こんにちは、amazon輸入物販コンサルタントの中村裕紀です。
amazon輸入ビジネスを始めたい方は、amazon輸入ビジネスの利益率がどのくらいか気になると思います。
ここでは私の経験をもとにamazon輸入ビジネスの利益率について、単純転売の場合とメーカー仕入れの場合について詳しくお話させて頂きます^^
amazon欧米輸入単純転売の利益率
ここで説明する単純転売とはアメリカのamazonやebayから商品を仕入れて日本へ輸入して、日本のamazonで販売する場合です。
個人差があるので一概に言えませんが、全体で利益率20%あれば高い方だと思います。
利益率10%を切る方もいれば、利益率30%近くある方もおられます。(30%はかなり稀だとは思いますが、商品によってはあります)
基本的に利益率というのは初心者の人ほど低くなります。
なぜかと言いますと、初心者の方ほどまずamazon輸入に慣れる必要があり、利益率が低い商品でも商品を販売し売上を立てる感覚を養った方がいいからです。
仮に利益がトントンでも商品を輸入し販売した経験ができればOK、という風に捉えた方が稼ぐスピードはアップするかと思います、これは私が長年にわたりコンサルティングを実施していても思うことです。
では、具体的に利益率を上げるためにはどうすればよいのでしょうか?
以下4つ例をあげてみました。
1:転送会社に商品をできる限りまとめて発送する
amazon輸入の単純転売では海外の転送会社を使用することが一般的です。
有名な転送会社は、アメリカのMyUSですね。
転送会社は荷物をそこに溜め込むことができ、日本へ発送する物量が多ければ多いほど1キロ辺りの単価が安くなります。
なので、この海外発送する荷物をある程度まとめれることが出来れば、利益率の改善へ繋がります。
詳しくはこちらの記事をご参考ください。
2:資金が多いほうが有利だが
単純転売の場合は、ほとんどがアメリカのamazonやebayでの買い物のためクレジットカード決済となりますが、資金力(現金もしくはクレジットカードの枠)がある人ほど多く仕入れて転送会社に溜め込んで一気に発送することができます。
前項でお話したこととも関連しますが、商品をまとめることで、安く日本へ発送することが可能です。
これにより利益率UPに繋がります。
ただ逆に溜め込み過ぎると資金がショートする可能性もあるので、十分注意が必要です。。
私は資金がショートし、クレジットカードのリボ払いで難をしのいだ経験があります、こんな思いは絶対にしてほしくありませんので、本当に気を付けてください。。
多少送料が高くなっても、早く商品を日本へ向けて発送し、資金繰りを良くすることが第一優先かと考えます。
それから資金が多い方は、商品をたくさん買うことで卸値を安くし、利益率アップが図れます。
またアメリカのamazonやebayから買うのでなく、直接交渉したりして卸値を安くして、利益率のアップも図れます。
3:リサーチスキルを高める
利益の出る商品を探し出すリサーチや商品選定力を高めるには時間がかかりますが、最も大切なことです。
言い換えれば目利き力とも言えますが、数ある商品の中から高利益率になり得る商品を選ぶ力のことを言います。
スポーツの練習と同じでとにかく時間と数、経験を鍛える必要があります。
amazon輸入では何千、何万となる商品を見て扱うことになるので、どうしても慣れるまで時間がかかりますが、慣れれば利益の出る商品をたくさん見つけることが出来るようになります!
簡単なリサーチ手順は下記の記事も書いています、これで利益率が高い商品を探す力を付けましょう!
4:販売力
この販売力とは新規カタログ作成を意味します。
例えばアメリカのamazonではかなり売れている商品だが日本のamazonでは販売されていない。
この場合自分で商品ページを作成すると、同じように売れる可能性があります。
また自分で商品ページを作成するので、販売価格も自分で決めることができます。
そうなると高利益率かつ販売者は自分だけ、というオイシイ状態です。
ただし、注意する点があり、こちらはあくまでも先行者利益にすぎません。
amazonのプラットフォームの性質上、売れ出したページにはライバルが参入してきて価格も徐々に下がります。
この現象は単純転売では特によく見る光景です。
もし新規で商品ページを作る際は、ライバルが入って来れないような新規商品ページ作成が重要です。(例えば付属品を付けたりなどのセット品販売など)
それから文章では簡単に新規商品ページを作る、など言っていますが、新規のページは簡単に作れても、それがしっかり売れるかは分かりません。。
アメリカで売れていても、それが日本で売れるか分かりませんし、その商品ページを作る人のスキルがとても大事になってきます。
そういった意味では最も効率よく稼げるのは、すでに売れているデータのある商品ページに相乗りして稼ぐ、というのが効率が良いです。
相乗りというと聞こえは悪いですが、この相乗り販売を最初のうちはドンドン重ねてステップアップしてもらいたいです!

amazon欧米輸入単純転売のメリットデメリット
次にamazon欧米輸入単純転売のメリット、デメリットについて大きく分けて2つご説明させて頂きます。
メリット1:不良在庫が少ない
薄利多売により不良在庫の発生を最小限に抑えることが可能です。
単純転売では一つの商品に対して何ヶ月もの在庫を持つことはありません。
利益率は商品によりけりで、利益率10%を切るものもあれば、利益率20%の商品もあるが、少ない個数を買える点でメリットが高いです。
メリット2:少ない資金で取り組むことができる
クレジットカードの締めと支払いのサイクルを意識し、商品に対しての仕入個数を注意すれば、資金が少額でも大丈夫です。
毎月上手くお金と商品を順繰り回していけばリスクもそれほどかかりませんし、商品をamazonで販売する経験を養う意味では、とても良いです。
利益率が低くても、商品を輸入しamazonで販売することをドンドン実践した方が、早く結果が出ます。
(ただある程度の資金はあった方が当然良いです、再度以下の記事をご参考ください)
デメリット1:商品の管理が大変
1つの商品対しての在庫が少ないので、商品数は必然と多くなります。
中には商品数で1000以上持つ方もいるでしょう。
デメリット2:ライバルの増加及び価格の減少を食い止めることができない
amazon輸入の単純転売は誰でもできるので参入障壁がほとんどありません。
利益率が良くオイシイ商品が見つかったが、ライバルも増えたという現象はよくあることです。
単純転売についての私の考え
ここまでamazon輸入単純転売のメリット、デメリットをお話しました。
欧米輸入の単純転売はたしかに初心者の方には取り組み易いビジネスです。
ただデメリット2で挙げたように、「誰でもできるので参入障壁を作れない」、このことが単純転売の一番のデメリットであると私は確信しています。
なぜかというとこういった状態では利益が積み上がらず毎月の収入が安定しないからです。。
要はあなたがせっかく時間を削って努力したものが積み上がっていかず、一生利益の出る商品を探す、という負のスパイラルに陥るからです、私もそうでした。
なので今の私は初心者の方には国内メーカーからスタート、欧米輸入の単純転売の経験がある方には海外メーカーからスタート、という風に人によって作業の取り組み方に変化をつけています。
下記の記事でも長期的にamazonで利益を出し続けるためには、何をすべきか?私なりの考えを書いています。
ぜひ一度お読みいただければと思います^^

amazon輸入・海外メーカー仕入れの利益率とメリットデメリット
結論を述べると、amazon輸入においての海外メーカー仕入れの利益率は、単純転売の利益率よりも高いことが多いです。
もちろん商品や付き合う海外メーカーによっても利益率に違いは出ますが、毎月利益率20%以上を維持することはそれほど難しいことではありませんし、利益率が30%以上というメーカーも実際に存在します。
独占契約を取れれば、もっと利益率を高めることができる可能性だってあり得ます!
なぜ利益率が高いのか、それは仕入れ先に違いがあるからです。
海外メーカー仕入れは、その名の通り海外メーカーから直接商品を輸入し仕入れます。
小売よりも安く卸問屋、代理店よりも安く商品を買えるのは、当然メーカー(製造元)です。 amazon物販で利益率を上げることは永遠の課題です。 利益率を上げることにより可処分所得(税金を差し引いて自分が自由に使えるお金のこと)が増え、手元に残るお金に余裕ができます。 amazon輸入ビジネスを始め立てで、消費税の免税期間中の方は売上を上げていく方向で良いと思います。 しかし免税期間が終わるにつれて利益率も同時に上げていくことを、コンサル生にはお勧めしています。 では、ここからはamazon海外メーカー仕入れのメリット、デメリットをお伝えしていきます。 メーカー仕入れの作業手順の方が私は単純転売の作業より楽だと考えます。 メールの送る手順についてはこちらの動画で詳細を解説していますので、ご覧になってみてください^^ 単純転売だと、一度安く仕入れできた商品でも、再度安く販売されていることは稀で、また新たにリサーチをし続けなければいけません。 でもメーカー仕入れの場合は、一度取引が決まって仕入れができるようになれば、次回リピート発注時からはメール1本でリピートすることができます。 リサーチした分だけ売上と利益を積み上げられているビジネスモデルなんです^^ メーカー仕入れについては、下記の記事や動画も合わせてご確認いただくことで、より理解が深まると思います^^ メーカーの担当者、上司、社長としっかりコミュニケーションをとって信頼関係を構築すれば、交渉して卸値を大幅に下げることが可能です。 人対人のやり取りなので、上手くいけば誰よりも安い自分だけの価格を手に入れることも可能です。 単純転売の価格交渉より、私はメーカーへの価格交渉の方が簡単だと考えています。 なぜかというとメーカーは一律の答えをもっているからです、単純転売だと例えばいちセラーや海外代理店などは何十、何百という人や店舗が存在し、どこが最安値か分かりません。。 しかし、メーカーに直接交渉できれば、そこが一番安い卸値の答えを知っていることは明らかなので、交渉しやすいですよね^^ メーカーに交渉して最安値をゲットできれば、かなり精神的にも安定し、毎月メールをメーカーに送って商品を購入するだけで利益を出し続けることが可能です! 日本のamazonで販売されている海外メーカー仕入れの商品は、価格が荒れるケースが少ないです。 これは海外メーカー仕入れを行っているセラーが、メーカーから提案された底値を知っているから、赤字と黒字のラインが読めるからだと私は考えています。 メーカーからの底値が例えば1万円であれば、どこからどこまでが赤字でどこからが黒字か、メーカー仕入れを行っているセラーは分かりますよね。 その結果、価格競争が起きても、どこかで販売価格が止まる傾向が強いです。 私の感覚だと利益トントンのところでは大体止まって、他は利益率5~8%ぐらいのところで価格競争が起きても販売価格の下落が止まる傾向にあります。 単純転売では無数にあるセラーや代理店から商品を買うので、底値を知ることができません。。 結果、底値を誰も知らず怖いから早く商品を売り切りたくて価格競争が止まりません。。相当な大赤字になる商品も実際あります。 そういった単純転売の価格競争とリサーチの大変さに、物販自体をやめていく人が非常に多いのは本当にもったいないことだと思います。。。 ただメーカーだと底値を知ることができますし、もし仮にメーカーさんと信頼関係を構築して自分だけの卸値をゲットできたら、このメーカーにおける利益はかなり長期的に保たれます。 リサーチをしなくていい状況にもなれます。 またamazonでの販売者を限定化してもらったり、独占が取れるともっと安定した長期的な利益に繋がります。 こういったライバルとの差別化ができるメリットが、メーカー仕入れの最大の特徴だと私は考えています! メーカー仕入れは交渉すればロット(購入数量が100個以上や10万円以上などの定めがあること)が下がるケースも多いですが、ロットがどうしても崩れない、そんなメーカーもあります。 例えば1商品に対して3ヵ月以上の在庫を抱えることもあります。 商品が売れて利益が確保できれば、3ヵ月ほどの在庫を持つことをしても良いと思いますが、資金が少ない方にはデメリットとして挙げられると思います。 グーグル翻訳などでも十分海外メーカーとやり取りが可能ですが、やはりアメリカのアマゾンやebayと違い、海外のメーカー担当者と英語でコミュニケーションを取るというと、少し難易度が高くなる気がします。 価格交渉なども全て英語で行うので、英語が特に苦手な方は少しストレスを感じるかもしれません。 しかし、ほとんどがメールでのやり取りになるのと、英語の翻訳を英語ができる人に格安でお願いするといった外注化の抜け道があるので問題はないかと思います^^ アメリカのアマゾンやebayだと基本的にはPayPal決済やクレジットカード決済ですが、海外メーカーの中には海外送金しか受け付けてくれない、そんなメーカーもあります。 なぜかというと、PayPal決済やクレジットカード決済だと受取手数料がメーカー側に掛かるからです。 そのため海外メーカー仕入れでは、PayPal決済やクレジットカード決済を受け付けてくれるメーカーも存在しますが、大体の確率でその場合は手数料が仕入代金の4~5%程度掛かってしまいます。 ゆくゆくは海外送金にした方が為替レートも良いのでいいですが、初心者の方は資金的にも、そして海外送金自体にも抵抗があるのでは?と考えます。 ちなみに私は海外送金を、楽天銀行にお願いしています。 私は欧米輸入単純転売からメーカー仕入れに移行しましたが、メリットとデメリットが相対的な関係であると思います。 なぜなら、単純転売で悩んでいたことが海外メーカー仕入れをすることにより解消されるからです。 どちらが正しいなどはありませんが、利益率だけでなく、短期的でなく長期的なビジネスとしてamazon輸入を実践したい方はいずれどこかのタイミングで海外メーカー仕入れを行うべきかと思います。 海外メーカー仕入れについて細かく述べると長くなるのでここでは控えますが、独占契約や販売者をメーカーに限定化してもらう、といったことも実現できるので、ビジネスの振れ幅が大きく拡大することは確かでしょう。 下記の記事も合わせてお読みいただき参考にしてみてください^^ ここまでamazon輸入ビジネスの利益率と、単純転売とメーカー仕入れの比較についてお伝えしてきました。 amazon輸入における欧米輸入の単純転売、海外メーカー仕入れの大体の利益率がよくご理解頂けたと思います。 ただ私がこの記事で伝えたい真実は、利益率だけでなく、その利益が長期的に残るかどうかです。 正直商品によって利益率は異なるので、単純転売と海外メーカー仕入れの利益率がそんなに変わらない、という事は人によってあり得ると思います。 が、単純転売より海外メーカー仕入れの方が長期的な利益になることは間違いありません! もし単純転売の価格変動の波や価格競争によるリサーチ地獄を経験しているなら、海外メーカーを試すと、あなたの努力が報われるかもしれません。 やっぱり自分が頑張った分の作業が毎月階段状に積み上がっていくことが、モチベーションを保つ上でも重要だと思いますし、階段状に利益を積上げることこそが本来のビジネスと言われるものだと感じます。 単純転売を否定するわけではないですが、この記事を読んで海外メーカー仕入れに対して取り組んでみよう!という方が一人でも多くいれば幸いです。 下記をクリックして中身をご確認ください^^ メリット1:作業が単純転売より簡単
メリット2:付き合い次第で仕入れ価格を更に下げることができる
メリット3:販売価格が安定し、ライバルと差別化できる
デメリット1:在庫を抱える
デメリット2:言語の壁
デメリット3:海外送金しか受け付けないメーカーがある
欧米輸入単純転売と海外メーカー仕入れの比較
最後に
(もちろん海外メーカー仕入れの方が私は利益率が高いとは思っていますが)
↓
卸問屋・代理店
↓
小売業
↓
消費者