こんばんは、amazon物販コンサルタントの中村裕紀です。
amazon輸入転売(せどり)でビジネスを行い、軌道に乗ってくると必ず融資について考える時が来ます。
融資については良くないイメージがあるかもしれませんが、別に悪い借金ではなく、一般企業でも売上と利益を大きく伸ばしていくために普通に行っていることですよね。
なぜなら、キャッシュフローが良くなり、融資して得たお金を原資にしてビジネスをすることで事業が加速するためです。
融資した以上の利益が返ってくるのであれば、悪い借金ではなく良い借金になります。
また、事業としてしっかりして返済の見込みがあれば、金融機関はお金を貸してくれます。
私自身はこれまでamazonでの輸入転売・メーカー仕入れで、5,000万円以上の融資を引き出しています。
私の経験談やメーカー仕入れを実践しているコンサル生にも教えている最新の情報を詳しくお伝えしますね^^
融資を通すポイントの一つが、「信頼性の高い事業をして売上を上げているか」という点になります。
金融機関からすれば、得体の知れない事業をしている人にお金を貸すことは、返済の面でも社会的信頼の面でもリスクにしかなりませんから当然ですよね(^^;)
今、私は転売・せどりではなく正攻法で王道のビジネスであるメーカー仕入れを推奨し、コンサルをしています。ほとんどの方がメーカー仕入れを軌道に乗せてしっかりと融資を獲得し、自分のビジネスを成長させていく足掛かりとしています。
メーカー仕入れに少しでも興味がある方は、こちらの無料動画をぜひ視聴してみてください^^

目次
amazon輸入転売ビジネス(せどり)で融資が必要な理由

最初にお伝えしたいのは、もちろん誰でも彼でも融資を受けることをオススメするということではありません。
融資はある程度の売上規模がないと厳しいです。また、転売(せどり)やメーカー仕入れ初心者の方は、まずは手元の資金で売上を出して経験・スキルを高めた方がリスクがないです。
しかし、これは初心者までの話です。amazon輸入転売ビジネスで、少しでも早くあなたの夢(目標利益)に大きく近づく手段の1つとして「融資」であることに間違いはありません。
なぜなら、物販の場合は目標月利を達成するために、その何倍かの仕入れ資金が最初に必要になるためです。
具体的に計算して、目標月利を達成するためにいくら仕入れ資金が必要か計算してみましょう。
例えば利益率10%、amazon手数料4割で月利100万円を達成したいと考えたら、いくらの資金が必要だと思いますか?
理論上では500万円くらいの資金が必要になります。
*注意*
amazon手数料は販売手数料とFBA出荷作業手数料の合計ですので、販売価格により手数料が20~40%程度に変動します。販売価格が低いもの、1000円台の商品などはamazon手数料が40%くらいでしょう。
また例えば月利30万円を達成したい場合、いくら資金が必要か考えてみましょう。
◎月商300万円、amazon手数料40%、利益率10%の場合
月商300万円ーamazon手数料120万円ー利益30万円=仕入原価150万円
仕入れ資金の試算方法は以前もお伝えしていますが、月利30万円を達成したい人は理論値で仕入れ資金が150万円は最低でも必要です。
そして、上記の計算式は理論値なので、実際は余裕を持って150万円×1.2-1.5倍の量の仕入れをしたいところです。在庫が1ヶ月ですべて売り切れるとは考えづらいためです。
1.5倍だと225万円の資金が必要ということになりますね。
月利30万円というのは、会社を辞める一つのポイントとなる利益ですが、現金225万円を現時点で持っている方は少ないのではないでしょうか?
手持ちの現金だけを使って仕入れ、得た利益をまた仕入れに回して……。これを繰り返せば月利30万円は達成できますが、時間がかかります。
しかし、足りない分を融資で補うことができれば、1ヶ月で目標を達成できます。つまり、融資を受けた方が圧倒的に稼ぐスピードが上がるのです。
amazon転売ビジネス(せどり)で融資を開始するタイミング

それでは、融資はamazon転売ビジネス(せどり)の場合は、いつ頃から検討したらいいのでしょうか?
上記の計算式で利益率10%、amazon手数料4割で月利10万円を達成する計算式は下記です。
◎月商100万円、amazon手数料40%、利益率10%の場合
月商100万円ーamazon手数料40万円ー利益10万円=仕入原価50万円
こちらも1ヶ月で在庫がすべて売れた理論値の数字なので、実際に月利10万円を達成できる方は現金50万円×1.2-1.5倍の量の仕入れを行なっています。
1.5倍だと75万円ですね。
なので、私としては、まず現金50万円をなんとか用意してもらって、その現金を使って、売上で60~100万円を達成し、その後に創業融資を受けることを推奨しています。
クレジットカードの締めと支払いの猶予を活かして、資金がなくても売上や利益を作ることはできます。
しかし、カードで支払いが滞るのはとても怖いことなので、現金で50万円持っていない方はamazon輸入転売を含めた物販はおすすめしません。
現金50万円を使って1年で月利100万円を達成する道筋は、下記の記事で説明しています^^
あなたに役立つ内容なので、必ず目を通してみてください!!
amazon転売ビジネス(せどり)の融資は創業融資がおすすめ

上記の記事をご覧になってもわかるように、amazon転売ビジネス(せどり)の融資としては、創業融資がおすすめです。
創業融資というのは、起業したばかりや新事業の立ち上げなど新しくビジネスをする人に必要資金を融資する制度です。
大きく分けると、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」や各自治体が容易している「制度融資」があります。
ただ、都道府県や金融機関ごとによって様々な制度があり、日本政策金融公庫でも地域によって多少異なってくるようです。
ちなみに沖縄県だけは沖縄振興開発金融公庫になり、申し込み書式も他の地域と違います。
また、公庫の創業融資を申し込む前に、県や商工会議所などが主催する起業塾や、創業融資計画書の書き方セミナーを受けることが必須、もしくは融資を受けるにあたって有利になる地域もあります。
お住まいの地域ではどんなものがあるかまず調べてみるといいかと思います。
直接公庫に行く前に、上記の機関で相談をして自分のビジネスの説明をしたり、融資に通りやすい事業計画書の書き方を教えてもらうといいでしょう。
事業計画書の作成によって自分自身の棚卸しができ、頭の中が整理されて実際の面談時に公庫の担当者に上手に伝えやすくなります。

実際の融資の面談ではどうする?

実際の融資の面談についてお話します。面談というと最初は緊張するかもしれませんが、1回やれば慣れるので安心してください。
日本政策金融公庫で面談するときの服装
日本政策金融公庫で面談するときの服装ですが、スーツ、もしくはきちんとした印象で清潔感のある感じなら全然OK!です^^
服装以外では、ヒゲをきちんと剃るとか、爪を伸ばしすぎないとか、そういう当たり前の清潔感があれば問題ありません。
創業融資の面談で話すこと
融資の面談で一番気になるのは、amazon輸入転売ビジネス(せどり)をどう話したらいいか?ということですよね。
創業融資の場合、面接時には間違いなく下記のようなことを聞かれます。
- 「amazon輸入転売ビジネスを始めた経緯は何ですか?」
- 「何を販売しているんですか?」
- 「どのように販売しているんですか?」
- 「なぜこの融資の金額が必要ですか?」
- 「現在のビジネスの調子はいかがですか?」
- 他には、売上と利益や、取引先や件数など。
私は最初の融資を受ける時はメーカー仕入れではなく、単純輸入転売(つまり単なるせどりや転売)の状態だったので、ちょっと困りました。メーカー仕入れならまだ話しやすいですけどね。
本業が福祉系だったので、ネットビジネスに参入した経緯とかも不思議がられてしまいましたし、、
なので、そういった意味でもビジネスを始めた経緯の伝え方はかなり重要だと思います。
ウソをつくことはNGですが、自分がやってきたことの中から特に伝えたいことを抜き出してわかりやすく伝わるようにストーリーにするといいです。
amazon輸入転売ビジネス(せどり)は、金融機関の方もざっくりとはわかっているかと思います。
しかし、自分が熱意をもってこのamazonビジネスをやっているんだ、という熱い想いを表現した方がいいと思います。
amazon輸入転売ビジネス(せどり)で融資を得る際の面談NG事項
amazon輸入転売ビジネス(せどり)で絶対に言ってはいけないことがあります。
それは、「amazon輸入転売ビジネスなので利益の出るもの何でも売ってます!」ということです。
一発で審査がアウトになります。。
私の場合は、転売で商品をいろいろ扱っていたのもあるのですが、家業の事情もあり工具系が多かったので、次のように伝えました。
「ビジネスを始めた経緯として、うちの父親が自営業で建築関係の仕事をしていたのですが、日本とアメリカの工具系の価格差を知ってビジネスになると考えました。これまで日本で販売されていたよりも安くヤフオクやamazonでご提供しているので、現在お客様に大変喜んでいただいています」
このように、いろいろな仕入先と取引をしている方は、ある程度仕入れ先を絞って話したほうがいいかもしれませんね。
ピックアップした仕入れ先のホームページを印刷したり、商品を見せたりして(印刷でも)、こういう商材があってこういう特徴があって、これをこう販売することでお客様に喜んでいただいています、等を具体的に説明できるといいでしょう。
面談は融資が最大限下りるかどうか、かなり大事なところだと思うので、じっくり考えてシミュレーションしてください。
何のためにこの融資額が必要かきちんと説明できるようにすることも大切ですね。
amazon輸入転売ビジネス(せどり)で融資の審査が下りる説明例
amazon輸入転売ビジネスで融資の審査を受ける際、私はこのように伝えました。
「今資金があれば数量をまとめて船便を使えるので、輸入時に支払っている送料が半分くらいになります。 その結果利益がこれくらい上乗せされます。 ただ船便は1ヵ月ぐらい時間がかかるので、その間のキャッシュが回りません。 ですから、最低でも月商の2倍ぐらいの融資が必要です。 月商が250万円なので500万円は最低でも必要です」 また、次のようなことも伝えました。 「今後、今の取引先にロットをかけた交渉を考えています。 そうなると在庫を2〜3ヶ月分持つ必要があります。 ですので、結果として売上の3倍ぐらいお借りできたらうれしいと思っています。 金額としては800万円ぐらいで考えています」 このように面接官に話しました。 その結果満額の800万円の融資が1回目の融資でおりました。 私の時は誰もこういうことをアドバイスしてくれる人がいなかったので、直接公庫に行ってその時に聞かれたことを真剣に一生懸命答えた感じでしたね。 私自身は2年間なんとか頑張って続けたので、amazon輸入転売ビジネスの2期分の決算書がありました。 そのため、実績ベースの融資を最初から受けましたが、始めたての方が最初に受ける融資としては、創業融資の方が多いです。 日本政策金融公庫は政府系の金融機関で公的な機関ですが、貸すことが仕事というか、公庫のルールに則って書類を作って説明をすれば、ほぼ大丈夫です。 私の印象では、割と丁寧というか優しい担当者が多い印象でした。 公庫の担当者も割り当てのノルマがありますし、これは、銀行・信金・保証協会も同じですね。 きちんと自分のビジネスのことを説明できることが大事ですが、売上がある程度立っていて、ある程度しっかりした常識を持って、なおかつ印象が良い普通の方なら問題なく通ると思っています。 創業融資を受ける実績の目安ですが、知り合いの融資の代行業者さんの話だと、売上60~100万円程度を2~3ヶ月継続できる程度だと融資が通りやすいそうです。 たまに、メーカー仕入れですがコンサル生の方でも実績がなくても創業融資が受けられる方もいるのですが、通常はそのくらいの基準のようです。 実際どれぐらいの金額を受けられているかというと、上記実績の方の創業融資だと、150〜300万円程度が一番多くて、400万円以上というのははあまり聞かないですね。 ただ実績ベースの融資、2期分の決算書がある方などだと、もちろんそれ以上借りられる人もいます。 お金を借りることに対して不安や恐怖感を持っている方が多いと思います。 車を買うときや家を買うときは当たり前にローンを組んだりするのに、ビジネスに対する融資にはすごく偏見というか怖さがあるみたいですね。 でも、このように考えたらどうでしょうか? ちょっと金利や返済額について、分解してみましょう。 金利は日本政策金融公庫で最初は大体1.5%前後くらいです。 200万円借りて、5年返済の場合: (融資は5〜10年で返済します) 200万円×金利1.5%=1年で3万円の利子 5年=60ヶ月 3.3万円+1ヵ月の利子2500円=35500円 どうですか? これぐらいの金額はamazon輸入転売ビジネス(せどり)をしっかりしていたら返せる額ですよね? しかも、毎月返済するので、掛かる利子は徐々に減ります。 こうやって冷静に考えてみると、大したことないですよね。 むしろ融資を受けないほうがおかしいぐらいだと思う人もいるでしょう。 だって自分で200万円貯めてからやろうなんて考えていると何年かかるんですか、という話です。 例えば月利100万円とか目指してる人で、早く500万円貯めようと思ったら、それを目指してる間にamazon輸入転売ビジネス(せどり)の状況が変わってしまって手遅れになるかもしれません。 なので、私は融資は大事だと、ひたすら言っています。 もちろん何度も言いますが、誰でも受けるべき、なんてことではなくて、その前の段階でしっかり継続して利益を出せて、ちゃんとした考え方を持っている人、というのが大前提になります。 でもそれができていれば、融資で飛躍的に伸びる方が多いです。 この35500円が大きいかどうかといえば、ビジネスに自信があるかどうかだと思います。ただ、例えば3ヶ月間継続して月商60~100万円程度を継続してできていた方なら十分自信が付いていますよね。 もっと資金があれば伸ばせると考えられるはずです。 創業融資では、利益よりも売上が重視されます。以下、例を挙げます。 例2:売上300万円、利益率10%、利益30万円 この上の例は両方とも利益が30万円になっていますが、売り上げ100万円と売り上げ300万円はどちらの方が多くお金を借りれると思いますか? 答えを言いますと、融資を受ける時は、例1の「売上100万円、利益率30%、利益30万円」よりも「売上300万円、利益率10%、利益30万円」の方が多く借りられるということになります。 確かにビジネス的には例1の利益率のいいほうがいいと思いますし、売り上げが3000万円とかになればまた違ってくるかと思います。ただ、融資を受ける最初の段階では売上が一番大事で、そのほうが多く借りられます。 実際私の時は、ちょうど例2のような「売上300万円、利益率10%、利益30万円」の状態だったのですが、これで800万円借りられました。 他の方やメーカー仕入れのコンサル生からもヒアリングしてきましたが、売り上げが大きい方が融資の額も大きくなるということがわかっています。 ただ、融資を受けた後もずっと利益率が低い状態でやってほしいということではないですから、そこは絶対に勘違いしないでほしいです。 amazon輸入転売ビジネス(せどり)は正直原資になるお金がないとやっていけないビジネスです。 融資についての動画は下記セミナー動画もぜひご覧ください、5000万円の融資を引っ張ってきた秘蔵性の高い動画です^^ 長くなりましたが、私は長年amazon輸入転売ビジネスをやってきて、融資は必ず必要だと思っています。 あまり、お金の部分を話しすぎると自分には無理だと思って引いてしまう方もいるかもしれません。しかし、恐怖感があるなら冷静に月々の返済額などを具体的に計算してみましょう。 そうすると、案外大したことではないです。 また、冒頭でもお話しした通り、輸入転売からメーカー仕入れへステップアップすることで、より仕入れ先がはっきりとして信頼性が上がるため、融資も受けやすく事業を拡大していきやすくなります。 興味のある方はメーカー仕入れも検討してみてください^^ 下記をクリックして中身をご確認ください^^ 最初の融資でどれくらいのお金が借りられる?
amazon輸入転売(せどり)での融資が不安な人へ
3万円÷12ヶ月=1ヶ月で2500円の利子
200万円÷60ヶ月=1ヶ月3.3万円の返済創業融資では売上額が一番大事
最後に
月商1000万円ーamazon手数料400万円ー利益100万円=仕入原価500万円