷、日時指定便を提供できます。自社配送では、これを完璧にこなすのは不可能です。
出品者の信頼性
FBA納品した商品は、amazonの商品ページで「AMAZON.CO.JP配送センターより発送されます」と表記されるので、消費者からの信頼性が出ます。
amazonで買い物したことがある人は、無意識に「AMAZON.CO.JP配送センターより発送されます」と表記されたセラーから商品を購入しているはずです。
つまり、自社配送に比べると、FBA配送の方が断然購入率が高くなります。
ギフト包装サービスの提供
ギフト包装サービスの提供ができるので、プレゼント需要にも対応できます。
多くの支払い方法を消費者に提供できる
クレジットカードを持たない消費者にも対応してくれます。
コンビニ払いや代引きなどになりますが、これも自社配送ではとても対応しきれないでしょう。
購入率が高くなる
FBA配送は、自社配送の販売者よりカートボックス獲得で有利になるので、購入率が高くなります。
カートボックス獲得できるかどうかは、購入率を大きく左右するので、仕組みをよく理解するようにしてください。
以下の記事で、カートボックスについて必要なことは理解できるでしょう。
クレームが発生しにくい
上記6つは購入者にとっても「送料無料で配送スピードが速い」「支払い方法を多く選択できる」など大きなメリットになります。
そのため顧客満足度を担保でき、クレームが発生しにくくなります。
顧客満足度は購入率や、amazonアカウント停止リスクに影響してくるストア評価に大きく関わってきます。
せどり・転売は、メーカーから直接仕入れているわけではないので、発送遅延の可能性が高くなります。
メーカー仕入れよりもクレームが発生する可能性が高いので、未然に防げるクレームは防ぐようにしましょう。
FBA納品の方法
それでは、実際にFBA納品をしてみましょう。
具体的な手順については、以下の記事で詳しく解説しています。
最初は慣れないかもしれませんが、以下の記事を読みながら進めていけば十分対応できるでしょう。
要期限管理商品、危険物、セット商品などを含めて、納品作業を続けていくうちに次第に慣れてくるのでご安心ください。
【必須】初心者がamazonせどり・転売で稼ぐ超重要な3つのコツ

ここまで、amazonせどり・転売のやり方や手順を解説しましたが、最後にせどりや転売で稼ぐコツについてお伝えします。
せどりや転売で稼ぐコツは、マインド論含めて奥が深いですが、ここでは特に重要なことを3点お伝えします。
効率よく稼ぐための基本中の基本と言えるところなので、特に初心者の方は最低限以下のことは守りましょう。
自己配送ではなくFBAを利用する
ここまでお伝えしたことでわかるように、自己配送よりもFBAの方が次の点で圧倒的に有利になります。
- カートボックスを獲得しやすく購入率が高い
- 発送業務やカスタマー対応をすべて丸投げできる
- お客様にとってもメリットが大きい
特に外注先やビジネスパートナーがいなくても、FBA利用というだけでこれだけのメリットがあります。
そのため、特に初心者~中級者の方は、基本的にはFBA一択と考えてください。メーカー仕入れでもこの考えは変わりません。
カートボックスを獲得する
amazonで稼ぐには、カートボックスの獲得率を意識することがとても大切です。
実際にせどり・転売、メーカー仕入れ関係なく、カート獲得に関する相談はとても多いです。
カートがなかなか獲れない場合は、以下の記事を参考にしてカート獲得率を上げていきましょう。
「売上」「在庫」「資金繰り」数字を意識する
せどりや転売に限らず、物販は数字が命になります。
具体的には「売上管理」「在庫管理」「資金繰り」、つまりキャッシュフローの状態を可視化することが大切です。
苦手とする人は多いですが、何となく把握する程度ではうまくいかないので必ず習慣化するようにしましょう。
私は、売上、在庫、資金繰りを一元管理するようにしています。
文章では伝えづらいところが多いので、よかったら以下の動画をご覧ください^^

最後に
以上、せどり・転売でamazon販売をお勧めする理由と、amazon販売の初期準備と具体的なやり方についてお伝えしました。
他にも知っておいてほしいことはたくさんありますが、この記事の解説通りにやっていけば、仕入れた商品をamazonで販売することができます。
しかし、全員がamazonでのせどり・転売商品の販売で稼いでいるかと言われれば、残念ながら長期的に稼ぎ続けている人はほとんどいません。
amazonは1つの商品ページに相乗り出品できる手軽さは大きなメリットですが、その分ライバルの出品者と価格比較され、価格競争が起きやすい設計となっています。
せどりや転売では、価格競争が1回起こってしまうとどうしようもなくなり、赤字で売り切り、商品の仕入れをやめて他の商品をリサーチするしかありません。
amazon物販で長期的に、そして安定して稼ぐ方法は「メーカー仕入れ」しかないと私は考えていますし、最もおすすめしています。
amazon物販はせどりや転売以外にも様々な方法があります。ぜひ以下の記事の参考にしていただいて、メーカー仕入れも検討してみてください^^
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
- 副業を始めたいけど、何をすべきか迷っている人
- 新たな事業で収入の柱を増やしたいけど何が良いか分からない人などなど
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